吉本ばななのレビュー一覧
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なにかの折に読む、吉本ばなな本。並行して生きてるんだけど、たまにちょっと引きつけられるように寄っていく感じである。今回、有名人が亡くなったり長寿番組の出演者が交代したり、友達に嫌われて断舎離されたり、娘たちが大きくなって手がかからなくなってきたり、と、寂しさを感じることが多かったところに、この本!!タイムリーでした。ばななさんは言っています。「『もう少し人生のことを考えたい、だれか他に私のような人はいないのかな?』という人がいられる場所がここです。」p.277 そういう場所、ほしかったんだよ、私。
宇宙マッサージとかはできないけど、開放されるっていうか、ばななさんが言う「宇宙を信じて、このまま行くしかないと思った」p.294、って感覚に到達したいものだ。 -
Posted by ブクログ
中学生のときに初めて吉本ばななさんの小説を読んだときに深い衝撃を受けて、それから大人になって今まで、全作品ではないものの折に触れて読んでいる。
そして読むと、どんな内容であっても「あぁ、吉本ばななさんの作品だな」と思う。スタイルが一貫している、と感じるから。
この作品は「哲学ホラー」と銘打っているらしい。主人公は、双子のミミとこだち。幼い頃に事故で父親を亡くし母親が寝たきりになってしまって以来、2人で支え合いながら生きてきた。しかしある日、こだちが突然失踪してしまう。それは、寝たきりの母を眠りの世界から救うためだった。
交通事故の原因、異世界人、屍人、夢見の才能、そしてこだちの行方。故郷の吹上町で明かされる真実が、ミミの生来の力を目覚めさせていく。
半ホラー半ファンタジーな世界観なのだけど、根底にはやはり吉本さん特有の優しい哲学みたいなものに満ちている。
人間ではないもの=異世界人がかつて根ざしていた場所が吹上町にはあって、その名残がまだある現在、異世界人の血を引く者たちはおのおのの能力を持ちながらも人間に紛れて暮らしている。
だけどその血の力は無いものにすることは出来ず、それがミミとこだちの両親が起こした事故にもつながっている。
不思議な能力を持った人は実際の世界にもいるので、そういう人たちももしかしたら…なんて思わされるリアリティがあった。
失踪したこだちを探すミミは、伝説の双子占い師や、町の墓を守る通称墓守くんや、異世界人の末裔である毛むくじゃらの勇などと知り合うのだけど、どの人もこの世と別の世界の境目で生きているような浮世離れしたところがありつつも、しっかりと現実の中で生きている。
生きること、ひいては人と共存していくことについて考えた。思い通りにならないことの方が多い世界で、自分を確立していくこととは。
この小説はシリーズの1冊目なので、続きを読んで明かされていくこともきっとたくさんあるはず。
というわけで、1冊目のレビューはこんなところで。 -
Posted by ブクログ
バリ島に住んでいる兄貴の考えがぎゅっと詰まった1冊。
兄貴はものすごおおく人を大事にしている。身の回りの人、自分を頼ってきた知らない人、分け隔てなく与えている。
○分け前は必ず仲間に与える。
○自分のことばっか考えないで人のことを考える。上司と呼ばれる人は自分のことをきっちりするのは当たり前。部下のことを考えて動く。
さらに上の上司にとって重宝だから課長に引き上げられたのか、部下のことを思って課長に任命されたのかによって、大きく違う。「部下からの支持率が高いから彼に課長させるべきだ」と任命したなら正しいけど、「こいつ何でも必死でこなしよるし、1人ででもやりよるから使い勝手ええわ」と選んでたらみっともない。
○言うてあげるから自信がつく。人がもたらしたことで、自信がつく。褒めてくれる人が1人でもいると。そのものに価値を与えてあげること、それが評価。
○多少高くても思い切って職場の近くに住む。何とか安いの見つけてでも、レベルを下げてでも。
○人に聞いてその通りにしてみる。
○出会った人とは縁を切らない。
○人のあやまちを大目に見る。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ身近な人の死についての2つの物語。
ハードボイルドはかつての恋人の死。
夢で何度も彼女が出てくる。本当はとっても大切にしてた毎日だったと思う。彼女からたくさん影響を受けてたんだと思う。
見えないものが見えたり、普通の人が感じれないことを感じ取ったりすることも彼女からの影響が強い?
主人公が1人で訪れた場所でもそういうものを感じたり、もういない人がみえたり。
そのもういない女の人の亡くなったエピソードも悲しかったなぁ。心中しようって決めて相手だけ死なれたら辛いなぁ。でも女の人はそれでも相手に生きてて欲しかったんだよな。それは愛なんだろうな。
ハードラックは姉の死。
わたしも身近の人が突然亡くなった経験があるから、すごく読んでて泣きそうになった。
婚約者の逃げ出したい気持ちも分かる。
徐々に死を受け入れていく自分も分かる。
大切な人がなくなっても時間は流れて
止まってはくれないし、生きていかないといけないから。
最後に私の頭で流れる音楽は何かなって考えたなぁ。
とっても素敵な本でした。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった◎
ぴんときたところは秘密メモにて。
【いちばん響いた部分】
神様は私たちを絶対に助けたいと思っているはずです。だけど、私たちの願いが「真心から」か「そうではない」かという点で左右されます。結局は魂と肉体が一つにダンスをすれば何でも叶うのですが。
願いや豊かさを現実化するステップがあります。まずは「浄化」です。それは、外側の浄化と内側の浄化で、外側の浄化とは、環境を整える。断捨離やお掃除ですね。もちろん、身体そのものをきれいにすることはこちらに入ります。
内側の浄化は、感情や考え方を浄化する。さっきの、三日月形の自分じゃないけれど、心の戦争を祓うことです。2番目は「何が欲しいか」を明確にする。欲しいものがわからなかったら、現実化もできません。エネルギーの流れ先、ビジョンを明確にすることです。私たちは、いらないものはけっこうはっきりしていても、欲しいものはあいまいなことがよくあります。3番目は、いい加減なヘラヘラした状態ではいけないので「真摯さ、誠実さ」を持つ。真剣に現実化をしたいと意図すること。4番目は「信頼して、それに対して疑わないこと」。宇宙に指令を出したんだったら、必ず投げたボールは戻ってくる。そう信頼することです。最後は、一番難しいと言われている「受け取ること」です。この4つがクリアになれば、豊かさは自然にやってきます。
大切なのは、真の豊かさは「自分にとって何か」です。