吉本ばななのレビュー一覧

  • ヨシモトオノ

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    ネタバレ

    吉本ばななさんの作品は『キッチン』しか読んだことがなくて、キッチンはとても面白く読めたのですが、こちらの作品はなんたが説明のような文章がクドく感じてしまうところがあり、ある作品では物語自体はもう盛り上がりを迎えたのになかなか収束しない感じが少しもどかしく感じました。

    また、登場人物たちが素直ないい子が多くて、途中嫌悪してしまいましたが、読み終わってみて、吉本ばななさん自体がきっと育ちが良くて親兄弟に愛されて育ち、自分も家族が大好きで、周囲にも思いやりが持てるいい人なんだと思いました。そしてそれがばななさんの持ち味なのだと、受け入れられました。

    印象的なお話はばななさんの実体験の「光」です。

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    2026年03月18日
  • 「違うこと」をしないこと

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    感想を書こう書こうと思って随分経ってしまった。残ってるのは宇宙マッサージと、運命って運命じゃなくてあらかじめ導かれているのだよということ。
    前半の宇宙マッサージ師との会話で繰り返されるノイズが読んでた自分にピッタリで

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    2026年03月12日
  • TUGUMI 新版

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    離島の夏休みを擬似体験した。つぐみってパワフルで他人にはない独特な魅力があって強く見えるけど弱くて。普通はこんなに自由奔放で周りに悪態ばかりついてたら遠見されるのだと思うけれど、病気だということは置いておいて人間的な宇宙単位で見る生命として育まれたものが人を寄せ付けるんだろうな。わたしもそんなつぐみみたいな人になりたいって、いや思わないな笑
    だってしんどそうだ、自分の中でぐるぐる考えちゃうのに強がっちゃうのってしんどいよな
    とにかく周りにいる人があったかくてその温室に守られてるって感覚が自由に弾けられるんだろうな。環境ってだいじ。

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    2026年03月12日
  • 幸せへのセンサー

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    大好きな吉本ばななさん。
    なんだか仏教や禅の本を読んでるような気分になった。
    諦念とか今を生きることを大切にしてねというメッセージ。
    今は大きな流れ(宇宙とか世間とかと言い換えてもいいかも)を感じずに生きていけるような気がすることもあるけど、実際に動きだすときって、それとタイミングが合う時だよねと。
    最終章の「ただ夢中で生きていく」が未熟者の私には難しく、また再読したい。
    野生を忘れずに生きていきたい。

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    2026年03月02日
  • 幸せへのセンサー

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    Audible
    吉本ばななさんは淡々としている、ずっとそんなイメージ。歳を重ねてきて重厚感も増した気がする。ながら聴きな時もあり、大事なところを飛ばしているような気もするが、終わったときにスッキリした気分になった。どの部分から読んでもそのときの気持ちに寄り添ってくれそう。また読み返したいと思った。

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    2026年02月23日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    ネタバレ

    過去のあの時に一瞬戻ることはできるし、
    戻ることはやっぱり悪いことではないよな、って思えた。

    いつかこの日々が終わってしまうことを、誕生日や、楽しかった時間の後に、ふとひとりで思い出して泣いてしまうことがある。それは多分、これからも悲しいことだけど、そう思えるくらい、きっと今の私は幸せで、こんな過去があるなら未来の私もきっと幸せだ。

    *強すぎる「すてきさ」は、ほとんど悲しいことと同じくらいにたいへんなのかもしれない。

    *あなたが恋人と食べるごはんが、いつか「家族」と食べるごはんになりますように。
    そしてそれの積み重ねが、かけがえのない地層となってあなたの人生を創りますように。

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    2026年02月23日
  • 哀しい予感

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    物語としては始まった感じで終わるのに、読み終わったあとになんでかすっきりする。
    なにかなにかがあるってわけじゃないけど本の中の空気にどっぷりと浸かる感じがおもしろい

    「わからないままでいいことなんて、ひとつもないのだ」

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    2026年02月20日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ネタバレ

    役に立ちたい、認められたい、特別だと思われたい。社会人になってから、今まで感じてこなかった感情や欲望と出会って、うまく付き合えずに戸惑っていたけれど、なかったことにしなくていいんだと思ったら、ちょっと楽になった。

    ・大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください

    ・(病院の検査についてきてくれた父と祖母に対して)私だけではない、このついてきてくれたふたりにとっても、今日は自分のしたいことができる一日だった

    ・大人になるということは、子どもの自分をないことにせず、ちゃんと抱えながら、大人を生きるということ

    ・私は人間はそんなに器用だったりたくさんことができる存在ではないよう

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    2026年02月17日
  • アムリタ (上)

