吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20ページくらい読んだら一度読んでる事に気づいた。
ばななさんの作品はレストランと南の島が多数登場するので頭の中でごっちゃになってしまう。
読めば面白いけれど、『虹』は結構スピリチュアルな面が押し出されていてちょっともやる。
自分の生き方に自信を持つのは大いに良い事なんですが、作品にしてたっぷりの自信をみせつけられるとちょっと辟易とする。
ラストも、え、このタイミングで受け入れるの?都合よすぎって思ってしまった。
ばななさんの文章は好きだし、そうそう、そうだよねって思うことも多いんですが、ばななさんみたいな人がそばに居たらきっと -
購入済み
女性向けかな
吉本ばななの小説をある女性に勧められて購入。
キッチン、ムーンライト・シャドウどちらも非常にきれいな作品でした。
ただ男の僕には、作品に共感できるという感じはあまり無かったかな…。 -
購入済み
つぐみに振り回れる物語
最近つぐみの印象は野蛮。笑 だが読み進めていくうちに、なぜか厄介なつぐみが気になってしょうがない、そんな話です。そして読んでるうちに海の潮の香りが感じそうな、素敵なお話でした。
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Posted by ブクログ
主人公の朔美は、家の近くのバーでウェイトレスのアルバイトをしている女性です。彼女は、母親と小学四年生の弟の由男、母の幼なじみの純子さんという女性と、いとこの幹子の四人とともに暮らしています。朔美は数年前に頭を打って病院に運ばれ、記憶に欠如があるものの、非日常的なものがどこかから舞い込んでくるような日常を送っています。
上巻では、弟の由男がスピリチュアルな出来事に見舞われ、さらに死んだ妹の真由の恋人だった竜一郎とともにサイパンへ出かける経緯がえがかれています。
弟の悩みに対しても、死んだ妹の恋人と交際することになる経緯に対しても、主人公である朔美は主体的に向き合うのでもなく、かといって傍観者