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Posted by ブクログ
【気づき】
さらっと読めるエッセイ集。
だけど、ものすごく深い。
対象は子どもの皆さんあるいは、もう大人になってるけど、自分の中の子どもを大切に抱いてる皆さん向けと書かれている。
だからこそわかりやすい言葉で書かれている。
でも、先に生きている先輩として、しかし決して上から目線ではなく、ご自身が考えてらっしゃることを丁寧に言葉を紡いでいる印象の本。
読み返すたびに発見がありそう。
【要点】
・辛いことはあとで必ずなにかの土台になる
・大事なことは自分の中に泣き叫んでいる子どもを認めてあげること。
大人になると言う事は、つまり子どもの自分をちゃんと考えながら、大人を生きるということ。
・日本の学校では特に、自分が興味を持てなかったりすると、「あんなに先生は一生懸命教えてるのに、みんなもちゃんと座って聞いてるのに、自分だけ申し訳ない」みたいな気分させられます。
でも、今になって私を確信できます。
自分がつまらないと思ったら、それは仕方がない。そしてそのかわり自分がワクワクするようなものだったら、寝ないでも学ぶべき。
それから自分の将来とって必要な勉強だったら、自分で面白く学べるに工夫しなくてはいけない。
・自分の人生は自分のもの
・2人の友達を見ていて思うこと。
価値観の話をしたかどうか
・自殺と言うのは、心の中に愛の貯金がなくなったときにする。愛とはエネルギー
・好きな時間に寝たり起きたり、思う存分ネット見たりするのは健康な時にしかできない
・年上の人は偉いと簡単に思ってしまうと、いろいろなことがうんと楽になる。
・今できることをめいいっぱい
・自分の得意な世界しか知らないと、悩み事があっても、他の角度から見ることができなくなってしまう。
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「大人になるということは、つまり、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということです。」というのが心に残った。
子どもの自分を否定せずに、受け入れることが大切。
今の自分が求めている内容だった。
大学生や20代におすすめですが、30代以降の方でも共感することもあるように思います。
大人になるとは?、友達って何?、死ぬとは?などを、よしもとばななさんなりの考えを教えてくれる。
この本を読みながら、私も大人になるってどんなことか考えてみた。
1人の人間として自分で判断して、自分の人生を生きることだと思った。
生きるのに悩んだときに、この道でいいのかなと悩んだときに、読み返したいと思った。
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社会人5年目なのですが、どんなことか分からなくなったので読んでみました。
吉本ばななさん自身も、色んなことを考えて、大人になったんだろうなあ。自分のことって、意外と全然わからない。自分のことをわかって、自分のことを認めて受け入れていって、自分で色んなことを経験していきたいと思いました。
「自分の中にいる泣き叫んでいる子供を認めてあげることです」
自分の心の声を殺さないでちゃんと聞こうと最近努力していたところなので、とても心にささり、勇気づけてくれました。
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「はじまりの本」です。
タイトルに惹かれたら人におすすめです。
この本には、生きているなかで一度は疑問に思ったことがある事柄について書かれています。
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モヤモヤしている気持ちを、
それでいいんだよ、と受け止めてくれるような、
何度も読み返したい優しい言葉が散りばめられていた。
定期的に、その言葉だけでも読み返していきたいと思えた。
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この本を読むのはこれで3回目です。
この先、自分はどうなってしまうのだろう、私はちゃんとした人間になれるのだろうか、不安に感じることは誰にでもある。
そんな不安を感じた時に読みたい本です。
「普通にふるまっていたからといって、なにかから救われることなんて一切ないと思います」
この言葉には胸が痛くなりました。
自分の趣味趣向を否定された日から、私は普通でいなければいけないという考えにとらわれていました。
人と話すときにはおかしなことを言わないように言動に気をつけて、いつも無難な話をすることを心がけていました。
いつからか、自分が傷つかないようにしている行動に自分が自分でないように感じて違和感を抱くようになりました。自分の中にあったはずの自分がどんどん無くなるようでした。
この本はそんな私に寄り添ってくれました。
不安で不安で仕方がなかったとき、助けを求めるかのように手に取ったこの本は私を励まし勇気づけました。
自分にできることできないことを見極めながら、少しづつ前に進みたいと感じました。
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作家になることを志し、すこし変わった家庭で家族との軋轢を感じながら「少し変わった女の子」として生きてきたばななさんが優しい言葉で綴る「大人になる」ためのヒントとメッセージ。
模範通りにうまくやれなくても自分の人生をのびのびとやわらかに心地よく生きる術を見つけていければそれでいい、とのびやかでやさしい言葉で綴られていて、とうに大人になったいまでもきれいな水を飲むように心地よく届いてくれる。
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「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」「まだ年齢的には子どものみなさんや、もう大人になっているけれど自分の中の子どもを大切に抱いているみなさんの、眠れない夜にこの本が寄り添ってくれますように」読んでいてこれで良かったんだと自分を肯定できる。何度も読み返したい本。
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やさしい言葉で語る、大人になるってどんなこと?