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    死者は、やさしい面影だけを心に広げる。
    でもそれは本人じゃないから、昔のこととはいえもっと遠くなる。もう見えないくらいはるかに遠い。手を振っている。笑っている。でもよく見えない。

    その人がその人であることは、壊れて行く自由も含めてこんなにも美しい、人に決めてもらえることなんて何一つ本当じゃないんだな、としみじみ光るように生きる彼女を見ていて私はよく思った。

    各家庭に、はたからみると考えられないような問題があって、それでも食事したり、そうじしたりするのには何の支障もなくて毎日がすぎて行って、どんなに異常な状態にも慣れてしまったり、他人にはわからないその家だけの約束事があって、どろどろになって

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    2026年02月15日
  • 体は全部知っている

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    なかなか奥深い短編小説集

    本心の描写の味わい深さよ

    死や愛という深いテーマをリアリティある感触感で描かれた作品集な印象

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    2026年02月11日
  • SLY  世界の旅2

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    エジプト…… 行ったこともないし、その厳しいであろう環境下を想像しては行くことはないと、どこか他人事で読み進めていたけれど、この小説を読み終わったら、いつか大きすぎる神殿や広すぎる空、砂漠を感じてみたいと思った。

    小説とは別に、ひと言とともに載っている写真がどれも楽しそうで異国の雰囲気満載で、羨ましい〜くなった!いいなぁいいなあ

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    2026年01月29日
  • 「違うこと」をしないこと

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    結構スピリチュアルな事が書かれていてびっくりした(し、その部分は理解しにくかった)けど、そんな世界もあるんだろうなと思うし、直感もあるのだろう。初めてしっかりばななさんの本を読んだ。以前SNSで一節を読み、覚えていたタイトルだったので購入した。トータルで考えると買って良かった。

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    2026年01月28日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    私たちの関係に発酵をもたらして、人と人が家族のようになる。その不思議こそが、恋以上に人生の大きな神秘ではないだろうか? 特に印象に残ったフレーズ 自分が今後結婚したり子どもが生まれたりを想像してみた 人生一度きり 自分の選んだ道を正解にしていきたい!

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    2026年01月10日
  • アムリタ (上)

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    久しぶりの吉本ばななさん。少しでも世界に紛れると、少し俯瞰して、でも冷たくはなく自分と話ができる気がする

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    2026年01月04日
  • 下町サイキック

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    人には見えないものが見える女の子と近所に住むおじさんとのつながり。下町という独特の文化が根付く地域でその人の居場所やそれが許される流れというものを知らされる。

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    2026年01月04日
  • ヨシモトオノ

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    ネタバレ

    ヨシモトオノの意味を把握せずに手に取った。
    『遠野物語』をモチーフにした話とのこと。

    遠野物語っぽさや怖さというよりは
    いつものばななさんのエッセイに近い印象。
    「現代版の遠野物語」という宣伝文句に期待して読むのはおすすめできないと思う。

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    2026年01月03日
  • 哀しい予感

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    ゆきのさんの家の不思議さとゆきのさんの表情・雰囲気にふらふらと吸い付けられて物語に入り込めた。綺麗で簡潔な文章。哲生への想いとか、一つ一つの表現が頭の中にすっと入ってきて、頭の中に物語がしっかり想像できたのは久しぶり。 感動とかはないけど、まあまあ。哀しいといいつつ幸せな小説だったかなー。

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    2026年01月02日
  • 幸せへのセンサー

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    共感できる点と、そうでない点が両方あって、そのどちらもが「自分を知る」きっかけになっている気がして読んで良かった。
    すごく自分の感覚や直感を大切にされている方なのだなという印象を強く持った。

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    2025年12月30日
  • ハチ公の最後の恋人

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    サウスポイントの前日譚とのことで、順番が逆だけど読みました。結構はちゃめちゃな人物と少しの霊感とで、どうなってしまうのかと思っていたら、最後の3ページくらいであっという間にまとめ、回収された印象です。うーん、特に心に残る感じの話では無かったけど、サウスポイントに出てくる不思議な人はこういう若者時代を送っていたんだな、ってことが分かって良かった。

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    2025年12月25日
  • ミトンとふびん

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    「カロンテ」
    他の親が亡くなる話よりも、親友が亡くなる話の方が刺さり、読んでいて辛くなった。
    文庫版あとがきの正直さがなかなか良い。

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    2026年04月20日