吉本ばななのレビュー一覧

  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    イラストが本当に素敵だった。お父さんからばななさん、ばななさんから息子さんへの愛情にあふれた生活が羨ましいくらい素敵に感じた。

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    2026年07月31日
  • ミトンとふびん

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    朝井リョウさんが勧めていたのを機に購入。
    (自分にとって)長編小説を読んだ後だったので、短編集かつ1頁の文字数が少ないのはスイスイ読めて気持ちいい。

    ちょっと現実逃避したい人。
    誰かを何かを失い、悲しみでひと通り泣き終えた人に読んでほしい。

    異国を舞台にした話のお陰で、ちょっとヨーロッパに旅行できた気分にもなれる。

    胸にポカンと開いたままだった穴が、柔らかい気持ちでそっと撫でてもらえたようだった。

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    2026年07月29日
  • 旅人のように どくだみちゃんとふしばな13

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    noteを買って読んだことで、久しぶりにいろんなエッセイ読めて良かった。このエッセイの2023年はまだまだコロナ禍で、意地悪とか嫌な思いに触れる機会が今より多かった気がするなーと思うなど。

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    2026年07月28日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ネタバレ

    自分と向き合って、自分を知って、自分の中の子どもを大切に抱いてあげることが自分を大人にしてくれるし、大人にならなくたってただ自分になっていく。それが大事なことなんだと感じた。

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    2026年07月27日
  • 幸せへのセンサー

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    幸せについて考えさせてくれる、とても素晴らしい本です。 

    自分の心・体のセンサーにもっと敏感でいることが大事。
    それを信じることで、新しい流れが生まれるかもしれない。また、生きる力にも繋がっていく。
    他人の言葉や考えに流されない。せめて自分のなかで、「自分は本当はこう思っている」という考えを自覚しておく。

    自分だけに視点がいっている時は不幸になるというのは、腑に落ちました。自分にもその体験があるからです。自家中毒になると、まわりが見えておらず、感謝する余裕さえなくなる。


    傷ついたり、悲しんだりして、人生が前に進んでいないと感じる時がある。
    そんな時でも、
    『自分を整えるを活動をしてさえいれば「もう大丈夫なんじゃない?」と、自然な流れできっかけや転機は訪れる。だから、焦る必要なんてない。』
    という文章には、とても心が救われました。

    考えさせられたり、癒されたり、救われたり。
    とても素敵な本でした。
    ありがとうございました!

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    2026年07月26日
  • 体は全部知っている

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    ネタバレ

    「体はなく、頭だけがあれこれ考えて、ぼんやりと水のような中をくらげみたいに行ったり来たりしているような感じ」

    「生きていることには本当に意味がたくさんあって、星の数ほど、もうおぼえきれないほどの美しいシーンが私の魂を埋めつくしているのだが、生きていることに意味をもたせようとするなんて、そんな貧しくてみにくいことは、もう一生よそう」

    死への渇望。
    汚く死にたくないけれど、きれいに死にたくもない

    体と本能にまかせておけば、さほど間違えることはない。ひとたびそこを見失うと、問題は迷路に入ってしまい、大ごとにならないと気づかなくなってしまう。

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    2026年07月26日
  • 短いこの人生でいちばん大事なもの

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    ネタバレ

    「ふつうのことがいちばんすばらしいことなんだ。人生はそれだけでいい。」

    この一文に出会って、自分がいかに日々欲張って生きているかが露わになり、少し恥ずかしい気持ちになった。

    ばななさんの物語は、いつも生きている世界とそうじゃない世界の境界線を、少しだけ曖昧にしてくれる気がする。私たちはつい、生きている世界を前提にものごとを捉えてしまうけれど、そうじゃない、不思議な角度からふっと世界を描いてくれる。

    今回もそうだった。ありそうで、なさそうな。そんな物語ばかり。

    軽井沢の別荘整理から始まる「束の間」。亡くなった女の子が見えてしまう「世界には時間がたっぷりある」。ほか2編、あわせて4つの物語。

    一編一編がふわふわしていて、続くこととおわることの境目がわからないような、そんな物語たちだった。

    あとがきには、生まれて初めて何にも終われずに書いた小説だということ、そして「このような変わった小説」を出版してくれた幻冬舎さんへの感謝の言葉が綴られていた。

    ばななさん自身がそう書かれているくらい、少し変わった、不思議な物語なのだけれど。そんな作品を読むことができて、良かったなと思った。

    忙しない毎日の中で、なんだか肩の荷が下りるような、そんな作品だった。

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    2026年07月24日
  • ミトンとふびん

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    どの作品もよかったなぁ。
    表題作のミトンとふびん、カロンテの2作が特に好きかな!

