吉本ばななのレビュー一覧
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この、新しい生命の誕生する第四話だけが前回借りられずお預けになっていたのだけれど やっと読めた!
あとがきにあるように、現実世界で中島さんが亡くなってからの文章はこの世の幻想やちっぽけさ、果樹園においても、明るい中でも真意に迫るものばかり。吹上町がどこかにある事を思うと、わたしも日常を緩やかに和やか...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の傍にもまさに余命宣告されてしまった娘のような愛犬がいるので、この本を書いた当時のばななさんと感情が深くリンクしていたと思う。
ペットロスの本なども読んだけれど、この本は他のどの本より心の慰めになったと思う。
わかる、わかるよ。とそっと隣で慰めてもらったようで優しさに満ちていた。
別れは本当に辛...続きを読むPosted by ブクログ -
今私はちょい鬱なので、文字通り癒しを求めてこの本を開いていました。
作家は自分の人生を切り売りしてるんだなと思った。
毎日のたわいもない出来事にじっくり目を向けて考えて言葉にする。
それが誰かの人生を少しだけ豊かにする。
そういう生き方って素敵だなぁと、
毎日をそうやって生きてみようかなぁと思っ...続きを読むPosted by ブクログ -
よしもとばななさんを読む時には、覚悟が必要だということを忘れていたな…。あまりにも好きな作家さんなので軽々と読み進めてしまったけれど、読み終わったあとも考えてしまうたちの私には重く暗いものがのしかかってくる、それすら作品の一部として楽しめるのだけれど、、、。時間がある時に読むべきでしたPosted by ブクログ
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自分の中に形成されている常識を疑うことはとても大切で、自分の常識を捨て新しい価値観を得るという作業は心理学の本を読むことが1番手っ取り早いなと感じる。
憧れという感情は自分を小さく閉じ込めてしまう。という驚きの発見。Posted by ブクログ -
〈 第一章 自分を生きる 〉のこの13頁が、この本の全て。
ひとの人生の意味っていうのは " 違うことをしないこと " =自分のほんとうをすること、これが全てなのだと思う 。Posted by ブクログ