吉本ばななのレビュー一覧

  • 不倫と南米 世界の旅3

    Posted by ブクログ

    言葉に出来ない興奮を感じ、それをどうしても言葉にしたいのに自分ひとりでは持て余してしまう、そんなときに手にとった本。

    大好きな南米の魅力、パワーを、胸に沁みる言葉、絵、写真で綴られた小説。
    南米は、行き場のないエネルギーに詰まっていると感じていて、それが溢れる形はこれらの国で生まれる音楽や文学や、政治や人々の生活そのものから感じられるのだけれど、この小説で果たされた「不倫」と「南米」の組み合わせによって発せられるエネルギーは、この2つの色がすごく似ているのか、それとも今この本を読む私の心と同調しているのか、よく分からないけどひたすら圧倒される。

    もやもやして、逃げ出したくなって、この本を手

    0
    2012年07月02日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

    Posted by ブクログ

    マリカのソファーは、多重人格のことをつくづく考えさせられる話で、バリの明るさがあまり感じられなかったけど、よしもとばななさんのバリ旅行記はおもしろい!
    バリに行きたくなったよ。
    旅行記ではないって書いてあったけど、私は読んでバリに興味津々☆絶対に近い将来行く!!

    0
    2012年01月26日
  • パイナップルヘッド

    Posted by ブクログ

    『必ず恋人ができる秘訣』それは自分の楽しみを人に依存しないで自分で作れる=自足した人になること-だそうです。そういう意味でばななさんはまったくもって自足してる方だと思いました。楽しいことがいっぱい詰まってる本でした。

    0
    2011年11月24日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ本。
    よしもとばななさんの小説と旅行記。

    真剣にこの人の本を読んだのは、この本がはじめてかな。中島みゆきの『2/2』を読んで、多重人格というテーマに興味を持って、手にとった作品。

    原マスミさんの挿画も綺麗な本である。

    0
    2011年10月18日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

    Posted by ブクログ

    いつ読んでも絶対泣いてしまう。 心が洗われるとはありきたりな表現だと思ってたけど、こういうことを言うんだなと思った。

    0
    2011年05月13日
  • 虹 世界の旅4

    Posted by ブクログ

    これは、あくまで個人的に、だけど、
    あたしの思考やものごとの感じ方と非常に良く似た視点から書かれていて、
    ちょっとしたフレーズやセリフの全てに共感できた。

    「生きる」ということの本質を、大袈裟にではなく、
    優しく掴んでいるヒロインの、大事なものや大事な生活が、
    タヒチの光景といい具合に溶けていて、とても良かった。
    ファンタジスタに突っ走るわけでも、
    リアリストに徹するわけでもない、絶妙なブレンド。

    吉本ばななの凄いところは、超!有名な作家になっても、
    こういった感覚を忘れずに一貫して表現し続けているところだと思う。
    お金も名誉も会社の事情もご時世もいろーんなものが絡んでくる世界にいて、

    0
    2011年02月06日
  • 虹 世界の旅4

    Posted by ブクログ

    本当に忘れられない本
    読むと優しい気持ちになれる自分の世界をふわふわ旅している感じになるとっても幸せ
    これはどの旅行案内書を読むより効果的
    絶対タヒチにいきたくなる!!

    0
    2011年02月02日
  • ハネムーン

    Posted by ブクログ

    その二人が一緒にいる事は、運命…
    繊細な心を持った孤独な裕志と、彼に寄り添うけれど強い心を持ったまなか。
    身近な人や犬の死の悲しみから、二人で、周囲の優しさに助けられながら少しずつ立ち直っていく。
    なんだか、4年前に父を亡くした私の母が、少しずつ立ち直っていく姿と交差して、心に沁みる…

    0
    2019年01月16日
  • 虹 世界の旅4

    Posted by ブクログ

    舞台は東京、そしてタヒチです。世の中のせちがらさに翻弄される人たちと自分の大切なものをしっかりと見つめ翻弄されない主人公、両方がしっかりと描かれていてすごい説得力。ものいわない植物や動物がどんなに毎日を豊かにしてくれるか改めて気づかされます。載っているタヒチの写真も美しい。人間らしく生きることを深く、濃く教えてくれる名作。

    0
    2010年05月07日
  • 虹 世界の旅4

    Posted by ブクログ

    すごくステキだった。文章自体がすごく美しくて、読んでいて気持ちが良い。元気になる。気持ちが浄化される。リセットされると思う。

    0
    2010年05月03日
  • とかげ

    Posted by ブクログ

    本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。

    2023/03/07-03/10

    0
    2023年02月25日
  • 不倫と南米 世界の旅3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々に吉本ばななさん。
    しかも南米・アルゼンチンが舞台だなんて!
    合間に写真も結構載ってていいかんじ♪
    Mr.Bookmanで見つけて購入ー満足02♪

    旅行記としても、小説としても楽しめる!

