吉本ばななのレビュー一覧

  • 哀しい予感

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    情景描写の言葉が綺麗。
    頭にスッと入ってきつつ、とても幻想的で切なさや哀しさを感じさせるような言葉が並んでおり、引き込まれた。
    主人公の立場は自分とは全く違うのに、なぜか共感できて、涙が出そうになる。
    特に、弟(血のつながりはない)と恋愛関係になっていく場面では、いやらしさではなく、甘酸っぱい純粋な恋心を感じられて印象的だった。

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    2023年11月05日
  • 哀しい予感

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    ネタバレ

    弥生と叔母のゆきのの2人の話。正確にいうとまったく2人だけの話ではないが、私はこの2人のための話だと思う。この2人が姉妹だとは考えも付かなかったが、分かってからもう一度読むと血縁関係があることがありありと分かった。特に、ゆきのがいなくなった家で母親が弥生に電話をかけたシーンなんか血のつながりをよく表している。母親がけろっとした声色で「早く帰ってらっしゃい。」というシーンは、あまりにもあっさりしすぎていて違和感を覚えた。
    血のつながりというのは果てしないもので絶対的なものだと思った。それに早くから気づいた哲夫はすごい。
    哲夫と弥生の関係はすごく好きだった。哲夫が真面目すぎる故に成り立っている恋愛

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    2023年11月02日
  • SLY  世界の旅2

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    「私」とゲイである日出雄は、かつて2人と恋愛関係にあった喬がエイズで死期が近いことを知り、喬の長年行きたがっていたエジプトへ旅行を決める。

    やはり視覚、嗅覚に訴えてかけてくる描写が最大の魅力。今回の主人公はアクセサリーデザイナーだったので、宝石とエジプトの景色を重ね合わせてちりばめられた珠玉の表現には読んでいるだけで癒された。
    共に旅する友人たちの頬が夕日に照らされて、ピンクに青に、ゆっくりと輝くシーン。ピラミッドがオレンジに染まり、その稜線が金色に縁取られるシーン。
    神がまだ生活に根付いているエジプトの神秘性と、布やアクセサリーなどの単純なのに複雑な色彩、香水瓶から香るエキゾチックな花の香

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    2023年10月23日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    新幹線でほぼ4時間分

    第一部は、多重人格を治療中の少女マリカと彼女に残された最後の人格の少年オレンジ、そして彼女(彼)を10年来支えてきた元医者ジュンコでバリを訪れる話。第二部は、第一部を綴る上で作者が仲間たちと訪れたバリの思い出が日記になっている。
    バリの明るく澄んだ風景とマリカあるいはオレンジの暗い過去や鬱屈とした心とのコントラストに引き込まれる。バリでの旅を通して、だんだんと心が解れていきジュンコとマリカの関係性が医者一患者ではなく人間一人間になっていく。
    その過程で自ら離れていく第二人格オレンジもまた魅力的な登場人物だ。マリカを外界の恐怖から守る姿はまさに王子様そのものだった。オレン

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    2023年10月23日
  • 「違うこと」をしないこと

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    宇宙マッサージについては何度か読んだり、実際に経験してみないと完全にはわからない気がする。
    今の自分が置かれている状況もあってから、読み終わった後はなんだか励まされている感じがした。
    自分の気持ちに正直でありたい

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    2023年10月22日
  • ハチ公の最後の恋人

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    「そのときから私は言葉で説明しないことにした。
    どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった。」

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    2023年12月26日
  • 哀しい予感

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    ネタバレ

    哲生くんにずっとキュンキュンしてしまいました。
    ばななさんの小説に出てくる男の子、いつも素敵。
    ゆきのさんがどんな家に住んでいるか、想像しながら読みました。

    2024/11/18
    再読。ゆきのさん本当に綺麗な人なんだろうな。
    ばななさんの本は、一行文章読むだけで幸せな気持ちになる。美しい描写。だから何回読んでも飽きない。

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    2023年10月15日
  • はーばーらいと

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    読み始めて、「TUGM I」を思い出した
    複雑な家庭環境で育った ひばり と幼馴染の つばさ 二人の関係は恋人でもなく、兄妹とも違うが不思議な結びつきだった 中学生の時に親が宗教施設に住む事になり離れ離れになるが19才の時に手紙が届く つばさと母はひばりの奪還へと動き出す

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    2025年09月15日
  • おとなになるってどんなこと?

