吉本ばななのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
短編集、さくさく読んだ。
吉本ばななさんの旅行シリーズを知らなかった。
南米の景色を見ながら物語を思いついたのかなって思ったから、その景色をイメージし辛いとなかなかのめり込むのも難しいよね。日本の四季は線で、南米はもっと濃いみたいなのが良かった
恋愛とか結婚とか難しいけど、『私は、小さい時から身が細るような寂しさや、夕方の静けさや、秋の空の高さや、ひとりで歩く夜道が好きだった。彼の中にはそういう匂いがあった。それが彼と結婚した理由のひとつだった。』この文がとてもよかった。匂いとか感覚とか結婚して一緒に暮らすには切っても切り離せないんだろうな、と。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
緊張したデートから始まった恋人同士が、結婚して夫婦になり、子供が生まれ、家族になっていく。その中心にはいつだって美味しいご飯があった。著者本人の体験を元に描かれた。不安から解放されて心穏やかに、豊かな人生を自分らしく生きられるようになる傑作エッセイ。心温められるかわいいイラストも多数収録。
「人生は1度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい。」
【個人的な感想】
すごく短いエッセイ。
エッセイの内容は親になったことのない私にはまだ理解できないことも多かったけど、とりあえずイラストがすごく可愛かった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ雑誌「anan」に連載されていたものを集めたエッセイ集。初めて吉本ばななさんのエッセイを読んだが、おもしろい!エッセイは、吉本さんの友人でもあるさくらももこさんのをよく読んでいたがどちらもニヤニヤしながら読んでしまう。時には声を出して笑うことも。
でも、吉本さんのエッセイは心に響く文章がたくさんあった。
特に、「君はどこでこのページを…以下略」の章にあった「恋愛はドラッグだから、しすぎると良くない。でも健全さを捨てても余りある見返りもある。すべての別れが、冬が来て木の実が自然に枝を離れて大地に落ちるように訪れればいいのに。」はとてもいい文章だと思う。