吉本ばななのレビュー一覧

  • 下町サイキック

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    キッチンやつぐみなど昔読んだ時すごくのめり込んだ記憶があったから久々の吉本ばなな氏の本でまたのめり込みたかったがしっくりこない。新さんの昔からいる人が土地の人は違和感ないが引っ越してきた人には異質に見えるとかなじんだ土地が失われていく話は淋しく感じる。そういった話でまとまってほしかったなぁ
    失われて再生されていくのは本当に淋しいし時代の移り変わりを実感せずに生活していたなぁと 改めて思う。

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    2025年03月13日
  • 吹上奇譚 第四話 ミモザ

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    描く世界が美しく、人間模様もまたすばらしい。美鈴の過去は哀しいものだけど、新しい生命「ミモザ」の誕生で世界が変わり、ミミたちの時間の流れに吹上町の存在は不思議で素敵な場所で優しい世界が広がっていた。

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    2025年03月12日
  • 下町サイキック

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    お話や内容、伝えたいニュアンスは共感できてとても好きな感じなのに、どうしてだかとても読みにくかった。内容が理解できずに何度も読み直す場面が多くてかなり辟易してしまった。すーっと入ってくる文章とそうでないものがあるのだと今回妙に納得してしまった。比喩が難しく個人的に合わないのかもと。
    友おじさんとキヨカちゃんとの空気感は好きだったなぁ。サイキックでも、とても自然に生きている姿勢も。

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    2025年03月10日
  • 下町サイキック

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    下町に住む中学生のキヨカは、サイキック。
    いわゆる、『普通の人には見えないものが見える』子だ。
    そんなキヨカの周りの人達との日常を綴った物語。


    キヨカちゃんと、友おじさんの関係がとても好き。
    大人とも、親友になれてしまう、キヨカちゃんの物事を達観したような考え方に、色々学ばされる。

    両親の離婚、父親の若い恋人、自殺未遂、、、
    結構ハードな事件が起こっても、それをそのまま受け止める。
    考え方に幾度ステキだなぁと思わされたことか!

    すごい美人な母親と、いつまでも女性にもてまくる父親から産まれたキヨカちゃん、絶対美人だと思うんだけど、そこらへんの描写があまりないからさみしい。
    絶対美人だろう

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    2025年03月04日
  • 幸せへのセンサー

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    平易な語りかける文調で書かれていますが、含蓄に富む言葉がたくさんありました。

    自分が受け取った主なメッセージは、自分を信じることと、それでもダメなら宇宙の法則のような大きな流れに身を委ねるということでした。

    テレビに出演された時も「違和感」という言葉を使ってましたが、自分の感覚を大切にすること。自分の力ではどうにもならない時は諦める。限界が見えたら、謙虚にもなれる。

    また、公の場で思いやりを持たず、はきちがえた自由をまき散らすことは品性に欠けるという言葉もありました。

    謙虚とか品性って、大切なことだと思うのですが、日常生活ではつい忘れがちです。この本のメッセージとともに、心に留めておき

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    2025年02月24日
  • ふなふな船橋

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    ネタバレ

    価値観のずれって本当にどうしようもないし、絶望的。
    あ、なんか無理だって頭じゃなくて感覚で判断すること。ばななさんがエッセイで、何かが違うっていう感じを無視せず大事にした方が良いって書いてたけど、主人公の判断方法はまさにこれだった気がする。
    自分の中のすごく大事なことを理解してもらえなかったら、もう人間関係はだめな気がする。

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    2025年02月15日
  • 幸せへのセンサー

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    聴いててとても学びになる。「夢中で生きることを求めてるんじゃないか。」「幸せって愛をもてること。自分の生命体に対しての。」この文章の半分もわかっていない気がするし、なぜか少し嫌な気持ちになる部分もあったのだけど、言葉一つ一つにたくさん考えさせられた。なんで嫌な気持ちになった部分があったんだろう…

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    2025年02月14日
  • とかげ

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    出会いと別れ、時間の経過による癒しがテーマにある6つの短編集。吉本ばななさん大好きだけれど、本著は感情移入できる登場人物や状況が少なく、中々入り込めなかった。

    新婚さん
    とかげ
    らせん
    キムチの夢
    血と水
    大川端奇譚

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    2025年02月13日
  • 下町サイキック

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    周りで中々すごい事が起こっても、常に冷静で物事を俯瞰しているようなところがあるサイキックのキヨカ。だからかストーリーが淡々と進んでいってあまり印象に残らない本な気がする。

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    2025年02月12日
  • 哀しい予感

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    久々に活字が読みたいと思い、誰が買ったのかわからないが実家にあったこちらを手にとってみた。初めて読む吉本ばななさんの本だ。

    旅を通して自分の記憶を掘り起こすことで、これまでの家族や人間関係が変わっていく物語。
    それはこれまでの心地良い関係の終焉をも意味するのだけれど、決して哀しいタッチで描かれるのではなく、前向きな変化として淡々と捉えられていく。
    えー!そうだったのね!と驚きながらも、なんだかほっこりとさせてくれるので、何も考えずにボーっと読むのに良かった。妊娠中のつわり時期でも読めた。

