吉本ばななのレビュー一覧

  • 旅人のように どくだみちゃんとふしばな13

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    吉本ばななさんの日常と、そこにあふれる思想がくまなく出ていた。
    超弱っているときには、ただそばにいるだけでいいというところには、ホロッときた。
    吉本ばななさんの小説が好きでよく読むが、エッセイを知ると、奥深さを知る感じがして、とてもいいと思った。

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    2026年09月28日
  • ハネムーン

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    ネタバレ

    裕志の、起こりもしていないのに、その先起こることを不安に思い続けてしまう気持ち、とてもわかるなとなった。読み進めていくうちに、彼が抱えていたものがすごすぎて、息が詰まった。それでも、彼女や、犬のオリーブが彼の存在を肯定して、暗い気持ちを光に導いてくれたのだと思う。
    2回目のハネムーンでの、夕方のショッピングモールでの光景描写は感動した。メモをたくさん残すほど、今回も素敵な描写がたくさんあった。
    釜揚げうどんの話も大好きだ。私も影響されて、夜中に食べる。熱くってほんとに美味しくって、啜るたびに生きている心地がした。そうやって、自分が食べたいものを食べて、自分が話せる時に誰かに話せることが出来て、体に風が通り抜けるような感覚になるのだと思った。

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    2026年09月28日
  • TUGUMI 新版

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    じんわりと心が暖かくなる描写に溢れており、存在しない海辺の故郷の記憶が蘇った
    舞台である伊豆の地を訪れてみたい

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    2026年09月27日
  • とかげ

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    誰しもルーツや生い立ちの中に後ろ暗いものがあって、それがポジティブに働くこともあるし、ネガティブに働くこともある。
    1つ確かなことはその過去から自分を切り離すことはできないということである。
    しんどいとき、沈んでしまうときにもその自分と向き合い続けるしかないと感じた。
    本作はそのポジティブな受け止め方が各作品にあり、読後感が爽やかだった。

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    2026年09月26日
  • 短いこの人生でいちばん大事なもの

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    自分の人生の王様として生きたら、時間はたっぷりある。
    今日の分だけやるべきことがわかっていればそれでいい。

    作家生活40年。
    吉本ばなな珠玉の4編。

    風邪を引いた叔父さんの代わりに軽井沢の別荘を整理しに行った塾講師の円。
    そこで円は、叔母が生前残したメッセージを見つける。「束の間」

    同じ女性と付き合っていた祐樹とエム。
    彼女が去った後、二人は奇妙な順序で急速に接近しーー。「人にやさしく」

    他2編

    人生の岐路に訪れる小さな怪異と奇跡を描く。
    切なくそして幸せな中編集。

    『他人が絡んでいる将来の夢って、ほんとうの自分の夢ではない気がする。自分の行きたい道のどこかにその人が存在したらいいな、と思うくらいがいちばんいいような気がする。』

    『彼にとって恋愛とは保っていた理性をどうしようもなく失ってしまうことで、彼の僕への想いはその対極にある。たとえ体調が悪くても親のようにふるまい、おいしいコーヒーを飲ませてくれようとする、それが彼の僕への愛だったから。』

    『いつも自分が犬を助けてると思ってるけれど、実は逆なのだ。犬は結果を考えていない分、人はその無垢さに永遠にてない。』

    『ふつうのことがいちばんすばらしいことなのだ。人生はそれだけでいい。
    朝起きて、飲みものを飲んで、洗濯をする。干したら乾く。お腹が減ったら食べる。消化して出す。なんていうまぶしさだろう。』

    『それに美鈴さんは不幸じゃないよ。
    だって、和美ちゃんのこと思いやる力があるんだもん。それはいつか誰かに愛されたことがある証拠だよ。』

    【個人的な感想】
    現実と空想が上手く混ざり合っている世界観。
    人生の素晴らしさ、ただ生きているということのまぶしさを教えてくれるような作品だった。
    出てくる登場人物が全員魅力的で、またいつか読み直したいと思った。

