吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々に吉本ばななさん。
しかも南米・アルゼンチンが舞台だなんて!
合間に写真も結構載ってていいかんじ♪
Mr.Bookmanで見つけて購入ー満足02♪
旅行記としても、小説としても楽しめる!
実際に足を運んで経験したことが書かれてると、
吉本ばななさんがこんな体験したんやなーとか
こういうふうに見て感じてきたんやーとか思って読めて面白い☆
南米(ペルーやけど)行ったことあるから、
何となく分かったふうに想像して読んだw
でもほんと写真もあるし、その風景が頭に描ける。
小説としても好き。
心地良い瞬間の中で、あー今死んでもいい、って思える。
・・・なんとなく分かる。そりゃあ死にたくはないけれど、
もし突発的に死んじゃうならそれはしょーがない。
日々の中のふとした心地良い瞬間。
イチノセの畑で藁をかき集めて燃やす。
煙から避難して、しばし陰でこの本片手に休憩。
お父さんは藁を運びに行ってまだ帰って来ない。
暑すぎない秋の空。雲。稲。赤とんぼ。
そんな心地良い瞬間。
あーーーアルゼンチン行きたい!!
Buenos Aires!!イグアスの滝!!のどかな町!ホットチョコレート!
いつか絶対行く!!!!!
2009年夏休み.実家にて. -
Posted by ブクログ
50向いていないことは、してみないとわからないとよくいうが、本当にそうだった。
94「ここって山梨みたい。懐かしいんだよね。」メンドーサ
117これでいい、今はこれでいいのだ。・・・時間をかせぐのだ、それしかできないのだから。野生動物がじっと傷をなめて、熱をもった体中を癒すために暗がりでただ待っているように、精神がじょじょに回復して、うまく空気が吸えて、まともなことを考えられるようになるまでこうしているのがいちばんいい。そう思った。
121悲しみは決して癒えることはない。薄まっていくかのような印象を与えて慰められるだけだ。
135わかっていた。今悲しいのなら、今。そこにいなくては意味はない。
137人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにか起ころうとまわりはじいっと見ているしかない。実際、身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛を示す唯一の証拠だ。
152ひとりでない旅の一番好きなところは、孤独をこんなふうに全く忘れることができるところだ。 -
Posted by ブクログ
大きな出来事で突然に景色がかわる瞬間、見る視点が変わるような、目線がかわるような。その瞬間、当たり前の日常のありがたさとか、普通の日々の尊さを否応無しに感じてしまう。 行き着くところに行ったからこそ見えることは沢山あると思う。
この物語では、突然友人の喬がHIVポジティブだったことがわかり、それを受け入れようとする人たちの旅を描いている。その旅の物語は深刻ではあるけど絶望的ではなくて何か希望を感じさせてくれる。エジプトという、昔から続く命や愛の神の力が今も感じられるような状況で描かれる物語で、真剣に読まないと見落としてしまいそうな何かがあるような気がして、とても丁寧に読んでしまう。静かに淡々と、相当深いところに訴えかけてくることが多い。時々、本当に心臓がドキッとしてしまうほど、人の心や気持ちが鋭く書かれている文章が全体にたくさんある。こういうことを書けるのがすごいな〜って思う、よしもとばななさん。普段、自分の心や人の心とたくさん向き合わないと気づけないようなことではないだろうか。
今できること、自分の生活や当たり前の日常はとても尊く、それをもっともっと大切にしようと心から思える作品だと思う。そして、ものすごく旅に出たくなる作品でもある -
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現実的な夢や、あり得ないことばかりが起こる夢。予知夢を見たり、他人と同じ夢を見たり。たくさんの“夢”にまつわるエッセイ。
友人達と、夢の話をするのは楽しい。私が聞いた中で、最も興味深かったのが“夢の中での自分の家”の話。現実の自分の家じゃないし、見た事もないのに、いつも夢の中の自分はその家に住んでいるんですって。
吉本ばななの宗教に対する考え方が好き。“宗教”と聞くと、オカルトや危ない集団というイメージが強いけど、だれもが一度は考える「なぜ生きるのか?」を真剣に探求する人達の、一つの結果が宗教なんだと思います。だから、哲学者や自己表現活動をする人々と共通する点が多いのでしょう。
それでも、確かにうさんくさい宗教人はいます。その判断は、おのおのの自己責任。自分の哲学を磨いていれば、本物と偽物の区別がつくのでしょう。(何が本物で何が偽物かも、人それぞれですが)
イラストを描いている原マスミさん。本編にも度々登場しています。ブルーが夢うつつの優しい時間を彷彿させます。別の色だと、どんな絵になるのかが気になる。 -
Posted by ブクログ
割と積んでいた本
友達が、吉本ばななは若いうちに読んどくべきと言っていたので、はよよまなと思って読んだ
6作中4作は誰かの死が出てくる
死は、どう頑張っても美化しても、悲しい出来事には変わりないと思う
誰か大切な人を亡くした時、心は欠けてしまうだろうし、その欠けをこの本が全て埋めれる訳では無いけど、悲しみの隙間に少しだけ余裕を持たせる空間を作ってくれるようなそんな本だと思った
不倫とかも話に出てきて、胸がぎゅっとなった
「だいじなのは、突き詰めないこと。」
最近の私はこれが出来るようになって、すごく生きやすくなった
こういう考えができるようになったのも、本を読んだお陰だな〜
自分がどうしたって、どうにもできないことがあるってわかったから
傷ついた時に読み返したい本になった -
Posted by ブクログ
以前『「違うこと」をしないこと』という吉本さんのエッセイを読んだが、それと同様にスピリチュアルな要素がある本だった。最後の方は特に宇宙の法則とか引き寄せの法則とかが入っていて、さらっと読んだ。
自分の欲望ばかりに目が向いて、他者のことを考えられなくなることが最近多くて、ハッとさせられるような言葉ばかりだった。
誰かに辛く当たってしまうときって、自分を無意識に責めたりいじめてしまうという考え、自分に凄く当てはまった。自分に対して優しくできていない、例えばやりたくないことを時間やエネルギーを犠牲にしてまでやっているから、他人の幸せを喜べないとか。
欲望も、追求すればするほど肥大化したり、盲目になって、自分中心の余裕のない暮らしになってしまう。「あれも、これも欲しい、この資格がない、これをできるようになって完璧な自分になりたい」、と自己完結できればできるほど孤独になってしまう。だから、突き詰めすぎないで、自分の体や心をよく観察するのが大事。
「欲望を追求した先に幸せがある」という思い込みから脱却すること、これは結構意識していないと忘れてしまう。都心に出ると「これを持て」「これが流行り」と欲望を掻き立てるメッセージが多いので、刷り込まれてしまう。そして、みんなが自分の欲望を満たすことに躍起になって、自分に矢印が向いてしまう。それが不幸せにつながる。 -
Posted by ブクログ
生きているだけで何かに追われているような感覚になってしまう今の世の中に、違う風を吹き込んでくれるような小説。
最先端を行き過ぎているから私には全てが理解できたわけではないけど、もっと心も身体も緩めていく必要があると思う。
自由と夢、今を生きること。
よく聞く言葉だけど、誰からの影響を受けずにこの言葉を使えている自信はない。
この小説を読んでいると、それらは他人ありきで求めものではないのだと感じた。
でもそれがなかなか難しい。
だけどこの本を読んだだけでもデトックスされた感覚。
少しずつ緩めていき、この世界観のように生きられたらいいなと思った。