吉本ばななのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
吉本ばななの【ばななブレイク】を読んだ。
2000年に刊行された著者、初のコラム集だそうだ。主に『CUT』という雑誌に連載されていた
「人々について」というコラムを中心にまとめられている一冊。
小説やエッセイとはまた一味違う「ばなな節」が楽しめた。
とても広い人脈と交流を持っている著者の、「人々について」考察し、言葉を選びながら書き出していく
文章は、「吉本ばなな」という、ひとりの作家としての視点や、「吉本ばなな」という、ひとりの人間と
しての視点、もしくはひとりの女性としての視点など、様々なアングルから構成されているようで、とて
も興味深い。
だからと言って、感じていることが -
Posted by ブクログ
権五郎のことを思うと、本当にやるせない。
多感な年頃の登場人物たち。
30歳近い立場の私から見ると、なんとか権五郎が犠牲にならないように、もう少し後先考えて冷静な振る舞いもできたのではないかと、その登場人物たちの若さゆえの拙さに落胆してしまった。
それ以外はとても美しい話。
そこだけがどうしても、私の道徳に触れる感覚があった。
罪なき動物が、声も上げられず、人間の争いの犠牲になったと思うと悔やまれてならない。
吉本ばななの本は、まだあまり読んだことがない。これから少しずつ読んでいこうと思う。
この本を読んで感じたのは、吉本ばななの比喩表現が私の感覚と少しズレているのかなということ。
「〜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏は特別。キラキラしていて空も海も青くて、みんな自分の世界を生きてる感じ。
p.31「何かを得る時は、何かを失うように決まってるだろ。」
p.133「恋って言うのは、気がついた時にはしちゃっているものなんだよ、いくつになってもね。しかし、終わりが見えるものと、見えないものにきっぱりと分かれている、それは自分がいちばんよくわかっているはずのことだ。見えない場合は、大がかりになるしるしだね。うちの今の妻と知り合った時、突如未来が無限に感じられるようになった。だから別にいっしょにならなくてもよかったのかもしれないね」
p.151「…っていうかさ、人間ってどうしても次々に新しいものと出会って、