吉本ばななのレビュー一覧

  • 吹上奇譚 第四話 ミモザ
    その闇には悲しみや怒りなんていう情報もない。ただすごい質量で存在している。そこを人間は感じるべきではあるけれでも、理解することはありえない。なんて制限された、なんて小さい私たちなんだろう!アリンコと一緒だよ。なんで女王を守ってるのかもわからないで、ひたすらに何かを運んで一生を終えていく。
    見ること...続きを読む
  • おとなになるってどんなこと?
    友人のおすすめで読んだ。

    人は自分を極めるために生まれる。

    幸せの貯金
    与えることでも貯まるって素敵な言葉

    日本人はふつうでいることにこだわる

    人生は学びの連続
  • さよならの良さ どくだみちゃんとふしばな8
    今回も読んでいて色々な気づきがあった。

    「叶えてあげる」が今の私に一番必要な事だった。
    毎日やらなきゃいけない事に追われて、やりたい事ができない生活、これでは疲れてイライラするだけ。
    少しだけ自分のやりたい事を優先してみたら心に余裕ができた。
  • 夢について
    きっとほんと少し違う立場、違う知り合いかた、違う場所、違う時代に話せたらきっともっと自然に友達になれただろうな、といつも思うのです。

    どんなにすねた気持ちで死んでも、みんな、親しかった人たちが自分の裸より恥ずかしい何ていっても骨、を2人組でおはしで拾ってくれるんです。愛です。日本の葬式は優しい。で...続きを読む
  • 人生の旅をゆく3
    「人生の旅をゆく」シリーズ3作目

    1と2は未読ですがエッセイなので問題なく読めました。

    とても解りやすい言葉で、とても穏やかに、とても心に響く
    メッセージが溢れています。

    Ⅰ 私と旅
    Ⅱ 経緯
    Ⅲ いのちをつなぐ
    3つの章で構成されていましたが
    「Ⅲ いのちをつなぐ」が一番ジンと来ました。

    ...続きを読む
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢
    やっぱり大好きです。

    人生には不意にいろいろなことが起きる可能性がある。昨日と同じ気持ちで今日を迎えることは決してない、そんな大きな変化はいつでも起こりうる。
    すてきなこともかなしいことも、あるときまで災害みたいに強い力でやってきて、人生の流れを変えてしまうことがあるかもしれない。強すぎる「すてき...続きを読む
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
    「友だち」はいらないけれど「仲間」は大切、という言葉があった。私の中では、特に話がある訳じゃないけど顔が見たくて連絡しちゃう人は友だち。それ以外は自分の中ではクラスメイトで括っていたけれど枠はもっと外にもあった。本書の中では私の中での友だちは仲間であるようだった。これまでのコミュニティの中で、ただ楽...続きを読む
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    「マリカの永い夜」改題
    「永い夜」ではジュンコ先生が精神科医だったが 患者と旅行などコンプライアンス的にアウトだったのだろう
    成長を見守り温かく包み込む主婦に変更されていたのと ソファーの存在もあり「永い夜」よりも作品に温かみが増していた

    個人的に好きな話

    バリ島日記は当時だから許される無礼講の...続きを読む
  • おとなになるってどんなこと?
    サクサク読めた。50分くらいで。
    吉本ばななさんの他の本も読んでみたくなる、そんな気持ち。
    子供が学校に行きたくない、そんな風に言った時に思い出したい言葉があった。
    自分ももっといろんな経験をして、自分を知っていきたい。人に愛を与えられる人になりたいなあ。
  • 吹上奇譚 第四話 ミモザ
    一種独特の雰囲気を持った小説であった。吉本作品はあまり多く読んではいない小生から感想を記す資格など無いと思うが本書の後半の独白部分は著者の独り言のように感じながら読み終えた。
  • 吹上奇譚 第四話 ミモザ
    美鈴に赤ちゃんができ、墓守くんも喜び、吹上町の存在にもミミとコダマの間でしっくりくるイメージができる。
    この哲学的な考察に満ちた物語も決着を見たようで、この先は平穏な毎日とミモザの成長を祈るばかりだ。
  • 哀しい予感

    美しさの中に怖さも

    吉本ばななさんの著書は初めて読みましたが、全体を通して非常に繊細だなという印象です。
    登場人物の心情や家の散らかり方、山奥の風景まで事細かに描かれており、世界観に入り込みやすかったです。

    序盤のお風呂のアヒルのシーンではかなり不気味な怖さを感じました。
    ホラー小説かなと思わせるほど笑
    他の著作も読...続きを読む
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
    10代~60代の相談者から寄せられた友達に関する36件の悩みに対して、吉本ばななさんが自分ならこう対処しますという回答をされています。
    一口で友達に関する悩みといっても内容は様々で、中には命に関わるようなものもありますが、ご自身の経験に基づいた真摯で具体的な回答をされていることに、頭が下がる思いがし...続きを読む
  • 「違うこと」をしないこと
    普段は、読みたい本を探してから買う派で
    書店で 手に取って買うことはあまり無いけど、
    導かれるようにとった本。

    評価見てビックリ。
    スピリチュアル、スピリチュアル、スピリチュアル、、、、、またスピリチュアル。


    もちろんそういう要素もあるけど、
    人生の道標になるような学びの言葉がとっても沢山ある...続きを読む
  • ミトンとふびん
    友人からのプレゼントがきっかけで読みました。

    大切な人の死による喪失を「乗り越える」ではなく、その痛みと共に生きていく模様をテーマに描いた短編集。日々の暮らしが穏やかに静かに進んでいく様子が、ばななさんの丁寧な言葉で綴られている。何が起きるわけでもない、ただ日々が続いていく。その中で大切なものに想...続きを読む
  • とかげ
    とかげみたいな女って、いい表現だと思う。
    感想が陳腐になってしまうので具体的なことは書かないけど、吉本ばななさんの作品は登場人物の会話が変に情熱的じゃない所が好き。端的。それでいて人間味がある。
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢
    人生は一度だけ。なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい-。だれの胸の中にもある、亡き両親への思慕と子への情愛をあたたかな筆致で描く。Soupy Tangによるイラスト付き。

    切ない感じ。
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢
    両親との時間をもっと大事にしたいとただ思った。
    両親も1日1日を噛み締めながら私を育ててくれたのを今感じるから何だか嬉しいような切ない気持ちになった。今のこの時を限りがある家族との時間、友人との時間、大切な人との時間をもっと大事に生きていきたいと思った。
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?
    読んでいてとても心が落ち着いた。自分の心、ウニヒピリの存在を思い出させてくれた本。

    印象に残った言葉。
     まずは自分の望みを実現させた方がいい。つまり、日々大切に生きていて、いつの間にかたどり着いたところが自分の行くところであって、いつの間にかいるところ以外のところは、ほんとうに自分の行くところじ...続きを読む
  • おとなになるってどんなこと?
    「つまらない勉強は仕方がないからしなくてもいいけど、なにか自分の興味がある勉強分野があるなら寝ずにでもしろ」。ハイ。中途半端に誰かの真似っ子をしている自分に刺さる。