吉本ばななのレビュー一覧

  • 「違うこと」をしないこと

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    普段は、読みたい本を探してから買う派で
    書店で 手に取って買うことはあまり無いけど、
    導かれるようにとった本。

    評価見てビックリ。
    スピリチュアル、スピリチュアル、スピリチュアル、、、、、またスピリチュアル。


    もちろんそういう要素もあるけど、
    人生の道標になるような学びの言葉がとっても沢山ある本なのに。


    人から見たら「違うこと」が「違う」とは限らないんですよね。自分にとっては「違わないこと」だったりする。


    人の書いた本を、誰かの違うこと、と定義するのは失礼だけど、
    色んな感想を見て、このセリフはしっくり来た。
    この本は自分にとって、違わない本で、
    何度も何度も間違えそうになった時

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    2022年11月14日
  • とかげ

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    とかげみたいな女って、いい表現だと思う。
    感想が陳腐になってしまうので具体的なことは書かないけど、吉本ばななさんの作品は登場人物の会話が変に情熱的じゃない所が好き。端的。それでいて人間味がある。

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    2022年10月29日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい-。だれの胸の中にもある、亡き両親への思慕と子への情愛をあたたかな筆致で描く。Soupy Tangによるイラスト付き。

    切ない感じ。

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    2022年10月08日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    両親との時間をもっと大事にしたいとただ思った。
    両親も1日1日を噛み締めながら私を育ててくれたのを今感じるから何だか嬉しいような切ない気持ちになった。今のこの時を限りがある家族との時間、友人との時間、大切な人との時間をもっと大事に生きていきたいと思った。

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    2022年10月03日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    読んでいてとても心が落ち着いた。自分の心、ウニヒピリの存在を思い出させてくれた本。

    印象に残った言葉。
     まずは自分の望みを実現させた方がいい。つまり、日々大切に生きていて、いつの間にかたどり着いたところが自分の行くところであって、いつの間にかいるところ以外のところは、ほんとうに自分の行くところじゃないのかなと思うんです。
     自分を周りと比べてしまったり、憧れたり、こうある形が自分にとって最高の幸せなんだと強く思ってしまう、それは一つは洗脳されているということ、もう一つは自分の置かれた場所がどうも気に入らず、受け入れられないけど、自分で変えていく気もないということ。

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    2022年09月28日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ネタバレ

    「つまらない勉強は仕方がないからしなくてもいいけど、なにか自分の興味がある勉強分野があるなら寝ずにでもしろ」。ハイ。中途半端に誰かの真似っ子をしている自分に刺さる。

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    2022年09月21日
  • 下北沢について

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    さすがの感受性!

    詩や物語を書くのが仕事だけあって、
    街や人との出会いを感動する力に驚きました。

    読んでから僕の過去を振り返った時に、
    よしもとばななさん目線になったつもりで、
    人との出会いに幸せな気持ちになることが出来た。

    トータス松本さんとのエピソード面白いし、
    飲みが好きすぎだろと思いました笑

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    2022年09月09日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    吉本ばななさんの優しい文章と、Soupy Tang(すーぴー・たん)さんの温かい絵が、疲れた心をふわっと包んでくれる。

    大人の絵本、という雰囲気のエッセイ。
    本屋さんで一目惚れした本です。
    優しい色使いのイラストがとても素敵で、繰り返し読みたくなる。

    “人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。
     なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい。”

    一、
    恋人と食事をする緊張感がだんだん、なにも気にしないでリラックスして食べることができる時間へと変わっていく。
    そんな、他人が家族になっていく時間。

    二、
    子供の頃の、父とのご飯にまつわるエピソード。
    “おふくろの味” “味のふるさと”

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    2022年09月01日
  • 哀しい予感

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    『あんまりたくさんありすぎるものを見ると、
        人間は不思議と悲しくなっちゃうんだよ』

    幸せな家庭で過ごしているが、幼い頃の記憶が欠けている弥生。
    変わり者だが美しいおばのゆきの。
    真っ直ぐで誰からも愛される弟の哲生。

    それぞれの想いや、明らかになる過去。

    弥生と共に、常にどこか切ないような、でも静かに満たされていくような感覚になりながら読み進められた。

    初めて吉本ばななさんの作品を読んだが、情景描写や心情を紡ぐ言葉がとても美しくて素敵で、こころが澄んでいくような気がした。
    今後も色々な作品を読んでいきたい。

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    2022年08月22日
  • 哀しい予感

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    童話の世界に迷い込んだ気分になれる小説
    主人公は確かにいるのに、自分が主人公になったような感覚

    ✏あんまりたくさんありすぎるものを見ると、人間は不思議と悲しくなっちゃうんだよ。

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    2022年08月18日
  • ハネムーン

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    この本を朝に読んだからだろう。お昼から台所とお風呂を丹念に掃除してぴかぴかにした。昼過ぎにすこし悲しいことがあって、一時間ほど悲しみに暮れたけれど、それからお風呂に湯をためた。湯船にはいるとからだが内側からぽかぽかになる。お風呂をでて扇風機の風に当たる。なんて涼しいのだろう!暑いと熱いとぽかぽかはやっぱりみんなちがう。そんなことをかんがえる。朝から点けていた高校野球の中継はもう四試合目。きょうの試合はどの試合も一点差か二点差の接戦だと解説者が話している。吉本ばななの小説を読むといつもちゃんと大切なところにもどってこれる。ほんとうにいい作家。

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    2022年08月10日
  • おとなになるってどんなこと?

