吉本ばななのレビュー一覧

  • ヨシモトオノ

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    ちょっぴり感想が難しいのだけど…
    自分なりの見解は、要はあの時奇妙だった出来事はもしかしたら化け物の仕業かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
    人生において、不思議だったこと、怖かったこと、奇妙だったことって1人3回はない?いやもっとか。

    その出来事を掘り返してる感じ、
    めちゃくちゃこわい!ってほどでもないけど
    これってなんか奇妙で不気味だよねーみたいな
    ストーリーがたくさん詰まってる感じ。

    でも、ぎりぎり吉本ばななさんの文才なのか
    やわらかく、こわくない。
    不思議どまりの本って感じです。

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    2025年09月19日
  • 私と街たち(ほぼ自伝)

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    ばななさんの育った街や思い入れのある場所と過ごした日々や一緒に過ごした人たちについて書いた本。
    人情溢れる下町に育ち、周りの人や思い出をすごく大切にしている人なんだなーと思った。

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    2025年09月19日
  • はーばーらいと

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    ネタバレ

    ずっと読みたいなと思っててやっと読めました!
    扱ってるテーマは重いけど、会話中心に展開されているのでスラスラと読み進めることができました

    親を信じたい、好きだった頃に戻って欲しいけど、
    自分を捨てたくないというひばりの葛藤が
    親子や家族の切れない縁というか難しい部分だと思いました(さっさと捨てればいいと第三者は思っても、簡単にそう出来ない理屈があるというか…
    あとがきにもあるように安倍総理の射殺事件の犯人もそう出来たらあんなことは起こらなかった訳で。)

    だけどひばりの根底の強さは、他人であるつばさやその家族との関わりから作られているというのが大事な気がしていて、、
    私も周りの人だけでも、逃

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    2025年09月15日
  • 体は全部知っている

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    13の短編集。みなさん、好きな話しはそれぞれですが、一話目のみどりのゆびが、少し不思議なエッセンスがあり良かった。どれもなかなか上手くいかない人生でもそんなに悪いものでもないよねと思わせられた。

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    2025年09月08日
  • ひな菊の人生

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    死は特別なものじゃない。

    テレビのニュースやSNSでは人が死んだニュースを見かけるのに、何故か自分にとって死は遠い存在であるように感じてしまう。

    ばななさんの小説は死にまつわる物語が多く、この小説も死を隣に添わせるようなお話で改めて"人が死ぬ"ことの当たり前さを感じることが出来ました。

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    2025年09月03日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    一度読んだ本を再読する事がほとんどないのですが、この本はなぜか再読してます。さらりと読みやすいページ数ながら別世界へ連れて行ってくれます。
    二つの物語とも身近な人の死に直面した主人公のストーリーです。最初の「ハードボイルド」はホラーの要素がありますが終わりは爽やかな気持ちになれました。「夜は伸び縮みする」というフレーズが印象的でした。ふとした表現で笑える表現もあったりするところも好きです。

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    2025年08月26日
  • はーばーらいと

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    宗教二世のお話。

    つばさ視点のひばりなので、言わんとすることは伝わるが宗教二世の方の心情は曖昧な表現という印象。


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    2025年08月16日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    ・人生相談物好きとして、それなりに色々な本を読んで来た身なのだけど、読後の印象が、何か変わった本だな〜っていう。
    ・その変わった部分って、なんか説明しにくいんだけど…。
    ・通常こういう事の解答って今の現実に則して解答者が自分のロジックで整理しながら、解答していくってパターンが多いのだけど、どちらかというと吉本さんのロジックのみでバッサバッサと切り倒す、みたいな印象。ちょっとは世の中の事も考慮するけれど、優先度は低い、みたいな。
    ・何か変わっているけど、これはこれで興味深い、と思いながら読んでいた。

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    2025年08月16日
  • はーばーらいと

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    幼なじみの宗教2世を助ける話。

    騙されてお金を取られる位ならまだ理解できるが(生活できなくなるまで注ぎ込むのは、もちろん理解不能だが)、住んでいた家を捨てて山奥で集団生活するほど、宗教にのめり込めるのは何故だろうか。あとがきには、教祖が大好きで、その近くに居る人は楽しそうとあるが?


