吉本ばななのレビュー一覧

  • 私と街たち(ほぼ自伝)

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    冒頭の「甲州街道はもう春なのさ」で著者がみせる友人と愛犬の命に対する姿勢や思いにただただ圧倒された。どうしたらこんなふうに腹をくくり、覚悟が決められ、他者とかかわっていけるのだろうか?

    語られる内容はタイトルにもあるようにご自身のことで、街の話は少なめだがどれもこれも吉本ばなな節としか言いようがないものが通っているのが気持ちよかった。

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    2025年07月17日
  • ミトンとふびん

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    何気ない短い話が6つ。もう忘れてしまってる「キッチン」はもっと瑞々しかった気がする。でもそれは悪いことではなく、落ち着いた「大人の物語」と言える。当時人物達は心に傷を負いそれでも生きていくという力まない感じなのが心地よい。

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    2025年07月14日
  • 幸せへのセンサー

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    ネタバレ

    社会生活を営むにつれ本来の感覚が
    不要なものとして麻痺させられていく。
    スピリチュアル扱いされるかもしれないが、本当にこういうことはあると思う。

    辛いのに通常運転の相手に合わせて振る舞わないといけない
    というのがすごくよく分かる。
    それで無理矢理テンションを上げてリハビリになることもあるが、
    ただただ負担になるときは避けられるなら避けるべきだ。

    自分を肯定するのではなく、受け入れる。
    自分の感覚をスルーしない。
    割と、啓発本なんかでも言い方が違うだけで
    同じことを言っているなと思うし
    それが本当は基本的な大事なことなのだろうと思う。
    中々うまくはできないけれど。

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    2025年07月13日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    内容が厳しいとは思わなかった。
    かと言って、好感のもてるアドバイスばかりでもなかった。

    相談内容に答える本だと、相談者の情報が限られるので、憶測でものをいう部分がでてくるが、これが少し高圧的というか偏見が含まれているかな、と感じた。

    下町育ち、私の経験だと、が多くて、相談内容からしばしば脱線する印象。つまり著者はどう考えているのか、がわかりにくい。

    ただ、子育ての話は納得できる。

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    2025年07月12日
  • ハチ公の最後の恋人

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    この作者の書く瑞々しい情景や透き通った空気感がとても好きだと思った。後味がすごく好み。
    でも今の私にはあまり刺さらなかった。

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    2025年07月05日
  • 体は全部知っている

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    あとがきで作家自身も書いているけど、体と本能にちゃんと耳を傾けていれば、間違った方向には行かないんだな、と。

    日々のノイズで、体の声や本能の囁きが、聞こえづらくなっていたり、聞こえているのに聞こえていないフリをして生きている自分への戒めになる。

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    2025年07月01日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    ひとが悩み相談に答えてるの聴いたり読んだりするの好きなのなんでだろ?自分の悩みと重ならなくても。相談を受ける人の人生観が現れてしまうからか。
    この本を厳しいとも大好きとも思わなかったけれど、吉本ばななさんが下町育ちというのはすごく合点がいった。(わたしも下町暮らしなので。)
    とても死に近い人という印象があるので、やはり死生観が感じ取れるところはとくに読みごたえがあり、意外にも育児に関する心構えにすごく共感できた。

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    2025年06月28日
  • 「違うこと」をしないこと

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    今読んでよかったって心の底から思えた一冊。自分の中で少しでも違うかも、嫌かも、って思うことはしなくていいんだ、自分に正直に自分のために生きていいんだって思えた。これから何度も救われる本になるんだろうな〜。また悩んだ時に読み返したい。

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    2025年06月24日
  • アムリタ (上)

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    血の繋がりのない人との暮らしの中で起こるやりとりに温かさを感じる場面もあるが、スピ要素が思いの外多かったように思う。吉本ばななさんの作品の中では好き嫌いが分かれそうな感じ。

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    2025年06月12日
  • 下町サイキック

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    ホラー要素を吉本ばななが調理するとこんな感じになるのかスゴイなと思ってぐんぐん読み進めてましたが、なんで最後、婚活妊活に落ち着いちゃったのかなー

    それがいいのだ!という読者も多いんだろなとは思うのですが、、、

    I was totally blown away—thinking, “So this is what Banana Yoshimoto’s take on horror elements feels like!”—and I raced through the book. But I’ve been wondering: why did it end up settling on

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    2025年06月11日
  • 幸せへのセンサー

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    独特の雰囲気のエッセイ。
    自分が、センサーの感度をうまく使えなすぎてこの本にたどり着いたように思う。
    「負のモードをどうして抜け出せないかって言ったら、自分のことばっかり考えているからだと思うんです。」なんか納得した。

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    2025年06月08日
  • 幸せへのセンサー

