吉本ばななのレビュー一覧

  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    吉本ばななは下町育ちの自分がすごく好きなんだと感じた。
    紹介には「厳しい」とあったが、どちらかというとちょっと偉そうだなと思う回答もちらほら。

    それとは別に、なるほどと思った点。
    ・問題は分ける。複数の問題をひとつであると勘違いしない。やりがちだが、気をつけないと。
    ・恋人から夫婦になるときにはお金が関係する。言われてみればそうだが、財布がひとつになるということは経済を共にすることで、単に籍を入れる以上の経済的な関係になることだった。

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    2022年03月12日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    毎日大好きと言ってくれる子どもたちとの時間は永遠ではない。今あるこのかけがえのない時間を噛みしめて大切にしようと思った。(未就学児4人の母)

    時間というものがまるでおいしい漬物や、おなかに優しいヨーグルトみたいに私たちの関係に発酵をもたらして、人と人が家族のようになる。その不思議こそが、恋以上に人生の大きな神秘ではないだろうか?という文章が印象に残った。

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    2022年03月03日
  • 新しい考え どくだみちゃんとふしばな6

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    noteを書籍化したもの。
    ブログを読んでいた身にとっては、ばななさんの素に近いところが感じられておもしろい。

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    2022年02月27日
  • アムリタ (下)

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    ばななさんは表現の仕方が美しいですね。

    妹が自殺して、主人公は頭を打って記憶喪失になり、弟は不思議な能力に目覚め不登校になり、主人公は亡くなった妹の彼と関係を持ってしまう。
    登場人物の皆が、なかなかな背景があるのに重すぎない。

    主人公が前向きと言うか、日々の暮らしの中で幸せを見つけるのが上手い。
    主人公が記憶を失った時の過去と今の自分とのちぐはぐ感や、記憶と自分が繋がった時の喜び。
    私は記憶を失った経験はないがすごくリアルに感じました。

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    2022年02月26日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    ネタバレ

    スピリチュアルみの強いところはスルーするとして、こういう本での「どうして嫌なことをやって、無理して、我慢して生きているんだろう」というばななさんの問い掛けが毎度のことながら刺さる刺さる。そうはいってもやりたくないことを何もやらずに生きるなんて無理だよと言いたくなるけど、ばななさんも、100%やりたいことだけやれば?、とは言っておらず、毎日のひとつひとつの判断、生活の些末なことで自分の本心を捻じ曲げて選択していったら、それは誰の人生なのか、という話なんだよね。すごく納得する。
    それと「お金持ちになって広い家に住んで…」というのは”アメリカンドリーム”である、と言われてハッとした。幸福や資産家の象

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    2022年02月23日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    同性愛、死といったテーマをハードとは対照的にゆるりとした雰囲気で展開していくのが吉本ばなならしい

    小説の中に入り込むというより、不思議な空間にワープして読んでる気分になる

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    2022年02月17日
  • ハチ公の最後の恋人

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    マオとハチの出会いから別れまでのお話。
    マオの実家は新興宗教をしている。ハチは両親に捨てられインド人に育てられ、二人とも特殊な環境に育つ。登場人物も個性強い人が出てきて、スピチュアルの要素も多い。
    この世界観に馴染むには少し時間がかかったが、入り込むと心地よさに眠くなってくる。
    ストーリーはシンプル。これは若さゆえのまばゆさとか、誰かを愛するという、自分では気恥ずかしくて表現できない言葉の感性がいっぱい詰まっていた。
    別れが決っているという、区切られた期間のなかのハチとマオの密度の濃さ。ふと思えば、誰かとの出会いがあれ永遠ではない。必ず、どんな形であれ別れはくる。
    私も思い返してみた。間違いな

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    2022年01月09日
  • にぎやかだけど、たったひとりで 人生が変わる、大富豪の33の教え

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    吉本ばななさんの、
    人は腹を括った分だけ大人になっていく
    という言葉に激しく同意する。

    それだけ経験値が積まれ、その経験から人は強くそさて優しくなれる。
    人生の流れで前から来たものはとりあえず受け、自分の力でくぐり抜けてみる これを私も繰り返していきたい。

    そして丸尾さんの言葉で強く惹かれたのは
    人に恩を貰えって返さないのはあかんということ。
    人に信頼されて、お金が入ってくるためには、「人のため」を無意識に実践できることが何より大切。

    これまで成し遂げられてきたこと、そして自分が成し遂げたことも全て先人が土壌を作ってくれたお陰。
    それを履き違えること無く、感謝を伝承していく、素晴らしい日

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    2021年12月12日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    子供の頃にTSUGUMI読んだなぁ。で、大人になってから読むばなな。挿絵が素晴らしくて、BGMのようにストーリーを楽しんだ。さらっとね。話の中身は南米の距離感と同じくらいリアリティとは遠いので、そんな世界もあるかもな、にちょうど良い。

