ハチ公の最後の恋人

ハチ公の最後の恋人

502円 (税込)

2pt

霊能者の祖母が遺した予言通りに、インドから来た青年「ハチ」と巡り会った私は、彼の「最後の恋人」になった……。運命に導かれて出会い、別れの予感のなかで過ごす二人だけの時間――約束された至高の恋。求め合う魂の邂逅を描く奇跡の物語。[写真・若木信吾]

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ハチ公の最後の恋人 のユーザーレビュー

「好きな小説は?」と聞かれたら真っ先に思い浮かぶのが、この本。初めて読んだのは10年以上も前なのに、何度読み返しても引き込まれてしまいます。
高校生のマオと、やがて遠い地へ旅立ってしまうハチ。おばあちゃんの予言通り、やっと出会えたのに、別れの日は刻々と近づいて…お互いを好きなまま、もう一生会えなくなってしまう二人。あまりに辛すぎる展開ですが、最後の日まで恋人としっかり向き合い、全身で別れを受け止める主人公の姿はとても美しく、鮮烈な印象を残します。
恋愛中の人には、愛する人が側にいる幸せを。失恋した人には前を向いて歩く勇気を与えてくれる、そんな力強い小説です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    食べたいものを食べて、
    眠りたいだけ眠って、
    ふたりの時間をたっぷり味わって、
    特別幸せって顔で毎日過ごしたい。

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    Posted by ブクログ 2020年12月05日

    何年かぶりに再読
    ほんとにほんとーに大好きな本
    どっかに行っちゃった初版の単行本サイズをコレクションとして探してる!!

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    Posted by ブクログ 2020年03月03日

    大好きな本です。
    若い頃に読んだ時は、ヒリヒリした乾いた気持ちになりました。
    ふたりが離れるしかないなんて信じ難く、悲しくてやるせなくて、先が見えなくて。たくさん泣きました。
    多分、その頃好きだった人のことを重ねてたんだと思います。
    一生会えないのは苦しいけど、どこかで生きてくれてるならいいなぁ、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月29日

    宝物の一冊。
    大好きな人を思う心にとても共感。
    マオちゃんの目線とか。。
    周りの人との関係、環境、、それをどう捉えてるか。
    いい言葉がたくさん。。
    心が震えました。
    泣ける。。。
    自分の琴線に触れまくった。
    私も似たようなこと考えるなと思いました。
    あと、もっと自分の気持ちに真摯に向き合いたいと思い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月06日

    運命に導かれて出会い、
    別れの予感の中で過ごす二人だけの時間
    求めあう魂の邂逅を描く愛の物語
    (作品紹介より)

    正直言うと、思っていた以上に名作
    上の文章はあまりにもアウトラインすぎる

    宗教っていうきわどい題材をさらっと内包する
    独特な文章の書き方や表現はやっぱりこの人ならでは

    非日常の世界な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月03日

    終わりがみえてる恋だからこそみえるものがあるんだね。タイミングが合わないからこそ気が合うんだね。2人の恋は違う形で続いていくんだね。なんだかちょっぴり切なくなったけど読んでよかった。

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    Posted by ブクログ 2015年01月12日

    私の1番の本。

    何かが噛み合ったときに読むと大号泣する。そんなこともなくさらーっと読める時もある。

    名作。
    言葉が過不足なくて、美しい。
    名言がたくさん。

    ハチ公との荒削りなとろける日々。
    マオちゃんの絵を描くときの心の動きと形、色彩。
    これがとってもわくわく、きらきらしてる。
    世界は輝いてみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月25日

    初めて付き合った人に教えてもらった本。
    昨年、十年ぶりくらいに見かけたけど、声をかけられなかったけれど。

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    Posted by ブクログ 2014年04月30日

    切ないけど、美しい。「別れ」が来ることを知っていながら時間を共にする2人の会話と触れ合いがとてつもなく胸に響く。巻末の、主人公マオちゃんの言葉に、心から愛した人との別れを経験したことのある誰もが、共感できるのではないかと思います。

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    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    「そのときから私は言葉で説明しないことにした。
    どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった。」

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