とかげ

とかげ

418円 (税込)

2pt

とかげは眠る前、鼻づらを私の胸に強く押し付ける癖がある。デリバリーのピザが好きで、人と話すのは苦手だ。三年の交際期間を経て私がプロポーズしたある夜、とかげは言った。「実は、私子供のころ目が見えなかったことがあるの」。そして明かされる、家族を襲った惨劇と呪いーー。それぞれに傷を抱え、宿命的にひかれあった二人が見つけたのは、今は微かだけれど確かな希望。表題作「とかげ」始め、とまどいながら生きる人たちを優しく励ましてくれる6編の短編小説集。

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とかげ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんか読んでて心地よい。
    とかげ、らせん、キムチの夢がとくに良かった。
    この感覚分かるかも、みたいなことが書かれていて嬉しかった。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    新婚さんとらせん以外はめっちゃ私の身体に入り込んだ大好きな作品となりました。
    とくに好きなの⇩

    キムチの夢
    嫉妬とか絶望感って自分次第。生理前と生理後みたいな感じw

    0
    2025年06月25日

    Posted by ブクログ

    これからここに、読んだ本のキャッチコピーを自分なりに書いていこうと思います。
    (感想)各章の人々の、人生の背景から、それを経て今の日々をどのように感じて生きているか、その様子が描かれている本だった。理解しがたく、その経験をした人に会ったこともない自分だったけど、なんとなくどのように孤独感を感じている

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    時間、癒し、宿命、運命についての短編集。昔手に取ったときは挫折してしまったが、これを読むには若すぎたのだなということがわかった。

    吉本ばななの男性目線の話が新鮮だったり、神さまや太古の男女がでてきたり、どうしても宿命や第六感をそばに感じずにはいられない物事、出会い。ところどころ江戸っ子口調が顔を出

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    精神科医の目線が大くありような気がする。それぞれ心の闇に物語がついて来て、静かに確かに終わりに近づく。本当に1話が短くてあれっと思う間に次に進む。毎回ドン底のさらにドン底に突き進み、何度も回復して、きっかけ作って、やっぱりドン底の物語なんだなあと思い読んでます

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    つらくて生きづらいときに吉本ばななさんの小説を読むのが好きです。日常の中にたまにつらいことがあっても淡々と生きようと思えます。「とかげ」が一番印象に残っています。

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    古本屋で表紙の装丁に惹かれて
    癒しをキーワードに人間の変化を描く
    いろんなものを抱え傷つかずには大人にはなれない
    そんな人たちがある人や出来事と出会って幸せになるんだけど
    なんとなく不協和音が鳴ってる感じの不安さを感じたのは私の不安定な精神状態のせい?

    0
    2023年04月12日

    Posted by ブクログ

    それぞれ良い話だったが、特に大川端奇譚がとても良かった。抱えていたモヤモヤからスッと開放されるようなそんなお話だった。

    0
    2022年07月28日

    Posted by ブクログ

    本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。

    2023/03/07-03/10

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    2000年前後、
    災害やテロ、理不尽な事件が続いたこの時期は、
    「癒し」ブームだった(と、どこかで聞いた)。

    ちょうど私の生まれた1996年に執筆された
    この本は
    「時間と癒し」「運命と宿命」を
    共通テーマに作成された短編集らしい。

    登場してくる全ての女性に共感ポイントがあった。
    当たり前ながら

    0
    2025年10月07日

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