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    2026年09月25日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    食べることは生きること。父から子へ子から孫へ…。ばななさんの素晴らしいところはご自身に関わる人々への感謝を忘れないところ。息子さんをひとりの人としてすごく尊重しているところ。過ぎ去ってしまった楽しかった日々も宇宙の記憶にちゃんと刻まれているのだから何も心配することはない。子離れ目前のママにもオススメしたい一冊。

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    2026年09月24日
  • ミトンとふびん

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    2026/09/20
     なんて素敵な本。行ったことのない現地の情景や食べ物の味や匂いが、こちらまで伝わってくる。まるで自分もそこにいるような気分になった。きっとそれは、登場人物たちが淡々と生きているからだろうな。決してドラマチックなことは起きないけれど、ちゃんと生きていて、ちゃんと未熟だったり、ちゃんと傷ついていたりしている。
     また、そんな登場人物たちの姿を見て、少し救われる部分もあり、気づいたら心が凪いでいた。
     三十代の二人の話の中で、「私たちはどこまでも行けるとは思っているけど、気づいたら根を張っていて、もう動けなくなってしまうかもしれない年齢になっている」みたいな部分が、現在の自分とリンクしていて刺さった。最後の情け鳩も良かったな。

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    2026年09月21日
  • はーばーらいと

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    吉本ばななさんの作品はわりと気軽にふふーん、て気分で読んでいた。
    なのにこの作品は読みながら恋愛のドキドキした気分を味わう前に、不穏な空気をまといながら「何が起こるの?どうなるの?」と別な意味のドキドキ感をずーっと持ち続けることに。
    途中、想定外のカルト宗教絡み。主人公2人がイイ子すぎて泣けてくる。
    ニコニコと笑う“みかんさま”カルト宗教創設者は案外そんな方なのかもしれない。

    反発反抗できない善良な人相手は、かえってキツい、ツラい。私自身も経験あり理解できる。(宗教ではないが)

    作者のあとがきに100%納得と共感をした。

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    2026年09月20日
  • ミトンとふびん

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    通勤電車でいつも読んでいたのだが、あんなに雑音やら刺激やら疲労やらの渦巻く空間でも心の中に少しの余白を生み出して風通しを良くしてくれる作品だった。文体は柔らかいが強度があると感じた。旅に出たくなる本!

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    2026年09月20日
  • ヨシモトオノ

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    Audibleにて耳読。短編でとても聞きやすかったし、それぞれが面白かった。
    吉本ばなな氏は、作品や本人にスピリチュアルなものを感じることが多いが、今回は特に。

    「炎」の一節が興味深かった。人生に暗い陰を落とす「裂け目」、それを見ない人生になってほしいと願う親の気持ち…漠然と思っている思いを、このように明文化できる吉本ばななの実力!

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    2026年09月20日
  • 下町サイキック

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    ネタバレ

    生き抜くための暮らしの知恵が詰まった話。というこの本のまとめにスッと腑が落ちる。ばななさん特有の?少しだけ現実離れした能力ありの話だが、読んでると不思議とそういうのもあるよなと思えてくる。私たちの言う、ビビビッときた「直感」というのもを、ここまで深掘って表現されているからこそ、何かの能力と結びつけるだけであって、それは私たちの世界にありふれているんだなと思った。私がずっと憧れている、家族以外の信頼した続きのある関わり。みんなで餃子を包むシーンではなんだか涙が出そうになった。そういうのでいいんだよな。日常のささいなことで安心して保っているのだということ、なんだかおまじないのようにじんわりと守ってくれそう。負を溜めやすい私は、料理やら猫を撫でることやら読書なんかで、それを少しずつ吐き出していけてるんだ、そうやって生活できてたじゃないかと感じた。そうしていけば暮らしていけるよねと。

    あとがきをじっくり読んでいったら、ふるさとでの日々を思い出した。田舎ならではの、人と人とのつながり。綺麗事ばかりではないけども、人間たちの力でまわっていたんだと、思い返すと感じた。母が離婚して母の地元に戻ったまだ小さな私は、親戚のおばさんがとても気にかけてくれてよく預かってくれた。ご飯やお菓子を食べさせてくれたり、母はさせてくれない料理までちょっとさせてもらったこともあった。そんな、信頼と安心のあるあたたかさ。そんなことを思い出させてくれる本。手元に置いておきたい本だと思った。今の生活にもそんな関わりがあったらいいのにな。

