吉本ばななのレビュー一覧

  • 「違うこと」をしないこと

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    「ほんとうのこと」が書かれています。なので、これを出版すると賛否両論あることが予想されるだろうけれど、それでも「違うこと」をしないために、出版されたその在り方に賞賛です。ニッチなところでの活躍を望んでいたというばななさんの気持ちがなんとなく分かるくらい、内側の目に見えない大切なことを言葉にして世に届けてくださりありがとう。

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    2024年01月15日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    最初から何故か、これは今わたしに必要な本だと思ってしまいました。
    読み進めて行っても、たくさん響くことばがありました。何度も読み返したい本になりました。

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    2024年01月08日
  • 小説家としての生き方 100箇条

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    吉本ばななさんが大切にしてきた考え方や習慣を綴った本。表紙の漆黒と、右側に100ヶ条が書かれ、左側に短いエッセイが書かれたデザインから『Gacktさんやローランドさんのような本』と言っていた(本人談)

    執筆を志す僕には刺さるものが多かった。
    名作揃いのばななさんでも、同じことを意識してたんやと知ることができると自分の背中を押してもらえたし、うわ〜そんな細かいところまで芯を持っていたんだなと発見も多かった。定期的に読み返したい。

    少し紹介します。(番号は100ヶ条の番号)

    001 「人の言葉で書かない。自分の体から出た言葉だけを書く」
    ここでのエッセイに「読者の潜在意識に読んでもらう」「体

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    2023年12月07日
  • ひな菊の人生

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    吉本ばななさんの本は3冊目です。
    ばななさんの世界というか、空気というかとにかく好きです!
    奈良美智さんの絵ともすごく合っていて、哀しいけど優しい雰囲気で読書の秋にはピッタリだと思いました。

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    2023年11月03日
  • ハネムーン

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    淡々と、静かに時間が流れていく中で、海の音や雑踏のざわめきが聞こえてくる。宗教に頼らない癒し、地に足をつけて生きること、よしもとばななさんの他の本にも共通するメッセージを受け取った。

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    2023年10月22日
  • さよならの良さ どくだみちゃんとふしばな8

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    ネタバレ

    なくなってしまったものをただ懐かしむより、その時代を味わえたことの方を大切に思います。

    自分には絶対ない経験、視点。それに触れただけで、自分の中に違う世界が入ってくる。これはすごいことだと思う。自分が足を運ぶ範囲内には自分の予想以外のことは基本起きないのだから。行きたくない〜、面倒くさい〜、いやだ〜とごねたりマジ泣きしていた旅に限って、すばらしい果実を持ってきてくれるものだし。

    陰口、悪口は人間観察で始まり笑顔で締めれば、なんてことないし、濃くならない気がします。

    お気に入りの言葉たちを少しだけ書きました。
    日常の思っているけど言葉にできないことを言語化されてて、すっきりーです。

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    2023年10月01日
  • 体は全部知っている

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    初吉本ばななさんでした。
    ちょっと難しい話を書く方なのかなという先入観を持っていましたが、全く違って丁寧で綺麗な印象でした。
    ありそうでない、なさそうでありそうな日常のお話でゆっくりと大切に読みたくなる文章で私は好きな1冊となりました。
    ばななさんの
    他の本も読んでみたいです。

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    2023年09月23日
  • 哀しい予感

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    吉本ばななさんの初期の頃の作品だろうか。私はとても面白かった。あっというまに読破してしまった。インパクトのある表紙に、内容の想像がつかなかった。哀愁があって、かっこよくてミステリアスで少しの恐怖があって。売れている作家さんなんだとやはり思わされる。

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    2023年09月09日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    胸中の琴線にふれる物語の数々だった。『海辺の古い宿』などは、同様な体験があるので共感した。こんなに軽やかに人生を語る吉本ばななさんが好きだし、他の作品も読み進めたい。

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    2023年08月14日
  • 不倫と南米 世界の旅3

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    ネタバレ

    河合隼雄と吉本ばななの対談集「なるほどの対話」を読んで、読みたくなった本のうちのひとつ。

    どの短編も好きだったけど、特に好きだったのは、というか、グッとくる表現があったのは、「最後の日」だった。

    私がこわいのは、いつも人間の心の働きであり、運命とか自然の脅威のほうではなかった。(P44)

