吉本ばななのレビュー一覧

  • SLY  世界の旅2

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    結末は作者に委ねてるけどなんとなくポジティブな感じになれるのと、エジプトに対する表現が素敵だった。エジプト行ったら香水買いたくなった。
    虹より、すきかも。Slyという題が絶妙。

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    2024年05月19日
  • 吹上奇譚 第二話 どんぶり

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    ネタバレ

    読みやすくて切なくて温かくて、美しい文字の羅列と優しい変人たちという、今回も吉本ばなな先生らしい作品だなと思いながら読書時間を満喫しました。カルトなのに怖くはないし、「ああ、そうなんだ」とどこか納得する不思議作品。どんぶり?何故どんぶり?と思ったら、唐突に出てきた割に、確かに第2話の重要ポジションにあるものだった。やはり食べることは生きることなんだよなあと思うし、しっかり丼物が食べたくなり、なるほど私は今強めに生きているなと実感できる。
    今作では勇はあまり出てこないけど、墓守くんと恋人の美鈴さん、そしてミミちゃんのセフレ都築くんが中心となり、死について考えさせられる。
    あとがきを読んだら、さく

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    2024年05月09日
  • とかげ

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    吉本ばななの作品は、先に食にまつわるエッセイを読んでいて、小説はこれが初めてだったのだけどかなり好きだ。

    なんというか、事細かな「生活」が感じられる。
    そんなような「生活」が1番感じられたのが「新婚さん」で、これがとても気に入った。
    なんというか、この話を読んだあと、自分が日常で見ている何気ない景色も、あたたかくてきらきらしているもののように感じた。
    「とかげ」も好きでした。

    あんまり具体的な感想を書けないんだけど、とにかくよかった。書き留めたフレーズもいくつもあった。また読みたい。

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    2024年05月06日
  • 「違うこと」をしないこと

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    20年以上前に読んだ以来のばななさん。
    スピリチュアル系な話はさておき、その他の部分では、なるほどと思うことが多かった。
    自分を生きること。初期設定は変えられること。違うことをしないこと。今の自分に必要なことが書いてあった。

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    2024年05月05日
  • とかげ

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    当たり前のことへの悩みと考察だけどこの人が好き。
    設定は少し特殊かもしれないけど日常の頭の中は古さがない。

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    2024年04月30日
  • 虹 世界の旅4

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    これは好みの問題ですが、表紙以外はいつも心からだいすき。

    上下も関係も複雑な男女
    でも、だからこそ惹かれあったんじゃないかなぁ、と思います。主人公の思春期のような気持ちの伝えようにやきもきしました
    どんな形であれ幸せになれるといいな、猫と植物と。

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    2024年04月22日
  • おとなになるってどんなこと?

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    大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください

    素敵な一文だなと思う
    この一文に出会えただけでも、読む価値があったなと感じます

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    2024年03月24日
  • 「違うこと」をしないこと

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    「なんとなく足が進まない」とか「ここは私の居場所じゃない」みたいな流れを感じることはよくあるけど、そこにノイズが入ってしまうから素直に生きれない。改めて、「素直に生きていれば、きっと人生に無駄なことは起きない」のだと今ある毎日を肯定できるようになった。

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    2024年03月21日
  • アムリタ (下)

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    あとがきがまたよいのです…吉本ばななさんは、小さなこと、ささいな日常で感じることを繊細に書き取ろうとしてらっしゃるのが伝わります。

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    2024年03月12日
  • 大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5

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    自分の傍にもまさに余命宣告されてしまった娘のような愛犬がいるので、この本を書いた当時のばななさんと感情が深くリンクしていたと思う。
    ペットロスの本なども読んだけれど、この本は他のどの本より心の慰めになったと思う。
    わかる、わかるよ。とそっと隣で慰めてもらったようで優しさに満ちていた。
    別れは本当に辛いけれど、だからと言って出会わなければ良かったとは思わない。
    一緒にいられた日々にただありがとうと言いたい。

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    2024年03月06日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    今私はちょい鬱なので、文字通り癒しを求めてこの本を開いていました。

    作家は自分の人生を切り売りしてるんだなと思った。
    毎日のたわいもない出来事にじっくり目を向けて考えて言葉にする。
    それが誰かの人生を少しだけ豊かにする。
    そういう生き方って素敵だなぁと、
    毎日をそうやって生きてみようかなぁと思ってるうちにイヤサレタ。

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    2024年02月27日
  • 哀しい予感

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    読むの2回目だけど前回と全然違った感想を持った。
    本を開く通勤と休憩の時間がすごく楽しかった。心が熱くなって心がふわぁって自由になってくのが心地よかったり、
    弥生と弥生の家族が背負う微熱を持った不幸、 その訪れた不幸を時間をかけてゆっくりと受入れて輝いていく。それがなんともうつくしいと思えるこの感覚ってすごいな~。これが吉本ばななだな~て思う。
    ばななさんの本、だいすきです!

