吉本ばななのレビュー一覧

  • 夢について

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    吉本ばななが書くスピリチュアルな小説の世界がなぜ生まれるのか分かった気がする。

    (タイムマシンにお願い)に書かれていた、未来の自分が今の自分にエールを送っているという文がとても好きだ。

    これで明日からも頑張れる。

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    2021年10月22日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    読者の悩みに答える形をとりながら、ばななさんが大切な友人との思い出を語っているのが印象的な本でした。とても大切なご友人がいたんですね。あとがきに感動しました。

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    2021年10月11日
  • 嵐の前の静けさ どくだみちゃんとふしばな4

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    ネタバレ

    サボテン、日当たりが悪い場所に置いていてもあのときの方が仲良しだった
    というのがわかるなぁと思う。
    環境としては日当たりが良い方が当然良いのだが、関係というのはそれだけではないのだと思う。

    今1歳になったばかりの子犬と一緒にいるが、本当に持て余さんばかりの
    エネルギーの塊で、いるだけで励まされる感じ。
    若くて元気なエネルギーとしてただいっしょにいてくれたことで救われることもある。

    経営をされていたばななさんが言ってしまうところもすごいけれど、
    たいていのハンパな経営者の経営とは「多少依存体質の、能力のある人たちをだまくらかして、自分より低い収入で、自分の収入のために働いてもらうこと」です。
    経営者がだめなら自分の生活を優先し最低限+α働く
    面白い人物なら全てをかけてみる
    どちらかにしないと自分の時間を安売りしていることになりつまらないことになる。
    というのは全くそのとおりだと思う。
    惚れ込んだ人に尽くすのでもなければ、貴重な自分の時間を無碍に安価で切り売りすることになる。

    経済のゾーンだけでいろいろなことが決まっていて意外に選んでないというの、
    確かにそのとおりだ。
    成城石井とまいばすけっとどっちをメインにしてるかで
    ライフスタイルも買うものも全く違う。
    自由に選べるようでいてそうでもない。

    大体決まっている生活の中で、やってみようかなという小さな冒険をすることはとても大事だ。

    確かに、陽気さはこの時代を生き抜くための大切な鍵なのかもしれない。
    そして、しずかで陰気に見えても生き生きしてる人はいるのに
    そういう人を生き生きしてないと評価してしまうのもひとつの現代の病というのも
    強く頷いてしまった。

    傍から見てハチャメチャな人生を送っていても、本人が良い人生と思っているなら
    他人に迷惑をかけているのでもない限りそれで良いのかもしれない。
    客観性や比べる心がなければないで、幸せなのかも。
    アダムとイヴは幸せだったのかという話を思い出す。

    辛いことがあって、そのせいで人生が曲げられてしまって、
    そうじゃなかったらもっと良かったのではと思うけれど
    でもそんなことがあったから今のこの人がいる、という感覚、分かる。
    ”彼女は勝ったのだ。
    ほんとうの意味で、彼女の選べなかったほうの人生に。”
    という言葉が好きだ。

    3月のライオン 16巻で
    ”運命は公平ではない
    ーその不公平に対する 収められぬ怒りを
    ありえぬ程のエネルギーに変え
    「このルートで 正解だった」 という
    物語に 書き換える
    ―それしか 人間に出来る 反撃の手は無い”
    という言葉があったり、
    The Brow BeatのボーカルRyujiくんが
    ”人生の8割辛いことで、楽しいことは行動しないと味わえないのに
    悲しいことは何もせず寝ていても訪れる。
    取り返す為には行動を起こすしか無い”
    という主旨のことをライブのMCで言っておられたりしたのだけれど
    どれも本質は同じだと感じる。
    自分で勝つしか無いのだ。

    ”体の調子がほんとうに悪いときって、体の中にいることそのものが苦しくてひんぱんに姿勢を変えたくなるのだ。”
    ってよく分かる感覚。じっとしているのも力がいる。

    ”病気だから、歳とっているから、いろんなことがもうすぐ終わる気配がするから、だから全部が悲しくて不幸っていうことはないのだ。”
    病気に限らず、何か不幸な事態に陥っている人が365日不幸かといったら
    そんな訳はなくて、くすっと笑える一瞬があることもある。
    ばななさんの『マリカの永い夜 バリ夢日記』でもそんなようなことは書かれてあったと思い出す。