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    ネタバレ

    吉本バナナさんの、幸せへのセンサーを聴読して。
    1人家の中で家事をしながら、オーディブルを使って聴いた。
    ナレーターの千葉雄大さんの低くてやわらかい声がとても心地よかった。

    さて、内容について心に残ったことは、
    自分の些細な快、不快といった感覚について。
    大人になるとそれらは、案外我慢できてしまいスルーされがちであると。
    けれど、そういった積み重ねによって心のバランスが崩れてしまう。
    だからこそ、自分の「ちょっといいな」「これはなんかやだな」の感覚をもっと人は大切にするべきだと。

    また、身体を極端に変えようとすることについても印象に残った。
    本当は、不調ではないのに外からの価値観で自分を変

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    2025年05月25日
  • ひな菊の人生

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    挿し絵と作品世界がマッチしていて、手元にとっておきたいと思わせてくれる小説です。内容は淡白な淡々とした世界観のように感じました。

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    2025年05月24日
  • ひな菊の人生

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    ひな菊の周りで起こっている出来事は、決して良いものではないのに、何故だか暗さをあまり感じない。
    ひな菊の性格、奈良美智さんのイラストが相まって、全体的に優しい雰囲気に仕上がっているせいかな。
    少し大きめの文字と余白、そしてイラストの効果で絵本のような読みやすさ。
    ところどころで遠い昔の記憶を呼び起こされるような感覚があって…すっかり音信不通になった友達や友達とも呼べないような同級生のことを急に思い出した。ちょっぴり切ない読後感。

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    2025年05月19日
  • 下町サイキック

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    世間一般で言われる人生のルールやレールに乗れなかったり、地球で生きづらい人でもこの下町なら生きていける。サイキックまではいかないけど、場を清める能力を持つキヨカもいろんなパターンの大人を見ながら成長していた。綺麗で安全なものだけを見て、障害は事前に誰かが取り除いてくれる世界で育つと、いつかポキッと心が折れてしまうのかもしれない。

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    2025年05月15日
  • 下町サイキック

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    いつもの日常が 少しだけ
    ドラマチックに映りはじめる



    いつもと変わらない日常に…
    言葉に 景色に 大切にしているものに…
    色が灯りはじめる…




    スーッと心に言葉が入ってきて
    吉本ばななさんの描く主人公の純度ある感性に
    いつも惹かれてしまう…

    読み終わる頃には
    私の心を調律してもらい…
    生まれ変わったような清々しい風が
    通り抜けていく


    世界は色とりどり…
    みつけた人にだけ見えてくる 心の風景
    きっと明日も とびきり素敵な1日がはじまる

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    2025年05月12日
  • ひな菊の人生

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    まず、驚いたのが空白の使い方。文章が上下半分に分かれていたり、中央に帯みたいに少しだけあったり、行間が広かったり。
    それが、本の雰囲気と合っていて、不思議な空間に誘われた感覚に。
    アニメ映画化されるとのことだが、どんな風に描かれるのか興味深い。

    ちなみに、私が読んだのは黄色い表紙の初版本で、絵はありませんでした。

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    2025年05月11日
  • はーばーらいと

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    ネタバレ

    宗教二世が宗教施設から抜け出そうとする話。
    信仰ってなんだろうな。幸せになるために信仰するはずなのに段々壊れていって、不幸せになる人もいて。
    人間はお互いに影響与え合ってて、一つの判断で環境が大きく変わってしまうこともあって、この相互作用を完全に消し去るのはとても難しいんだろうな。それでも生きていくんだな。と思った。
    とりあえず宗教施設を抜け出せて「これからは自由に生きていくんだ!」という雰囲気で終わるけど、このままハッピーエンドとはならないだろうし、つらいこともあるんだろうなと思うと……テーマが……重い……!となった。
    主人公家族がとてもいい人たちで強い絆で結ばれていて、それが救い。

    本筋

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    2025年05月09日
  • 幸せへのセンサー

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    ネタバレ

    読みやすかった
    もう少し年を重ねてからまた読みたい。

    以下抜粋。
    ・ああ、今バランスがいいなぁ、と思った時のことをよく憶えておこと。同じ状況を麻薬的に再現することを求めるのではなく、いろんなパターンで心身が似た良い状態になる場面を増やしていくこと。

    ・どんなに辛い今でもやがて過去になる。流れる時に抗わず、過去に別れを告げることができれば必ず次に行ける。これ以上頑張れないと思ったら力を抜いて流れに身を委ねたらいい。

    ・自分の感覚をスルーしないで育て直す。
    何が耐えられて、何が耐えられないか。好きで嫌いか。軸足を自分に戻すことからしか、自分の幸せは始まらない。
    刷り込まれた価値観を外していく

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    2025年05月09日
  • 下町サイキック

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    自分の中でハマらなかった理由を言語化するのがすごく難しいな…下町の良くもあり悪くもある人付き合いの書き方は魅力的だなと思った

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    2025年05月06日