吉本ばななのレビュー一覧

  • ハネムーン
    吉本ばななは高校生の頃にTSUGUMIを読んで以来すごく好きで、しかし、そうは言いつつも近年ほとんど読んでいなかった(読書自体さほどしていなかった)。久しぶりに最近、イルカとハネムーンを読んで、やっぱり表現とかは本当に簡単な言葉なのにとても綺麗に描かれていてすごく心に沁みるのだけど、テーマがちょっと...続きを読む
  • ひな菊の人生
    よしもとばなな氏が好きかと問われたら、はいと言えない気がする。それなのに、作品中そこここに言葉のきらめきを感じる。それが私がよしもと作品を読む理由になっている。この作品は驚くほど何も起こらない。ただ、個人的に今現在生と死についての考え方が変化してきているので、この作品のラスト数行は気になるものだった...続きを読む
  • ひな菊の人生
    どこかの学長がスマホをやめて読書をしろという演説をしたらしいから今日は小説を読んでいた。よしもとばななの、死と焼きそばとお好み焼きとダリアと首と夢というとっ散らかったキーワードの小説だった。でもこれを読んでいる間あらゆる思い出が蘇っては消えていった。
  • SLY  世界の旅2
    最初にこの本を読んだとき、エジプトはただただ遠い国だなぁと思っていました。それから数年って、まったく興味のなかったエジプトに旅行に行くことになったときには、ガイドブックの代わりのように読み直しました。現地ガイドさんも知らなかったエジプシャンパンケーキ、食べることができなくて心残りだったな。今は読み返...続きを読む
  • 日々のこと
    小説かと思って手にとったのだが、短編エッセイ集。
    ほぼ日記のような感じで、割と浅めのさらっと読める内容だった。

    2014.12.30
  • アムリタ (上)
    まだ上巻やから、レビューするもなにもという感じ。
    最近吉本ばななさんの本ばっかり読んでるからか、少し作風に飽きが来てしまった。
  • ハチ公の最後の恋人
    宗教家の家に生まれたマオと、インドの山奥で修行するというハチ。スピリチュアルな2人の期限付きの恋。
    相変わらずのよしもとばななワールド。あり得ない設定ながら、終わることが決まっているからこそ、今を大事にする2人の恋が切ない。「なんでこんなにすばらしいことをみんな、毎日してるのに、みんな、特別には幸せ...続きを読む
  • SLY  世界の旅2
    前作のバリの話より、胸に響くものが弱かったように感じました。エジプトの神秘性とHIV陽性と、どとらに焦点を当てているのか判りにくく、どちらもぼやけたような…。
    そして、文庫本あとがきの部分を読んでビックリ。
    ばななさん、正直過ぎます。
  • ばななブレイク
    日本映画の意味とは、日本の町並みや光と影や雲や水や山々を撮り、私たちが味わってきたような日本のすばらしさを表すことだけなのではないかとさえ思った。




    *・*・*・*・
    若い。とにかく若い。
    若さゆえの傲慢やつっかかりが少し読みにくかったけれど(なにえらそうに言っちゃってるんだろうね)、でも、よ...続きを読む
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    マリカという人格が2つある女性とジュンコ先生とのバリ旅行を通じて、もう一つの人格「オレンジ」との関係をかきあげたもの。おもしろいかはどうか別としてこれも何度も読んだ本。異国の地で解き放たれる精神。異国の地だからこそ、色鮮やかに描かれるディテイルがおもしろかった。
  • アムリタ (上)
    疲れたときに読むと良いと聞いて購入。
    大事な妹が亡くなるところから物語は始まるのだけど、すいすい読み進めるうちにぼんやりと生死について自然と考えるようになった。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    さすが吉本ばなな。バリの神々しさの表現が好き。

    他人はあまり親しくなってはいけないとか、夫と私は夫と私の子供だけを育てるべきだとか、そんなことどうでもよくて、成り行きやめぐり合いだけがあるように思えた。もちろん普段はそんなふうにすんなりとは思えないから、この世界、この森の匂いの中でだけ、その夢は突...続きを読む
  • パイナップルヘッド
    相変わらず、ばななさんのエッセイは、ばななさんのまわりの人たちの話が中心だけど、楽しくて素敵な人が集まっていて、うらやましいです。何度も読み返しているけど、好きなエピソードはいつもおなじ。この本のなかでは「セクシームッシュウ」さんにぜひ会ってみたいです。
  • 虹 世界の旅4
    ラストに向けて、なんだか感動。
    まっすぐ恋に向かう主人公が輝いていて、そんな心にじんとしてしまった。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    自宅本を10年ぶりに再読。幼い頃の苛烈な経験から多重人格となった少女・マリカとジュンコ先生が、癒しを求めてバリへ行く『マリカのソファー』、著者自身のバリ島旅行記『バリ夢日記』の2編。ビリーミリガンとは違い、マリカの交代人格が皆マリカを守る人格であったのが救いだった。自己の精神を守るために、辛い時に交...続きを読む
  • 人生の旅をゆく2
    カレー屋さんのマスターの話はショックだった。
    自分のせいじゃないと思っても、恐ろしくなる偶然っていうのはある。

    生と死の話が多かった印象。
    震災のころのエッセイも多く、忘れていた感覚を思い出した。
  • 夢について
    夢についてのひとつひとつのエピソード。独特な世界観で、でもやさしくて…。「ですます」の文章で構成されているから、でしょうか。しんとした夜に読むと最高にいいです。本に選ばれた紙の質と、原マスミさんの白とブルーのイラストもとても好き。
  • 日々のこと
    1988~1991年に書かれたばななさんのエッセイ。私より少し年上のばななさん、読むと当時の空気がふわりとただよいます。いつも個性的で素敵な人たちに囲まれているのがうらやましい。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    失礼な話だが、読もうと思ったきっかけは某動画サイトの『オレンジ』という
    曲を聞いて思い当たったから。
    どっかで多重人格を扱った話を読んだ覚えがあって、その中にオレンジの
    名を持つ人格がいたはず……。

    そう思って友人にふわっとした説明で思い当たる本はないかと聞いた
    ところ、この本を言い当ててくれた。...続きを読む
  • ひな菊の人生
    奈良美智さんの表紙に惹かれて購入。
    まだ入口付近をウロウロよんでます。
    挿し絵が可愛らしいから素敵です。
    楽しんだら感想も書こうと思います。