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    2024年02月22日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    よしもとばななさんを読む時には、覚悟が必要だということを忘れていたな…。あまりにも好きな作家さんなので軽々と読み進めてしまったけれど、読み終わったあとも考えてしまうたちの私には重く暗いものがのしかかってくる、それすら作品の一部として楽しめるのだけれど、、、。時間がある時に読むべきでした

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    2024年02月22日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    自分の中に形成されている常識を疑うことはとても大切で、自分の常識を捨て新しい価値観を得るという作業は心理学の本を読むことが1番手っ取り早いなと感じる。
    「憧れという感情は自分を小さく閉じ込めてしまう」という驚きの発見。

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    2024年02月20日
  • 「違うこと」をしないこと

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    〈 第一章 自分を生きる 〉のこの13頁が、この本の全て。
    ひとの人生の意味っていうのは " 違うことをしないこと " =自分のほんとうをすること、これが全てなのだと思う 。

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    2024年02月15日
  • 「違うこと」をしないこと

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    インスタかXか何かで紹介されていたのを見て読んだのだけど、きっかけがうろ覚えなのに、今これを読んだのはタイミングだな、と思った。

    『「違うこと」をしない』
    とてもシンプルなのに、実際それが出来ている人は、実はあまり居ないのではないかと思う。
    「違うこと」とは「嫌なこと」とは少し違って、「違和感」が近いのかも知れない。
    例えば集まりに誘われて、何となく気が乗らないな…と思っても、行ったほうがいいかも知れないという変に大人の感覚が、断るほうに向かわせない人は多いと思う。
    だけど『「違うこと」をしない』生き方は、そのわずかな違和感を無視しないということ。
    そういう小さな積み重ねが、生き方の癖になっ

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    2024年02月12日
  • 忘れたふり どくだみちゃんとふしばな2

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    吉本ばなな氏のエッセイを読むと、自分はどういう文章を書きたいのか、というのがじわじわと見えてくる気がする。あと、どう生きたいのかも。「どう生きるか、ちゃんと考えなきゃな」と思わせてくれる、というのが正しいかも。自分の中のずれに気づかせてくれるというか。心地いいんだよな〜。本を読む気にならないときもこの本だけは読めるんだよな。
    そして何ページかに一回、全身をぐわー! と駆け巡る言葉がある。言葉に助けられて生きていると実感する。

    【読んだ目的・理由】前作が好きだったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.4
    【一番好きな表現】自分の心音、呼吸、考え方が決めたペースを取り戻すには、手を動かすこ

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    2024年02月06日
  • ミトンとふびん

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    人生が豊かになるハッとするような出来事だとか登場人物の勇敢な姿だとか生きるためのヒントになる言葉を見つけれるだとかそうゆうんじゃない。どこから感じられるのかさえわからない心の癒し・・・。これだからばななさんの小説がだいすきなのだ。ばななさんも「この本が出せたから、もう悔いはない。引退しても大丈夫だ。」といっていた!ほんとうはみんな常に死と隣り合わせにいて奇跡みたいな一日を当たり前な顔して生きている。歳を重ねること人と交わることが地球を愛することと同じようなあたたかさで嗚呼大切だと思えるこの気持ち。大事にしようと思った。

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    2025年05月26日
  • アムリタ (下)

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    アムリタの下巻。
    なんだろう、精神的な病、心霊的なもの、超能力的なものっていうものの境目ってなんだろうって思った。

    つらい、こわいとも感じるし、
    すてき、幸せなこととも感じた。

    朔美の感受性が謎で仕方ないと共に、
    かっこよくさえ感じた。
    登場してくる人物それぞれがとても魅力的で、
    現実の私の世界のみんなも、
    よくみたら魅力的な人で溢れてるのかな
    と思った。

    そして竜一朗のことはやっぱり好きになれない。

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    2024年02月04日
  • 体は全部知っている

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    色んな家庭があって、普通の家庭というものはなくて、それぞれの家庭がそれぞれ違うのだけれども、ちょっとずつ自分の家庭の部分部分に、すこしにてて、なんだかさめざめと、言葉が身体の奥の方に落ちて響くような話ばかりだった。
    僕の家が、そんな家だったからなのかも知れないけど。

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    2024年01月29日