    ”人を殺傷しうる能力あるいは道具と共に日常を送っているそういう仕事の人たちは、他の仕事の人たちと違って、佇まいで実力がわかりやすい。。実力がある人はすっとしている。”
    のも、分かるなぁと思う。
    自分の知っている剣術師範の人や美容師や料理人の人たちは、そんな感じ。
    そして文章でも人を殺せる、からこそ殺さないことに命をかけているという先生も素敵だと思った。

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    2021年10月04日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    「例えば宇宙人が地球にやってきてみんなを見たらどう映るか?」
    著者が冒頭でおっしゃっていることだが、人間関係という人間の全ての悩みの基礎を、この本は客観的かつシンプルに映し出している。
    この一見シンプルな言葉たちは、ご本人があらゆる人間関係に対して試行錯誤してきた過程に生まれたもの。だからこそこれをヒントに、私は私で試行錯誤するしかない、と思わされた。試行錯誤の過程で、ばななさんのように"愛を向ける方角"を捉え、そこにブレずにまっすぐ愛を注げるようになればいいな。

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    2021年09月21日
  • ひな菊の人生

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    ネタバレ

    目次
    ・崖の途中の家の夢
    ・居候生活
    ・いちぢくの匂い
    ・再生
    ・写真
    ・雨
    ・首の話

    長男を妊娠していた時、直属の係長が貸してくださった『TSUGUMI』を読んで、こんなに私の生きづらさをわかってくれる作家がいるんだ、それもこんなに若い作家が、と感動しました。
    でもその後彼女の書くエッセイをいくつか読んで、ものすごくオープンなようで実はすごく人の好き嫌いの烈しい人だなと言うのがわかり、好きなもの好きな人に囲まれた生活は、彼女の成長を妨げたのでは?なんて思うほど、彼女の作品が色あせてしまいました。

    好きな作品もあるんですよ。
    『デッドエンドの思い出』とか。

    でもこれは、いまいち。
    親と死別した子ども、恋愛とは違う異性のやさしさ、スピリチュアル的な気付き。
    彼女の得意のパターンだな。

    こんなに周囲の人に大切にされて、自立していると言いながらの居候生活で、何が人生?って思う。
    おじさんやおばさんと距離を取りながらも、手の届くところに居続ける。
    彼女の人生は、まだまだこれからではないのだろうか。

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    2021年09月19日
  • 下北沢について

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    その街で生きるということ、街と人との繋がり、人と人との繋がり…読みながら色々なことを考えた。
    あとがきが印象的だった。当たり前のようにまた会えると思っていた人に、もう会えなくなってしまうかもしれない日が突然来ること。
    遠くに住んでいてなかなか会えない友達や、先輩、後輩、恩師、よく通ったお店の店員さん…
    残りの人生であと何回会えるんだろう、どのくらいの時間を共有できるんだろうと考えると、いつでも会える距離に大事な人がいる事は本当に幸せなことで、とても貴重なことなんだとしみじみ考えさせられた。だからこそ会えた時に、これが最後だとしても後悔しないように人と接したいと思った。
    今はコロナ禍で難しいけれど、会いたい人には会いにいくことを惜しまない人間でいたい。
    早くコロナおさまれ〜!

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    2021年08月28日
  • ハネムーン

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    お話の雰囲気や言葉はとても素敵で良いなと思った
    けれど…
    2人の住む世界や流れている時間が現実のものとは違いすぎて(私自身はニートではないし…)共感や感情移入はあまり出来なかった…
    まぁ、物語ですしね

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    2021年06月02日
  • ハネムーン

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    けっこうシビアな内容もあったはずやのに、まなかと裕志の雰囲気なのか穏やかな感じがした
    なんとなく2人と一緒に成長したような気持ち

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    2021年05月30日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    ばななさんも、ばななさんのお父さんも、ばななさんの描く物語の登場人物のような人たちだなと思ったら、小説の中に自分自身を半分は書いてるって言ってて、なるほどと腑に落ちた。

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    2021年04月19日
  • 虹 世界の旅4

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    20ページくらい読んだら一度読んでる事に気づいた。
    ばななさんの作品はレストランと南の島が多数登場するので頭の中でごっちゃになってしまう。

