吉本ばななのレビュー一覧

  • ハチ公の最後の恋人

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    今ある日常を大切に。
    終わりがあるからこそ気づくことができる。
    終わりがみえないから、その当たり前さにスポイルされて気づけない。
    同じような、違う毎日に感謝を。

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    2015年06月23日
  • ひな菊の人生

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    よしもとばなな氏が好きかと問われたら、はいと言えない気がする。それなのに、作品中そこここに言葉のきらめきを感じる。それが私がよしもと作品を読む理由になっている。この作品は驚くほど何も起こらない。ただ、個人的に今現在生と死についての考え方が変化してきているので、この作品のラスト数行は気になるものだった。

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    2015年04月18日
  • ひな菊の人生

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    どこかの学長がスマホをやめて読書をしろという演説をしたらしいから今日は小説を読んでいた。よしもとばななの、死と焼きそばとお好み焼きとダリアと首と夢というとっ散らかったキーワードの小説だった。でもこれを読んでいる間あらゆる思い出が蘇っては消えていった。

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    2015年04月06日
  • SLY  世界の旅2

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    最初にこの本を読んだとき、エジプトはただただ遠い国だなぁと思っていました。それから数年って、まったく興味のなかったエジプトに旅行に行くことになったときには、ガイドブックの代わりのように読み直しました。現地ガイドさんも知らなかったエジプシャンパンケーキ、食べることができなくて心残りだったな。今は読み返すとそんなことを思い出します。遠くなったエジプトの記憶を呼び起こす1冊。前半部分もターミナルケアをするようになった今はなんだか共感できます。

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    2015年03月15日
  • 日々のこと

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    ネタバレ

    小説かと思って手にとったのだが、短編エッセイ集。
    ほぼ日記のような感じで、割と浅めのさらっと読める内容だった。

    2014.12.30

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    2015年02月27日
  • SLY  世界の旅2

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    前作のバリの話より、胸に響くものが弱かったように感じました。エジプトの神秘性とHIV陽性と、どとらに焦点を当てているのか判りにくく、どちらもぼやけたような…。
    そして、文庫本あとがきの部分を読んでビックリ。
    ばななさん、正直過ぎます。

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    2014年09月13日
  • ばななブレイク

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    日本映画の意味とは、日本の町並みや光と影や雲や水や山々を撮り、私たちが味わってきたような日本のすばらしさを表すことだけなのではないかとさえ思った。




    *・*・*・*・
    若い。とにかく若い。
    若さゆえの傲慢やつっかかりが少し読みにくかったけれど(なにえらそうに言っちゃってるんだろうね)、でも、よかった。特に最後の方。日々の儚さと大切さを、とてもよく、身を持って知っているひと。

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    2014年05月25日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    ネタバレ

    マリカという人格が2つある女性とジュンコ先生とのバリ旅行を通じて、もう一つの人格「オレンジ」との関係をかきあげたもの。おもしろいかはどうか別としてこれも何度も読んだ本。異国の地で解き放たれる精神。異国の地だからこそ、色鮮やかに描かれるディテイルがおもしろかった。

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    2014年05月11日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    ネタバレ

    さすが吉本ばなな。バリの神々しさの表現が好き。

    他人はあまり親しくなってはいけないとか、夫と私は夫と私の子供だけを育てるべきだとか、そんなことどうでもよくて、成り行きやめぐり合いだけがあるように思えた。もちろん普段はそんなふうにすんなりとは思えないから、この世界、この森の匂いの中でだけ、その夢は突然現実になるのだろう。P45

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    2014年02月26日
  • パイナップルヘッド

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    相変わらず、ばななさんのエッセイは、ばななさんのまわりの人たちの話が中心だけど、楽しくて素敵な人が集まっていて、うらやましいです。何度も読み返しているけど、好きなエピソードはいつもおなじ。この本のなかでは「セクシームッシュウ」さんにぜひ会ってみたいです。

