TUGUMI

TUGUMI

660円 (税込)

3pt

病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。第二回山本周五郎賞受賞作。[装画・山本容子]

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TUGUMI のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    舞台となる海と旅館と季節の輝きが凝縮されたような一冊だな、と思った。
    何が起ころうと、つぐみが一貫して「つぐみ」という人間を生きていることが、この物語らしさを根っこから支えているんだろうな、と思った。
    周りの人々もそうだが、登場する犬たちも含めて、全ての生命がこの物語において時間を刻む大事な登場人物

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    つぐみは嫌な奴なはずなのに、彼女の言葉の節々に切なさを感じてしまってどうも嫌いになれなかった。むしろ、魅力的に感じてしまった。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    つぐみ
    白河まりあ…聖母
    山本家(山本屋旅館)
    政子おばさん
    正おじさん
    陽子ちゃん
    龍造
    田中…ポチ
    権五郎
    武内恭一

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    とにかくつぐみが非常に個性的で魅力的。不安定で儚くて尊くて。もうそれだけで十分満足してしまえる。そして、その辺をなんとなく理解している主人公がいるおかげで、彼女を理解する手掛かりになっている感じが良い。クライマックスへ向かう危うい感じも良かった。映画も観たが、またちょっと違う内容ながら、雰囲気がでて

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    吉本ばななにハマるきっかけとなった一冊。
    人の心情の表現が秀逸で、夢中になりながら一文、一文字を大切に噛み締めながら読んだ記憶。
    今でも夏が来るとほんのりツグミを思い出す。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    ふと、吉本ばななが作り出す
    柔らかな文章が恋しくなり、再読。
    40近くもなると、学生時代の一夏の
    思い出に浸ることもないよなぁ。
    だからなのか、何処か懐かしい気分になり、
    それが読んでいて心地良かった。

    もし、身近につぐみのような子がいたら、
    友達になりたいような、なりたくないような。
    第三者的な

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    「真っ直ぐで刹那的に生きてゆきたい」と昔考えていたことを、つぐみと向き合うことで思い出してしまった。

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ


    私がよしもとばななを読み始めるきっかけになった作品。初読時からずっと好きです。2.3年ほど前に読んでから、いまでもこの作者の本の世界で冒険しています。✈️

    吉本ばななと言えば、儚く脆い人物像とそれに抗う強い生命力のコントラストが心地よく調和されていて、せまい一本橋を渡っている不安定な不安さを持ち

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    キュンとするのは胸の奥だろうか?鼻の奥だろうか?なんともふんわり包まれるような不思議な読後感。
    私も若い頃、夏になると毎年西伊豆の町に通っていたから、情景が目に浮かび
    すーっと物語に入っていけた。
    そしてたまらなく土肥とか松崎に行きたくなった笑。

    小説や俳句とか音楽とか絵画とか、作品が生まれた土地

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    誰しもが持っている、ひと夏の思い出をまるで今まさに体験しているように情緒深く描かれていて圧巻だった。

    登場人物誰もが、憎めなくて人がよくて、好きだった。
    これからこんな小説にふとばったり出会えたら幸せだと思う。

    0
    2025年04月26日

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