    読めば面白いけれど、『虹』は結構スピリチュアルな面が押し出されていてちょっともやる。

    自分の生き方に自信を持つのは大いに良い事なんですが、作品にしてたっぷりの自信をみせつけられるとちょっと辟易とする。

    ラストも、え、このタイミングで受け入れるの?都合よすぎって思ってしまった。

    ばななさんの文章は好きだし、そうそう、そうだよねって思うことも多いんですが、ばななさんみたいな人がそばに居たらきっと友達にはならないだろう。

    この作品で一番印象に残っているのはレモン色の鮫だし、きっとその事をばななさんは喜んでくれると思う。

    タヒチ行ってみたい✨原マスミさんのカバーイラストがほんとに素敵だし、それ以外にも作品が載っていてとても良いです。

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    2021年03月11日
  • アムリタ (上)

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    亡くなった妹の元恋人との日々や、母と腹違いの弟、従兄弟と叔母さんとの温かくも壊れやすい関係について、繊細に表現されていた。主人公は周り人との関係の変化に順応して、まさに風のように生きる女性。勇気をもらえた。

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    2021年01月23日
  • ハネムーン

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    両親がいなくて、おじいさんと二人暮らしだった裕志は、おじいさんもなくなり、ショックをうけて、生きる気力がなくなっていく。
    まなかと裕志は、ハネムーンにでかけ、自然の一部として、二人で自然の力をもらいながら、二人で生きて行く事を実感していく。
    文体が優しく、挿絵が非常に良い。

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    2021年01月12日
  • ハチ公の最後の恋人

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    失恋したのに無理に元気を出そうとするのは、まだ青いバナナをレンジに入れて黄色くしようとするようなもの。

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    2021年01月10日
  • アムリタ (下)

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    日常の中で起きるできごとたちを、詩的に描写した作品でした。
    よしもとばななさんの作品は好きでよく読むのですが、この作品は表現が詩的、哲学的で個人的には少し難解でした。

    今は自分の感度と作品のチャンネルが合ってなかったのかな…
    またしばらく置いて読んだらたくさん感じることがあるかもしれない。

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    2021年01月07日
  • ハネムーン

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    「取り返しがつかないことがいくらあっても、生きていくしかないということだけを、人は言うことができる」「誰かがいなくなるとあんなに困る人生なんて、怖いと思った」…愛の物語と思って読んだのですが、年末に考えさせられました。

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    2020年12月29日
  • 吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

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    こういった設定に慣れていないせいか、すごく不思議な世界観だと感じた。
    この世の中に、地球人と異世界人がいるいうことも、これだけ宇宙が広いのであれば、もしかしたらあるかも知れない。
    ただ異世界人でも地球人でも、それでも生きていかなくてはならないために、心の拠り所にするものはあるという事。
    夢なのか現実なのか、ファンタジー感満載にも思える内容だが、ふわふわ現実がどこにいったのか、わからなくなりそうになってもいつの間にかの着地はしていたような感じがした。

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    2020年12月05日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あっこおばさんのエピソードは泣けた。
    あっぱれな最期だったと思う。
    息子さんともいい関係でいい親子関係で微笑ましい。

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    2020年10月25日
  • 日々のこと

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    自分が生まれたくらいのばななさんのエッセイ。
    だから、ばななさんがちょうど20代の時なのかな?
    いい意味で親近感が湧くエッセイだった。
    ばななさんのプライベートな日記、メモを覗いているようで、でもそれでいて、読者がいることを前提とした今より少し柔らかい書き方で、
    あぁ、ばななさんにもこんな時代があったのかぁ
    自分もこんな感じで日々あることを書き留めたらいいのかぁ
    と。

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    2020年09月19日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    スピリチュアルな話もあり、少し違和感を覚えた部分もあったが中には腑に落ちる文章も多くあった。

    自分の中の本当の気持ちを大切にするという考え方には共感。そうする事で自分がより納得出来る人生が歩めると思う。

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    2020年03月19日
  • アムリタ (上)

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    抽象的な比喩が多すぎて疲れてしまった。そこがまたよかったりもするけれど精神状態によって左右されそう。どっぷり漬かれたり、ちょっと読むだけでもおなかいっぱいになったり。
    お話自体はとても面白く、オカルトな部分もスルッと入り込めるのがいい。下巻も楽しみ。

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    2020年03月10日