吉本ばななのレビュー一覧

  • 哀しい予感

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    よしもとばななさんの本の中の、重くて透明で優しい世界がとても好きです。
    何度も読み返して癒されています。
    この本は、雨の情景のイメージが強くて、雨の音を聴きながら心地よくうたた寝しているような気持ちになれて、特に好きです。

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    2022年05月02日
  • 体は全部知っている

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    吉本さんは良い意味で道徳的な話を書かれる


    生きていることには本当に意味がたくさんあって、星の数ほど、もうおぼえきれないほどの美しいシーンがわたしの魂を埋め尽くしいるのだがら生きていることに意味をもたせようとするなんてらそんな貧しくてみにくいことはもう一生よそう、

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    2022年05月01日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    久~しぶりに、ばななさんのエッセイを読む。
    同じような年代なので、共感する事が多い。
    そろそろ、自分の事だけで無く、未来へと引き継いでいく芯を、自分の中に作っていきたいと思わせてくれる。
    一度ゆっくり、来し方を振り返ってみようかと思う。
    ばななさんの小説には、ことある毎に癒やされていますよ。

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    2022年04月15日
  • 体は全部知っている

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    よしものばななの短編集。個人的には最後から2番目の短編が好きだった。本書を読んで1番に考えさせられたのは恋愛やSEXについての価値観。よしもとはこのように二者を並列に語っていることからも2つを独立して存在する概念として捉えている。恋愛の中にSEXが包含されるのではなく恋愛と肉体関係を別物として割り切っているのだ。平たく言えば性愛に関して開放的で不倫や一晩の情事などの行為を恋愛に縛られることはない自由なことだと謳っている。これは価値観の相違であり是非が問題ではないので1つの考え方としてインプットしておこうと思う。また気づいたこととして挙げられるのは今まで読んできたよしもとばななの小説には必ずと

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    2022年04月08日
  • 人生の旅をゆく 4

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    同い年のばななさんのエッセイ。
    私は肉が好きだ!ということにとても共感しました。
    体に良いものは確かにあるが、がんじがらめになりたくない。
    スレンダーなボディは欲しいが、無理して運動したり食べたいものを必要以上に我慢したくない。

    そんな歳になったということです。

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    2022年04月06日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ばななさん的大人とは、生きるとは、勉強の意義等が語りかけるように優しく書かれている。
    あくまで個人の意見であり、押し付けてないよ感が好き。

    成人式などで形式的に「大人」に押し出されるわけだが、精神的な大人はこうできて行くのかと勉強になった。
    中高生に読ませたいと帯には書いてあったが、私には今がちょうど良かった。


    感謝をする。淋しさに耐える。感情抜きに他者を思いやる。自分の中の子どもを認める。
    +α 得意なことに頼って依存しない。新しい場所、新しい人に会う。

    最後の2つは勇気がいるし、エネルギーも必要だけど少しずつ。



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    2022年03月30日
  • ハチ公の最後の恋人

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    詩集のような美しい言葉が詰まった小説。

    序盤の方で、君は説明が多すぎる、といわれた主人公は「どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった」と考える。

    序盤のこの「説明が多すぎる」という投げかけは、作者の意気込み、この小説の挑戦にも感じた。
    わかってほしくて言葉で説明しようとするとき、その言葉に載せきれないものこそ、ほんとうに伝えたいものだったりする。言葉の器でそれを映し出したい時は、どうやったらよいだろうと読後もしばらく考えている

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    2022年03月29日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    心に残る言葉が散りばめられていた

    なんてことないようなことが、あとですごく大事になるよ

    優しく、ほどよく、寄り添ってくれるエッセイ
    吉本ばななの本、もっと読んでみたい

    お父さんとの対談も良かった

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    2022年03月23日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    吉本ばななさんが一つ一つの質問に真摯に向き合っていて、どの回答もそれぞれとてもスッと心にしみ込んできました。

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    2022年02月08日
  • 夢について

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    大半の人もそうだと信じてるけれど、私は夢を見てもすぐ忘れてしまうので、こういう風に1冊の本に出来るのは凄いなぁと心から思う。

    夢だとわかっていても現実離れした設定にドキドキハラハラするし、現実的でない部分がとても面白い。

    一時期気に入りすぎて図書委員としての壁に貼り出す掲示板のおすすめの本として紹介までした1冊。
    思い出深い…

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    2022年01月31日
  • 大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5

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    なにかの折に読む、吉本ばなな本。並行して生きてるんだけど、たまにちょっと引きつけられるように寄っていく感じである。今回、有名人が亡くなったり長寿番組の出演者が交代したり、友達に嫌われて断舎離されたり、娘たちが大きくなって手がかからなくなってきたり、と、寂しさを感じることが多かったところに、この本!!タイムリーでした。ばななさんは言っています。「『もう少し人生のことを考えたい、だれか他に私のような人はいないのかな?』という人がいられる場所がここです。」p.277  そういう場所、ほしかったんだよ、私。
     宇宙マッサージとかはできないけど、開放されるっていうか、ばななさんが言う「宇宙を信じて、この

