吉本ばななのレビュー一覧

  • パイナップルヘッド
    「anan」の1994−95年の連載モノのエッセイ集でした。
    時事ネタが多く、さらりと読みやすかったです。
    さらりと、時代を物語っていて、そんな時代だったな。と、思い出してみた。
  • ひな菊の人生
    ともだちに勧められて読みました。

    誰しも忘れられないこころのどこかで想いを秘めている大切な友人はいるとおもう
    夢の中でみる現実のような夢。夢のような現実。

    よしもとばななさん特有の毒々しさがそこまでなく、かといって甘い話でもない。妙にふわついてるはなし。TUGUMIと少し似た要素があると思...続きを読む
  • ひな菊の人生
    人と出会い、できる空間。人と出会わなければ、できない空間。そう思うとすごいことだなぁ。そして、その空間はずっと生き続ける。
  • 人生の旅をゆく
    3章に分かれていて、海外旅行、動物、植物、人間について書かれたエッセイ。
    色々な場所に旅行に行かれていて、とてもうらやましかったです。
    ただし。著者ならではの繊細で透明で鋭い感覚で景色や自然を見つめているので、私でもこんなに発見できるのかという気持ちもありました。
    後半は、人間のやりとりの中で、皆で...続きを読む
  • ひな菊の人生
    ここ最近ばななさんにはまり、ずっと読み続けていたらさすがにマンネリしてきてしまった・・・。だからか、あんまり丁寧に読めなかった。幼い頃の友人との話や家族の死など、他にもばななさんの本に出てきていたようなストーリーなので新鮮味が感じられなかった。
  • パイナップルヘッド
     エッセイを面白くしているものってなんだろう?本書は、雑誌『anan』に連載されたエッセイを1冊にまとめたもの。1994〜95年に吉本ばななさんが日常の中に感じたことを綴っています。ものすご〜く個人的で、その上他愛無いことばかり。でも、面白い。それで、「なんで面白いんだろう?」という疑問が湧いたわけ...続きを読む
  • パイナップルヘッド
    独特の世界観で小説を描く方なので、日常をどのように捕らえているのだろう…、
    と興味があったが、意外とふつうで変に安心。

    しかし世間に躍らされることなく、きちんと自分の世界観を貫いているところがすばらしい。
    しかも、押し付けがましくなく。

    そんな、日常のあれこれを著者が感じたままに綴ったエッセイ。...続きを読む
  • 夢について
     入手した経緯は覚えていないものの、所有していたので読んでみた。吉本ばななのエッセイ。

     タイトル通り、主に夢について書かれた本。もちろん夢でない話も出て来る。原マスミという人の挿絵が一編に一つ添えられている。文字数は少なめ、ページも150ちょっとと少ない。

     亡くなっていたり、存命中の友人が夢...続きを読む
  • 人生の旅をゆく
    人生には無限の過ごし方の可能性がある。

    咲かない花にこうやって咲くんだよと造花をみせて話しかけてキスをしたら翌年たくさん花を咲かせたっていうおばあさんの話が素敵だった。

    人は忘れていくのと同じ速度でなじんでもいける。
    人生は一度しかないし、自分は一人しかいない。
    いい時間をつくるためにお金のこと...続きを読む
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    前半の「マリカのソファー」は、ミステリーでもなさそうなので、さらりと読みました。多重人格は人それぞれ解釈があるでしょうが、取り合えず「バリ日記」の前フリかな?そして後半の「バリ日記」。バリ好きが読んだらきっと懐かしくて、楽しいんだろうな〜、と思いました。
  • ひな菊の人生
    いろいろな思い出の光を、ひとつにつないでいるのは私だけだ、という文が頭に残る。不思議な感覚はわからないけれど、どの思い出も自分を形づくる上で必要なものなのだろう。
  • 日々のこと
    バイト先の店長一家、恋人や友達と行った旅先の事、友達や家族の事などたわいのない日々の出来事を綴ったエッセイ。一つ一つの話が短いので、読みやすい。
  • ハードボイルド/ハードラック
    ひたすらに夜の雰囲気が漂う作品。ホラーみたいな気運が立ち込めていて、じとっとした暗さがある。
    ちょっとこわかった。
  • ハードボイルド/ハードラック
    ハードボイルド、がすき
    よしもとばななの小説は百合のにおいを感じるものがたまにあるのだけど、これがとても好き。
  • SLY  世界の旅2
    「人が美しいものにひきつけられるのは、それが死から最も遠く、死を忘れさせてくれるから。」(本文より)
    哲学科に進学することにしてよかったです。考えたいことは山ほどある。
    エジプト旅行の話なので、単純にエジプトが好きな人も楽しめると思います。
  • 人生の旅をゆく
    子供が小さいときって本当に体がきついんだけど、
    ああばなりんもかなりきついんだな~というのが文章にでている気がする・・・
    ところどころに宝のような言葉もある。
  • 人生の旅をゆく
    いろんな所に行っているばななさん。正直言ってうらやましい笑
    でもその地から沢山のものを受け取れるのは、彼女の感受性の賜物。
    人生にたくさんの思い出をつめよう
    その時どんなに大変でも、思い返すと旅はとてつもなく素晴らしい思い出に変わる
    例えば食事だとか、消えてしまう日々の何気ないことを大切にしよう
    ...続きを読む
  • 虹 世界の旅4
    旅シリーズラスト「タヒチ」。
    4冊とも南国でしたね。
    確かに、北国よりもより自然が強い気がします。

    ラストで急展開し、
    「え? え??」と言っている間に
    話が終わります。

    私は前作のほうが好きでした。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    原マスミ氏の画が、強烈に印象に残る。画だけでも十分楽しめ、何度も何度も手にする。『マリカのソファー』両親に、幼い頃から虐待をうけていたマリカ。保護された彼女のなかには、何人かの人格が存在し、みながみな、必死にマリカを守ってきた。彼女の人格のなかのひとり「オレンジ」の願いで、マリカとジュンコ先生は南国...続きを読む
  • 人生の旅をゆく
    ちょうどこの本を読んでいるときに、近いできごとがあって驚いた。
    小さな死からの再生。そう捉えると、起きるという行為はとてもいいものに思える。