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Posted by ブクログ
「大人になるということは、つまり、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということです。」というのが心に残った。
子どもの自分を否定せずに、受け入れることが大切。
今の自分が求めている内容だった。
大学生や20代におすすめですが、30代以降の方でも共感することもあるように思います。
大人になるとは?、友達って何?、死ぬとは?などを、よしもとばななさんなりの考えを教えてくれる。
この本を読みながら、私も大人になるってどんなことか考えてみた。
1人の人間として自分で判断して、自分の人生を生きることだと思った。
生きるのに悩んだときに、この道でいいのかなと悩んだときに、読み返したいと思った。
Posted by ブクログ
この本を読むのはこれで3回目です。
この先、自分はどうなってしまうのだろう、私はちゃんとした人間になれるのだろうか、不安に感じることは誰にでもある。
そんな不安を感じた時に読みたい本です。
「普通にふるまっていたからといって、なにかから救われることなんて一切ないと思います」
この言葉には胸が痛くなりました。
自分の趣味趣向を否定された日から、私は普通でいなければいけないという考えにとらわれていました。
人と話すときにはおかしなことを言わないように言動に気をつけて、いつも無難な話をすることを心がけていました。
いつからか、自分が傷つかないようにしている行動に自分が自分でないように感じて違和感を抱くようになりました。自分の中にあったはずの自分がどんどん無くなるようでした。
この本はそんな私に寄り添ってくれました。
不安で不安で仕方がなかったとき、助けを求めるかのように手に取ったこの本は私を励まし勇気づけました。
自分にできることできないことを見極めながら、少しづつ前に進みたいと感じました。
Posted by ブクログ
「つまらない勉強は仕方がないからしなくてもいいけど、なにか自分の興味がある勉強分野があるなら寝ずにでもしろ」。ハイ。中途半端に誰かの真似っ子をしている自分に刺さる。
Posted by ブクログ
自分の場合はどうだろう?と考えながら読んだ。
『まえがき』にもあるように、この本には「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってほしい」というメッセージが込められていた。
印象に残っているのは、以下の箇所だった。
(P14より引用)
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大人になった後は、子ども時代を取り戻して本来の自分に戻っていくことがいちばん大切です。
いったん大人になってから、あらゆる場面で最も必要とされるのが子ども時代の感覚なんです。
それだけが人生を進むための羅針盤なのです。
どの職業の人でもどの年齢でも変わりません。
ただ、子ども時代に体験したことの価値や、自分がもともと持っているものの重要さというものは、いったん大人になってからでないと全く意味をなさないので、人生ってほんとうによくできているなあと思います。
・・・・・
大人になってから、子どもの時ってああだったなぁ、こういうことが好きだったなぁ、と思い出すことがよくある。
それは歳を重ねていくうちに忘れ去られたものであったり、自らが手放したものであったりするのだろう。
自分が元々持っていた性質はどんなものだったのかを考えた時、今の自分の窮屈さに気づくことがある。
「子ども時代を取り戻して本来の自分に戻っていく」
これを頭の片隅に入れておきたい。
Posted by ブクログ
学校の授業の机に縛り付けられる苦しさの中、小説家になると決めた自分の意思を通していく強さに尊敬しました。ホリエモンもそうですが、小学校時にただただ集団的思考で我慢するのが当たり前の生活ではなく、自分の決めた目標に対して時間を使った人は夢を叶えているんだなぁと。
子供の自分を否定せず、共存していく事で大分過ごしやすくなれる。