吉本ばななのレビュー一覧

  • ハチ公の最後の恋人

    Posted by ブクログ

    刻一刻と迫る永遠の別れを、細かく繊細に表現していた。読み終わった後「デイドリームビリーバー」を聴きたくなる本だった

    0
    2026年04月14日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    吉本ばななさんは生きている人と死んだ人がいる、当たり前の世界を、いつも丁寧に丁寧に書いている。残された(遺された)側の気持ちの機微をこれでもかと丁寧に書いている。薄れていく感情を忘れないように、変な方向にいかないように、生きる限りは生きるしかない、本を通して励ましてくれているように感じる。

    0
    2026年04月11日
  • ハネムーン

    Posted by ブクログ

    とてもとても壮大な物語だった。美しいものは美しくて変わらなくて、でも世界は残酷な部分も後悔も責任も嫌な部分もある。でもいつでも景色は美しくて美しいものは心の中に残り続けると言うものを教えてくれた本。途中の挿絵も良かった

    0
    2026年04月09日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    人はいつか死ぬという事実に打ちのめされず大切な人を失った後も人生を歩んでいく各人に胸が熱くなった。
    シンシンの話と瑚礁のリングの話が好きだった。

    0
    2026年04月09日
  • TUGUMI 新版

    Posted by ブクログ

    はじめて読んだのは中学生の頃。
    「病弱ってかっこいい」なんて、まるちゃんみある思考を抱えていた私は、つぐみに対して羨ましい気持ちでいっぱいだった。身体が弱くてみんなからちやほやされて、自分の意思もはっきり言える。

    それからうん十年経ち、新版で再読。
    つぐみがつぐみたるゆえんって、傍若無人に振る舞えるゆえんって、きっと「全力で生きている」いわゆる刹那的なものに突き動かされているんだなって、新たな発見があった。

    でも、今も昔も、つぐみの生き方は素敵だと思う。

    0
    2026年04月03日
  • ヨシモトオノ

    Posted by ブクログ

    少し不思議なお話が13編
    【吉本ばなな版遠野物語】

    この短編集は不思議だけど怖くない
    生きているものには必ず死が訪れて
    悲しいけれどそれを静かに受け止める
    死は身近なものなんだな


    いくつか好きな話があるけれど
    その中のひとつ【思い出の妙】

    ───旅館の天井を見上げると木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。───

    これは大学生の娘と両親の三人が旅先で旅館に宿泊する話

    私も子供の頃は天井が怖かった
    木目が顔に見えるよね?

    でもこの話は本当におじさんがいるらしい
    軍歌を歌ってるの

    娘が両親におじさんが見えるか聞くと二人とも見えると言う

    父親:「まあでも、

    0
    2026年03月28日
  • おとなになるってどんなこと?

    Posted by ブクログ

    おとなってなんだろう?自分はおとななのか?と気になり読みました。

    内容は、著書がおとなになった時、おとなになるまでにしてほしいことなどが書かれています。
    難しい言葉ではなく、寄り添うように語りかけてくれる文章が心地よかったです。

    おとなとは?の正解は人それぞれだと思う。

    いつまでも子どもでいたいけど、子どもでずっといることはできない。
    時は流れ人は、歳をとり子どものままでいられなくなっていく。

    子どもの時の心は忘れずにほどほどのおとな(やるべきことは、責任をもってやる、やりたいことは諦めずにやる)でありたいと思いました。

    0
    2026年03月22日
  • 下北沢について

    Posted by ブクログ

    吉本ばななの下北沢での暮らし。
    私はこういう類の本が大好きだ。人の生活を覗き見してる感じ。
    どうしようもない時に近くにいてくれた人、いつものお店、そういうもので生活が成り立っている。

    ついこの間3/14GEZAN武道館、3/15岡本太郎記念館での佐内正史展示、どちらも同じタイミングでばななさんと同じ場所にいた。
    なんだかそれだけで嬉しい気持ち。

    0
    2026年03月21日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    形容するならば、もう手に入らない輝く宝石を思い出してみたり、それを一旦忘れて次へ進み出そうとする勇気を与えてもらえるような作品だと思いました。

    私もともに、人という儚い存在が輝いていた軌跡を確かめるようにして読みました。

    小さくて軽い本のはずなのに、とても大きくて重たい大切なものを手に取っている不思議な感覚でした。

    0
    2026年03月17日
  • 旅人のように どくだみちゃんとふしばな13

    Posted by ブクログ

    ばななさんが、銀色夏生さんの『つれづれノート』をまだ読んでいる、とわかってなんだか嬉しかった(本人と作品は別、と書かれているのが、ばななさんらしい)。

    奈良のとある神社にある、優しく撫でてから持ち上げると軽くなり、叩いてから持ち上げると重くなるという石の話が興味深かった。
    石自体に変化がある訳ではなく、人は自分の撫でたものを自分にとって大切な物と認識し、軽く感じられるように脳が判断するらしい。逆に、叩いた物は嫌な物と認識して、重く感じると。
    これって、世の中の色々な場面で当てはまりそう。
    自分に対してや、人間関係についても影響があるのでは、と思った。

    あと、『自分のしたことは自分に返ってく

    0
    2026年03月15日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    『ミトンとふびん』

