吉本ばななのレビュー一覧

  • 吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

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    哲学的かもしれないけど、ホラーではないと思う。
    不思議な異世界との接点の町での主人公の心の冒険ファンタジーとして楽しく読みました。舞台となる町、登場人物、それぞれが現実にありそうで・なさそうな 不思議な空気感を持ち、読んでいる私も地面から1cmくらい浮きながら歩いているような気持ちでした。
    なんとなく頼りない気持ちだけどなんだかハッピー。
    9月発売の文庫版の続編が楽しみです。

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    2020年08月26日
  • 吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

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    かつては新刊が出るたび読んでたばななさん。いつからか、特に理由なくご無沙汰してたけど、こちらは帯の『哲学ホラー』というのが気になり、久しぶりに読んでみた。
    で、結局、哲学ホラーって何、、、?
    哲学はおいとくとしても、特に怖いところもないし、この帯の惹句(?)どうよ、と思いながら読み終えたら、あとがきでばななさんご本人が「ファンタジーというより哲学ホラー」と書いてらしたので、うーむ。
    ファンタジーとも思わないけど。

    でもまあ、登場人物は概ね魅力的だし、ばななさんらしい味わいではあった。続きが読みたい。

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    2020年08月16日
  • すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1

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    有料noteを書籍化したもの。
    ばななさんの心に浮かんだこと、引っかかったことがよく分かり身近に感じられる。

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    2020年07月30日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    すごくこれからの人生を歩んでいく上で、重要な道しるべをもらった気分。
    スピリチュアルな雰囲気を醸し出しているけど、ここで言われているのは、自己を見つめて、自己肯定感を高めることや瞑想、メディテーションで行っていることを、ホ・オポノポノやウニヒピリ、クリーニングなどの定義された言葉で表現することで分かりやすくしていると私は感じた。

    ただ、この本ではホ・オポノポノを進めていく過程について主に書かれているので、クリーニングのやり方とかウニヒピリとの対話の仕方とか、具体的なやり方は丁寧に書いてはいないので、その辺はネットとかで調べながらの方がいいかも。

    読みながらクリーニングしてみると、私は学生時

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    2020年07月24日
  • アムリタ (上)

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    上巻の3分の1を過ぎた辺りからやたらとスピリチュアルな方に行くなあと思って読み進めていたのだけれど、思ったほど嫌悪感みたいなものは感じずに、そのままするっとばななワールドに引きこまれた。このあたりはさすが。

    主人公である朔美のキャラクターの強さが効いてるんだろうなぁ。よしもとばななの世界観、とんでもないとっぴな状況で奇天烈でエキセントリックな登場人物が次々と登場するその舞台は本当にいとおしくて、読み終わって彼らに別れなければならないのが辛く寂しい気持ちになってしまう。

    あとがきを読むとこの作品はばななさんのちょうど精神的にしんどい時期に書かれたものということだけれど、そのメンタリティが作品

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    2020年07月07日
  • BANANA DIARY 2020-2021

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    書くのがもったいなくて、本として読んでいます。
    マンスリーダイヤリー+ノートの手帳。
    マンスリーページにも、ノートページにも、ばななさんのお言葉が書かれています。
    どの言葉も、情景が浮かんだり、心を掴まれたり、気持ちがほぐれたり。
    言葉って力があるな、こんな表現が出来てすごいなと、改めて感じた1冊です。

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    2020年04月26日
  • 下北沢について

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    あまり下北沢について書かれているわけではないが、筆者が昔住んでいた場所と、下北沢似ているところもあるが違うとこもある、そこの細かい描写がなされているエッセイであった。
    筆者がこのエッセイ集を通して何度もいっていたのが、「今の空気感も大切にしながら、時代の流れに沿って生きること。しかし、昔の雰囲気も心の中のどこかにしまって生きていきたい。」ということ。

    昭和の時代がよかった、そこに戻りたいという気持ちもかなり分かる。(平成生まれだが。)
    しかし、当たり前のことだが、自分が過ごしているのは、過去でも未来でもなく「今」である。
    自分自身、現在インドで生活をしていて、日本が恋しくなることは多い。帰り

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    2020年03月28日
  • アムリタ (上)

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    読んでて妙に気持ち良くて、どんどん読み進められた
    スピリチュアルと一般的に言われている第六感的なものを信じているというかそういうのもあるんだろうなぁと思っているので興味をもって読めたのかも

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    2020年01月22日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    ウニヒピリ・・・聞きなれない言葉でしたが石田ゆり子さんが紹介していたので読んでみた。ほんとうの自分を知るというホ・オポノポノについてもっと知りたくなった。

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    2020年01月09日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    ネタバレ





    ハードトラック がすごく好きだった。よかった。

    〈ハードボイルド〉

    「あなたはまだわかっていない。いつだって、自分がいちばん大変で、自分さえ助かって、楽で、いちばん楽しければいいと思っているんだもの。」

    「人は、自分が相手に飽きたから、もしくは自分の意思で、あるいは相手の意思で別れたのだと思い込むものだ。でも、それは違う。季節が変わるように、時期が終わるのだ。ただそれだけだ。それは人間の意志ではどうすることもできない。だから逆に言うと、それが来るその日まで、楽しく過ごすことも可能だ。」
    ↑「食べ物に旬があるように、人と人との関わりにも旬がある」と例えてる?



