吉本ばななのレビュー一覧

  • TUGUMI 新版

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    はじめて読んだのは中学生の頃。
    「病弱ってかっこいい」なんて、まるちゃんみある思考を抱えていた私は、つぐみに対して羨ましい気持ちでいっぱいだった。身体が弱くてみんなからちやほやされて、自分の意思もはっきり言える。

    それからうん十年経ち、新版で再読。
    つぐみがつぐみたるゆえんって、傍若無人に振る舞えるゆえんって、きっと「全力で生きている」いわゆる刹那的なものに突き動かされているんだなって、新たな発見があった。

    でも、今も昔も、つぐみの生き方は素敵だと思う。

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    2026年04月03日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    この人はきっと善い人だと思う。でも何だか一緒にいたくないなと思う。幸せの物差しが違うような気がするのです

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    2026年04月03日
  • ヨシモトオノ

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    少し不思議なお話が13編
    【吉本ばなな版遠野物語】

    この短編集は不思議だけど怖くない
    生きているものには必ず死が訪れて
    悲しいけれどそれを静かに受け止める
    死は身近なものなんだな


    いくつか好きな話があるけれど
    その中のひとつ【思い出の妙】

    ───旅館の天井を見上げると木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。───

    これは大学生の娘と両親の三人が旅先で旅館に宿泊する話

    私も子供の頃は天井が怖かった
    木目が顔に見えるよね?

    でもこの話は本当におじさんがいるらしい
    軍歌を歌ってるの

    娘が両親におじさんが見えるか聞くと二人とも見えると言う

    父親:「まあでも、

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    2026年03月28日
  • おとなになるってどんなこと?

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    おとなってなんだろう?自分はおとななのか?と気になり読みました。

    内容は、著書がおとなになった時、おとなになるまでにしてほしいことなどが書かれています。
    難しい言葉ではなく、寄り添うように語りかけてくれる文章が心地よかったです。

    おとなとは?の正解は人それぞれだと思う。

    いつまでも子どもでいたいけど、子どもでずっといることはできない。
    時は流れ人は、歳をとり子どものままでいられなくなっていく。

    子どもの時の心は忘れずにほどほどのおとな(やるべきことは、責任をもってやる、やりたいことは諦めずにやる)でありたいと思いました。

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    2026年03月22日
  • 下北沢について

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    吉本ばななの下北沢での暮らし。
    私はこういう類の本が大好きだ。人の生活を覗き見してる感じ。
    どうしようもない時に近くにいてくれた人、いつものお店、そういうもので生活が成り立っている。

    ついこの間3/14GEZAN武道館、3/15岡本太郎記念館での佐内正史展示、どちらも同じタイミングでばななさんと同じ場所にいた。
    なんだかそれだけで嬉しい気持ち。

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    2026年03月21日
  • 旅人のように どくだみちゃんとふしばな13

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    ばななさんが、銀色夏生さんの『つれづれノート』をまだ読んでいる、とわかってなんだか嬉しかった(本人と作品は別、と書かれているのが、ばななさんらしい)。

    奈良のとある神社にある、優しく撫でてから持ち上げると軽くなり、叩いてから持ち上げると重くなるという石の話が興味深かった。
    石自体に変化がある訳ではなく、人は自分の撫でたものを自分にとって大切な物と認識し、軽く感じられるように脳が判断するらしい。逆に、叩いた物は嫌な物と認識して、重く感じると。
    これって、世の中の色々な場面で当てはまりそう。
    自分に対してや、人間関係についても影響があるのでは、と思った。

    あと、『自分のしたことは自分に返ってく

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    2026年03月15日
  • ミトンとふびん

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    『ミトンとふびん』

    なんでもない日常を切り取った作品、は精神が安定していない時に、早く家に帰りたいと思うような日々の喧騒に、少し彩りを与えてくれる。

    女性作家の壊れてしまいそうな繊細な感覚を贅沢に味わうことのできる作品。

    「でも、人が意志を持ってそっとしておいてくれるということに、こんなに安心したことはない」

    「積み上げたものをまた失うのはわかっている。どんなに積み上げたって、死んでしまったらお別れ、そこでいったん終わるのだ。…それでも私たちはなぜか積み上げ続ける。それが生きている証しであるから。」

    なんでもないただのお泊まりの時に、彼がタオルを広げて髪の水気を取ろうとしてくれたこと

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    2026年03月12日
  • ヨシモトオノ

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    表紙の絵はばななさんなんだ、良いですね。さて、遠野物語は語り部さんからまたは遠野昔話村の展示されているものを見て何点か知っています。生活に密着した不思議なお話しですがわたしには作り話しではなくて本当にあったことに思えます。その世界観が大好きでとても読みたい本でした。非現実的な出来事でも何かを教えて導いてくれる不思議な力があるように感じます。事故物件と大家さんのお話しは本当に最良です。

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    2026年03月01日
  • ヨシモトオノ

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    ばななさん歴は短いけど、このふわふわで柔らかな文章に惹かれていく自分がいる。


    リスカをする幽霊みなたいな女の子に恋する僕。「こんなに背筋がヒヤッとする、愛の告白ってあるんだ〜」と新たな扉をあけてくれた筆者に感謝。

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    2026年02月24日
  • アムリタ (下)

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    好き!日常当たり前の生活を大切に大切に送っていきたいなーって思った!小さな幸せも沢山見つけたい!!当たり前に側にいる人を大切にしたい!!

