吉本ばななのレビュー一覧

  • ふなふな船橋

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    船橋のときわ書房にて購入.しかし小説の感想ってな書きづらいね(笑)面白かったとしか思い浮かばないや.
    と言いつつ,人は立ち止まってる訳にはいかんのよねとかいつでも笑顔で迎えてくれる存在ってないいよななんて思ったりしたのでした.
    んでんでやっぱいつか船橋駅近くに住みたいなぁと強く思うのでした~

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    2018年06月06日
  • ハネムーン

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    自由だ自由、フリーダム。自由っていってもちんこ出して街を歩き回ってビーチでうだうだするようなやつじゃなくて、あいつらはただの変態なわけで、夫婦で一緒に海外旅行に行って、でもって部屋で旦那を待たせてる間にお出かけして、でもって店で気持ちいいから生ビール飲んでから帰っても二人とも普通にハッピー、みたいなやつだ。って書いてあった通りだけど。そんなハッピーに自由に生きてたらきっと幸せじゃないか。
    そしてサイドストーリーのカニバリズム宗教の話がいやに怖い。こっちがメインでホラー映画作れそうなくらいに、映像かしたらこっちの話が子どもたちのトラウマになりそうなくらい。
    というわけで何がメインなのかよく分から

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    2018年05月15日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    20代のころからばなな作品が大好きで、出版を追いかけるように読んできたけれど、当時の私には「不倫」も「南米」も遠すぎて、タイトルだけでしばらくのばなな離れに。今になって読んだけど、食わず嫌いはやめておけばよかった!!やっぱり私は、ばななさんのその土地の表現がすきなのです。

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    2017年12月13日
  • ハネムーン

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    いつものじんわりとかあったかい光よりは
    ずっと深くて暗くて底の方をさまよう心地がした。
    でもきっと、そんなところから
    仰ぎ見る空や光や生きている証が
    この世界をとてつもなく美しくしている、
    そういう感じがした。

    最後まで読んだら
    急にタイトルがしっくりきた。

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    2017年09月29日
  • ハチ公の最後の恋人

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    「サウスポイント」はこの作品の続編(?)みたいだったので、すぐにでも読んでみたくなって。

    いやぁ、ほんと、サウスポイントに繋がってて良かった。ほんと、良かった。

    この、身を切り売りしているような精一杯さ、完全であるから儚いという、太古から決まっている約束のような理に、それでも受け止めて愛して乗りこえて、「思い出」となって前に進んでいく正しさが、痛かった。

    そんなきれい事じゃ、分からないし、物分りよくなれないし、夢を見ていたいし、ハッピーエンドしか見たくない。なんて、実は生々しく痛々しく感じてしまったりするのだけど、それも全部ひっくるめて、「今」を感じて生きることへのキラキラなんだろ

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    2017年09月17日
  • ハネムーン

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    すごく美しい表現がきらきら散りばめられ、世界はそして人生はとても美しくオーストラリアに行きたくなった。しかし、登場人物の境遇は特殊なのに、とても退屈な流れで、全然読み進まなかった(笑)

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    2017年09月14日
  • おとなになるってどんなこと?

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    すんなりあっさり読めてしまえる分量の本ですが、
    読者のこころやあたまには
    ちゃんとした質感のモノが残ることうけあい。
    ばななさん、実に正直に、実にオープンに、
    さまざまな人生の根っこ付近の問いについて答えてくれています。

    ひとりのひととして、
    その裡に濃い内容を宿していないとここまで書けないし、
    言語化や表現力の修練がかなりできていないと
    ここまでのくだけたわかりやすい文章にはできないと思う。
    出し惜しみなし、されど、
    まだ表に出てきていない豊饒さまでをも感じます。

    たとえば、「生きることに意味はあるの?」
    という問いへの著者の答えは、
    ぼくのおぼろげながら持っている答えと
    著者の答えはち

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    2025年07月10日
  • ハチ公の最後の恋人

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    帯にあった通りの愛と救済を与えてくれる本。
    素敵な言葉が沢山あって切り取りきれない。
    読み終わった瞬間に私が思ったことは、一つの方向からしか物事を見ようとしないから悲しいんだってこと。

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    2017年01月28日
  • ジョンとばななの幸せって何ですか

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    ネタバレ

    ジョン・キムと吉本ばななが、「つながり」「世界」「人生」などについて語り合う。『女性自身』掲載および会員制サロン「JD'S SALON LIFE IS ART」で行われたリアルタイムチャットをもとに書籍化。

    穏やかな空気。

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    2016年05月28日
  • ジョンとばななの幸せって何ですか

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    ばななさんの本はたいてい読みたくて、
    近所の本屋にいったら二冊も買ってしまいました。

    ジョン・キムさんをこの本で初めて知りましたが
    とても興味深い方だなあと思いました。

    愛についての語らいがとても考えさせられました。
    依存、自立、嫉妬心、内観、潜在意識・・・
    どれも今私がとても興味を持っているトピックだったので、何度も何度も読みました。

    これからも折々に深めていきたい。
    きっと読み返して包んでもらったり、背中を押してもらったりする、そんな本になっていく気がしています。

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    2016年02月14日
  • ジョンとばななの幸せって何ですか

