吉本ばななのレビュー一覧

  • 虹 世界の旅4

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    20ページくらい読んだら一度読んでる事に気づいた。
    ばななさんの作品はレストランと南の島が多数登場するので頭の中でごっちゃになってしまう。

    読めば面白いけれど、『虹』は結構スピリチュアルな面が押し出されていてちょっともやる。

    自分の生き方に自信を持つのは大いに良い事なんですが、作品にしてたっぷりの自信をみせつけられるとちょっと辟易とする。

    ラストも、え、このタイミングで受け入れるの?都合よすぎって思ってしまった。

    ばななさんの文章は好きだし、そうそう、そうだよねって思うことも多いんですが、ばななさんみたいな人がそばに居たらきっと

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    2021年03月11日
  • アムリタ (上)

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    亡くなった妹の元恋人との日々や、母と腹違いの弟、従兄弟と叔母さんとの温かくも壊れやすい関係について、繊細に表現されていた。主人公は周り人との関係の変化に順応して、まさに風のように生きる女性。勇気をもらえた。

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    2021年01月23日
  • ハネムーン

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    両親がいなくて、おじいさんと二人暮らしだった裕志は、おじいさんもなくなり、ショックをうけて、生きる気力がなくなっていく。
    まなかと裕志は、ハネムーンにでかけ、自然の一部として、二人で自然の力をもらいながら、二人で生きて行く事を実感していく。
    文体が優しく、挿絵が非常に良い。

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    2021年01月12日
  • ハチ公の最後の恋人

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    失恋したのに無理に元気を出そうとするのは、まだ青いバナナをレンジに入れて黄色くしようとするようなもの。

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    2021年01月10日
  • アムリタ (下)

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    日常の中で起きるできごとたちを、詩的に描写した作品でした。
    よしもとばななさんの作品は好きでよく読むのですが、この作品は表現が詩的、哲学的で個人的には少し難解でした。

    今は自分の感度と作品のチャンネルが合ってなかったのかな…
    またしばらく置いて読んだらたくさん感じることがあるかもしれない。

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    2021年01月07日
  • ハネムーン

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    「取り返しがつかないことがいくらあっても、生きていくしかないということだけを、人は言うことができる」「誰かがいなくなるとあんなに困る人生なんて、怖いと思った」…愛の物語と思って読んだのですが、年末に考えさせられました。

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    2020年12月29日
  • 吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

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    こういった設定に慣れていないせいか、すごく不思議な世界観だと感じた。
    この世の中に、地球人と異世界人がいるいうことも、これだけ宇宙が広いのであれば、もしかしたらあるかも知れない。
    ただ異世界人でも地球人でも、それでも生きていかなくてはならないために、心の拠り所にするものはあるという事。
    夢なのか現実なのか、ファンタジー感満載にも思える内容だが、ふわふわ現実がどこにいったのか、わからなくなりそうになってもいつの間にかの着地はしていたような感じがした。

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    2020年12月05日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あっこおばさんのエピソードは泣けた。
    あっぱれな最期だったと思う。
    息子さんともいい関係でいい親子関係で微笑ましい。

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    2020年10月25日
  • 日々のこと

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    自分が生まれたくらいのばななさんのエッセイ。
    だから、ばななさんがちょうど20代の時なのかな?
    いい意味で親近感が湧くエッセイだった。
    ばななさんのプライベートな日記、メモを覗いているようで、でもそれでいて、読者がいることを前提とした今より少し柔らかい書き方で、
    あぁ、ばななさんにもこんな時代があったのかぁ
    自分もこんな感じで日々あることを書き留めたらいいのかぁ
    と。

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    2020年09月19日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    スピリチュアルな話もあり、少し違和感を覚えた部分もあったが中には腑に落ちる文章も多くあった。

    自分の中の本当の気持ちを大切にするという考え方には共感。そうする事で自分がより納得出来る人生が歩めると思う。

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    2020年03月19日
  • アムリタ (下)

