吉本ばななのレビュー一覧
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どこかの学長がスマホをやめて読書をしろという演説をしたらしいから今日は小説を読んでいた。よしもとばななの、死と焼きそばとお好み焼きとダリアと首と夢というとっ散らかったキーワードの小説だった。でもこれを読んでいる間あらゆる思い出が蘇っては消えていった。Posted by ブクログ
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前作のバリの話より、胸に響くものが弱かったように感じました。エジプトの神秘性とHIV陽性と、どとらに焦点を当てているのか判りにくく、どちらもぼやけたような…。
そして、文庫本あとがきの部分を読んでビックリ。
ばななさん、正直過ぎます。Posted by ブクログ -
マリカという人格が2つある女性とジュンコ先生とのバリ旅行を通じて、もう一つの人格「オレンジ」との関係をかきあげたもの。おもしろいかはどうか別としてこれも何度も読んだ本。異国の地で解き放たれる精神。異国の地だからこそ、色鮮やかに描かれるディテイルがおもしろかった。Posted by ブクログ
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疲れたときに読むと良いと聞いて購入。
大事な妹が亡くなるところから物語は始まるのだけど、すいすい読み進めるうちにぼんやりと生死について自然と考えるようになった。Posted by ブクログ -
さすが吉本ばなな。バリの神々しさの表現が好き。
他人はあまり親しくなってはいけないとか、夫と私は夫と私の子供だけを育てるべきだとか、そんなことどうでもよくて、成り行きやめぐり合いだけがあるように思えた。もちろん普段はそんなふうにすんなりとは思えないから、この世界、この森の匂いの中でだけ、その夢は突...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらず、ばななさんのエッセイは、ばななさんのまわりの人たちの話が中心だけど、楽しくて素敵な人が集まっていて、うらやましいです。何度も読み返しているけど、好きなエピソードはいつもおなじ。この本のなかでは「セクシームッシュウ」さんにぜひ会ってみたいです。Posted by ブクログ
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自宅本を10年ぶりに再読。幼い頃の苛烈な経験から多重人格となった少女・マリカとジュンコ先生が、癒しを求めてバリへ行く『マリカのソファー』、著者自身のバリ島旅行記『バリ夢日記』の2編。ビリーミリガンとは違い、マリカの交代人格が皆マリカを守る人格であったのが救いだった。自己の精神を守るために、辛い時に交...続きを読むPosted by ブクログ
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カレー屋さんのマスターの話はショックだった。
自分のせいじゃないと思っても、恐ろしくなる偶然っていうのはある。
生と死の話が多かった印象。
震災のころのエッセイも多く、忘れていた感覚を思い出した。Posted by ブクログ -
夢についてのひとつひとつのエピソード。独特な世界観で、でもやさしくて…。「ですます」の文章で構成されているから、でしょうか。しんとした夜に読むと最高にいいです。本に選ばれた紙の質と、原マスミさんの白とブルーのイラストもとても好き。Posted by ブクログ
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1988~1991年に書かれたばななさんのエッセイ。私より少し年上のばななさん、読むと当時の空気がふわりとただよいます。いつも個性的で素敵な人たちに囲まれているのがうらやましい。Posted by ブクログ
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失礼な話だが、読もうと思ったきっかけは某動画サイトの『オレンジ』という
曲を聞いて思い当たったから。
どっかで多重人格を扱った話を読んだ覚えがあって、その中にオレンジの
名を持つ人格がいたはず……。
そう思って友人にふわっとした説明で思い当たる本はないかと聞いた
ところ、この本を言い当ててくれた。...続きを読むPosted by ブクログ