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    2025年02月10日
  • 下町サイキック

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    読みきれなかった…。
    ばななさんの本は、昔からそこはかとなく、全てを美しく修飾した文章というか表現に、ゾワゾワしてしまうことがありつつも読んでいたけど、この本はそれを特に感じてしまい読めなかった。
    あとその変なの入った餃子食べたくないと思った。火で昇華されるんだろうか。
    まあ人との繋がりで癒されるってことなのかもしれないけど描き方がキモい。笑
    好きな本もあったけど、わたしが変わっちゃったんだろうな。いや、違和感は常にあったんだけど。
    女の子の感情が、高校生とかならまだわかるんだけど、成熟した大人が書いた、上手にできた子供の作り物っぽさが拭えなかった。
    小説は作り物だけど作り物感感じちゃうんだよ

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    2025年02月03日
  • 幸せへのセンサー

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    幸せとはなんなのか。

    自分のキャパを超えたことをしてはダメ。
    自分が弱っているのに無理しても良くない状況にしかならない。

    ダメな時こそ、その時にしか見えない部分や気付かないこともある事に気付かされる作品でした。

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    2025年01月28日
  • ミトンとふびん

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    ネタバレ

    私はまだ大切な人を失ったことがないから全体的にはあまり共感しなかったけど、この言葉が好きだった。
    『体も心もぽかんとしていた。まるで海岸の砂にぺたりと座って目の前の海を見ているような気持ちだった。次に大きな波が来たら立ち上がろう、あ、来ちゃった、じゃあその次・・・。そういいながやいつの間にか何時間もすぎてしまう、そんな感じ』26ページ

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    2025年01月27日
  • はーばーらいと

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    ひばりとつばさ いい名前だ
    自分が信じたものだけが正論だといえば、それはもう正論ではない。そもそも正論なんてあるのかしら。あるとしたらそれはとても窮屈で捩れた世界。
    世界はきれいなだけじゃない。混濁混ざって泥の川なのだと思う。キレイな川には生き物は住みづらいのだから

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    2025年01月23日
  • 体は全部知っている

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    掴みどころがない本。
    この短編集を読んで、「タイトルはなんでしょーか!」
    と聞かれても正解できる自信がない。

    ばななさんの語彙力を堪能した。

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    2025年01月21日
  • はーばーらいと

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    うまく言えないけれど、読み終わった今、心がズーンとしている。

    宗教2世の話、となっているけれど、ブラック企業から逃げ出した人の心にも響く作品になっていると思う。

    常々、会社とは宗教みたいなものだと感じている。
    社長や経営理念(作中ではみかん様)を信じて入社したはずなのに、他の社員や考えの違いからうまくいかなくなって退社(脱出)を考えだす。

    その中で説得されたり、洗脳されたり。

    あの環境はおかしかったんだ、ってその場から離れないとわからないことがある。

    ひばりちゃんにはつばさくん一家との思い出があってよかった。

    日常の、些細な過去の出来事の記憶が、未来の自分を救ってくれることがある。

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    2025年01月17日
  • わかる直前 どくだみちゃんとふしばな10

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    ネタバレ

    自分が忙しく動いている間、鍋の方は暇というのは成程と思った。
    時間が手伝ってくれる、が素敵な言い方だ。

    田舎は夜には夜の匂いがするというのがよく分かる。
    都会だと夜の匂いがしない。夜の匂いが違うという言い方でも良いのかもしれないが。

    陶酔してるうちに死んでしまうのがいちばんいい
    というのもわかるなぁ。

    きっとみんな天国が懐かしいからハワイや百貨店に行く
    という言い方が面白かった。

    ちょっとした、読み終えて忘れてしまうとしても
    香りが残っていて、ちょっとしたときにふわっと出てくる
    そういう文章を目指しているというのも
    そうなんだろうなとも思うし
    そういうのが素敵だなと思う。

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    2025年01月16日
  • ハチ公の最後の恋人

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    短く、読みやすい本だったが、年を跨いでしまった…。 大好きな彼と同棲していて、いつでもいまがいちばん良い時だと思いながら過ごしているからか、別れを想像する主人公マオちゃんの気持ちに自分を重ねてぐっと辛くなった。ほんとうに回り道なく最短ルートでの結末だなと感じた。

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    2025年01月14日
  • 「違うこと」をしないこと

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    題名に惹かれてずっと読んでみたいと思っていた本。「人は人の意見では決して変わらない」とか、恋愛が終わる時の話とか、ばななさんの考え方にはめちゃくちゃ共感。特に自分が今まさに恋愛が終わったタイミングだったこともあって、やっぱり別れてよかったな、と自分の考え方も整理できた。
    ただ宇宙マッサージの方との対談はちょっと胡散臭さみたいなものを感じてしまってなかなか読み進めることができず…結局最初の章と読者からの質問に答える部分だけ読んで終わった。

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    2025年01月13日
  • 体は全部知っている

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    余計な人間関係の構築、人への文句、全部暇だからでてくるもの バタバタと動いて一見忙しいようでも、内面に充実する時間が無いと人は暇になって見かけの忙しさにのまれていく

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    2025年01月11日