吉本ばななのレビュー一覧
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幼い頃に両親の離婚など、壮絶な経験を重ねたことで、人間の欲望や私利などが「黒いもの」として形を持って見える特殊能力を持った少女が主人公。
その能力は一人では重たすぎて抱えきれないが、ケセラセラという言葉がぴったりのラフな近所のおじさんとの付き合いにより、気軽に生きることができている。
人は金銭や色恋沙汰の影響から完全に逃れることは難しいでしょう。
それでも、それらに「執着」しすぎないように生きることが、自らを助けることになると思います。
執着しないためには、今あるものに感謝することや、自分を守ってくれる人(これは親に限らない)がいるという感覚により、心の安定を得ることが必要。同じように、他に -
Posted by ブクログ
ネタバレ半分は自分で決めること、半分は向こうからやってくること(宇宙)
自分を全て発信しない、自分の中にある考えを自分の中に留めておくことで、自分の空間ができる。自分だけ知ってることを持って自分を熟させる
段階にそって人は変わって行ってるのだから、何かを変えたい時も無理にではなく、段階に沿って変えていく
今流れているものには全てが終わりくる、死の前には全てが幸せだったと感じる
自分の気持ちを過小評価しないでそのセンサーを信じて行動する、そういう心の声に従うことで出会える縁がある
自分に矢印が向きすぎてる時人は幸せじゃない
周りに合わせるけど自分はこう、自分の思いを忘れない
自分の感覚が変 -
Posted by ブクログ
こうやってエネルギーって毎瞬、絶え間なく動いて散らされているんだ、と思った。あの駐車場だって、雨に風邪にさらされてやがてまっさらになっていく。あそこに残った悲しみの感情も、こうやって誰かが持って帰っては散らしていく。世界って、地球ってそういうシステムなんだ、と思った。
小さいことは必ず大きなことにつながっている。それは間違いない。世界は厳密でいいかげんにしていいことはひとつもない。だから地に足をつけて、ヒントがあるかどうかよく見ることしかない。
今の私にささった ところ 次に読んだら また違うところなんだろな〜 大事なことがたくさんつまっている気がします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集だと本のタイトルは短編のうちの一つ、ということが多いけれども、体は全部知っている、というお話はありません。どれか一つの短編が表紙を代表してしまうのではなく、全体を代表するようなタイトルに私は大満足しました。
日常にときとして入り込む非日常、意識の世界にふと訪れる無意識の世界、現実に紛れ込む夢、、、それが、普段忘れている自分の本心とか、内側に触れる瞬間を生み出す不思議。
ばななさんが、30代半ばで挑まれた作品とのことです。体がストライキに入って、体に立ち返ったことをあとがきで共有されています。
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第1話目の「みどりのゆび」で、おばあちゃんのお話で、いきなりぴったりくる。
_祖母が