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     ジョン・キムと吉本ばななの対談を通じて、幸せとは何かについて、言葉を選んで研ぎすまして行ったような作品。
     命や健康は、命があって健康なうちはそのありがたみが分からない。喪失してはじめてその大切さが分かる。これはよくある話。もし、失う前に気がつくことができれば、日常をもっと幸せに生きられる。「幸せは自ら創造するものであって、人から与えられるものではないと思うんです。」と続く。ここが、本書の最大のポイントと言ってよいと思う。視点を変えることで、幸せであることを再認識する行為、他人と比べたり、他人にどう見られるかではなく、自分が感じる幸せに素直であることが大切なんだと思う。
     その他の内容は、人

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    2016年01月31日
  • 夢について

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    眠っている時に見る夢や、少し不思議な体験を綴ったエッセイ。

    描かれているようなことを私も体験したことがあるような、ふわりとした後味が残る。

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    2015年05月25日
  • 虹 世界の旅4

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    ネタバレ

    【本の内容】
    レストラン「虹」。

    海辺の故郷そっくりの素朴で丈夫な心で瑛子はフロア係に専心していた。

    だが、母の急死で彼女の心は不調をきたし、思わぬ不幸を招く。

    踏みつけにされる動植物への愛、身に迫る禁断の想い…。

    瑛子は複雑な気持を抱え、念願のタヒチに旅立つ。

    今、美しい島で瑛子に深く豊かな愛が蘇る。

    確かな希望の訪れを描いた傑作長編。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    吉本ばななを好きな若い女の人は多いと思うけれど、私も例外ではない。

    10代の頃、何度も読んでは文章に酔いしれ、本文を覚えてしまうほどだった。

    きらきらとしたみずみずしい文章と胸をしめつけられるようなせつない

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    2014年11月25日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    幼い頃から両親に虐待され、多重人格になったマリカ。多重人格の話は複雑な印象があったが、これは判りやすくて、ストーリーが流れるように進んでいった。

    後半は、ばななさんのバリ旅行紀。
    面白いけど、マリカの話の後でいきなり俗世間の楽しげな旅が始まって、戸惑ってしまった。
    もう少しマリカの余韻に浸っていたかった。

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    2014年09月02日
  • SLY  世界の旅2

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    小説だけでよかったんだけどなー。
    ゲイの男の子がエイズになっちゃって、友だちとエジプトに旅行にいく、というお話。
    こうかくとすごく劇的な気がするんだけど、とても淡々とすすんでいく。それがとても心地よい。
    エジプト行きたいなー

    この話を読んでる途中で出た国際保険論がエイズについてで、シンクロに驚いた。ひとごとじゃないんだよな

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    2014年05月25日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    マリカのなかにいるタマシイ=登場人物たちがすごく魅力的。夢の中にいる感じ、薬かお酒で酔っ払った時に見えると聞く、七色の世界が、バリの夜の中で輝き続けている。

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    2015年04月27日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    バリ島が舞台のお話⑤
    バリから帰国してすぐに読んだ本。バリが舞台のお話をいくつか読んできたけど、この作品が一番バリらしさを身近に感じられた。
    多重人格のマリカとジュンコ先生はバリに行くことになる。マリカのソファーと、
    吉本ばななはんが初めてバリを訪れ、思い、感じたふわふわとした事柄をまるで夢の中の出来事のように綴ったバリ夢日記。
    ばなな作品おなじみの原マスミさんの挿画がまた素晴らしかった。
    やっぱりわたしは吉本ばなな時代の作品が好きだなー

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    2013年12月26日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    「ハードボイルド」
    奇妙な夜の出来事が描かれている。
    人と別れることはすごくつらい。けどあらゆる罪悪感から抜け出して、ハードボイルドに生きなくちゃ、という前向きな気持ちにさせてくれる。
    奇妙だけれど、不思議と癒される。

    「ハードラック」
    姉の死と向き合う家族の物語。
    姉との思い出や、これからの日常について、時間について、主人公の立場になって考えてみると、自然と心が浄化されてゆくような気持ちになった。

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    2013年11月17日
  • 虹 世界の旅4

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    タヒチに行って、キイロのサメを見てみたい!タヒチに行ったことがなくても、青い海や白い砂浜、黄色い太陽が目に浮かんでくる。

    タヒチレストランのオーナーとアルバイトの恋は、とてもマジメでくすぐったい(^^)こんな恋もいいね!

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    2015年04月30日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    「ハードボイルド」あらすじだけだと思い切り怪談。そんな奇妙な一夜に主人公が思い出す人生のハイライトがなんだかセピア色の映画の回想シーンみたいだった。
    導入がまんま怪談だったから、youtubeで怖い話見たあとに手に取って、しまった!と思った。怖さを打ち消したかったのに吉本ばなながまさかの怪談調。主人公が言っていた、妙な雰囲気の夜に入り込んでしまったその感覚を体感できる小説でした。
    「ハードラック」は身近な人の死を近くから真っ正面に捉えた作品。

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    2013年07月31日