吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初版は1988年か。随分昔になるのですね。吉本ばななの初期の頃の作品の1つを、十数年ぶりくらいに読み返しました。この頃の著者の作品に共通してある、独特な透明感やみずみずしさ、優しい人たち、そして血縁関係や家族の形や死や超自然現象的な力といったテーマが散りばめられています。
若い頃に読むと、すごく共鳴するところがあるんですよね。残念ながら、読み返して気づいたのは、もうあの頃のような感動を受け取れなくなっているということでした。どんな本にも、読むべきちょうどよい年齢ってありますよねー。
若い10代20代のうちに読んでほしい本でした。
自分がこの本の読書適齢期を明らかに過ぎてしまっていてそんなに心が動かなかったという意味で、★3つ。
主人公は二十歳前後の女性。優しい父母と弟の4人家族として幸せに暮らしているけど、なぜか小さい頃の記憶がなくて、心がたまに根無し草のような感覚にある。物語を通して、自分の出自の秘密に、気づいていくお話。彼女を取り巻く登場人物として、とても変わり者で自由気ままに生活する三十路の音楽教師のおば、気持ちの良い爽やかな明るさを持つ弟、そしておばの元恋人の男子高校生などが出てくる。
物語で示される、家族や親しい人とのあり方の多様性や、立場にとらわれないで正直な真っ直ぐな気持ちで人と相対することの良さは、この本の読書適齢期を過ぎた身にも染みた。
あと、この時代の特徴なのかな、会話のなかの「〜だわ」「〜なのよ」みたいなレトロな語尾や言葉遣いが結構好きです。
表紙のデザインが素敵で、この表紙の濃紺と、物語の中で描かれる濃厚な深い緑の森や木々のイメージがぴったりな物語。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルと文章全体からほんとうの自分に却って生きよというメッセージを受け取った。私は何か作品に触れるたびTwitter等の媒体を通して他の人の感想を調べてしまう。
自分で自分の感想を言語化する前に誰かの言葉や感性を探すことでほんとうの自分を押し殺している気がする。私はスピリチュアルな話はとても苦手で読むのにちょうど3ヶ月かかった。想像がしづらいしそういったものを体感的に知らないからどうしても苦手だ。でもスピリチュアルな話の多い宇宙マッサージの人のお話でひとつだけ刺さるところがあった。
「一人インタビュー」の話だ。
悶々考えるのではなくひたすら答えていく。
おもしろそうだしやってみたいな。飽きっぽいから飽きてしまいそうだけどやってみたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ旅のお供として。吉本ばななのエッセイって初めて読んだかも。つーか、吉本ばなな自体、超久々に読んだわ。題名のとおり、友達に関する相談に答えるという形。これをエッセイとは言わないのかもしれんな。あとがきによると厳しすぎて全部読めない、という人もいたそうだ。全然そうは思わなかったな。私も率直に生きたいと思ってはいるけど、やっぱ難しい。でも他人からは比較的正直にものを言う人として見られていると思う。あと、結婚について、経済をともにすることであるというのが強調されてて、なるほど、と思った。やっぱ金が絡むといろいろあるよね。私もあのお金が返ってくるとは思えないし。