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    2013年08月25日
  • 虹 世界の旅4

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    ラストに向けて、なんだか感動。
    まっすぐ恋に向かう主人公が輝いていて、そんな心にじんとしてしまった。

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    2013年07月28日
  • とかげ

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    今から20年くらい前の、よしもとばななさんの6篇収録の短篇集です。

    主人公たちはそれぞれ、自分の運命を受け止めながらよく考えていて、
    自分の哲学をもっているほどで、そうやって、真剣に考え抜いて考えを言葉にしたうえで、
    怠惰とは違うけれどもより生きやすい方向へと顔を向けているような感じがしました。

    自分であれこれ考えても、言葉にして残して、書きながら再度考えるということを
    しなかったりしないでしょうか、そういう人は大勢いるのだと思いますけれども。
    頭のいい人で、特に言語能力に長けていると言われる女性からすると、
    そんなことをしなくても、しゃべることで考えの整理はつく、と
    言われるのかもしれな

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    2025年06月22日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    自宅本を10年ぶりに再読。幼い頃の苛烈な経験から多重人格となった少女・マリカとジュンコ先生が、癒しを求めてバリへ行く『マリカのソファー』、著者自身のバリ島旅行記『バリ夢日記』の2編。ビリーミリガンとは違い、マリカの交代人格が皆マリカを守る人格であったのが救いだった。自己の精神を守るために、辛い時に交代人格が生まれてしまう。そこまでの苛酷さに胸が痛んだ。原マスミさんの挿画が、バリのエキゾチックな雰囲気を演出しててとても良い。

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    2013年06月13日
  • 夢について

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    夢についてのひとつひとつのエピソード。独特な世界観で、でもやさしくて…。「ですます」の文章で構成されているから、でしょうか。しんとした夜に読むと最高にいいです。本に選ばれた紙の質と、原マスミさんの白とブルーのイラストもとても好き。

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    2013年05月08日
  • 日々のこと

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    1988~1991年に書かれたばななさんのエッセイ。私より少し年上のばななさん、読むと当時の空気がふわりとただよいます。いつも個性的で素敵な人たちに囲まれているのがうらやましい。

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    2013年05月08日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    失礼な話だが、読もうと思ったきっかけは某動画サイトの『オレンジ』という
    曲を聞いて思い当たったから。
    どっかで多重人格を扱った話を読んだ覚えがあって、その中にオレンジの
    名を持つ人格がいたはず……。

    そう思って友人にふわっとした説明で思い当たる本はないかと聞いた
    ところ、この本を言い当ててくれた。
    ありがとう、感謝しています。

    朝焼けで素敵に変わっていくマリカと『マリカの中にいる人たち』。
    後半のバリ夢日記がかなりオススメです。

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    2013年05月13日
  • ひな菊の人生

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    奈良美智さんの表紙に惹かれて購入。
    まだ入口付近をウロウロよんでます。
    挿し絵が可愛らしいから素敵です。
    楽しんだら感想も書こうと思います。

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    2013年04月18日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    生と死の間の時間、空間、雰囲気。言葉で表現できないような時を描いている感じ。一応両タイトルは対になってるのかなぁ。亡くなった人側とこれからの人側とで(・ω・) たまにはミステリ以外も読もうと手に取った本なのですがよかったっす。

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    2013年04月04日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    なぜか昔にTUGUMIを読んで、ちょっと合わないなと思ってからずっとこの作家を遠ざけてきました。
    でも、ちょっとしたきっかけで手に取ることになり読んだのがこの本です。
    今の私には、この人の文章がとても心地よく、すんなり受け入れられています。
    この本の話は、実際結構ハードな内容だと思いますが、やさしさがみちていて読後感が良かったです。

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    2013年01月27日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    非日常の世界が、日常になる瞬間をはかなくえがいているとおもった。日常のもろさ、日常の切なさ、それから日常の大切さをかんじた。

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    2013年01月23日