吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現実的な夢や、あり得ないことばかりが起こる夢。予知夢を見たり、他人と同じ夢を見たり。たくさんの“夢”にまつわるエッセイ。
友人達と、夢の話をするのは楽しい。私が聞いた中で、最も興味深かったのが“夢の中での自分の家”の話。現実の自分の家じゃないし、見た事もないのに、いつも夢の中の自分はその家に住んでいるんですって。
吉本ばななの宗教に対する考え方が好き。“宗教”と聞くと、オカルトや危ない集団というイメージが強いけど、だれもが一度は考える「なぜ生きるのか?」を真剣に探求する人達の、一つの結果が宗教なんだと思います。だから、哲学者や自己表現活動をする人々と共通する点が多いのでしょう。
それ -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙の法則があって、物事に良いも悪いもない。その法則に身を委ねられる人になりたい。まだまだ欲が捨てられない。
自分の感覚を信じてみること。それが第一歩。
教育や社会によって小さくなってしまった自分の心の声をちゃんと聞ける余裕を持ちたい。
幸せに生きるには、物事をどう見るかが重要なのではないかと思う。同じものを見ていても、人それぞれ見え方は全然違う。あまり自分自分と内向きに考え込みすぎず、ちょっといつもと見方を変えて、幸せに生きたいな。
生きるとは止まらないこと。人間止まらないから、何かが起こる。自分にとって悲しいことやつらいことは必ず起こる。だから、その何かが起こった時に、どう捉えるか。 -
Posted by ブクログ
1万円で本を買う密着をされていた朝井リョウさんが、本屋で手に取り、ものすごく大切に話されていたのをみて、僕も手に取ってみた。
奇妙な深みとはよく言ったものだが、僕は多分その深さを正確に感受できていない。
ごく身近な人をなくす悲しみには出会っていないし、どんなに想像を巡らせてもその深さは正確には知り得ないと思う。
だから、等身大で感受できてはいないだろうと思う。
ただ、この本がもつ奇妙さの一端には触れることができた気がする。
何か声をかけるわけでも、何かを変えてくれるわけでもないけど、ただ居てくれる。時にそれはものすごく心強いんだろうなと思う。
心が丈夫であれるのかなと。
10年後か20年 -
Posted by ブクログ
朝焼けから夕暮れ、そして漆黒の夜を表したような装丁
文庫本が出ているのにも関わらず、単行本を手に取っていました。
「何ということもない話。大したことは起こらない。登場人物それぞれにそれなりに傷はある。しかし彼らはただ人生を眺めているだけ。」と吉本ばななさん本人があとがきに書いているように、淡々と進む人生を表現した短編が6作収録されています。人生における生と死、愛。重たいテーマをこれでもかというくらい軽く、そして何気なく表現されていました。
全体を通して、言葉が美しかったです。軽く、サラッと読めるのに脳には残る文章。悲しく背けたくなる出来事と逃れることの出来ない現実。装丁のイメージを