    この本を買って、読む前にシンシンの映画を見てからこっちを読んだ。
    シンシン映画は酷評だったけど、この短編を2時間に引き伸ばすから変に間延びした映画になっているだけで、原作はよかった。
    映画も原作へのリスペクトは感じたし、セリフや空気感はそのものだったけど、さすがにこれを2時間は難しいよなぁ。

    誰かが亡くなるというのは、存在がゼロになるわけじゃなくて。わたしたちの記憶には生き続ける。大切な思い出や遺品があれば、いつだって思い出のページは開ける。
    そんな、前を向ける、あたたかい作品ばかりだった。

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    2026年07月22日
  • ミトンとふびん

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    大切な人を亡くした時に読みたい本
    入院中の私には少し刺さりにくかったけど
    柔らかく温かい言葉の数々に胸が温かくなった

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    2026年07月19日
  • ミトンとふびん

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    心をリラックスさせたいなと思い、手に取ってみて正解だった。心理描写が良かった。ほんの少しの非日常が、人生の彩りやきっかけになっていくんだなと、自分も旅がしたくなった。

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    2026年07月18日
  • ミトンとふびん

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    大切な人をなくした人たちの物語。色んな思いはいつだって確かなものではないけど、生きているってそういう事だよなぁ、、わかる。
    なぜか旅のお供に読みたくなりそうな本だと思いました。

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    2026年07月17日
  • ヨシモトオノ

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    怖いけどそれで終わらず、望みが残る。
    「自分のように感受性が強い人間にとって彼女のしていることは攻撃に等しい破壊力」
    「具合が悪い彼女がすべてではなくて、あの時は確かにその人の美しさかわいさあかるさが宇宙に届いていた」
    「社会に出る時こそ親が必要。自分が取るに足らない存在として扱われるときに、この時も親はあそこで変わりく暮らしている」と思える存在であることがどんなにありがたいことか。

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    2026年07月15日
  • ミトンとふびん

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    6作の短編集
    ほとんどが身近な人の喪失を抱えている話だった。

    自分の経験でも、抱えきれないほどの悲しみのなかにいるとき、何をみてもその人のことを思い出してしまい、どうしようもないことがある。
    最後の章の言葉が印象的だった。
    “どんなに他人と親しくなり、その人のことをわかったつもりになっても、結局その他人とは自分の中に生きているその人にすぎない。その人本人ではない。”
    生きている間だって、大事な人は私の中にいる大事な人でありその人本人ではないのだから、
    亡くなったって、私の前から急に消えたって、私の中にいる大事な人はいなくならない。ただ、その人はもう更新されない。

    これから先の人生、また大きな悲しみに暮れたときは、この言葉を思い出すのだと思う。

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    2026年07月13日
  • ヨシモトオノ

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    「怖い」ではなく、理屈では説明できないような日常の中に起こることのあるちょっと不思議な物語がたくさん詰め込まれています。

    あとがきで吉本ばななさんが2年間ずっと怖い話を読み、YouTubeを観て整合性がとれるようにがんばったと書いてありました。一つ一つ読んでいて気味の悪さを感じるものはあるものの、後味が悪いものはなくスッと入ってくるような感じでした。

    数ある話の中で「光」だけは話の毛色が違っていて、物語の書き出しも「この話だけは少しトーンが違う。それは、実話だから。」で始まっています。何が優しさなのか、何が正しいのか、正論は時々人を傷つけることいろいろ考えさせられます。
    ちょっと不思議な話の中では「最良の事故物件」が好きでした。「縁の方が大切で、縁だけが僕だけのものだから」これに気づかせてくれる前の住人がでてくるなら怖くないかも?

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    2026年07月04日
  • ヨシモトオノ

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    読み始めてみたら、ふっと宙に放り投げられてしまう様な、つかみどころのない感覚に陥った。
    なんか不思議な気持ち。

    以前著者代表作の「キッチン」を読んだ事がある。当時は印象に残らなく内容もあまり覚えていない。が、本作は気になった。心に残る短編がいくつかあった。常識などで説明できない次元を受け入れられる様になったからか。年を重ねたからか。他の作品も含めて、もう一度読み直してみようかと思った。

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    2026年06月30日
  • TUGUMI 新版

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    初吉本ばななさん!女性作家好きとしてずーっと読みたいと思っていたのです。
    嫋やかで優しくて、なんだか朗読したくなるような文章でした。
    だけどその心地良さの中に、抜きん出た周囲の人や物事、気持ちに対する観察眼が詰まっていて、なんていうかもっと周り見て過ごそうとしみじみ感じました。