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    2026年09月19日
  • TUGUMI 新版

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    夏の描写も文章もとても美しくて、すらすらと読めた^ - ^夏になると読み返したくなるような、温かい一冊。

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    2026年09月17日
  • 幸せへのセンサー

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    自分の感度を上げること。そのために、自分の捉え方を微調整していくことが、安定につながり、自分らしくあれる。幸せとは大それたことではなく、日常の良いことが、小さく積み上がることだと感じた。

    ささやかな違和感をスルーせず、よくないと感じるものからは、適切な距離感を取る。諦めることも距離感。それは、物理的だったり、言葉だったり、いろいろな方法があるはず。距離感を適切にとって、自分も相手も心地よくいられるために、できることが増えるのが大人になることかもしれない。

    不安定なこの時代、簡単に手にできそうな幸せのハックがころがっている。ハックにハックされる自分。欲望を追求した先には、欲望しかない。

    私たちが喜んだり、怒ったり、悲しんだりしてることは、ただ事象として起きているだけで、色をつけているのは自分。色を塗り重ねるほど、本来の姿が見えない。盲目になる。やさしく丁寧に色づけをして、死ぬまで持っていたい、彩りあるものにしよう。

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    2026年09月14日
  • ミトンとふびん

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    吉本ばななさんの短編集。
    私は、吉本ばななさんの作品を読むのは初めてであった。
    ほとんどの物語が、「大切な誰かを失った人」についての話。
    この先、失ったその人を思って悲しんだり、不安になることは幾度となく訪れるかもしれないが、とりあえず今は笑っていてもいいんだよね、という心への折り合いをつけられる作品。
    驚くべき展開や、疾走感といった刺激のある物語ではないが、ふとしたときに読み返しては、心をあっためてくれる物語となるだろう。

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    2026年09月11日
  • とかげ

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    短編なのにどれも濃くて読み疲れた。
    それぞれ逃れられない深刻な現実があったり、それで悩んだり、苦しかったり、辛かったり。でもそれだけではなくて最後はスッキリしそうで。。
    意味が分からなくても、もっともっと若い頃に読めば良かったのかなと思う本かも。
    また時間を置いて読み直したい本のひとつになった。

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    2026年09月10日
  • おとなになるってどんなこと?

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    もう私はおとななんだなと思った。
    子育てをしていて、子どもの頃を思い出しているだけなのだなと思った。
    「友達」とか「普通」とか子どもの頃は今よりずっと重大なことだった。
    今までもがんばってきたが、「がんばる」ことはキライではないので、これからもできるだけがんばりたいと思った。

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    2026年09月04日
  • ひな菊の人生

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    ひな菊が一貫して人生を達観している感じが良かった。
    ひな菊にとってのダリアレベルの人は私の人生には居ないけど、ふとしたときに、今は遠い存在になってしまった友達との何気ない小学生の頃の記憶が蘇ることがある。あっちは忘れてるだろうな〜って思うけど、意外と思い出したりしてくれてるのかな。

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    2026年09月03日
  • 下北沢について

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    吉本ばななさんの住んでいた町、下北沢について書かれたエッセイ。人とのご縁を大切にされるばななさん。その温かな距離感がステキだ。忙しい日々から一旦逃れたい、と思う人におすすめのエッセイです。

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    2026年09月02日
  • ミトンとふびん

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    すごく好きだった、、、、友達の紹介で読んだ本
    心に傷を負いながらも前を見る描写が本当に素敵で、やっぱりこういう人がすきだなと

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    2026年09月02日
  • ミトンとふびん

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    吉本ばななさんの本って、偏屈さもありながらもまっすぐですっと入ってくるものがある。人々の日常の一部をみたかんじ。癒される。

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    2026年09月01日