吉本ばななのレビュー一覧

  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    「恋してる相手と食べるごはんは、家族と食べるご飯とは対極にあって、いつも少し緊張している。」って書き出しにうんうんと共感しながら読み始め。さらっと読めた。

    お父さんと市場に行っていた話や息子が小さかった頃の話は著者のエッセイでもよく息子書かれてるけど、スーピータンさんの挿絵もあり、ぐっと濃くなってるように感じる。
    台湾で出版された本だけど、台湾の人はどんなふうに受け取るんだろうな〜。

    刺さったのはこの文章。
    「いつでも一緒にいてくれるだれかがほしかった。大人になったらそんな人はいないとわかっていたし、自分の人生は生きるも死ぬも結局は自分だけだから、自分でしっかり歩いて味わっていかなくてはい

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    2024年08月16日
  • アムリタ (上)

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    短編集かと思いきや長編で続きもの。
    吉本ばななさんは「死」をテーマにした作品が多いですが今回は死だけではなく第六感や霊などスピリチュアル的な要素が多め。

    かといって暗くて不気味かというと全然そんなことはないです。ダイナミックで美しい空や海、しっかり自分を持った登場人物達がおりなす不思議な物語。現実離れしているようでしょっちゅう出てくる物の例え方が妙にリアルだったり。
    最後は舞台をサイパンに移し更にエキゾチックで解放的、かつ不思議な雰囲気が漂います。

    下に続くようですがいったいどんな終わり方をするのか予測がつきません。

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    2024年08月13日
  • 「違うこと」をしないこと

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    自分の感覚を信じて、違うと感じることをやめてみる。
    楽になるのか気になるのか、そうやって本来持っている感覚本能を体感しながら試してみる。
    そうなりたいけど、自分が勝手に難しいと思い込んでたりする。
    感覚を磨いてみようと思った本

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    2024年08月04日
  • お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3

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    眠れない夜、本が読めない夜、もう何もできない、でもまだ布団には入りたくないという夜、この本だけは読める。ひとつひとつの話が短いからというのもあるだろうけど、辛かったときに吉本ばななさんの本がたくさん寄り添ってくれたから、今も吉本ばななさんの文章を読むと救われるような気持ちがするんだろう。
    私にも誰かを救うことはできるだろうか。

    【読んだ目的・理由】1、2も読んだから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.3
    【一番好きな表現】こ〜んなにたくさんの人がいるんだから、それぞれの個性や方法で担当する人数がうまく決まっていて、その人たちに与えるために愛を持って才能を発揮していれば、ちゃんと生きていけ

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    2024年06月27日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    作者の作品を読んでいると、日常の営みの真ん中にはいつも食事があるのだなと実感する。
    時間と共に相手との関係性が変わっていっても、愛そのものは普遍的なのだという事に気づかされた。
    戻れない過去の記憶を思い出して切なくなる事はあっても、一瞬一瞬を大切に生きていく事が出来れば、懐かしさと優しさを持って、その思い出を愛でる事が出来るのだと感じ、心が温まった。イラストも思い出の数々に寄り添うような体温を感じる作風であった。

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    2024年06月25日
  • ミトンとふびん

    匿名

    購入済み

    何も起こらず、それなりに傷を抱えた人が、ただ流れゆく人生を眺めているようなそんな小説を書きたいと大体そんなことを著者あとがきでばななさんが言っていますが、その試みは成功しているように思います。先にある目標を追いかけるのでは無く、日々の移ろいや楽しさあるいは辛さとかマイナスの感情も含めて受け止めて人生を生きていけたらいいんじゃないかと思います。理想としては。
    ただ登場人物の男性描写がちょっと苦手、というか女性の妄想チックであまりノれなかった。昔吉本ばななの作品好きだったけどこんな感じだったかなあ?

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    2024年08月17日
  • 哀しい予感

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    地続きな日常の中で、少しいつもより鮮やかな部分を切り取ったような小説。
    読んでいる最中から読後まで一貫して、初夏と言うには少し早いくらいの心地よい風のような清涼感を覚えた。

    (誰もすまなくなったおじいちゃんの家、当時のままになった叔父さんの部屋から出てきたものをパチってきたことにより出会った作品。叔父さんありがとう)

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    2024年06月24日
  • とかげ

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    『キッチン』を読んで大好きになった吉本ばななさん。二作目に読んだのは『とかげ』です。
    全六編のショートストーリーで、どれもとっても心に響きました。
    特に好きだったのはやっぱり表題作の『とかげ』、そして『らせん』です。
    どれも『運命』を描いた癒しの物語で、薄いので小説苦手な人にもおすすめ。
    吉本ばななさんはあまりボリューミーじゃないし、柔らかい文章のタッチがすごく読みやすくて読書にハマると思います。
    『とかげ』はショートストーリーなのでより読みやすくなっています!おすすめです!

