吉本ばななのレビュー一覧

  • 不倫と南米 世界の旅3

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    ばななさんがアルゼンチン旅行で体験したことが織り混ぜられてる。
    ひとつひとつの話に写真が載ってて、想像しながら読んだらさらに楽しかった。アルゼンチンって奥が深そうだな。。

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    2013年07月20日
  • 虹 世界の旅4

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    ばななさんの小説の主人公はどこか達観しているところがあって、「これこれこうだから恋が終わっても仕方ない」と割り切ってしまう女の子が多いのだが、今回きちんとご主人様との将来のために動き出すところで終わってくれて良かった。

    ご主人様との恋愛だけではなく、様々な人の家族愛、加えて動植物への愛も描かれていて、じんときた。

    私はばななさんのこういう恋愛至上主義じゃないところも好き。

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    2013年06月27日
  • ひな菊の人生

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    淋しい夜にしみじみ読むと心に深く染みてくる、そんな物語。生きることの意味をひな菊を通して感じることができた。

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    2013年06月23日
  • SLY  世界の旅2

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    旅行先――エジプト――での美しくも儚い心理描写や、まるで目にしているかのような建築背景の描きかたといったら!

    ああ、せつないなぁ。
    あの終わりかたさえせつない。
    最後まで知りたいけど知りたくない。
    そんな葛藤。いいなあ エジプト。
    いきたくて堪らなくなった!

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    2013年06月04日
  • 夢について

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    ばななさんがみた夢についてのいろんなお話。原マスミさんの挿し絵がとっても素敵!
    私は起きた頃には夢の内容の半分以上を忘れてしまっているから、こんな風に鮮明に覚えてるのは羨ましいことだ。

    過去…っていうのが一番好きで、オットセイやアザラシグッズを収集していたばななさんが可愛いなぁと思った。
    この本を読んで、ばななさんという人間が身近に感じられた。エッセイの良さだと思う。
    良い物語を書くばななさんの人生は豊かで、物語よりもリアルで、いろんな感情がつまった美しいものなんだろうなあ。

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    2013年05月27日
  • アムリタ (下)

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    つらかった思い出ほど、後から振り返るとあたたかくなる。それを知っていることで今の景色が変わることもある。
    それでもやはり変わらず毎日を過ごすだけかもしれない。その日常を、ていねいに。

    ◯空が青いのも、指が五本あるのも、お父さんやお母さんがいたり、道端の知らない人と挨拶したり、それはおいしい水をごくごく飲むようなものなの。

    2023.12再読
    ◯言葉にしてはいけない、人生だとか、役割だとか、そんなことは。限定された情報に還元してはいぇない。

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    2023年12月16日
  • アムリタ (上)

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    2023.11再読
    家族と死と恋愛について。
    父と妹を亡くし、弟が不思議な力に悩む中、自らも頭を打って記憶を一時失う。母と同居人との生活の中、それぞれに困難な経験をした友人と過ごす中、妹の元彼との恋に気づき、旅に出る。
    生死に関わる出来事もある中、飄々とした空気感の中で話が進む。会話の軽やかさを失わない。

    ◯海はいつも予想の20%くらい大きい。そうとうの大きさを予測して見に行くと、更にその20%大きい。もっと大きいと思って行っても、そのかくごの20%大きい。一面の波で心をいっぱいにしていっても、小さなビーチを想像していっても、やっぱり20%。
    こういうのを無限っていうのかな。

    ・敗者になら

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    2023年11月19日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    これまでに読んだよしもとばななさんの本の中で1番好き。

    ハードボイルドも不思議な雰囲気が好きだけど、ハードラックは主人公の気持ちがリアルに響いてきて泣きそうになった。

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    2013年03月02日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    『人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにが起ころうとまわりはじぃっとみているしかない。実際身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛をしめす唯一の証拠だ』

    不倫と南米、まさにそのまま(笑)
    アルゼンチン、ブラジル…。
    この挿し絵が苦手だ、
    わたしの夢にでてくる白黒の世界みたいで。
    でも南米って明るさとこの種の暗さが共存してるかんじがする。

    この本は普段の吉本ばななとかちょっと違う気がする。
    そんなときがたまにある。
    それらはきまって海外取材をしてる作品だったりする。
    やはり影響をうけてきてるのかな

    写真もあって国々をまわりながら
    ストーリーを生み出すばななさん

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    2013年03月02日
  • 虹 世界の旅4

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    『夢のようだ、まるで虹を見ているようだと私は思った。

    いろいろなことがあったけれど、またこういうきれいなものをみている…生きている限り、また苦しいこともあるだろう、でもまた必ずこういうものが目の前に現れてくるのだ。必ず。』

    タヒチアンレストランで働く瑛子は、複雑な心を抱えたままタヒチに飛び立つ。彼女の抱えた悩みの回想とタチヒで癒されながら愛を取り戻す姿を交互に描いた物語。
    旅行小説シリーズ、タヒチ版
    情景がきれい
    いきたいなあ。

    動物の純粋な愛と期待。あのまなざしは一度うけたら忘れられないよ。きゅーってなる。この人もそれを知っている人だ。

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    2013年03月02日
  • パイナップルヘッド

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    ananの連載エッセイ、
    林真理子の前は吉本ばななだったんだね!
    その時のエッセイ集

    海のハンバーガーとかめっちゃきになるネタが多々あり(笑)
    とにかくなんでもない文章がとてもきらきらしてみえる

    でも誰かを眩しくさせて陰を消すような明るさじゃなくて
    暗闇で光るベッドランプのような暖かさがあります

    すきー

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    2013年03月02日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだらこんなにあっさりした内容だったっけ?
    しかし、何度読んでもオレンジが好き。
    オレンジの手紙にグッとくる。

    バリ島に行ってみたくなります。
    私もバリの空気を肌で感じてみたいです。

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    2013年02月18日
  • ひな菊の人生

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    ダリアの存在が不思議だったけれど、それが暗喩するものが、徐々に自分の中で紐解けていったかんじがした。

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    2013年01月23日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    タイトル変ったんだ。前はマリカの長い夢だったと思う。
    マリカもオレンジも先生も登場人物に邪気がなくて好き。

    バリに行ってみたくなる一冊。

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    2012年10月14日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    前半の物語と、後半のエッセイと、両方読むことでさらにバリの空気が伝わるように感じました。ばななさんはその土地の空気感を言葉でつづるのが本当に上手だと思います。

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    2012年08月12日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    上には上が
    いつもいるのよ、
    いいことにも
    悪いことにも。

    できることを
    するしかないのよ、

    人はいつも。

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    2012年08月10日
  • パイナップルヘッド

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    このエッセイを「anan」で読んでいた頃、まだ10代だったのだなあとしみじみ。
    ばななさんの文章も若い!
    スヴェルトとか、カローラⅡとか、本当に懐かしい。
    ご本人が狙った通り、当時が甦ります。

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    2012年07月19日
  • ひな菊の人生

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    奈良さんの絵がすごくいいですね。

    ひな菊とダリア。
    お花の名前をもつ二人の少女の成長。

    悲しいのになぜかふんわりと包み込まれるような…ステキなお話。

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    2012年06月04日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    最終章で作品の価値が一変した。作品全体が最後から照射されるような、そういう構成のよう。重くズシリとくる。生きるとか、そういう次元を作家は逡巡してたのは、どういうわけか少し見えた気がする。

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    2012年05月17日
  • ひな菊の人生

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    挿絵が文章とあってて強烈でした。

    しっとりとした雨が降ってくるような本だなって思いました。
    最後には晴れですよ

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    2012年03月11日