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    おとな、勉強、友だち、普通、死、年をとる、生きる、がんばる。それぞれについて平易な言葉で語りかけてくれる。だからスルリと心に入る。
    でも本当に知るためには、何度も読むことが必要なのかも。
    簡単な言葉で当たり前のことを語るから難しい。

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    2023年09月27日
  • とかげ

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    表紙のぽこぽこしてる感じ、私とても好きです。

    ばななさんの短くもずっしりとした大福のようなお話たち、大事にする

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    2023年08月19日
  • アムリタ (下)

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    とてつもない悲しみも逆に喜びも同じ熱量でいつまでも続くものではなくて、だからこそ毎日そこにある当たり前の暮らし、日常の力はとてつもなくて、どんなに深い傷を負っても人類がここまで生命を繋いでこれたのはそのおかげなのか、と思った。それさえあれば生きていけるというのは本当だと思った。
    このお話ではサイパンのように、日常とはかけ離れたところにある、時間の流れが日本の自分の日常とは全く違うゆっくりしたところで人生のいっときを過ごすというのも、自分の中に確固たる日常生活があるからこそ素晴らしい体験なのだと思った。後からその記憶を思い返すときに、その時に隣にいた人の記憶ごと懐かしめることは素敵なことだと思う

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    2023年08月08日
  • とかげ

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    文章量も少なく、軽く手に取って読めた事からもこの本に対して良い方向の印象を受けました。ばななさんの作品をはじめて読みましたが、表現に繊細さを感じ、好きなタイプでした。

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    2023年08月06日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ばななさんの、悩みにこたえるの本と似ているものがあった。私は1週間後に二十歳を迎えるので良いタイミングで読めたな〜と。
    将来こどもと関わる仕事につきたいし、つかなくても こども の心を忘れずに大切に抱きしめて日々他人に優しく自分に丁寧に生きたいなとおもった。

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    2023年07月30日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    当たり前のことだけど忘れがちな人生の教訓に気づかせてくれる。言葉にしたいけどできなかったものがストンと落ちてくるようだった。

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    2023年07月24日
  • 小説家としての生き方 100箇条

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    シンプルに生きることは難しい。だからこそ 自分を信じ好きでいなくちゃいけない。「媚びない。自分の生き方だけを 強く信じる」この一文に 「そうだ!」と拍手しました。

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    2023年07月11日
  • 小説家としての生き方 100箇条

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    茨木のり子の「自分の感受性くらい」を思い出した。
    自分が自分でありつづけ
    あわよくば、さらに進化するために
    やるべきこと、避けるべきことを
    それぞれで考え、貫くってことかな
    と受け止めました。
    いろいろ考えさせられる本。

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    2023年07月09日
  • 下北沢について

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    この本を読んでいると自分が下北沢の住人になって吉本ばななさんと同じ時間・同じ場所で生きていたかのように思えた。
    それだけでなくてその当時の下北沢の街の様子、人々の生活音、街全体の温度のようなものも感じられて、下北沢の街に住んでみたいと思った。

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    2023年05月31日
  • ハネムーン

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    よしもとばななの小説の登場人物、翻訳業を生業にしがち。そして物語に死と愛がある。
    静かに愛し合い、いのちについて考えるまなかと裕志、まだ高校生?とは思えない2人の空気感が尊い。

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    2023年05月19日
  • 哀しい予感

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    血の繋がりがなくても兄弟ものの恋愛は嫌いなのに、この作品は読めた。
    家族の描写がすごく温かい作家さんだなと思った。
    不安がすっと消えていって、心が満たされる文章だった。

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    2023年04月10日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    ハードラックが不運、不幸って意味だと初めて知った。
    ホテルのおばちゃんみたいな大人になりたい。
    吉本ばななさんの静かでスルスル入ってくる文章、世界観が好きです。

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    2023年03月30日