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    2022年01月18日
  • 嵐の前の静けさ どくだみちゃんとふしばな4

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    全編通して、人はいつか死ぬんだから、いま美味しいものを食べて、大切な人との時間を大切に過ごそうとか、病気になったって全部が全部悲しいわけじゃないとか、そんなメッセージ。
    ひとつひとつを噛み締めながら読んだ。

    自分にも大切な人や家族がいて、大切に思えばおもうほど、失うことが怖くなる。
    でもみんな多かれ少なかれそんな思いを抱えて生きてるんだから、今を精一杯笑って生きる、それに尽きるなと思う。

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    2022年01月16日
  • 体は全部知っている

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    ん〜短編が上手だな!一人一人の登場人物にとって一番重要な事を丁寧に描写して、それ以外は上手に切り離してる。かなり短い話のコレクションなので、分かりやすめのテーマが多いけど、思慮が浅いわけでは決して無い。

    織り込み方を工夫すれば結構直接的にテーマを喋っても自然と入ってくるものだなあ

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    2021年12月29日
  • ハチ公の最後の恋人

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    途中まで退屈と思ったけどハチと別れてからの描写が美しく切なかった。
    若いっていいな、失恋した時に読みたい。

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    2021年11月17日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    ネタバレ

    2021.11.14

    この本をきっかけにホ・オポノポノをについて改めて興味を示した。必ず一冊はホ・オポノポノの本を借りるようにした。
    ・ハワイの秘宝、ホ・オポノポノ
    ・4つの言葉を呟くだけで記憶がクリーニングされる
    ・何も考えずただ唱えるだけでいい
    ・心の中には埃がたまる、それを掃除するのがホ・オポノポノ
    ・ホ・オポノポノを唱えて定期的にクリーニングしよう

    ※この本じゃなくてもいいのでホ・オポノポノに関する本は定期的に読んでみよう、というわけで★4にした(˙꒳​˙ )

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    2021年11月14日
  • 下北沢について

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    吉本ばななさんの生き方とか、価値観、考え方、少しは理解出来ていたらいいな。
    ただ今を大切に生きようと思った。そうすればいつか過去も大切なものになるだろうから。

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    2021年10月17日
  • 下北沢について

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    吉本ばななさんのエッセイ。
    下北沢という街は不思議なエネルギーと雰囲気に満ちている。トータス松本さんの声が降ってきたり、街でヒーローに会える。
    人や店のエピソードは切なくも、それでも前を向こうとする感じが伝わってくる。
    田舎者なので、下北沢に行ったことがないのだが、いつか行ってみたい。
    その前にスマホと財布と鍵をポッケに突っ込んで、自分の街を歩きたいなと思った。

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    2021年09月28日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    3.5に近い4
    相変わらずのばななさんの優しい言葉と、挿絵Soupyさんのあたたかい絵が寄り添う、すてきな本だった。(mujiブックスで発見)

    愛する人とご飯を食べることって、人生の中で最も尊くて幸せなことと言えるんだろうなあ、
    そして愛する人に食べさせてあげたいと思うこともとても尊いことなんだなあ、、、
    としみじみと思う。

    ✍️
    すてきなことも悲しいことも、あるときまるで災害みたいに強い力でやってきて、人生の流れを変えてしまうことがあるかもしれない。
    強すぎる「すてきさ」は、ほとんど悲しいことと同じくらいにたいへんなのかもしれない。

    人生は一度しかなく、なるべく幸せでいたほうがいい。

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    2021年08月29日
  • アムリタ (上)

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    日常のほんの少しのことが、あたたかくて、切なくて、大切なものだと感じることができるので、吉本ばななの本は好き。

    アムリタでは由男がよい。
    高知で夕焼けをみるところの描写がとても好き。

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    2021年08月26日
  • 吹上奇譚 第一話 ミミとこだち

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    中学生のときに初めて吉本ばななさんの小説を読んだときに深い衝撃を受けて、それから大人になって今まで、全作品ではないものの折に触れて読んでいる。
    そして読むと、どんな内容であっても「あぁ、吉本ばななさんの作品だな」と思う。スタイルが一貫している、と感じるから。

    この作品は「哲学ホラー」と銘打っているらしい。主人公は、双子のミミとこだち。幼い頃に事故で父親を亡くし母親が寝たきりになってしまって以来、2人で支え合いながら生きてきた。しかしある日、こだちが突然失踪してしまう。それは、寝たきりの母を眠りの世界から救うためだった。
    交通事故の原因、異世界人、屍人、夢見の才能、そしてこだちの行方。故郷の吹

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    2021年07月31日