大人と言われる年齢になった私が読んでも、ふむふむ、と読み応えのある一冊だった。
1ページの文字数は少なくて、薄い一冊だけど、大切にしたい言葉が溢れている。
親や学校の縛りの中にいるけど、責任を持たなくていい子ども時代と、自分で自由に決断・選択できるけど、すべての行動に責任を持たなくてはならない大人時代。
『子どものようなエネルギーの広がりを持って、大人の自由な決断をすることができたら…
そんなふうにいつも願っています。』
私もこれ、大事にしたい。
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おとな、勉強、友だち、普通、死、年をとる、生きる、がんばる。それぞれについて平易な言葉で語りかけてくれる。だからスルリと心に入る。
でも本当に知るためには、何度も読むことが必要なのかも。
簡単な言葉で当たり前のことを語るから難しい。
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ばななさんの、悩みにこたえるの本と似ているものがあった。私は1週間後に二十歳を迎えるので良いタイミングで読めたな〜と。
将来こどもと関わる仕事につきたいし、つかなくても こども の心を忘れずに大切に抱きしめて日々他人に優しく自分に丁寧に生きたいなとおもった。
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友人のおすすめで読んだ。
人は自分を極めるために生まれる。
幸せの貯金
与えることでも貯まるって素敵な言葉
日本人はふつうでいることにこだわる
人生は学びの連続
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サクサク読めた。50分くらいで。
吉本ばななさんの他の本も読んでみたくなる、そんな気持ち。
子供が学校に行きたくない、そんな風に言った時に思い出したい言葉があった。
自分ももっといろんな経験をして、自分を知っていきたい。人に愛を与えられる人になりたいなあ。
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「つまらない勉強は仕方がないからしなくてもいいけど、なにか自分の興味がある勉強分野があるなら寝ずにでもしろ」。ハイ。中途半端に誰かの真似っ子をしている自分に刺さる。
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「大人になるということは、つまり、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということ。」
大人になるということ、勉強のこと、死ぬということ。
色々なことについて、言葉を選びながら丁寧に教えてくれる本。
高学年ぐらいの時にこの本に出会っていたら、また違った人間になっていたのだろうなと思う。
おまじないのような本だった。
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とにかく、読んでまた再確認。私はまだ大人じゃないけど、子どもじゃない。何者?笑
まだ全然自立してない。焦る必要はないけど、自覚して自分で堂々と立てるように生きていこうと思う。
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ばななさん的大人とは、生きるとは、勉強の意義等が語りかけるように優しく書かれている。
あくまで個人の意見であり、押し付けてないよ感が好き。
成人式などで形式的に「大人」に押し出されるわけだが、精神的な大人はこうできて行くのかと勉強になった。
中高生に読ませたいと帯には書いてあったが、私には今がちょうど良かった。
感謝をする。淋しさに耐える。感情抜きに他者を思いやる。自分の中の子どもを認める。
+α 得意なことに頼って依存しない。新しい場所、新しい人に会う。
最後の2つは勇気がいるし、エネルギーも必要だけど少しずつ。
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人生の優しいバイブル本。
おとなになるって、人によって様々だと思う。
子どもが自由なんて思えない。
けど狭い世界で一生懸命に過ごす子どもたちはキラキラしてる。
だからこそ、どうか辛いことがあっても踏ん張っておとなになってほしい。
世界は広かったんだと実感して、自分の世界を築いて行ってほしい。
仕事もプライベートも色々あるけど、ひっくるめて人生だなぁと受け入れることができた時、おとなになるってことだと自分は思う。
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自分の場合はどうだろう?と考えながら読んだ。