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    2026年02月22日
  • ミトンとふびん

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    伯母に勧められて読んだ一冊。
    読後、少しだけ世界が綺麗に見えました。

    吉本ばななさんの本は初めて読みましたが、柔らかく温かい文章で読みやすかったです。

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    2026年02月21日
  • ミトンとふびん

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    本の形が正方形に近くて行が短い。読みにくいなぁと最初は思っていたけど、それくらい丁寧にゆっくり読むのがいい短編集。
    表題作「ミトンとふびん」に、「職場で隣の席の若い女の子にいつのまにか好きになられているタイプ代表」って表現が出てきて、
    「あ~はいはい、星野源みたいなヤツね」
    って思いながら読み進めてたら、本当に星野源みたいなビジュアルだと形容されていていっきに解像度が上がってしまった。
    ひさしぶりに「デッドエンドの思い出」読み返そうかなあ。

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    2026年02月20日
  • アムリタ (下)

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    ネタバレ

    上よりも面白かった。いろんな能力が使える人が出てくるし、情景描写が細かいから人の気持ちもその場所の記憶も全部手に取るようにわかるので、心地よかった。
    どんなこともすべていいものになるし出会いも別れもなるようになってことがすすんでいるということ。

    『いつかあの人が他の誰かと過ごすなら、そいつが見るあの子のスカートのしわにさえ、僕は心を痛めてしまう。あの人は花だ。希望だ。光だ。最も弱く、最も強いものだ。でももうすぐ誰かのものになってしまう。何もかも。あの寝顔も、熱いてのひらも。
    いつかそんな日が必ず来るなんて、それはなんて残酷なことだろうと思う。
    でも今の僕には、その残酷さがなによりも美しいゴス

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    2026年02月17日
  • 体は全部知っている

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    みどりのゆび
    「植物ってそういうものなの。一人のアロエを助けたら、これから、いろんなね、場所でね、見えるどんなアロエもみんなあんたのことを好きになるのよ。植物は仲間同士でつながっているの。」

     ベストセラー『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の』にも書いてあったけれど、植物はつながっている。集合意識というか、そうした類の連帯がある。
    そうでなければ、(たとえば)カミキリムシ被害が出たとき、森林は全滅してしまう。「おい、とおくでカミキリでたみいだぜ」といった伝言ゲームで、森林全体が身構える、というわけだ。

     人だって、集合意識はないわけではないだろう。
     個人というか、人の個体と

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    2026年02月15日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    装丁に惹かれて読んだけど思ったよりささってしまった。スーピー・タンさんの絵、素敵。

    初めて子どもを持つことに前向きな興味がわいたかも。

    わたしは昔から根っこの部分は虚無主義なのかもな、と最近思っていたけどあとがき最後の
    「なにひとつ、虚しいものはない」という言葉にも少し救われた。

    「人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい」

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    2026年02月12日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ネタバレ

    読む度に深みが増して行きそうな本。
    年をとる、大人になる。みんなが当たり前に通る道を、そこに伴う不安や不信感を吉本ばななさんがこんな考えもあるよと優しく教えてくれる。
    人はそれぞれの自分を極めるために生まれてきたんだと心で唱えながら、今を目一杯生きて、その先で人を救える人にいつかなりたい。

    -普通にふるまっていたからといって、何かから救われることは一切ないと思います。
    -人がその人を極めると、なぜか必ず他の人の役に立つようになっています。
    -愛の貯金を人にも与え、自分が成長することを学ぶために、せっかく生まれてきたので

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    2026年02月11日
  • 小説家としての生き方 100箇条

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    久しぶりに、ばななさんの著書を読んだ。職業にかかわらず、生き方のコツのようなものというか、提案や知恵を得ることができた。これからの生活にも取り入れたい。
    例えば、
    82 おいしいものを、美しいものを、快いものを、いつも近くに置いておく。いつでも触れられるように。生きる力を思い出せるように。
    という章が、心に刺さったので、私のコーピングリストを作ることにした。

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    2026年02月11日
  • とかげ

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    痛みを抱えた者たちの、いじらしくもあたたかい、ちょっぴり切ない6編の物語。
    傷を乗り越えるのではなく、傷をまるごと受け入れて、生きていこう、そう思わされる作品でした。

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    2026年02月11日
  • おとなになるってどんなこと?

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    今の自分には、「第七章 生きることに意味があるの?」が良かった。生きる意味を見失っている訳では無いけど、「自分を極める」という考え方がしっくりきた。その人なりの道すじはなんでもいいし、極める方法もいくらでもある。

    この本は読む時期によって心に残る部分が違うんだろうな。今回は第七章が特に良かったけど、時期が違えば刺さりそうな言葉が沢山あった。

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    2026年02月10日
  • ミトンとふびん

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    一生大切にしたい本に出会えた。たいせつな人の死への悲しみが癒えることはなくても日々を生きていく。旅や対話を通して少しだけかもしれないけど前を向ける。言葉1つ1つに無駄がなく心にすっと入ってきた。息を吐くように、肩の力を抜けるような作品だった。

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    2026年02月04日