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    2021年12月12日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    ウニヒピリをインナーチャイルドと解釈するのか…わかりやすいかもな。
    ホオポノポノは好きなのでぽぽぽぽ「うんうん」て読んだんだけど、何故この手の本は「それは教義に合ってる/合ってない」みたいな借り物的な話になっちゃうのかなぁ。それが少し残念。
    でも今私がこれをよんだのは本当にタイミングなんだと思う

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    2021年12月06日
  • 夢について

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    吉本ばななが書くスピリチュアルな小説の世界がなぜ生まれるのか分かった気がする。

    (タイムマシンにお願い)に書かれていた、未来の自分が今の自分にエールを送っているという文がとても好きだ。

    これで明日からも頑張れる。

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    2021年10月22日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    読者の悩みに答える形をとりながら、ばななさんが大切な友人との思い出を語っているのが印象的な本でした。とても大切なご友人がいたんですね。あとがきに感動しました。

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    2021年10月11日
  • 嵐の前の静けさ どくだみちゃんとふしばな4

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    ネタバレ

    サボテン、日当たりが悪い場所に置いていてもあのときの方が仲良しだった
    というのがわかるなぁと思う。
    環境としては日当たりが良い方が当然良いのだが、関係というのはそれだけではないのだと思う。

    今1歳になったばかりの子犬と一緒にいるが、本当に持て余さんばかりの
    エネルギーの塊で、いるだけで励まされる感じ。
    若くて元気なエネルギーとしてただいっしょにいてくれたことで救われることもある。

    経営をされていたばななさんが言ってしまうところもすごいけれど、
    たいていのハンパな経営者の経営とは「多少依存体質の、能力のある人たちをだまくらかして、自分より低い収入で、自分の収入のために働いてもらうこと」です。

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    2021年10月04日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    「例えば宇宙人が地球にやってきてみんなを見たらどう映るか?」
    著者が冒頭でおっしゃっていることだが、人間関係という人間の全ての悩みの基礎を、この本は客観的かつシンプルに映し出している。
    この一見シンプルな言葉たちは、ご本人があらゆる人間関係に対して試行錯誤してきた過程に生まれたもの。だからこそこれをヒントに、私は私で試行錯誤するしかない、と思わされた。試行錯誤の過程で、ばななさんのように"愛を向ける方角"を捉え、そこにブレずにまっすぐ愛を注げるようになればいいな。

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    2021年09月21日
  • ひな菊の人生

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    ネタバレ

    目次
    ・崖の途中の家の夢
    ・居候生活
    ・いちぢくの匂い
    ・再生
    ・写真
    ・雨
    ・首の話

    長男を妊娠していた時、直属の係長が貸してくださった『TSUGUMI』を読んで、こんなに私の生きづらさをわかってくれる作家がいるんだ、それもこんなに若い作家が、と感動しました。
    でもその後彼女の書くエッセイをいくつか読んで、ものすごくオープンなようで実はすごく人の好き嫌いの烈しい人だなと言うのがわかり、好きなもの好きな人に囲まれた生活は、彼女の成長を妨げたのでは?なんて思うほど、彼女の作品が色あせてしまいました。

    好きな作品もあるんですよ。
    『デッドエンドの思い出』とか。

    でもこれは、いまいち。

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    2021年09月19日
  • 下北沢について

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    その街で生きるということ、街と人との繋がり、人と人との繋がり…読みながら色々なことを考えた。
    あとがきが印象的だった。当たり前のようにまた会えると思っていた人に、もう会えなくなってしまうかもしれない日が突然来ること。
    遠くに住んでいてなかなか会えない友達や、先輩、後輩、恩師、よく通ったお店の店員さん…
    残りの人生であと何回会えるんだろう、どのくらいの時間を共有できるんだろうと考えると、いつでも会える距離に大事な人がいる事は本当に幸せなことで、とても貴重なことなんだとしみじみ考えさせられた。だからこそ会えた時に、これが最後だとしても後悔しないように人と接したいと思った。
    今はコロナ禍で難しいけれ

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    2021年08月28日
  • 体は全部知っている

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    食回りのエッセイかと思って手に取ったらゴリゴリの短編小説集だった。
    人との関係性に関する様々な切り取り方をした本だったから、あーこんな人もいるのね、という感じ。
    68/100

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    2021年07月10日
  • ハネムーン

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    お話の雰囲気や言葉はとても素敵で良いなと思った
    けれど…
    2人の住む世界や流れている時間が現実のものとは違いすぎて(私自身はニートではないし…)共感や感情移入はあまり出来なかった…
    まぁ、物語ですしね

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    2021年06月02日
  • ハネムーン

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    けっこうシビアな内容もあったはずやのに、まなかと裕志の雰囲気なのか穏やかな感じがした
    なんとなく2人と一緒に成長したような気持ち

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    2021年05月30日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    ばななさんも、ばななさんのお父さんも、ばななさんの描く物語の登場人物のような人たちだなと思ったら、小説の中に自分自身を半分は書いてるって言ってて、なるほどと腑に落ちた。

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    2021年04月19日