吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下町に住む中学生のキヨカは、サイキック。
いわゆる、『普通の人には見えないものが見える』子だ。
そんなキヨカの周りの人達との日常を綴った物語。
キヨカちゃんと、友おじさんの関係がとても好き。
大人とも、親友になれてしまう、キヨカちゃんの物事を達観したような考え方に、色々学ばされる。
両親の離婚、父親の若い恋人、自殺未遂、、、
結構ハードな事件が起こっても、それをそのまま受け止める。
考え方に幾度ステキだなぁと思わされたことか!
すごい美人な母親と、いつまでも女性にもてまくる父親から産まれたキヨカちゃん、絶対美人だと思うんだけど、そこらへんの描写があまりないからさみしい。
絶対美人だろうから、見てみたいなぁ!
下町ならではのルールや世界観も、最近感じる日本人らしさというのが無くなりそうな危機感と同じように、近い未来、消えてしまいそうな気がして、それが寂しい。
古きよき○○って、嫌だなぁと思うこともあるけど、残すことも、大事なんじゃないかなぁと思った一冊。 -
Posted by ブクログ
読みきれなかった…。
ばななさんの本は、昔からそこはかとなく、全てを美しく修飾した文章というか表現に、ゾワゾワしてしまうことがありつつも読んでいたけど、この本はそれを特に感じてしまい読めなかった。
あとその変なの入った餃子食べたくないと思った。火で昇華されるんだろうか。
まあ人との繋がりで癒されるってことなのかもしれないけど描き方がキモい。笑
好きな本もあったけど、わたしが変わっちゃったんだろうな。いや、違和感は常にあったんだけど。
女の子の感情が、高校生とかならまだわかるんだけど、成熟した大人が書いた、上手にできた子供の作り物っぽさが拭えなかった。
小説は作り物だけど作り物感感じちゃうんだよなぁ。
そこがわたしがいつも感じる違和感だったのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分が忙しく動いている間、鍋の方は暇というのは成程と思った。
時間が手伝ってくれる、が素敵な言い方だ。
田舎は夜には夜の匂いがするというのがよく分かる。
都会だと夜の匂いがしない。夜の匂いが違うという言い方でも良いのかもしれないが。
陶酔してるうちに死んでしまうのがいちばんいい
というのもわかるなぁ。
きっとみんな天国が懐かしいからハワイや百貨店に行く
という言い方が面白かった。
ちょっとした、読み終えて忘れてしまうとしても
香りが残っていて、ちょっとしたときにふわっと出てくる
そういう文章を目指しているというのも
そうなんだろうなとも思うし
そういうのが素敵だなと思う。 -
Posted by ブクログ
2025初読み
自分だけかもしれないけど、ばななさんの作品て夢の中で物語を読んでる感じに近い
そして思い立ったらすぐ行動しちゃう女の子と生と向き合っていく
この作品も不思議でいて哀しくもあるんだけど、それ以上に前を向く姿勢が強くて、切り取られた場面場面の思想がとにかく透明に思えた
ネタバレかもしれんが対象となる存在たちの名称が変わってゆく過程 で主人公が捨てたんじゃない作ったんだ(たぶんこんなニュアンスだったと思う)てなってたのがいい
あと、ロマンスな場面もある、たぶんツッコミたくなると思う
好きなフレーズ引用
母と2人で暮らした時代は永遠に誰とも分かち会えない何かになって僕の中にずっとあった
恋は恋という生きもので別物なのだ
今までのどのような恋もこんはふうに風景を消し去ったことはない