    『確かにつぐみは、いやな女の子だった』
    書き口からつぐみは亡くなったものとばかり思っていましたが、気丈に生き抜いてくれていたんですね。
    ひと夏の出来事が、まりあの思い出の中でひと際輝いている一幕だったんだと思えました。
    つぐみには、まりあより長生きして、「お前が先に逝くなよ」って憎まれ口叩きながら泣いて欲しい〜(妄想と願望)

    それにしてもつぐみの口の悪さが想像の斜め上すぎて笑
    意地悪な女口調かと思いきや、余裕で田舎のヤンキーばりの口の悪さでした笑
    つぐみに限らずセリフは昔の口調ですが、地の文は現代に近くて、それがいいバランス感で心地よかったです。

    時代背景も相まって、浮気相手側で幸せな家庭を築く母親と娘(まりあ)もなかなか珍しいなぁと思いました。

    ●とくに朗読したい文書たち ──────
    『母は決してつよい人ではないが、無意識につよさを心がけているようなところがあった』

    『海とは不思議なもので、2人で海に向かっていると黙っていても、しゃべっても、なぜかどっちでもかまわなくなってしまう』

    『都会では人はいったい何に向かって「平衡」をおもうのだろう』

    『私はふいにつぐみにピントが合ってしまったような、妙に切ない気持ちになった』

    『しかし、そのときどんなに楽しいつもりでいても、後からおもいでを振り返ってみると、その夜の闇や電柱やゴミ箱のかげばかりがじんと暗くよみがえってくることがある。今思うと、その夜は本当にそうだった』

    『人生は演技だ、と私は思った』

    『ひとりの人間はあらゆる段階の心を、あらゆる良きものや汚いものの混沌を抱えて、じぶんひとりでその重みを支えて生きてゆくのだ。まわりにいる好きな人達になるべく親切にしたいと願いながら、ひとりで。』

    『いつでも実のないことをぐにゃぐにゃ考えているだろう。気弱なくせにお高くとまっている〜〜〜』

    『処女の情にほだされてうっかり結婚しちまった女殺のような気分』

    『君は気骨があるから、ずっとここにいても、世界中を旅している奴よりたくさんのものを見ることができるよ』

    『それは秋も冬もそうだったのに、振りかえるといつも夏だったような気がする』

    『ものごとがおさまるべきところでその効力を発揮していることは、こうして見ているととても神聖で良いことに思えた』

    『いろいろな種類の別れに満ちたこの世の中を、ひとつも忘れたくないと思った』

    『誰に言うともなくつぶやいたその言葉は、それでもこのところ私が漠然と考えていたことをきちんと紡いでいたので、私は「うん」と言った』

    『私は10年もの間、いろいろなものがひとつにあみこまれた大きなベールのようなものに守られていた。だれもがそこから出てみないとそのぬくもりには絶対に気がつかない。2度と戻れなくなってからでないと、自分がその中にいることすらわからないくらいに、ちょうどいい温度のベール。それは海であり、町全体であり、山本さん御一家であり、母であり、遠くに住む父であった。そんなすべてがあの頃は私をそっと包んでいた。私はいつでも楽しいし幸せだけれど、ときおりあの頃がたまらなく、悲しいくらいになつかしくなることがある。そんな時いつも、いちばんによみがえってくるのは、浜で犬と遊ぶつぐみと、にこにと自転車を引いて夜道を歩く陽子ちゃんの場面だった。』

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    2026年06月30日
  • はーばーらいと

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    感想をまとめるのが難しい。
    とても重たい話なのに、それほど心にズンとくる感じでもなく、でもじわじわと重さがのしかかってくる。

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    2026年06月29日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    年末年始に古本で買って読み終えるのに半年以上かかった。読みにくいわけではない。受け取れるか受け取れないか。心にすっと言葉が入ってくる時に読みたい本。ほんとうの自分を生きるってどういうことか。深い部分でおしえてくれる。その辺の「生きやすい自分になるために」とか書かれてるような上っ面な感じよりもずっと深い。その深さまで感じられる時に読まないと、意味がない。やっと受け取れた。

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    2026年06月29日
  • 「違うこと」をしないこと

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    タイトルの「違うこと」をしないこと
    とても深い意味があるなと感じました。
    プリミさんとの対談は正直(なにを読まされているのだろう…)と感じましたが、後書きに繰り返し読んでくださいとあるので、2回目3回目で気づきを得られるのかもしれないです。全体的にスピチュアル感は強めかもしれないですが、自分の中の違和感は大事にしたいなという気づきがありました。

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    2026年06月22日
  • ミトンとふびん

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    誰かを大切に思う気持ち。愛しくてきゅっと心が締め付けられるような幸せ。そして永遠に失った時の痛み。

    重くなりそうなシュチュエーションなのに、どの物語にもほのかなあかりと可愛さがある。

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    2026年06月17日