吉本ばななのレビュー一覧

  • 虹 世界の旅4
    『夢のようだ、まるで虹を見ているようだと私は思った。

    いろいろなことがあったけれど、またこういうきれいなものをみている…生きている限り、また苦しいこともあるだろう、でもまた必ずこういうものが目の前に現れてくるのだ。必ず。』

    タヒチアンレストランで働く瑛子は、複雑な心を抱えたままタヒチに飛び立つ。...続きを読む
  • パイナップルヘッド
    ananの連載エッセイ、
    林真理子の前は吉本ばななだったんだね!
    その時のエッセイ集

    海のハンバーガーとかめっちゃきになるネタが多々あり(笑)
    とにかくなんでもない文章がとてもきらきらしてみえる

    でも誰かを眩しくさせて陰を消すような明るさじゃなくて
    暗闇で光るベッドランプのような暖かさがあります...続きを読む
  • ハードボイルド/ハードラック
    これまでに読んだよしもとばななさんの本の中で1番好き。

    ハードボイルドも不思議な雰囲気が好きだけど、ハードラックは主人公の気持ちがリアルに響いてきて泣きそうになった。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    久しぶりに読んだらこんなにあっさりした内容だったっけ?
    しかし、何度読んでもオレンジが好き。
    オレンジの手紙にグッとくる。

    バリ島に行ってみたくなります。
    私もバリの空気を肌で感じてみたいです。
  • ひな菊の人生
    ダリアの存在が不思議だったけれど、それが暗喩するものが、徐々に自分の中で紐解けていったかんじがした。
  • 人生の旅をゆく2
    いろいろと話題になっていた前作(?)を読まずしてこれを
    読み始めてしまったけど後悔はなし!
    最初の1行を読んで面白いと確信できたし、表紙が私好みだから!!

    実は『イルカ』を読んで感動はしたけれど、よしもとさんはこのまま丸くなって
    しまうのかしら・・・・と少し残念に思っていてしばらく彼女の本を読まな...続きを読む
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    タイトル変ったんだ。前はマリカの長い夢だったと思う。
    マリカもオレンジも先生も登場人物に邪気がなくて好き。

    バリに行ってみたくなる一冊。
  • 人生の旅をゆく
    よしもとばななさんのいいところがじんわりと出ているエッセイ。
    彼女のエッセイを読んでさらにエッセイが好きになれた。うへへ。
    彼女の考え方や経験がすごく、作品に影響してるんだな、ってしみじみ。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    前半の物語と、後半のエッセイと、両方読むことでさらにバリの空気が伝わるように感じました。ばななさんはその土地の空気感を言葉でつづるのが本当に上手だと思います。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    上には上が
    いつもいるのよ、
    いいことにも
    悪いことにも。

    できることを
    するしかないのよ、

    人はいつも。
  • パイナップルヘッド
    このエッセイを「anan」で読んでいた頃、まだ10代だったのだなあとしみじみ。
    ばななさんの文章も若い!
    スヴェルトとか、カローラⅡとか、本当に懐かしい。
    ご本人が狙った通り、当時が甦ります。
  • 人生の旅をゆく
    なかなか好きな文!短いし読みやすいし、その中にもハッとすることがかかれてあっていいなぁという感じ。しかし、いろいろな外国へ行ってるんだなぁ。
  • 不倫と南米 世界の旅3
    最終章で作品の価値が一変した。作品全体が最後から照射されるような、そういう構成のよう。重くズシリとくる。生きるとか、そういう次元を作家は逡巡してたのは、どういうわけか少し見えた気がする。
  • ひな菊の人生
    ばなな作品は自分が弱っている時にこそ、響く。
    一度ばなな作品を味わい損ねてしまい、しばらく離れていたけどやっぱり戻ってきてしまった。そして、やっぱりいい。

    この作品は、奈良美智さん(イラスト)とのコラボということで、他の今まで読んできたばなな作品とはまた違った味わいがあった。
    それでいて、他のばな...続きを読む
  • ひな菊の人生
    挿絵が文章とあってて強烈でした。

    しっとりとした雨が降ってくるような本だなって思いました。
    最後には晴れですよ
  • 不倫と南米 世界の旅3
    よしもとばななさんの小説と、原マスミさんの装画、山口昌弘さんの写真がベストマッチな一冊。
    読んでいる間中、南米を旅しているような感覚に陥りました。
    よしもとばななさんの本を読むと、いつも、生のきらめきを感じると同時に、死の恐怖が少しやわらぐような気がします。
    アルゼンチンに行ってみたくなりました。
  • 不倫と南米 世界の旅3
    短編の「電話」の中にある一節、『みんなの髪のいろも服の色もそれぞれ違っていて、まるで小さな花瓶にぎゅうぎゅう詰めにささった色とりどりの花のようだった。』という表現が好き。
    よしもとばななのこういう表現が好きで、読み続けてます。
  • ハードボイルド/ハードラック
    すごーくぞっとしてすごーく悲しくて,
    それなのに読み終わったときの暖かさは不思議な感じがしました.
  • ひな菊の人生
    ひな菊という少女の人生が語られている小説。不思議な気持ちになる。違う空間に迷い込んだような。
    それはもともとあるばななさんのミステリアスな雰囲気と奈良美智さんの挿絵がぴったりはまっているからかな。
    ちょっと怖くて哀しくて、でも高春とかおじさんおばさんが発している暖かさが救いになってる。
    物語というよ...続きを読む
  • SLY  世界の旅2
    喬(たかし)と、喬の元カノと、喬の元カレは皆友達同士。
    入り口から結構すごいけど、これが案外ナチュロー。

    3人のエジプト旅行、約10日間のはなし。



    強い日差しの中に浮かび上がる、登場人物の鮮やかなシルエットと生々しさ。(妄想)

    短いけど、なかなかスキでした☆

    エジプトだしね。