吉本ばななのレビュー一覧
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吉本ばななが書くスピリチュアルな小説の世界がなぜ生まれるのか分かった気がする。
(タイムマシンにお願い)に書かれていた、未来の自分が今の自分にエールを送っているという文がとても好きだ。
これで明日からも頑張れる。Posted by ブクログ -
読者の悩みに答える形をとりながら、ばななさんが大切な友人との思い出を語っているのが印象的な本でした。とても大切なご友人がいたんですね。あとがきに感動しました。Posted by ブクログ
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サボテン、日当たりが悪い場所に置いていてもあのときの方が仲良しだった
というのがわかるなぁと思う。
環境としては日当たりが良い方が当然良いのだが、関係というのはそれだけではないのだと思う。
今1歳になったばかりの子犬と一緒にいるが、本当に持て余さんばかりの
エネルギーの塊で、いるだけで励まされる感...続きを読むPosted by ブクログ -
「例えば宇宙人が地球にやってきてみんなを見たらどう映るか?」
著者が冒頭でおっしゃっていることだが、人間関係という人間の全ての悩みの基礎を、この本は客観的かつシンプルに映し出している。
この一見シンプルな言葉たちは、ご本人があらゆる人間関係に対して試行錯誤してきた過程に生まれたもの。だからこそこれを...続きを読むPosted by ブクログ -
食回りのエッセイかと思って手に取ったらゴリゴリの短編小説集だった。
人との関係性に関する様々な切り取り方をした本だったから、あーこんな人もいるのね、という感じ。
68/100Posted by ブクログ -
お話の雰囲気や言葉はとても素敵で良いなと思った
けれど…
2人の住む世界や流れている時間が現実のものとは違いすぎて(私自身はニートではないし…)共感や感情移入はあまり出来なかった…
まぁ、物語ですしねPosted by ブクログ -
ばななさんも、ばななさんのお父さんも、ばななさんの描く物語の登場人物のような人たちだなと思ったら、小説の中に自分自身を半分は書いてるって言ってて、なるほどと腑に落ちた。Posted by ブクログ
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短編集。
登場人物は皆、希望と呼ばれる変化の一歩手前の人々で、それぞれの絶望の中にいて、突然何かに気づいて再生して癒されていく。読みながら、その瞬間のキラキラを感じられて、どこかすっきりした気分なりました。大川端奇譚が印象的でした。「川」の、全部絡めて止まらず一気に持っていく感じがよくわかりました。Posted by ブクログ -
一編二部構成のエッセイなので、ハードカバーにするには絵が必要で、台湾(多分)の女性に依頼して、海外版を先に出し、日本語版は幻冬舎から~病気であった母に代わって夕食を用意するため20分歩いて市場に総菜を買いに行く父。大量のバターを使って昼食を用意し居ていた。恋人と食事をするようになり、他人と食事をする...続きを読むPosted by ブクログ
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誰かと食事をする
好きな人と家族になって
子供の成長を追う暇もなく日々だけただ過ぎて
過ぎた日を思い出す
とても、とてもとても幸せなことだと思う
「そんなくりかえし、なんの特別なこともない。でも積み重ねるとそれは何か大切な塊になる」
今大きなことを起こせない、起きない平凡な日々に言葉にはな...続きを読むPosted by ブクログ -
亡くなった妹の元恋人との日々や、母と腹違いの弟、従兄弟と叔母さんとの温かくも壊れやすい関係について、繊細に表現されていた。主人公は周り人との関係の変化に順応して、まさに風のように生きる女性。勇気をもらえた。Posted by ブクログ
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両親がいなくて、おじいさんと二人暮らしだった裕志は、おじいさんもなくなり、ショックをうけて、生きる気力がなくなっていく。
まなかと裕志は、ハネムーンにでかけ、自然の一部として、二人で自然の力をもらいながら、二人で生きて行く事を実感していく。
文体が優しく、挿絵が非常に良い。Posted by ブクログ