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    やや間延びした内容に中弛みも感じて、何が言いたいのかなぁと自問自答しながらの読書。あとがきで救われたような気がした。つらい時こそ日常を大切に生きる、確かにそうだなぁとすとんと胸に落ちた。そう思って内容を思い起こすと立体的にお話がたち上がってくる。たぶん吉本ばななさんは何度も読み返すことで醍醐味がでてくるのかなぁと。毎回違った感想がもてそう。時を経て次に読んだ際はどんな想いを抱くのか楽しみ。

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    2020年03月12日
  • アムリタ (上)

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    抽象的な比喩が多すぎて疲れてしまった。そこがまたよかったりもするけれど精神状態によって左右されそう。どっぷり漬かれたり、ちょっと読むだけでもおなかいっぱいになったり。
    お話自体はとても面白く、オカルトな部分もスルッと入り込めるのがいい。下巻も楽しみ。

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    2020年03月10日
  • アムリタ (上)

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    この人の本を読むといつもなんだか分からない気持ちになる。これって明確な理由とか言葉にするのがもったいないくらいな感覚になる。だけどなんかすごく今を大事にしたい気分になる。何気ない毎日の今がそれなりでもとても意味があるような気になる。私は朔の考え方生き方とてもすき。自分と全く違うとこが。

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    2020年03月10日
  • キッチン

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    女性向けかな

    吉本ばななの小説をある女性に勧められて購入。
    キッチン、ムーンライト・シャドウどちらも非常にきれいな作品でした。
    ただ男の僕には、作品に共感できるという感じはあまり無かったかな…。

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    2020年03月10日
  • 夢について

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    ネタバレ

    私もほんの一時期ですが、夢日記をつけていたことがあります。夢は奇想天外、荒唐無稽なものが多いので、きちんとした文章にまとめるのは、なかなか難しかったことを覚えています。

    吉本ばななさんの夢の話は、まるで本当にあったことのように整った文章で書かれていて、さすが作家さんだなぁと思いました。

    「会いたくなれば、いつでも行って、何年会わなくても同じように会える、それがお店というものです」(本文引用)

    私のお店(雑貨販売とカフェのお店をしています。)もそのようであれたらと思いました。

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    2020年03月04日
  • ひな菊の人生

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    縁や育ってきた日々をめぐりながら未来へと向かっていく主人公が素敵でした。
    奈良美智さんの絵が物語を漂うところも良かったです。

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    2020年01月31日
  • TUGUMI

    購入済み

    つぐみに振り回れる物語

    最近つぐみの印象は野蛮。笑 だが読み進めていくうちに、なぜか厄介なつぐみが気になってしょうがない、そんな話です。そして読んでるうちに海の潮の香りが感じそうな、素敵なお話でした。

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    2020年01月03日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    彼女の小説ほどには心を癒すものはなかった。私が歳を重ねてひがみがあらわれているのかもしれないが、裕福な人間だから見せられる優しさ、言葉を変えれば傲慢さが散見していた。

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    2019年11月27日
  • アムリタ (上)

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    主人公の朔美は、家の近くのバーでウェイトレスのアルバイトをしている女性です。彼女は、母親と小学四年生の弟の由男、母の幼なじみの純子さんという女性と、いとこの幹子の四人とともに暮らしています。朔美は数年前に頭を打って病院に運ばれ、記憶に欠如があるものの、非日常的なものがどこかから舞い込んでくるような日常を送っています。

    上巻では、弟の由男がスピリチュアルな出来事に見舞われ、さらに死んだ妹の真由の恋人だった竜一郎とともにサイパンへ出かける経緯がえがかれています。

    弟の悩みに対しても、死んだ妹の恋人と交際することになる経緯に対しても、主人公である朔美は主体的に向き合うのでもなく、かといって傍観者

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    2019年11月02日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    ばななさんのエッセイはいい話も多くあるが、自分はこうであろうとする姿勢が見る人には傲慢にも見える。それでもその小説にはいつも救われてきた。作品は作家が自分を削って表してくれたものだから、本当に必死になって書いてる証拠なのだな。

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    2019年10月29日