吉本ばななのレビュー一覧

  • ハチ公の最後の恋人
    吉本ばななさんて本当スピリチュアルな感じお好きですね。
    平凡すぎるくらい平凡に生きてきた者には理解しがたいというか踏み込めない雰囲気というか。

    ただこの人の言葉は本当に美しいと思う。生々しい表現ですら。
    特に大好きな作家さんではないけれど、この人の作品読むとずば抜けた感じというか、私の中では他の作...続きを読む
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    バリ旅行のお供にと用意した一冊。結局旅行中はページが開けないままのスケジュールになってしまったけど、体感したからこそ分かるあの空気感が詰まった一冊。自然と人と神々が共存してる神秘的な島でした。バリ旅行計画中の方にお勧めの一冊です。
  • ハードボイルド/ハードラック
    ばななさんの小説はいつも「死」が近くにあります。悲しいのは死んでしまうことじゃなくて、もう会えないことだなと読むたびにいつも感じます。つらい状況でも過去でも先でもなく、「いま」に足をつけて、小さなひかりを見つけるのが、とても好きなところです。
  • SLY  世界の旅2
    一時、吉本ばななを読まない時期があった。
    これはその頃の本。
    このシリーズはあまり評判が良くなかったが思ったより普通だった。

    この人の話には必ずと言っていいほど死が出てくる。
    サスペンスとかで殺人ばかり書いているのとは違う。
    殺人の場合もあるし事故や老衰などとにかく死だらけ。
    あとはオカルト色が強...続きを読む
  • 人生の道しるべ
    宮本輝さんと吉本ばななさんの対談集。宮本輝さんは、話される日本語も美しいのだなぁと思った。吉本ばななさんは、作品もそうだけど、どうも自分との相性的な問題で、残念ながら肌に合わない。うまく表現できないのだけど、なんというか、未熟さを感じてしまう。
  • ハチ公の最後の恋人
    2016/06/19
    いつかお別れするという確信。
    それは、このハチとマオのようなものではなくても、諦めのように持っている。
    今こんなに楽しいのに、この時間はすぐに終わってしまう。
    こんなにも気が合う私達なのに、いつかは疎遠になってしまう。
    そうやってみんな生きてきている。
    忘れないけど、忘れていく...続きを読む
  • ハードボイルド/ハードラック
    初めて読む作家さん。森博嗣『MORI LOG ACADEMY』シリーズに、たびたび登場していたので試し読み。
    すごく不思議な物語。ホラー?幻想?恋愛?
    ものすごく淡々とした文章が印象的だった。
    もう何冊か読んでみようか。
  • ハネムーン
    最近気持ちが沈んでたので、優しく綺麗な文章に癒された。なにも難しいことは書かれてないのに、すごく琴線に触れる言葉があったりして、そういうところがすごいなぁと思う。
    時折挟まれる宗教の話に衝撃を受けた。
  • 人生の道しるべ
    またまた大層なタイトルである。
    吉本ばななという作家さんの作品を読んだことがないので、吉本さんのことはよく知らないのだけれど、宮本輝と対等に対談する、作家さんなんだ・・・とちょっと驚く。
    というわけで対談集だが、今まで私は宮本輝の作品は諸手を挙げて何でも読んできたし、エッセー、対談集も楽しみに読んで...続きを読む
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    多重人格のマリカとその近所に住むジュンコ先生が一緒にバリに行く。物語はとてもゆるやかに進行して分かりやすく面白かった。
    天国のような島と、一時の思い出。わたしもこういう旅をしてみたい。

    第二部は吉本ばななのバリ旅行記。
    まるで青春のような友達(?)との旅行記は、とても楽しそう。
  • ジョンとばななの幸せって何ですか
    吉本ばななさんとジョン・キムさんの対談本ですね。


    あまり自己主張しない日本人に対して
    ジョン・キムさんが好意的に感じているという所が興味深い。
    「ときには液体のように柔軟になって、自分と他者を区別せず、融和的にやっていける姿勢。それもまたある種の強さ。」
    これも上記のレジリエンス的な考え方ですね...続きを読む
  • 人生の道しるべ
    読みやすかった。
    宮本輝曰く、”85歳まで小説を書きたいから健康でいたい”って糖質制限やぬるめのお湯に(38℃)に30分入るとか、いろいろ気をつけているんだ。
    是非85歳まで書き続けてほしいわ。

    死ぬ前にアップルパイとうな丼と鍋焼きうどんだけは食うぞってとこ笑った。
  • ハチ公の最後の恋人
    今ある日常を大切に。
    終わりがあるからこそ気づくことができる。
    終わりがみえないから、その当たり前さにスポイルされて気づけない。
    同じような、違う毎日に感謝を。
  • ハネムーン
    吉本ばななは高校生の頃にTSUGUMIを読んで以来すごく好きで、しかし、そうは言いつつも近年ほとんど読んでいなかった(読書自体さほどしていなかった)。久しぶりに最近、イルカとハネムーンを読んで、やっぱり表現とかは本当に簡単な言葉なのにとても綺麗に描かれていてすごく心に沁みるのだけど、テーマがちょっと...続きを読む
  • ひな菊の人生
    よしもとばなな氏が好きかと問われたら、はいと言えない気がする。それなのに、作品中そこここに言葉のきらめきを感じる。それが私がよしもと作品を読む理由になっている。この作品は驚くほど何も起こらない。ただ、個人的に今現在生と死についての考え方が変化してきているので、この作品のラスト数行は気になるものだった...続きを読む
  • ひな菊の人生
    どこかの学長がスマホをやめて読書をしろという演説をしたらしいから今日は小説を読んでいた。よしもとばななの、死と焼きそばとお好み焼きとダリアと首と夢というとっ散らかったキーワードの小説だった。でもこれを読んでいる間あらゆる思い出が蘇っては消えていった。
  • SLY  世界の旅2
    最初にこの本を読んだとき、エジプトはただただ遠い国だなぁと思っていました。それから数年って、まったく興味のなかったエジプトに旅行に行くことになったときには、ガイドブックの代わりのように読み直しました。現地ガイドさんも知らなかったエジプシャンパンケーキ、食べることができなくて心残りだったな。今は読み返...続きを読む
  • 日々のこと
    小説かと思って手にとったのだが、短編エッセイ集。
    ほぼ日記のような感じで、割と浅めのさらっと読める内容だった。

    2014.12.30
  • アムリタ (上)
    まだ上巻やから、レビューするもなにもという感じ。
    最近吉本ばななさんの本ばっかり読んでるからか、少し作風に飽きが来てしまった。
  • ハチ公の最後の恋人
    宗教家の家に生まれたマオと、インドの山奥で修行するというハチ。スピリチュアルな2人の期限付きの恋。
    相変わらずのよしもとばななワールド。あり得ない設定ながら、終わることが決まっているからこそ、今を大事にする2人の恋が切ない。「なんでこんなにすばらしいことをみんな、毎日してるのに、みんな、特別には幸せ...続きを読む