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    2024年06月23日
  • SLY  世界の旅2

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    結末は作者に委ねてるけどなんとなくポジティブな感じになれるのと、エジプトに対する表現が素敵だった。エジプト行ったら香水買いたくなった。
    虹より、すきかも。Slyという題が絶妙。

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    2024年05月19日
  • 吹上奇譚 第二話 どんぶり

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    ネタバレ

    読みやすくて切なくて温かくて、美しい文字の羅列と優しい変人たちという、今回も吉本ばなな先生らしい作品だなと思いながら読書時間を満喫しました。カルトなのに怖くはないし、「ああ、そうなんだ」とどこか納得する不思議作品。どんぶり?何故どんぶり?と思ったら、唐突に出てきた割に、確かに第2話の重要ポジションにあるものだった。やはり食べることは生きることなんだよなあと思うし、しっかり丼物が食べたくなり、なるほど私は今強めに生きているなと実感できる。
    今作では勇はあまり出てこないけど、墓守くんと恋人の美鈴さん、そしてミミちゃんのセフレ都築くんが中心となり、死について考えさせられる。
    あとがきを読んだら、さく

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    2024年05月09日
  • とかげ

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    吉本ばななの作品は、先に食にまつわるエッセイを読んでいて、小説はこれが初めてだったのだけどかなり好きだ。

    なんというか、事細かな「生活」が感じられる。
    そんなような「生活」が1番感じられたのが「新婚さん」で、これがとても気に入った。
    なんというか、この話を読んだあと、自分が日常で見ている何気ない景色も、あたたかくてきらきらしているもののように感じた。
    「とかげ」も好きでした。

    あんまり具体的な感想を書けないんだけど、とにかくよかった。書き留めたフレーズもいくつもあった。また読みたい。

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    2024年05月06日
  • 「違うこと」をしないこと

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    20年以上前に読んだ以来のばななさん。
    スピリチュアル系な話はさておき、その他の部分では、なるほどと思うことが多かった。
    自分を生きること。初期設定は変えられること。違うことをしないこと。今の自分に必要なことが書いてあった。

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    2024年05月05日
  • とかげ

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    当たり前のことへの悩みと考察だけどこの人が好き。
    設定は少し特殊かもしれないけど日常の頭の中は古さがない。

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    2024年04月30日
  • 虹 世界の旅4

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    これは好みの問題ですが、表紙以外はいつも心からだいすき。

    上下も関係も複雑な男女
    でも、だからこそ惹かれあったんじゃないかなぁ、と思います。主人公の思春期のような気持ちの伝えようにやきもきしました
    どんな形であれ幸せになれるといいな、猫と植物と。

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    2024年04月22日
  • おとなになるってどんなこと?

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    大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください

    素敵な一文だなと思う
    この一文に出会えただけでも、読む価値があったなと感じます

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    2024年03月24日
  • 「違うこと」をしないこと

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    「なんとなく足が進まない」とか「ここは私の居場所じゃない」みたいな流れを感じることはよくあるけど、そこにノイズが入ってしまうから素直に生きれない。改めて、「素直に生きていれば、きっと人生に無駄なことは起きない」のだと今ある毎日を肯定できるようになった。

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    2024年03月21日
  • アムリタ (下)

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    あとがきがまたよいのです…吉本ばななさんは、小さなこと、ささいな日常で感じることを繊細に書き取ろうとしてらっしゃるのが伝わります。

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    2024年03月12日
  • 大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5

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    自分の傍にもまさに余命宣告されてしまった娘のような愛犬がいるので、この本を書いた当時のばななさんと感情が深くリンクしていたと思う。
    ペットロスの本なども読んだけれど、この本は他のどの本より心の慰めになったと思う。
    わかる、わかるよ。とそっと隣で慰めてもらったようで優しさに満ちていた。
    別れは本当に辛いけれど、だからと言って出会わなければ良かったとは思わない。
    一緒にいられた日々にただありがとうと言いたい。

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    2024年03月06日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    今私はちょい鬱なので、文字通り癒しを求めてこの本を開いていました。

    作家は自分の人生を切り売りしてるんだなと思った。
    毎日のたわいもない出来事にじっくり目を向けて考えて言葉にする。
    それが誰かの人生を少しだけ豊かにする。
    そういう生き方って素敵だなぁと、
    毎日をそうやって生きてみようかなぁと思ってるうちにイヤサレタ。

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    2024年02月27日
  • 哀しい予感

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    読むの2回目だけど前回と全然違った感想を持った。
    本を開く通勤と休憩の時間がすごく楽しかった。心が熱くなって心がふわぁって自由になってくのが心地よかったり、
    弥生と弥生の家族が背負う微熱を持った不幸、 その訪れた不幸を時間をかけてゆっくりと受入れて輝いていく。それがなんともうつくしいと思えるこの感覚ってすごいな~。これが吉本ばななだな~て思う。
    ばななさんの本、だいすきです!

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    2024年02月22日