『まえがき』にもあるように、この本には「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってほしい」というメッセージが込められていた。
印象に残っているのは、以下の箇所だった。
(P14より引用)
・・・・・
大人になった後は、子ども時代を取り戻して本来の自分に戻っていくことがいちばん大切です。
いったん大人になってから、あらゆる場面で最も必要とされるのが子ども時代の感覚なんです。
それだけが人生を進むための羅針盤なのです。
どの職業の人でもどの年齢でも変わりません。
ただ、子ども時代に体験したことの価値や、自分がもともと持っているものの重要さというものは、いったん大人になってからでないと全く意味をなさないので、人生ってほんとうによくできているなあと思います。
・・・・・
大人になってから、子どもの時ってああだったなぁ、こういうことが好きだったなぁ、と思い出すことがよくある。
それは歳を重ねていくうちに忘れ去られたものであったり、自らが手放したものであったりするのだろう。
自分が元々持っていた性質はどんなものだったのかを考えた時、今の自分の窮屈さに気づくことがある。
「子ども時代を取り戻して本来の自分に戻っていく」
これを頭の片隅に入れておきたい。
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学校の授業の机に縛り付けられる苦しさの中、小説家になると決めた自分の意思を通していく強さに尊敬しました。ホリエモンもそうですが、小学校時にただただ集団的思考で我慢するのが当たり前の生活ではなく、自分の決めた目標に対して時間を使った人は夢を叶えているんだなぁと。
子供の自分を否定せず、共存していく事で大分過ごしやすくなれる。
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「大人になんかならなくたっていい、ただ自分になっていってください」
「人間は、小さい頃から実はそんなに変わらないもの。だから人生はいいものなんだけれどね!」
「大人になった後は、子ども時代を取り戻して本来の自分に戻っていくことがいちばん大切」
「違和感を感じて身を守ることと、オープンであること、この一見相反することを同時に心がけて」
Posted by ブクログ
「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」
この言葉に妙に納得。
年齢的にはとっくに大人だけど、子どもの時に思っていた「大人」とはちょっと違う気もする。
でも「自分」というものは、だんだん出来上がってきた気がするなと思った。
「友達って何?」「死んだらどうなるんだろう?」など誰もが一度は疑問に思うことに対し、吉本ばななさんならではの考えが述べられていて面白い。
Posted by ブクログ
【著者の考え方が知れる本】
この本は、著者吉本ばななさんの意見や考え方が書かれた本。大前提として、科学的に証明された事実に基づいた本ではない。
個人的に面白かったのは
第5章「死んだらどうなるんだろう?」
著者とその母親の心の距離が描かれていて、そういう生き方や価値観もあるのかと参考になった。
また、この章の後半部分の"愛の貯金"のお話は共感できた。
全体的に、文章量は少ない。
文章が口語体で書かれており、"〜だと思うのです" のような表現が非常に多い。断定表現は極めて少ない。普段からビジネス書などを読み漁っている知的で理系な方には向かない本。軽い気持ちで読むのにはいいかもしれない。
Posted by ブクログ
やっぱり私は吉本ばななさんが大好きだなと改めて思った。
ばななさんのお父さんお母さん、やほかの小説か、エッセイにも登場している人もたくさんでもないけど出てくる。
私も充分すぎるくらい大人だけど、優しくそれでいいって言ってもらえているような気がする一冊。
そして、内容をまるまる自分ごととして鵜呑みにしてそう考えた方がいいのかなと流されるんじゃなくて、そっか、そういう考え方もあるよね。と、取り入れたいところは取り入れたり、私も同じ!と思ったり、わたしならこうだけどな、それはあまりそうとは思えないな、と、この本を読みながらしっかり自分自身に向き合えることこそが大人だと思う。
Posted by ブクログ
年齢的には既に大人になっているけれど、改めて「大人って何だろう」と思い手に取った1冊。
きっとたくさんの人に助けられながら、貴重な時間を私のために無駄にして、私は今まで生きてこられていたんだなと思った。
他者に思いやってもらえることを当たり前だと思ってはいけないなと、感謝の気持ちを持って過ごしていきたいなと思った。