    なんでもない日常を切り取った作品、は精神が安定していない時に、早く家に帰りたいと思うような日々の喧騒に、少し彩りを与えてくれる。

    女性作家の壊れてしまいそうな繊細な感覚を贅沢に味わうことのできる作品。

    「でも、人が意志を持ってそっとしておいてくれるということに、こんなに安心したことはない」

    「積み上げたものをまた失うのはわかっている。どんなに積み上げたって、死んでしまったらお別れ、そこでいったん終わるのだ。…それでも私たちはなぜか積み上げ続ける。それが生きている証しであるから。」

    なんでもないただのお泊まりの時に、彼がタオルを広げて髪の水気を取ろうとしてくれたこと

    0
    2026年03月12日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    心にぽっかり穴ができてしまって。それをただ寂しいと表して時間が解決することが大半な世の中だと思うけど、この本では寂しくたっていいじゃん寂しいままでいいじゃんってそのままでいることに寄り添ってくれるような小説だった。
    ”なんでもかんでもここにあるのに、自分枠の狭い目で切り取って見ることしかできないのは私の方だ”
    そうだなあ、現世にあるものが全てではないし、枠をとっぱらったら見えてなかった素晴らしいに出会えるのだ

    0
    2026年03月12日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    谷崎潤一郎賞を受賞した短編小説集。何かしら哀しみを抱えた人々が旅先での出来事で、少しずつ歩み出す。

    それぞれの小説の中で、皆少しは考えた事のある内容、人と暮らすとは?人生とは?成功とは?について登場人物を通して優しく繊細に、ユーモアを交えながら語られている。

    ゆっくり時間をかけて、心の機微を確かめながら歩むことの尊さを語っているように思えた。

    0
    2026年03月09日
  • ヨシモトオノ

    Posted by ブクログ

    表紙の絵はばななさんなんだ、良いですね。さて、遠野物語は語り部さんからまたは遠野昔話村の展示されているものを見て何点か知っています。生活に密着した不思議なお話しですがわたしには作り話しではなくて本当にあったことに思えます。その世界観が大好きでとても読みたい本でした。非現実的な出来事でも何かを教えて導いてくれる不思議な力があるように感じます。事故物件と大家さんのお話しは本当に最良です。

    0
    2026年03月01日
  • ヨシモトオノ

    Posted by ブクログ

    ばななさん歴は短いけど、このふわふわで柔らかな文章に惹かれていく自分がいる。


    リスカをする幽霊みなたいな女の子に恋する僕。「こんなに背筋がヒヤッとする、愛の告白ってあるんだ〜」と新たな扉をあけてくれた筆者に感謝。

    0
    2026年02月24日
  • アムリタ (下)

    Posted by ブクログ

    好き!日常当たり前の生活を大切に大切に送っていきたいなーって思った!小さな幸せも沢山見つけたい!!当たり前に側にいる人を大切にしたい!!

    0
    2026年02月22日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    伯母に勧められて読んだ一冊。
    読後、少しだけ世界が綺麗に見えました。

    吉本ばななさんの本は初めて読みましたが、柔らかく温かい文章で読みやすかったです。

    0
    2026年02月21日
  • ミトンとふびん

    Posted by ブクログ

    本の形が正方形に近くて行が短い。読みにくいなぁと最初は思っていたけど、それくらい丁寧にゆっくり読むのがいい短編集。
    表題作「ミトンとふびん」に、「職場で隣の席の若い女の子にいつのまにか好きになられているタイプ代表」って表現が出てきて、
    「あ~はいはい、星野源みたいなヤツね」
    って思いながら読み進めてたら、本当に星野源みたいなビジュアルだと形容されていていっきに解像度が上がってしまった。
    ひさしぶりに「デッドエンドの思い出」読み返そうかなあ。

    0
    2026年02月20日
  • アムリタ (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上よりも面白かった。いろんな能力が使える人が出てくるし、情景描写が細かいから人の気持ちもその場所の記憶も全部手に取るようにわかるので、心地よかった。
    どんなこともすべていいものになるし出会いも別れもなるようになってことがすすんでいるということ。

    『いつかあの人が他の誰かと過ごすなら、そいつが見るあの子のスカートのしわにさえ、僕は心を痛めてしまう。あの人は花だ。希望だ。光だ。最も弱く、最も強いものだ。でももうすぐ誰かのものになってしまう。何もかも。あの寝顔も、熱いてのひらも。
    いつかそんな日が必ず来るなんて、それはなんて残酷なことだろうと思う。
    でも今の僕には、その残酷さがなによりも美しいゴス

    0
    2026年02月17日
  • 体は全部知っている

    Posted by ブクログ

    みどりのゆび
    「植物ってそういうものなの。一人のアロエを助けたら、これから、いろんなね、場所でね、見えるどんなアロエもみんなあんたのことを好きになるのよ。植物は仲間同士でつながっているの。」

     ベストセラー『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の』にも書いてあったけれど、植物はつながっている。集合意識というか、そうした類の連帯がある。
    そうでなければ、(たとえば)カミキリムシ被害が出たとき、森林は全滅してしまう。「おい、とおくでカミキリでたみいだぜ」といった伝言ゲームで、森林全体が身構える、というわけだ。

     人だって、集合意識はないわけではないだろう。
     個人というか、人の個体と

    0
    2026年02月15日