吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025初読み
自分だけかもしれないけど、ばななさんの作品て夢の中で物語を読んでる感じに近い
そして思い立ったらすぐ行動しちゃう女の子と生と向き合っていく
この作品も不思議でいて哀しくもあるんだけど、それ以上に前を向く姿勢が強くて、切り取られた場面場面の思想がとにかく透明に思えた
ネタバレかもしれんが対象となる存在たちの名称が変わってゆく過程 で主人公が捨てたんじゃない作ったんだ(たぶんこんなニュアンスだったと思う)てなってたのがいい
あと、ロマンスな場面もある、たぶんツッコミたくなると思う
好きなフレーズ引用
母と2人で暮らした時代は永遠に誰とも分かち会えない何かになって僕の中にずっとあ -
Posted by ブクログ
「キッチン」「つぐみ」の頃
思春期で
読書少女だった私は
吉本ばなな…いい…
と買い揃えていたが
おばちゃんになって
それ以来の吉本ばなな今作
全然響かない…
なんで…
部分的にいいなと思うところもあったし
もしかすると
継続して読んでいたら
作者の経過がわかって読めて
もっと入り込めたのかな〜
もしくはあとがきにあったように
もう10年先に読んだら違う?
主人公女子のスピリチュアルな感じの描写が
もう少し違ったらな〜
なんかどうしても子どもとして読めない
大人の縮小版というか
人生2回目みたいな
子どもだからの登場人物の良さみたいなのが
あんまり伝わらず…
ごめんなさい… -
Posted by ブクログ
ううーん、あまり好きな本じゃなかったなぁ。吉本ばななさんのエッセイは初めて読んだけど、やはり小説の方が好き…言葉が強いのかなぁ、すごくビクビクしながら読んだ。
p.20 仮面を被るというと本心を押し殺して生きるみたいなネガティブなイメージがありますよね。だけど、社会生活を営んでいる以上、誰もがある意味、仮面をかぶって生きることからは逃れられないじゃないですか。
だったら、オタクでもギャルでもヤンキーでも何でもいいんだけど、そういうわかりやすい仮面をかぶっておいて、その中の自分を大切にするというのもひとつの方法です。「数字は苦手だけど、運動は得意な人」とかね、「別にそう思われても構わない」く -
Posted by ブクログ
幸せについて考える。同じことが起こっても人によって感じ方は異なる。良かったと思う人もいれば、残念だと思う人もいる。無くしたものを数えるより、今あるものを数える方が気持ちがラクになる。
先日、大切な人が亡くなった。言葉を交わすことはできないけど、ずっと私の心の中に生き続ける。
人に感謝したり、自分より人のことを考えている人は幸せの感度が高くなると思うのである。
自分のことばかり考えてよく見せようとする人は、周りの人からはその気持ちが透けて見えていることに気づかない。その結果、自分にとって幸せと思える事とは異なる反応にもなる。
あとがきに書かれている事も一冊の本にできそうだ。私の師匠は、やりた