    この台詞が好き

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    2019年11月11日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    ハードボイルド
    不思議な愛しかただなと思った。千鶴さんの気持ちはわかった。千鶴さんは素敵な人だと思った。サッパリとした物語だった。

    ハードラック こんな風に人を失くしたことはないので分からなかった。闇の中から抜け出す光の入り口に差し掛かった間合いの物語。「これから姉と同じで香水に変えよう」ってところが決別でも執着でもなくて良かった。境くんの放つ光が際立った。

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    2019年08月29日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    8年一緒にいる人がいます。
    家族の次に長い時間を過ごしました。

    勿論、平和ばかりではなく
    たくさん傷つけました。たくさん傷つきました。
    でも8年も一緒にいました。

    間もなく9年目がはじまります。

    彼のことを描き貯めたいと思いました。
    なんでもない事を。私だけの世界を。
    9年目の愛する人への長い長い手紙を。

    日常にはたくさんの思考が
    転がっているんだと気づかされました。

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    2019年05月13日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    いちばん最後の吉本隆明さんとの対談がすごくためになりました。
    モヤモヤの感じとか。
    スッとした状態で暮らせるように心がけよう。

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    2019年03月08日
  • ひな菊の人生

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    しびれた。

    70ページのこの部分。深い。

     「なにかを徹底的に受け入れようとすることは、
      この世で起こっていることに関して普通の百倍
      くらい敏感になることだった。決して鈍くなって
      乗り越えようということではなかったように思う。」

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    2019年01月20日
  • ひな菊の人生

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    「天とか運命とかは、首の事故で彼を俺たちから奪うことはできても、あの楽しかった時間を奪うことは永遠にできないから、俺たちの勝ちだと思うんだ。」
    自分が経験したこと、関わった人と過ごした時間、それらの積み重ねが人生だと思わせてくれる。大切な人を想い出しながら読んで胸が熱くなった。

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    2018年12月19日
  • ハネムーン

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    裕志が繊細でナイーブで痛々しかった。少し前に身近な人が死んで裕志と同じ情緒になった時、もう少ししたらまた大切な人が死んでしまうんじゃないか、怖くて恐ろしくてビクビクしながら生きていた時を思い出して辛かった。
    そんな中で、吉本ばななの表現のところどころでグッと来すぎて心がいっぱいだった、、。
    うーむ、うまく感想書けない

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    2018年12月03日
  • にぎやかだけど、たったひとりで 人生が変わる、大富豪の33の教え

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    やっぱり兄貴は良いなぁ。吉本ばななもハマってしまう訳だ。
    金儲けは「恩を返す」という事に関心があるかどうかで決まる。
    実際お金儲けっていうのは、簡単に言うたら時間の使い方です。
    自分が滅びても残るのは、間違いなく不動産です。
    子供をいじれば国が豊かになる。
    リミッターが外れた人は自分が薄まった状態。

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    2018年12月02日
  • 夢について

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    20年位ぶりに、あらためて読みました。以前読んだのは文庫本が発売されてすぐ位だったのでは……ばななさんの最近の作品はどうも身構えて読んでしまうのですが(ただ単に、私がニューエイジっぽいのが苦手だからなんですけど)、この一冊は「夢」というニューエイジっぽくなりがちな題材を扱っているにもかかわらず、素の視点で語られていて、うさんくささを感じないのが、とてもよかったです。

    一番好きなエピソードは「食べるということ」。

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    2018年09月11日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    アルゼンチンを舞台にした短編集。
    現在、自分がアルゼンチンに住んでいるからか、作者が感じたことがとても理解できる。
    と言うか、自分がその場所で感じたことをうまく言葉にしてくれている感じ。
    ほんの2週間ぐらいの取材なのにここまでうまく雰囲気を切り取って言葉にできるのはさすがだと思った。

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    2018年07月05日
  • ハネムーン

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    よしもとばななさんが本を書いて伝えたいことが、この本にはすごく素直に真っ直ぐ綴られているように感じました

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    2018年06月14日