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Posted by ブクログ
あとがきにもあるように、これは単なる小説ではない。
なんとも不思議な家族と、その家族を取り巻く世界。
それをつないでいるものは、(なかなか完成せず、常に研究し続けている)親子丼だった。それがタイトル「どんぶり」につながってくる。
妙にわかっている。えっ?と驚くと、
「アカシックレコードにアクセスできるからね」と、さらりと言ってのける。
私たちが生きているこの世で見えているものは、ほんの、ほんのかけらなのかもしれない。
ばななさんの本からは、いつも違う世界が見えてきます。
元気な野菜は、農薬なんて使わなくてもあまり虫はつかない。そういったことを自分の目で確かめる人生を生きたい(あとがきより)。
薔薇はむりだよな~、とおもいました。
(農薬ではなくニームを使っています。いいですよ~、ニームは)
Posted by ブクログ
読みやすくて切なくて温かくて、美しい文字の羅列と優しい変人たちという、今回も吉本ばなな先生らしい作品だなと思いながら読書時間を満喫しました。カルトなのに怖くはないし、「ああ、そうなんだ」とどこか納得する不思議作品。どんぶり?何故どんぶり?と思ったら、唐突に出てきた割に、確かに第2話の重要ポジションにあるものだった。やはり食べることは生きることなんだよなあと思うし、しっかり丼物が食べたくなり、なるほど私は今強めに生きているなと実感できる。
今作では勇はあまり出てこないけど、墓守くんと恋人の美鈴さん、そしてミミちゃんのセフレ都築くんが中心となり、死について考えさせられる。
あとがきを読んだら、さくらももこさんが亡くなった頃に書かれているんだろうか…。現実で死に触れても、こんなに前向きで美しい作品を作れるの凄いな。正に天職なんだろうと思う。
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