吉本ばななのレビュー一覧
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日常の中で起きるできごとたちを、詩的に描写した作品でした。
よしもとばななさんの作品は好きでよく読むのですが、この作品は表現が詩的、哲学的で個人的には少し難解でした。
今は自分の感度と作品のチャンネルが合ってなかったのかな…
またしばらく置いて読んだらたくさん感じることがあるかもしれない。
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「取り返しがつかないことがいくらあっても、生きていくしかないということだけを、人は言うことができる」「誰かがいなくなるとあんなに困る人生なんて、怖いと思った」…愛の物語と思って読んだのですが、年末に考えさせられました。Posted by ブクログ
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こういった設定に慣れていないせいか、すごく不思議な世界観だと感じた。
この世の中に、地球人と異世界人がいるいうことも、これだけ宇宙が広いのであれば、もしかしたらあるかも知れない。
ただ異世界人でも地球人でも、それでも生きていかなくてはならないために、心の拠り所にするものはあるという事。
夢なのか現実...続きを読むPosted by ブクログ -
スピリチュアルな話もあり、少し違和感を覚えた部分もあったが中には腑に落ちる文章も多くあった。
自分の中の本当の気持ちを大切にするという考え方には共感。そうする事で自分がより納得出来る人生が歩めると思う。
Posted by ブクログ -
この人の本を読むといつもなんだか分からない気持ちになる。これって明確な理由とか言葉にするのがもったいないくらいな感覚になる。だけどなんかすごく今を大事にしたい気分になる。何気ない毎日の今がそれなりでもとても意味があるような気になる。私は朔の考え方生き方とてもすき。自分と全く違うとこが。Posted by ブクログ
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抽象的な比喩が多すぎて疲れてしまった。そこがまたよかったりもするけれど精神状態によって左右されそう。どっぷり漬かれたり、ちょっと読むだけでもおなかいっぱいになったり。
お話自体はとても面白く、オカルトな部分もスルッと入り込めるのがいい。下巻も楽しみ。Posted by ブクログ -
最近つぐみの印象は野蛮。笑 だが読み進めていくうちに、なぜか厄介なつぐみが気になってしょうがない、そんな話です。そして読んでるうちに海の潮の香りが感じそうな、素敵なお話でした。
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彼女の小説ほどには心を癒すものはなかった。私が歳を重ねてひがみがあらわれているのかもしれないが、裕福な人間だから見せられる優しさ、言葉を変えれば傲慢さが散見していた。Posted by ブクログ
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ばななさんのエッセイはいい話も多くあるが、自分はこうであろうとする姿勢が見る人には傲慢にも見える。それでもその小説にはいつも救われてきた。作品は作家が自分を削って表してくれたものだから、本当に必死になって書いてる証拠なのだな。Posted by ブクログ