インスタかXか何かで紹介されていたのを見て読んだのだけど、きっかけがうろ覚えなのに、今これを読んだのはタイミングだな、と思った。
『「違うこと」をしない』
とてもシンプルなのに、実際それが出来ている人は、実はあまり居ないのではないかと思う。
「違うこと」とは「嫌なこと」とは少し違って、「違和感」が
...続きを読む近いのかも知れない。
例えば集まりに誘われて、何となく気が乗らないな…と思っても、行ったほうがいいかも知れないという変に大人の感覚が、断るほうに向かわせない人は多いと思う。
だけど『「違うこと」をしない』生き方は、そのわずかな違和感を無視しないということ。
そういう小さな積み重ねが、生き方の癖になっていくのだろうと思う。
実際社会で生きていくには、その違和感を潰して見ないふりをして進むことも必要だと思いがち。
だけど社会においても、徹底して自分主義な人ってたまにいる。一歩間違えば自己中と言われるかもしれないけど、もし言われたとしても、きっとその生き方のほうが楽だ。
そう考えてみると私は、「違うこと」ばかりしてきたのかもなぁ…と考えたりした。ここ2年はとくに、違和感を潰すためにしてきた作業を挙げたらキリがないほど。笑
なので今少し立ち止まって先のことをじっくり考えようとしている私には、とてもガツンと来た本でした。
吉本ばななさんの作なので、自己啓発系とはまた違って、押し付けでもなく強い言葉でもなく、でもズンっと入ってくる感じ。
途中スピリチュアル要素が強めになるからそれは合わない人も多いだろうけど、単純に読み物として面白く読みました。
本当に、日々の小さなことなんだな、と思う。
社会性よりも自分の意思を尊重する、そんな生き方だっていいじゃないか。最低限、人様に迷惑をかけないのであれば。
少しずつ、違和感から脱却する癖をつけていこう。これからの目標がひとつ出来ました。