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    「大人になるということは、つまり、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということ。」

    大人になるということ、勉強のこと、死ぬということ。
    色々なことについて、言葉を選びながら丁寧に教えてくれる本。
    高学年ぐらいの時にこの本に出会っていたら、また違った人間になっていたのだろうなと思う。
    おまじないのような本だった。

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    2022年07月31日
  • 哀しい予感

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    ネタバレ


    主人公の弥生は、しあわせな4人家族の中にいる。
    けれど、幼少期の記憶がすっぽりない。

    徐々にその違和感に気づいた時、

    叔母だと思っていた姉。
    弟と思っていた哲夫。

    周りとの微妙な距離や、感情が炙り出される。

    吉本ばななさんは、
    あぁその気持ちっていう言葉にはできない曖昧な感情を表現する天才だと思う。

    ことばが染み入ってくる。切なくなるし、でも浄化される感じ。

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    2022年07月18日
  • 吹上奇譚 第二話 どんぶり

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    第一話で物語の世界が設定されているので読み進めやすい
    それぞれが持つ才能を無理なく精一杯使い尽くして生きる世界は熱を持って輝いて動いて行く

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    2022年07月11日
  • おとなになるってどんなこと?

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    とにかく、読んでまた再確認。私はまだ大人じゃないけど、子どもじゃない。何者?笑
    まだ全然自立してない。焦る必要はないけど、自覚して自分で堂々と立てるように生きていこうと思う。

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    2022年06月27日
  • 虹 世界の旅4

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    《自分以外の人がお湯を沸かす蒸気が部屋に満ちていくのも 、あたたかい感じがした 。》とか《サラダ油の下にしいてある広告の紙さえ 、その折り方に母のたたずまいを感じさせた 。》とか 彼女の文章は「日常の優しい感じ」を発見するヒントに溢れている そして発作的に後戻りできない行動を起こし決意を宣言する 《私の目に涙がにじみ 、もうなにがどうでもいいのだと思った 。真実が将来を切り開くだろう》という風に  

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    2022年06月17日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    マリカのソファーであったこと、出会った人や出てくる場所が、後半のばななさんのリアルな日記のなかで出てくる。一度読んだ本をすぐ忘れちゃう私からしたら、二度反芻できて(牛か)楽しかったなー

    バリ島いったけど、私は海の力や山の力、魔力、神秘とかを肌で感じることはなかった。もっと全身脱力できたころにまた行きたい。

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    2022年05月27日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    タイトルは不倫とあるけど、静かで爽やかで恋は恋だ
    もんなって思ってしまうようなお話だった。エピソー
    ドが1つずつ終わるごとに写真が挟んであって、フィ
    クションのかノンフィクションのかわからなくな
    るけど小説の雰囲気とその写真が合わさって残るのが
    凄い素敵だなって感じた。小説よりも紀行文のような
    ものでアルゼンチンに行きたくなるし、
    を飲んでみたい。でも吉本ばななの情緒溢れる雰囲気
    はマリカの永い夜のほうが出てる気がした。面白かっ
    た。すき。

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    2022年05月19日
  • SLY  世界の旅2

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    ネタバレ

    エジプトのスピリチュアルな雰囲気がよく伝わってきた。人は急に命に終わりが来ることがあって、周りもそれを受け入れて、無理矢理にでも自分でも受け入れていくのも人生なんだなとおもった。


    「きっと本当に1人きりで行動するように人間はできていないんだと思う。1人で居続けると最初は心が静かになるけど、やがて心が彷徨うようになるの。目の前のことに集中するのがむずかしくなってくる。そして幻覚とか見るようになる。自分で居られなくなる。それは自分が思ってるよりも簡単なことだと思う。」

    「目に入ってくるものがたくさんありすぎて、それがみんな大きすぎて先のこととかを考えているいとまがない。」
    なにかをじっと考え

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    2022年05月19日
  • 下北沢について

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    ネタバレ

    吉本ばななさんの本は初めて読んだけど、
    ある意味まっすぐでユーモアある言い回しで楽しく読めました。
    人情の街・下北沢。
    きっと吉本さんが住み始めた頃と今の様子は全く違うものだろうけど、
    東京にもご近所付き合いがあったんだなぁ、
    田舎だけじゃないんだなぁと安心しました。
    やっぱり下北沢は憧れの街だ。

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    2022年05月07日