吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
奈良美智さんとのコラボ
表紙と挿し絵がとても可愛らしく、
絵本と小説が合体したような本。
文章を読みながら今この描写の絵かな?と
見比べながら読むのもとても面白かった。
表紙の「夜の笛-ダリアを呼ぶひな菊」
無心でたて笛を吹くひな菊の純粋無垢な姿と、ばななさんの不思議な世界観が表現されていて一番好き。
最後の「宇宙に浮かぶ小箱」の絵も好き。
だって、いろいろな人の思い出が詰まった箱が
いっぱいあちこちに浮いてるの想像すると夢があって面白い。(箱に顔の絵が描いてある。)
どの絵も可愛いらしくて家に飾りたくなっちゃう。
幼い頃に母を亡くしたひな菊は、親友のダリアに支えられ十数年後ダリアから1 -
Posted by ブクログ
大人(社会人)とはこうあるべき!に縛られている人にこそ読んでほしい本。
色んな自己啓発本やSNSの影響を受けて凝り固まってしまった考え方を解きほぐしてくれる言葉がいくつか散りばめられています。
私は記憶に残しておきたいと思って、日記に書きました。
どの言葉もちょうどいい塩梅だと思いました。
これもひとつの在り方だなと納得させてくれるあたたかい文章表現が、さすが吉本ばななさん。
物事の多面性に気付かせてくれたり、自分の限界をネガティブに捉えるのではなく、むしろ執着から解き放ってくれたような感覚になりました。
吉本ばななさんの作品を読んだことがない方にもおすすめです。 -
Posted by ブクログ
あとがきから
「そこにはどこから感じられるのかさえわからない魔法のかかった奇妙な深みがあり、いつかどこかで誰かの心を癒す。しかし読んだ人は癒されたことにさえあまり気づかない。あれ?読んだら少しだけ心が静かになった。生きやすくなった。息がしやすい。あの小説のせいかな?まさかね。そんな感じがいい。」
なんか本当にそんな気がする。
読んだ後から後から、「人生ってこんな感じだよね。」って、色々なことに納得がいくというか。
短編集で、章ごとに色んな場所への「旅行」もテーマになっていて、金沢、台北、ヘルシンキ、ローマ、香港、八丈島が登場するのだけれど、今1番行きたくなったのは八丈島!いつか行ってみたい