吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ社会生活を営むにつれ本来の感覚が
不要なものとして麻痺させられていく。
スピリチュアル扱いされるかもしれないが、本当にこういうことはあると思う。
辛いのに通常運転の相手に合わせて振る舞わないといけない
というのがすごくよく分かる。
それで無理矢理テンションを上げてリハビリになることもあるが、
ただただ負担になるときは避けられるなら避けるべきだ。
自分を肯定するのではなく、受け入れる。
自分の感覚をスルーしない。
割と、啓発本なんかでも言い方が違うだけで
同じことを言っているなと思うし
それが本当は基本的な大事なことなのだろうと思う。
中々うまくはできないけれど。 -
Posted by ブクログ
ホラー要素を吉本ばななが調理するとこんな感じになるのかスゴイなと思ってぐんぐん読み進めてましたが、なんで最後、婚活妊活に落ち着いちゃったのかなー
それがいいのだ!という読者も多いんだろなとは思うのですが、、、
I was totally blown away—thinking, “So this is what Banana Yoshimoto’s take on horror elements feels like!”—and I raced through the book. But I’ve been wondering: why did it end up settling on marriage-hunting and baby-making in the end?
I guess there must be plenty of readers who would say, “That’s exactly what makes it great!”... -
Posted by ブクログ
ネタバレ吉本バナナさんの、幸せへのセンサーを聴読して。
1人家の中で家事をしながら、オーディブルを使って聴いた。
ナレーターの千葉雄大さんの低くてやわらかい声がとても心地よかった。
さて、内容について心に残ったことは、
自分の些細な快、不快といった感覚について。
大人になるとそれらは、案外我慢できてしまいスルーされがちであると。
けれど、そういった積み重ねによって心のバランスが崩れてしまう。
だからこそ、自分の「ちょっといいな」「これはなんかやだな」の感覚をもっと人は大切にするべきだと。
また、身体を極端に変えようとすることについても印象に残った。
本当は、不調ではないのに外からの価値観で自分を変えようとするのはかえって自分を幸せから遠ざけると。
もっと自分の感覚、繊細な部分を大事に生きたほうがより自然で無理のない幸せに繋がるのだと感じた。
さらに、自分がどんな時に調子が良くて、どんな時に悪くなるのか知っておくと、自分を整えやすくなるという言葉にも納得した。
そこで、自分はどんな時に調子が良いのか考えてみた。
私が調子いいなと感じる日は、快晴であることが多い。空をみているだけで晴れやかで幸せな気持ちになれる。
一方、調子が悪い日は曇っていたり雨だったりすることが多い。
ただ、本の中で「例え曇りでも誰かのバースデーだ。」と言っていた。確かに、どんな日でも誰かの誕生日だ。そう思ったら曇りや雨の日も気持ちが下がるのを抑えられるような気がする。
些細なことだけど、晴れの日に心が好調になる私にとっては大きな変化だ。
もう一つ心に残ったことがある。
それは、何でもかんでも他人に伝えないということだ。
今日何をしていた、どこに行っていたか他人とシェアしやすい世の中になった。
ただ、自分だけしか知らないことのなかに豊かさがあると筆者は語っていた。
確かに、他人に共有すると消費されてしまう感覚がある。
共有したとたんに、自分の中で言葉にできなかった感覚を忘れてしまうような気がする。
自分の中の感覚を大事にするには、留めることも大切なのだと思った。
本では、この他にも沢山良い言葉を聴いた気がするが、なんせオーディブルで家事をやりながら聴いていたから聞き流してしまった部分も多い。
オーディブルで聴くのが慣れたら、もう一度聴いてみても良いかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宗教二世が宗教施設から抜け出そうとする話。
信仰ってなんだろうな。幸せになるために信仰するはずなのに段々壊れていって、不幸せになる人もいて。
人間はお互いに影響与え合ってて、一つの判断で環境が大きく変わってしまうこともあって、この相互作用を完全に消し去るのはとても難しいんだろうな。それでも生きていくんだな。と思った。
とりあえず宗教施設を抜け出せて「これからは自由に生きていくんだ!」という雰囲気で終わるけど、このままハッピーエンドとはならないだろうし、つらいこともあるんだろうなと思うと……テーマが……重い……!となった。
主人公家族がとてもいい人たちで強い絆で結ばれていて、それが救い。
本筋とはあまり関係ないけど、「子どもが小さい頃の夫婦って、魔法がかかってるみたいにいい感じなんだよね。(中略)でも大きくなって余裕ができてきちゃうとまたそれぞれの現実が見えてきちゃうっていうか。」ってところにドキッとした。うちも子供が小さいから魔法にかかってるんかな。子は自立してくれれば自由に暮らしてくれ〜私たちは夫婦で楽しく過ごすからね〜と思ってるんだけど、子が大きくなったら考え方変わるんやろか。子にそばにいてほしい、一人にしないでとか考えちゃうんやろか、と怖くなった。
作家さんがあとがきを書いてくれるのすごく好き。解釈を少しだけ導いてくれて安心する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすかった
もう少し年を重ねてからまた読みたい。
以下抜粋。
・ああ、今バランスがいいなぁ、と思った時のことをよく憶えておこと。同じ状況を麻薬的に再現することを求めるのではなく、いろんなパターンで心身が似た良い状態になる場面を増やしていくこと。
・どんなに辛い今でもやがて過去になる。流れる時に抗わず、過去に別れを告げることができれば必ず次に行ける。これ以上頑張れないと思ったら力を抜いて流れに身を委ねたらいい。
・自分の感覚をスルーしないで育て直す。
何が耐えられて、何が耐えられないか。好きで嫌いか。軸足を自分に戻すことからしか、自分の幸せは始まらない。
刷り込まれた価値観を外していく。
・今はすぐにSNSで自分のことを話してしまうけれど、自分しか知らないことを持っておくことも大事。人に話さなくてもいい。
・悲しいときは他のことで紛らわせずに、とことん悲しむ
・幸せは、愛を持てること。日々の生活の中に自分にとっての幸せを見つけながら、ただなるべく夢中になって生きていけばいい