吉本ばななのレビュー一覧

  • アムリタ (上)
    文章の書き方/進ませ方が、私にはちょっと難しかった。
    一言一言ちゃんと読まないとストーリーに置いていかれる、独特の世界観。
  • ハチ公の最後の恋人
    数年越しに再読
    学生の頃に読んだ時より響かなかったな

    宗教が強い
    サウスポイントの前作的な作品
    マヤさんが主役
    愛とセックスの描写がはっきりしている

    個人的にはサウスポイントの方が好き
    ハチについてもっと知りたい欲が出る
  • はーばーらいと
    諸々多忙でやっと読めた。暗い?お話はあまり好きでないのに、ばななさんだと読んでしまう。救いはあるからだろうか。
  • イヤシノウタ(新潮文庫)
    自分とは次元の違う人生の人って感じだけど、大切なものは家族との何気ない時間だったり、鳥の声や光る猫だったり、今の自分の環境を大切に無理せず自然体で生きるという感じに共感できた。
  • はーばーらいと
    信仰と自由、初恋と友情、訣別と回復。

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    最近よく聞く宗教2世のお話だった。
    重くなりすぎず、淡々とさらっと描かれてはいたけれど、なかなか考えさせられるものがあったな〜ε-(´-`*)

    信仰は自由だけど、親がカルト集団の熱心な信者だった場合、どうして...続きを読む
  • 小説家としての生き方 100箇条
    「001 人の言葉で書かない。自分の体から出た言葉だけを書く」。
    「002 24時間が仕事で取材。そのことを決して忘れない」、等々。
    これはいいですね、全文を読みたくなりました。
  • パイナップルヘッド
    雑誌「anan」に連載されていたものを集めたエッセイ集。初めて吉本ばななさんのエッセイを読んだが、おもしろい!エッセイは、吉本さんの友人でもあるさくらももこさんのをよく読んでいたがどちらもニヤニヤしながら読んでしまう。時には声を出して笑うことも。
    でも、吉本さんのエッセイは心に響く文章がたくさんあっ...続きを読む
  • 「違うこと」をしないこと
    ばななさんの変わらない根本的な部分が繰り返し書かれている。
    かなりスピリチュアルなので好みは分かれるかも。
  • はーばーらいと
    宗教二世の話をかきたい、とあったが題材はなんであっても吉本ばななワールドであることは間違いない。
    私は、夫を衝撃の事故で亡くしながらも強く生きてきたのに、心はふわふわ柔軟性があって、いざという時に誰かのために強さを発揮する「つばさのお母さん」が素晴らしい人だと思う。憧れる。
  • はーばーらいと
    宗教二世の葛藤。入信する家族も、それを救おう試みる子供も「善かれと思って」のすれ違い。読んでいて苦しい気持ちになるが、どんな終わり方なのかが気になって一気に読んだ。幼なじみのお母さんの強さが素晴らしい。
  • おとなになるってどんなこと?
    「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」
    この言葉に妙に納得。
    年齢的にはとっくに大人だけど、子どもの時に思っていた「大人」とはちょっと違う気もする。
    でも「自分」というものは、だんだん出来上がってきた気がするなと思った。
    「友達って何?」「死んだらどうなるんだろう?」など誰...続きを読む
  • ひな菊の人生
    終盤に高春が「人と人とが出会うことによって生まれる空間」について語っていて、主人公はわりかしさらっと流してしまうけど、これが物語の根幹だと思う。

    ダリア、おじさん、おばさん、高春、そして母。誰しもが、関係の濃淡に関係なく生まれた"彼ら"との空間をパッキングして当たり前の死を迎えていくのだ。たくさん...続きを読む
  • はーばーらいと
    カルト集団の恐ろしさ。良かれと思ってるところがなおのこと始末に負えない。救いが欲しいと思った時もあったけど、つばさの家族のように向き合って耐えて来て今がある、それで良かったと思える。
  • ミトンとふびん
    久しぶりの吉本ばななさん。
    登場人物がいつも落ち着いた魅力を持っててモテモテなんだよなー、、
    読み終わったらあんまり覚えてないけど読んでる間はずっと心を打たれてるということが多い。
  • ハードボイルド/ハードラック
    吉本ばななの本、そんなに陽を求めて読むことはないけどそれでもこの本は陰の要素が強め。8月の真夏に読むような本じゃないなと(ある意味涼しくなるような不気味さ)。なかなか、前に進められなかった。
    でも9月に入ったしと思って、残り一気読みして本を閉じたとき、読み始めたときには想像もしていなかった温かさが残...続きを読む
  • ミトンとふびん
    誰かを失う苦しみが淡々と描かれている。子どもにとっての母を失うことがどれだけ苦しいことなのか改めて考えさせられた。歳をとってても、病気でも、いなくなってしまったら本当に苦しいんだろうな。
  • 私と街たち(ほぼ自伝)
    吉本ばななさんってこんな人だったんだな。ちゃんとクセがあって人間らしくていいなぁと思った。恋に酒にしっかり溺れた経験のある潔癖な人間はほとんど間違いなくいい文章を書く
  • TUGUMI
    吉本ばななさんの小説をきちんと読むのは実は初めて。
    読み始めて最初に思ったのが、文章が美しい!ということ。風景やそこに宿る感情みたいなものの描写の仕方がすごく好きで。
    お気に入りのフレーズをメモしだすと、全て書くことになるんじゃないかというくらい。

    さて。ストーリーはというと。
    つぐみが、そしてま...続きを読む
  • おとなになるってどんなこと?
    【著者の考え方が知れる本】

    この本は、著者吉本ばななさんの意見や考え方が書かれた本。大前提として、科学的に証明された事実に基づいた本ではない。

    個人的に面白かったのは
    第5章「死んだらどうなるんだろう?」

    著者とその母親の心の距離が描かれていて、そういう生き方や価値観もあるのかと参考になった。...続きを読む
  • 小説家としての生き方 100箇条
    ちょっと厳しいなと思うところや
    学校が洗脳と言い切ってしまうところなど
    共感できないところももちろんある。
    第六感は信じる方の自分でも、スピリチュアルだなぁと思ってしまうところもあった。
    しかし基本的にはそうだよなと思いながら読んだ。

    特に共感したのは以下。

    男は一心に集中できる。女は全体を見る...続きを読む