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    2025年08月15日
  • ヨシモトオノ

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    ヨシモトオノ。最初このタイトルと表紙絵を見た時に、よしもと、斧???どんなホラーかと思ったけれど、藤子・F・不二雄さん的なSF(少し不思議)現代版の遠野物語という意味だそうだ。中学生の頃キッチンを読んで以来、20年以上よしもとさんの著作を読み続けていて、繊細な表現に心を掴まれたり、ときに励まされ、エッセイに笑い、日々のキラキラを大事にしたいと思ったりさまざまな感情と時を共にしてきた。最近の著作はあまりぐっとこころに来なくなり、合わなくなってしまった…と思っていたが、久しぶりに読んで良かったなと思える作品だった。どれも不思議というか、現代科学では証明できないエピソードつきの短編集だが、その中で人

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    2025年08月10日
  • はーばーらいと

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    TUGUMIに続いて手に取ったばななさんの作品。同じ伊豆が舞台で、港町の情景がノスタルジーに包まれる。
    共同生活を送る宗教団体から、ひばりが脱退するまでの話でした。
    どんな良い教えでも形骸化してくると腐ってくるし、自分にとって良いことでも、強要することは、苦痛に思えることだってある。
    周りから良いことだと勧められても、芯が強くないと妥協してしまいそうになるし、自分に嘘をついていることに精神の安定を失ってしまうことだってある。

    幼馴染とその母親が暖かく救いの手を差し伸べてくれた。そして自由に舞い上がることのできる翼を与えてくれた。
    それにしても、ひばりちゃんって強い娘だなって感心しました。

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    2025年08月10日
  • ヨシモトオノ

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    吉本ばなな版遠野物語

    不思議がいっぱいでした

    好きな短編は「幽霊」
    恋は盲目だ。生きてるんだ、僕も彼女も生きてる。
    触れる。明日も会える。
    これ以上のことがこの世にあるだろうか。
    あとはなんにもいらない、そう思った。

    うん素敵!!

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    2025年08月10日
  • ヨシモトオノ

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    遠野物語の現代版といった作品集。身の回りで起こる少し不思議なことなど綴られている。スマホやLineなど現代のデバイスが出てきてギャップが面白いなと思った。

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    2025年08月10日
  • とかげ

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    表題作の『とかげ』が一番好きでした。

    よしもとばななの小説は、はじめて読みましたが、日常を描いているようで、ちょっとだけ現実離れした設定も入っていて、独特な読み応えを感じました。

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    2025年08月07日
  • ヨシモトオノ

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    ネタバレ

    吉本ばななは「キッチン」のころ、いいなと思っていたのが、突然スピリチュアル系の話が混ざるようになり、その唐突感が気持ち悪くて避けていた。
    でもこの本はすべてそういう系の短編なので、逆にこれはこれでアリなのだろうと思う。でもやっぱり好き嫌いは分かれるのではないか。
    どの話も怖いようで最後はいい話、という流れになっているので怖い話が苦手な人も大丈夫。最初のうちは遠野物語的なオチのなさがあって、そこが良かったのだが、最後の方に向かうにつれ、作り話っぽさも感じた。

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    2025年08月03日
  • ヨシモトオノ

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    13話収録の短篇集。随筆風の筆致。どの物語も既読感があり、心ときめく感情を見いだせなかった。本格的な『怪談』を期待していただけに、物足りなさのみが残留した。

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    2025年08月02日
  • ミトンとふびん

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    この本は身近な人の死を経験した人の旅や体験が主題となって書かれている作品だった。

    自分はまだ身近な人の死を経験した数が少なく当たり前のように明日が来て同じ人と話すことが出来ると思っているからこそいつか来る別れは恐ろしく何気ない日々は儚いものだと思った。

    また自分の若さゆえ完全には共感したり心に響いたりはしなかったため歳を重ねくり返し読めるように手元に置いておきたいそんな1冊だった。

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    2025年07月21日
  • はーばーらいと

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    カリスマとされる誰かの周りにいる人達、その2世の不条理や誰かの勝手で犠牲になった人達の物語り。
    会話が高校生っぽくない時があってちょっと現実に戻った。

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    2025年07月19日
  • 私と街たち(ほぼ自伝)

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    冒頭の「甲州街道はもう春なのさ」で著者がみせる友人と愛犬の命に対する姿勢や思いにただただ圧倒された。どうしたらこんなふうに腹をくくり、覚悟が決められ、他者とかかわっていけるのだろうか?

    語られる内容はタイトルにもあるようにご自身のことで、街の話は少なめだがどれもこれも吉本ばなな節としか言いようがないものが通っているのが気持ちよかった。

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    2025年07月17日
  • ミトンとふびん

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    何気ない短い話が6つ。もう忘れてしまってる「キッチン」はもっと瑞々しかった気がする。でもそれは悪いことではなく、落ち着いた「大人の物語」と言える。当時人物達は心に傷を負いそれでも生きていくという力まない感じなのが心地よい。

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    2025年07月14日