    もう一度あの気持ちがやってくるなら、嬉しいと思う。(P51)

    その光景に、胸がしめつけられた。(P56)

    それぞれとても短くて、詳しいことは書かれてない文章なんだけど…なんでだろう。
    その場面でそんなこと感じちゃうの?という意外性もあるんだけど、妙に共感できてしまう感じもするのが不思議。

    あと、最

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    2023年12月06日
  • さよならの良さ どくだみちゃんとふしばな8

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    はじめて人生でエッセイを読んだ。
    まだ「キッチン」しか著者の作品は読んだことがないが
    他の小説も読んでみたいなと思わせてくれる
    人柄を知れる良い作品であった。

    家族のことを改めて大切にしようと思った。

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    2023年08月02日
  • ふなふな船橋

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    ネタバレ

    吉本ばななの本は素敵な言葉が本当に多い。
    「悪いことの半分はいいことできている。見つけることができるかどうかだけだ」
    花のように強く優しく生きたいと思った。

    素敵な登場人物ばかりだった。
    幸子がお寿司に誘うところで涙が出た。
    いつか船橋に行ってみたい。

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    2023年07月19日
  • すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1

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    自分の心の中のあるものをくみ取って並べて説明してくれてるような、これでいいんだと思わせてくれるような、そんな文章でいつも明日への日々の一歩を踏み出す手助けをしてくれる著者。
    那覇ジュンク堂にて。

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    2023年07月13日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    水彩で描かれたような挿絵がたくさんで幸せな気持ちになれた。
    写真集のように持っていたい本。

    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

    結婚という形式でなくていい。
    子どもはいてもいなくても同じだ。

    ある人が自分になじんでいって、
    セクシャルな気持ちは減ってしまってもあまりある別の親しみを感じれたら。

    なじんだ毛布のような「愛」を得たら。

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    2023年06月23日
  • 哀しい予感

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    ネタバレ

    哀しい予感 というタイトルからして、重く切ない 言い表すのが難しい。けどほんのりあたたかいような、不思議な感覚に陥りました。

    恐山からふたりが帰ったあと、どうなったのだろう。血の繋がってない家族のことや弟のこと。ほんとうに、厄介事は何一つ片付いてなくてこれから試練や難関がたくさんあるんだろうな、と感情移入してしまうくらい、重い

    短いあらすじだったけどぐっと引き込まれるものがあってすぐに読めました。

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    2023年06月18日
  • 小説家としての生き方 100箇条

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    なんで ばななさんの本を読んでも 主人公の顔が浮かんでこないかがわかった!
    滞在意識に読んでもらうために書いてるからだ!
    長年の謎が解けた感じ。

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    2023年06月03日
  • 人生の旅をゆく3

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    豊かな人生〜!

    吉本ばななさんの瑞々しい文章は唯一無二ですね。

    素敵な感性。

    日常の小さな気づきや発見を大切にして、こらからも生きていこう…みたいな前向きなエネルギーもらえる。

    ご両親のことで大変な思いをされたのですね。

    私もこれからだなって思う。

    でもこれが強い人の人生…美しい。

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    2023年05月27日
  • SLY  世界の旅2

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    エジプトにとても行きたくなった。
    自分の目の前の現実で何が起こっても、世界は変わらず回り続けるし、ここじゃない場所も沢山あるし結構簡単に行ける。希望はある。
    彼らが旅を終えて日本に戻っても現実は何も変わらないんだけど、捉え方の感覚は旅で変わる、そこに旅の意味があるんだろう。

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    2023年09月03日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    母と子、父と娘。自分が親になって初めて分かる気持ちもある。とても幸せな日々であったことを知る。
    涙が出てくる幸せな本だった。

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    2023年05月20日
  • さよならの良さ どくだみちゃんとふしばな8

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    思ったことを、小さなことだなと思わずに
    ちゃんとやる、そうやって体や脳を安心させて
    力を抜く。
    そうしたらいろいろなことがスムーズになりやすい。

    本当にその通りだな!と、すごくすごく腑におちました。
    自分の小さな望みを無視しない、まずはそこから。

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    2023年05月04日