    実際に足を運んで経験したことが書かれてると、
    吉本ばななさんがこんな体験したんやなーとか
    こういうふうに見て感じてきたんやーとか思って読めて面白い☆

    南米(ペルーやけど)行ったことあるから、
    何となく分かったふうに想像して読んだw
    でもほんと写真もあるし、その風景が頭に描ける。

    小説としても好き。
    心地良い瞬間の中で、あー今死んでもいい、って思える。
    ・・・なんとなく分かる。そりゃあ死にたくはない

    0
    2011年10月18日
  • 不倫と南米 世界の旅3

    Posted by ブクログ

    50向いていないことは、してみないとわからないとよくいうが、本当にそうだった。

    94「ここって山梨みたい。懐かしいんだよね。」メンドーサ

    117これでいい、今はこれでいいのだ。・・・時間をかせぐのだ、それしかできないのだから。野生動物がじっと傷をなめて、熱をもった体中を癒すために暗がりでただ待っているように、精神がじょじょに回復して、うまく空気が吸えて、まともなことを考えられるようになるまでこうしているのがいちばんいい。そう思った。

    121悲しみは決して癒えることはない。薄まっていくかのような印象を与えて慰められるだけだ。

    135わかっていた。今悲しいのなら、今。そこにいなくては意味

    0
    2009年10月04日
  • 虹 世界の旅4

    Posted by ブクログ

    タヒチ。
    からだがだるくなる。
    思いが溢れてしまう。


    あらすじ
    私は、タヒチアンレストランのフロア係として働いていた。そのレストランはとても素敵なレストランで、フロア係としての仕事にも満足していた。しかし、突然の母の死をきっかけに、長い間、東京で張り詰めて頑張ってきた糸が切れてしまい、とうとう店で倒れてしまう。休息を兼ねてレストランのオーナーの動物や植物の世話をすることになるが……。。
    複雑な気持ちを抱えながら、私はタヒチに旅立った。タヒチの美しい自然、出合った人たちによって私は前向きな気持ちを取り戻していく。

    0
    2009年10月07日
  • 虹 世界の旅4

    Posted by ブクログ

    大人ってこんな純粋に
    お互いを思い合えたり
    こんな不器用にしか
    相手を求められないのかな

    だとしたら素敵だ。

    0
    2009年10月04日
  • SLY  世界の旅2

    Posted by ブクログ

     大きな出来事で突然に景色がかわる瞬間、見る視点が変わるような、目線がかわるような。その瞬間、当たり前の日常のありがたさとか、普通の日々の尊さを否応無しに感じてしまう。 行き着くところに行ったからこそ見えることは沢山あると思う。
     この物語では、突然友人の喬がHIVポジティブだったことがわかり、それを受け入れようとする人たちの旅を描いている。その旅の物語は深刻ではあるけど絶望的ではなくて何か希望を感じさせてくれる。エジプトという、昔から続く命や愛の神の力が今も感じられるような状況で描かれる物語で、真剣に読まないと見落としてしまいそうな何かがあるような気がして、とても丁寧に読んでしまう。静かに淡

    0
    2009年10月04日
  • SLY  世界の旅2

    Posted by ブクログ

    宝物本。
    色や味が感じられる本。あまいパンケーキが食べたくなり、朝日が昇ってくるのをゆっくり眺めたくなり、色のついた壁画が見たくなって、ついにエジプトまで行っちゃいました。
    出てくる場所が実際に存在しているのが、非常に楽しい。

    0
    2009年10月04日
  • 夢について

    Posted by ブクログ

     現実的な夢や、あり得ないことばかりが起こる夢。予知夢を見たり、他人と同じ夢を見たり。たくさんの“夢”にまつわるエッセイ。

     友人達と、夢の話をするのは楽しい。私が聞いた中で、最も興味深かったのが“夢の中での自分の家”の話。現実の自分の家じゃないし、見た事もないのに、いつも夢の中の自分はその家に住んでいるんですって。
     吉本ばななの宗教に対する考え方が好き。“宗教”と聞くと、オカルトや危ない集団というイメージが強いけど、だれもが一度は考える「なぜ生きるのか?」を真剣に探求する人達の、一つの結果が宗教なんだと思います。だから、哲学者や自己表現活動をする人々と共通する点が多いのでしょう。
     それ

    0
    2009年10月04日
  • ばななブレイク

    Posted by ブクログ

    パイナップルヘッドよりもっと真面目なエッセー。作品に反映されている、死を巡って思うこと、亡くなる直前の人の透明感、とか、宗教への関心、とか、これだけの人をひきつける作者なりの考えと責任感というものも反映されていて、エッセーなのに、小説みたいに惹かれる本だった。

    0
    2009年10月04日
  • パイナップルヘッド

    Posted by ブクログ

    ananに連載されたエッセイ集。特におススメは「かならず恋人が出来る秘訣」。その中の『自足』っていう考え方は、タイトルはこんなだけど、恋愛に限らず楽しい人生の秘訣だと思う。
    『自足』=『表向きどんなに騒いでも自分の感情を自分で終わらせることが出来る人』 読めば分かります。必読。

    0
    2009年10月04日