吉本ばななのレビュー一覧
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『吹上奇譚』はまだここまでしか読んでいないが、なんというか、ご本人もおっしゃってるけど、不思議な場所に到達されたのだなあ。構造とか文体とかそういうものにはもうとらわれず、確かに届く人にだけ届くであろう…物語だ。
吉本作品で丼といやぁ、『キッチン』シリーズのカツ丼ですが、ここでは「親子丼」が深い主題と...続きを読むPosted by ブクログ -
吉本ばななは下町育ちの自分がすごく好きなんだと感じた。
紹介には「厳しい」とあったが、どちらかというとちょっと偉そうだなと思う回答もちらほら。
それとは別に、なるほどと思った点。
・問題は分ける。複数の問題をひとつであると勘違いしない。やりがちだが、気をつけないと。
・恋人から夫婦になるときにはお...続きを読むPosted by ブクログ -
毎日大好きと言ってくれる子どもたちとの時間は永遠ではない。今あるこのかけがえのない時間を噛みしめて大切にしようと思った。(未就学児4人の母)
時間というものがまるでおいしい漬物や、おなかに優しいヨーグルトみたいに私たちの関係に発酵をもたらして、人と人が家族のようになる。その不思議こそが、恋以上に人...続きを読むPosted by ブクログ -
スピリチュアルみの強いところはスルーするとして、こういう本での「どうして嫌なことをやって、無理して、我慢して生きているんだろう」というばななさんの問い掛けが毎度のことながら刺さる刺さる。そうはいってもやりたくないことを何もやらずに生きるなんて無理だよと言いたくなるけど、ばななさんも、100%やりたい...続きを読むPosted by ブクログ
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同性愛、死といったテーマをハードとは対照的にゆるりとした雰囲気で展開していくのが吉本ばなならしい
小説の中に入り込むというより、不思議な空間にワープして読んでる気分になるPosted by ブクログ -
まえがきと、とくに前半の3章くらいがとても良かった。(大人である今の私にとってはですが…)思春期の人たちにも、とても気を楽にさせてくれたり、自分を見つめたり、世の中の風潮に流されない為に良いのではないかと思いました。
読みやすいので、一読をお勧めします。Posted by ブクログ -
吉本ばななさんの、
人は腹を括った分だけ大人になっていく
という言葉に激しく同意する。
それだけ経験値が積まれ、その経験から人は強くそさて優しくなれる。
人生の流れで前から来たものはとりあえず受け、自分の力でくぐり抜けてみる これを私も繰り返していきたい。
そして丸尾さんの言葉で強く惹かれたのは...続きを読むPosted by ブクログ -
子供の頃にTSUGUMI読んだなぁ。で、大人になってから読むばなな。挿絵が素晴らしくて、BGMのようにストーリーを楽しんだ。さらっとね。話の中身は南米の距離感と同じくらいリアリティとは遠いので、そんな世界もあるかもな、にちょうど良い。Posted by ブクログ
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ウニヒピリをインナーチャイルドと解釈するのか…わかりやすいかもな。
ホオポノポノは好きなのでぽぽぽぽ「うんうん」て読んだんだけど、何故この手の本は「それは教義に合ってる/合ってない」みたいな借り物的な話になっちゃうのかなぁ。それが少し残念。
でも今私がこれをよんだのは本当にタイミングなんだと思うPosted by ブクログ -
宇宙マッサージとか宇宙パンあたりがよく分からなかったけど、ばななさんの文章はすんなり入ってくる感じがあった。「違うこと」って感覚はなんとなく分かるような。「初期設定」したいんだけど、なかなか自分にとって何が最優先か、とか、うーん定まらないんだよなあ。
ばななさんが作家という道をもう5歳ぐらいで決めて...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて吉本ばななさんの作品を読んだ。母の言った通り表現がわかりやすく読みやすかった。弥生と姉が過去とどう向かっていくかが旅を通して鮮明に描かれていた。個人的にはきょうだい(?)の関係がどうしても好きになれなくて、少し嫌悪感を感じてしまうけど・・・Posted by ブクログ