吉本ばななのレビュー一覧
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ネタバレ上よりも面白かった。いろんな能力が使える人が出てくるし、情景描写が細かいから人の気持ちもその場所の記憶も全部手に取るようにわかるので、心地よかった。
どんなこともすべていいものになるし出会いも別れもなるようになってことがすすんでいるということ。
『いつかあの人が他の誰かと過ごすなら、そいつが見るあの子のスカートのしわにさえ、僕は心を痛めてしまう。あの人は花だ。希望だ。光だ。最も弱く、最も強いものだ。でももうすぐ誰かのものになってしまう。何もかも。あの寝顔も、熱いてのひらも。
いつかそんな日が必ず来るなんて、それはなんて残酷なことだろうと思う。
でも今の僕には、その残酷さがなによりも美しいゴス -
Posted by ブクログ
みどりのゆび
「植物ってそういうものなの。一人のアロエを助けたら、これから、いろんなね、場所でね、見えるどんなアロエもみんなあんたのことを好きになるのよ。植物は仲間同士でつながっているの。」
ベストセラー『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の』にも書いてあったけれど、植物はつながっている。集合意識というか、そうした類の連帯がある。
そうでなければ、(たとえば)カミキリムシ被害が出たとき、森林は全滅してしまう。「おい、とおくでカミキリでたみいだぜ」といった伝言ゲームで、森林全体が身構える、というわけだ。
人だって、集合意識はないわけではないだろう。
個人というか、人の個体と -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙の法則があって、物事に良いも悪いもない。その法則に身を委ねられる人になりたい。まだまだ欲が捨てられない。
自分の感覚を信じてみること。それが第一歩。
教育や社会によって小さくなってしまった自分の心の声をちゃんと聞ける余裕を持ちたい。
幸せに生きるには、物事をどう見るかが重要なのではないかと思う。同じものを見ていても、人それぞれ見え方は全然違う。あまり自分自分と内向きに考え込みすぎず、ちょっといつもと見方を変えて、幸せに生きたいな。
生きるとは止まらないこと。人間止まらないから、何かが起こる。自分にとって悲しいことやつらいことは必ず起こる。だから、その何かが起こった時に、どう捉えるか。 -
Posted by ブクログ
1万円で本を買う密着をされていた朝井リョウさんが、本屋で手に取り、ものすごく大切に話されていたのをみて、僕も手に取ってみた。
奇妙な深みとはよく言ったものだが、僕は多分その深さを正確に感受できていない。
ごく身近な人をなくす悲しみには出会っていないし、どんなに想像を巡らせてもその深さは正確には知り得ないと思う。
だから、等身大で感受できてはいないだろうと思う。
ただ、この本がもつ奇妙さの一端には触れることができた気がする。
何か声をかけるわけでも、何かを変えてくれるわけでもないけど、ただ居てくれる。時にそれはものすごく心強いんだろうなと思う。
心が丈夫であれるのかなと。
10年後か20年