吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ各章ごとに伝えたいメッセージ性みたいなものがあるような気がしていて、人生の教科書かよ!とつっこみたくなる。すごい良い。
良かった文章を引用。
今の自分が好きなのだ、いつも。
私の孤独は私の宇宙の一部であって、取り除くべき病理じゃないような気がする。
本当に人を救う尊い仕事をしている男が、ある朝交差点で世にもHなお姉さんの後ろ姿に勃起し、さらにその日のうちに幼い娘に八つ当たりし、妻と話しあって高次の愛に接したら、それはみんなその人で、その混沌が最高なのにみんな物語が好きだから、本人もそうだから、統一されたいと願ったり、自分をいいと思ったり悪いと思ったり、大忙しだ。
変なの。 -
Posted by ブクログ
『ミトンとふびん』を読んで心を撃たれて、
吉本ばななさんって人生・生きる・幸せとか、
人にとっての大きなテーマに対してどんなことを考えているんだろうと気になり手に取った。
今年で28歳になって30歳間近になり、
もっと変わらないといけないと変に焦って、
理想とは程遠くて自分にイライラして、
日常を楽しみを見いだせないことが続いて、
少し心が折れそうな状態が続いていたここ数ヶ月。
そんな中読んだ吉本ばななさんの優しい文章を
読んで、頭の中のモヤモヤが少しだけ晴れた気がする。
その瞬間に自分はどう感じて何を思ったか
何が好きで何が嫌いか
何に疲れを感じているのか
今ペースを落として休むべきなのか
自分のそういった感覚を大切にして向き合って、ちょっとだけゆっくり日常を過ごしてみようと思った。
今の自分はダメな状態だな、少し休みたいなと思った時に小休止するように、心の処方箋として
読みたい1冊だった
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今、このタイミングで
この本に出会えたことが幸せ。
本の中にあったように
この出会いやこのタイミングは偶然で
時の流れの一部で私の行動でどうにかなったものではない。この本に出会えたことが、ばななさんが言っていることを証明している。
物の見方の角度が少し変わった。
以下、私自身のこと。
大体の人が結婚していて、子どもがいる中
私はそうではないことを気にしているが
結婚していないことを可哀想と思われたくない
負け組と思われたくないし人に囲まれた時に孤独を感じたくないから結婚したい。
と思っている。
人と違う今を歩んでいることが
将来どんな爆弾になるのかが不安。
だけど、私のことを他人がどう解釈しているかなんて分からない。私が楽しく今に夢中になっているのなら、私のことをちゃんと理解してくれている友だちは私に対して可哀想なんて思わないのでは?と気づいた。
もし、間違った解釈をしていたとしても私にはそれをどうすることもできない。その人はそもそも独身を可哀想と思っている人だから。
そして物事を狭い視野でしか見ることのできない尊敬できない人だということ。そんな人にどう思われようが、その偏見を持って堂々と生きている方が可哀想。
独身だからできることを思いっきり楽しんで、出会いもちゃんと大切にする。それは自分を大切にすることであり、今を存分に生きていることだ。
気づかせてもらったことに感謝です。 -
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前半は、多重人格マリカと共にバリ島へ行く小説。おもしろい設定で、人格の1人である「オレンジ」との会話が印象深い。神秘的なバリ島で、マリカが少しずつ自分を取り戻していく一方で「オレンジ」などの多重人格が消えていく。最後は不思議ともの悲しさが残る。この余韻が良かった。
後半は、吉本ばななさんのバリ旅行記。あぁ、このように体験したことを小説に盛り込んでいるんだ、と小説の裏側を見ているようでおもしろい。特に、本当か作り話か、吉本ばななさんの「夢」の話が印象的だった。これは神秘的なバリ島が起こせる技なのか、それとも吉本ばななさんが何か霊感のようなものを持っているのだろうか、私も実際に訪れてみたくなった。 -
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ネタバレ家族とのふるさとをつくりたくなった。
P.27
なんてすてきなんだろう、人生は、なんていいものなんだろう。
嬉しかったことが悲しくなる場所もたくさんあるけれど、同じくらいの力で、悲しかったことが嬉しくなる場所もある。なにも固定されていない。生きているかぎり更新され、紡がれていく。
P.124
あの雨の夜、いつも両親と過ごしていた上野の街で、もうひとりの私が叫んだあの人生は、いったいどこにいってしまったんだろう?
選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。 -
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『ヨシモトオノ』とは吉本ばなな版遠野物語。
少し不思議なお話が13編。そのうち一つは実話ということ。
この実話が私にはズドンと残りました。
“人が人にできることがあるとしたら、ただなんとなく明るい感じでいる、それだけ。身も蓋もないがそう思う”
私もそうなのだけれど、吉本ばななさんも全てを説明したいタイプのようで、いつかこの世を去る時までにはそんな人に近づけたらいいなと思っているそう。私もそうありたいな、と思いました。
全体を通して、怖いというよりはノスタルジックな雰囲気が漂っていて、いつまでも読み続けていたい、本を閉じたくないという気持ちになる。
それは多分、物語のほとんどが仲の良い家族が背景にあるからかな、と思われます。その出来事だけをピックアップするとゾッとするようなことも、「そんなこともあるんじゃない?」と家族が普通に受け入れてくれる、そしてそれが家族の大事な思い出に繋がっていく‥‥
そんな、なんとなく優しい気持ちになる一冊でした。
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Posted by ブクログ
吉本ばななさんが、「大人になること」そして「生きるということ」について語りかけてくれる本。
すでに大人な年齢の私が読んでも、心にスッと入ってくる感じがして、何か軽くなるような気がしました。
とくに、第四問「普通ってどういうこと?」の章が好き。「普通のふり」を他人への思いやりとしてできるようになる、という箇所が印象に残りました。
自分がもっと若いとき、たとえば高校生くらいの時にこの本を読んだとしたら、もっと違ったのかな?それとも、当時の自分には素直に受け止められなかったのかな?なんて考えてしまいました。
とても短いので、たまに手に取って読み返してたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ途中。
でも感想が書きたくなったので書こうかな
私は宗教2世だ。「血と水」を読んだ瞬間に心臓がどくどくとした。そんな話だと思ってなかったので唐突に現れて胸の中に手を突っ込まれたきぶんだ。
何かのきっかけで読みたいリストに入れていただけで見つけて手に取って、読み進めていると、前に付き合ってた人のことを思い出し、あーーこの本読んで欲しいな〜と思っていた矢先。
私は28歳になる歳で宗教から離れたく東京に出てきた。離れて6年、やっと、大好きな両親と大嫌いな宗教を共存して認める気持ちになれたのだ。それは元恋人や友人に支えられて28歳にしてやっと、自分は自分自身だと認められたからだ。昭と出会った主人公のように。
父親の手紙「どこにいても、あなたは許されていて、愛されています。私たちからだけではなく。」がどうしたって泣いてしまう。