吉本ばななのレビュー一覧
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とかげ、キムチと最後の短編小説(大川端なんちゃら)が個人的にはとてもよかった。
特に最後の短編小説で主人公が誰もがみんなどっかで自分に優れているところがあると思い込んでいて、皆が皆そのことに気がつかないまま街に溺れて死んでいく(ニュアンス)って台詞が他人と比較する癖がある自分に刺さった。
あくまで経験則だけど「自分に優れているところがある」って感じるときは、他人と比べたときなんだと思う。つまり、自分で付与した絶対的評価じゃなくて、ある意味相手から与えられた相対的評価に基づくものなのだろう。実際、主人公も性的な部分で他の同期の子と差異化を図ってたから。 -
Posted by ブクログ
ばななさんの本は癒し。平等の時間を与えられているけど、ばななさんは自分と向き合って会話をしてクリーニングをしていることがわかる。
私は失恋をきっかけに、ばななさんの本と出会い、本を読むようになり、自分と向き合い見つめ直し少しずつだけど、日々に感謝し自分を愛することの大切さに気づけた。寄り添ってもらえてる感覚になる。まさにイヤシノウタだった。
印象に残った言葉
裕福な人たち。ふつうに接する分には最良の人たちとも言える。モラルがあり、愛を知っていて、人生を楽しもうとしているところも素晴らしい。でもたまに彼らが一歩分だけ矛盾をしているところを見てしまうことがある。ほんの一歩、あるいは半歩分くら -
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雑誌「CUT」で連載されていたものを中心として作られたコラム集。
ひきつけられる人々の話題がメイン。
畑正憲さん、村上龍さん、カートコバーン、アイルトンセナ、小沢健二さん、銀色夏生さん、藤子F不二雄さん、坂本龍一さん、などなど。
藤子F不二雄の章では、周りの男性漫画家が圧倒的にエスパー摩美が1番好きと答えてる人が多かった、という項目が面白かった。明るく元気な主人公だけど、毎回取り上げられる人物たちの人生はなかなかダーク。男子ウケが良いのは、摩美ちゃんが画家のお父さんのモデルになるためにしょっちゅう脱いじゃうからだろ、と突っ込んでるところも面白かった。
また、映画をいくつか紹介しているのだ -
購入済み
ムーンライト・シャドウ
個人的には、キッチンよりもその後ろについてる短編ムーンライト・シャドウの方がよかった。
映画「君の名は」は、多少なりともこの小説に影響を受けているんだろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレスピリチュアルみの強いところはスルーするとして、こういう本での「どうして嫌なことをやって、無理して、我慢して生きているんだろう」というばななさんの問い掛けが毎度のことながら刺さる刺さる。そうはいってもやりたくないことを何もやらずに生きるなんて無理だよと言いたくなるけど、ばななさんも、100%やりたいことだけやれば?、とは言っておらず、毎日のひとつひとつの判断、生活の些末なことで自分の本心を捻じ曲げて選択していったら、それは誰の人生なのか、という話なんだよね。すごく納得する。
それと「お金持ちになって広い家に住んで…」というのは”アメリカンドリーム”である、と言われてハッとした。幸福や資産家の象