吉本ばななのレビュー一覧
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やっぱり私は吉本ばななさんが大好きだなと改めて思った。
ばななさんのお父さんお母さん、やほかの小説家、エッセイにも登場している人もたくさんでもないけど出てくる。
私も充分すぎるくらい大人だけど、優しくそれでいいって言ってもらえているような気がする一冊。
そして、内容をまるまる自分ごととして鵜呑みにしてそう考えた方がいいのかなと流されるんじゃなくて、そっか、そういう考え方もあるよね。と、取り入れたいところは取り入れたり、私も同じ!と思ったり、わたしならこうだけどな、それはあまりそうとは思えないな、と、この本を読みながらしっかり自分自身に向き合えることこそが大人だと思う。 -
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可愛い装丁とタイトルから想像していたものと違った。
まなかと裕志のハネムーンにまつわる物語。複雑な事情があり、まなかと家族同然になった裕志。
大切な人の悲しみに寄り添い一緒に乗り越える話、不思議な空気感でした。ぞくっと、えっ、とした描写もあるのですが、ストーリー性というより、吉本ばななさん(だからこそ)が書かれたい世界観なのだと伝わるものがありました。
自分がこの世にいることを肯定してくれて、安心して身を任せられる存在があることの素晴らしさを感じました。
この作品では釜揚げうどんが出てくる(無性に食べたくなった)。食べるそして生きる。
ひとつひとつの場面を味わい、背中を押されているよう。重い荷物を降ろし、これから新しい生活が始まる、二人といつか飼う愛犬と穏やかに楽しく。ただそこに居るだけで満たされるという、そんな気持ちになりました。
取り返しがつかないことがいくらあっても、生きていくしかないということだけを、人は言うことができる。 -
Posted by ブクログ
ばななさんの本は癒し。平等の時間を与えられているけど、ばななさんは自分と向き合って会話をしてクリーニングをしていることがわかる。
私は失恋をきっかけに、ばななさんの本と出会い、本を読むようになり、自分と向き合い見つめ直し少しずつだけど、日々に感謝し自分を愛することの大切さに気づけた。寄り添ってもらえてる感覚になる。まさにイヤシノウタだった。
印象に残った言葉
裕福な人たち。ふつうに接する分には最良の人たちとも言える。モラルがあり、愛を知っていて、人生を楽しもうとしているところも素晴らしい。でもたまに彼らが一歩分だけ矛盾をしているところを見てしまうことがある。ほんの一歩、あるいは半歩分くらいなのでなかなか見えにくい。人間は弱いもので完璧ではない。そのくらい矛盾があっても何も悪くない。自分はもっとぐうたらで矛盾だらけだもの。だから私の中に裁く心は生まれてこない。ただ、その半歩を見逃さないところだけは自分の中で大事にしている。 -
Posted by ブクログ
雑誌「CUT」で連載されていたものを中心として作られたコラム集。
ひきつけられる人々の話題がメイン。
畑正憲さん、村上龍さん、カートコバーン、アイルトンセナ、小沢健二さん、銀色夏生さん、藤子F不二雄さん、坂本龍一さん、などなど。
藤子F不二雄の章では、周りの男性漫画家が圧倒的にエスパー摩美が1番好きと答えてる人が多かった、という項目が面白かった。明るく元気な主人公だけど、毎回取り上げられる人物たちの人生はなかなかダーク。男子ウケが良いのは、摩美ちゃんが画家のお父さんのモデルになるためにしょっちゅう脱いじゃうからだろ、と突っ込んでるところも面白かった。
また、映画をいくつか紹介しているのだが、忖度せず、つまらないものはつまらないというばななさんが潔く感じた。
ジョニーデップの「アリゾナドリーム」は良い映画と書いてあったので、今度読んでみようと思う。