吉本ばななのレビュー一覧

  • はーばーらいと

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    宗教2世のような題材は読んでいても気が重くなり、なかなか読み進めるのが大変になりがち。しかし、ばななさんの文体は軽やかさがあり、どんどん読み進める事が出来た。きっと最後はいい方向に向かってくれるのではないかという希望があるからかな。
    あとがきに、ばななさんのいちばん好きなシーンが書いてあったが、私も同じシーンが印象に残っていたので、嬉しかった。

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    2025年08月11日
  • TUGUMI

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    「真っ直ぐで刹那的に生きてゆきたい」と昔考えていたことを、つぐみと向き合うことで思い出してしまった。

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    2025年07月26日
  • ヨシモトオノ

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    世界は広い。世界はひとつだけではない。それを本書でいう「裂け目」というのだろう。感受性が強い人はきっと日常の中で普通に経験しているのだと思う。

    私は霊が視えたり、ここは前世で来たなとわかったり、そういうタイプではないけれど、どきどき言葉にできない「あっ……」となる瞬間を感じることがある。その瞬間を振り返ると、人生の分岐点になっていたり、何かから救われていたりすることがある。
    本当に受け取りが強い人は、そんな穏やかな経験だけで済むわけではないのかもしれない。それでもきっと意味があることなのだろう。

    どきどきこの本を読んで、自分がみえている世界だけが全てではないことを思い出したい。

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    2025年07月24日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    社会や世間ではなくあくまでも自分の中でちがうことをしないこと。自分の分に忠実に。指は心臓にはなれないという例がわかりやすかった。自分ができることをするだけ。
    - よいエネルギーを宇宙になるべく出す
    - 誰にもばれないごまかしでも自分はだませない。
    - 生きやすさ:その人らしい困難。楽のことではない

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    2025年07月22日
  • 下町サイキック

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    吉本ばななワールド全開?こういう感じが大好きなんだわ。こんなふうな気持ちで生きている人が多ければいいだろうなー。
    なんと力も霊感もない、人生の哲学も何も持ち合わせてない私はとにかく家を掃除しようと思った

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    2025年07月20日
  • ヨシモトオノ

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    文學界に載っていた話が面白かったので手に取りました。

    ちょっと不思議で暖かい短編集

    子どもの時は不思議な体験をしても「世の中そういう事もあるよね」となんとなく受け入れていた、あの気持ちを思い出しました

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    2025年07月19日
  • ヨシモトオノ

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    怖い話が苦手だが、たまたま遠野物語を少し読むことがあり、えっ❗️ばななさんの遠野物語それは読みたいと思った 遠いむかしに人が当たり前のように見えていたものが、段々見えなく感じなくなってきているだけで 科学では証明できない事があるんだと思う 

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    2025年07月15日
  • 私と街たち(ほぼ自伝)

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    ネタバレ

    タイトルの通り、これまで暮らしてきた街や、家族旅行で訪れた思い出深い場所について綴られたエッセイ。なかでも印象に残ったのは、サイキックカウンセラーの友人とのエピソードです。彼女との交流は、その後の章でもたびたび登場し、著者の心の支えになっていることが伝わってきました。

    街の記憶をたどる中で、「死」というテーマも静かに浮かび上がってきます。大切な人を失ったときの喪失感と、そこに宿る温かい記憶。そんな思いに寄り添うように紹介されていたのが、ヒロトの言葉——「いなくなったことはたいしたことじゃない、いたことがすごいんだ」。この一言が、読後も深く心に残りました。

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    2025年07月14日
  • おとなになるってどんなこと?

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    20代の時、仕事がうまくいかなくて日々ストレスためていた時に読んだ。大号泣しながら読んでスッキリして次の日から少し前向きに過ごせた記憶。

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    2025年07月11日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    まず質問の内容が、今現在だったりこれまでだったりで自分が悩んできた、しかもこれはセンシティブだろう!と思ってた系の悩みの数々で、まじで人間ってみんな同じような悩みを普遍的に抱えて生きてる生き物なんだなって思った。自分の悩みって、こうやってすでに大体同じ悩みを抱えた先人が答えを出しているから、時代が変わっていったとしても、自分が何事もなく100歳まで生きるとして、少なくともわたしが生きる残りの数十年間は、なんか凹んでも生きていけそうだなって感じた。
    あとこれ、、あとがきの吉本ばななさんとご友人のエピソードがめちゃくちゃ良かったんだけど…。読んでて泣くと思わなかった…。

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    2025年07月05日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    心温まる、優しい気持ちになれる読みやすい本。
    食を通した日記のようで、とても面白かった。
    最後の文章で、自分もなるべく幸せに好きな人と好きな食べ物を一緒に食べたいと思えた。

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    2025年07月04日
  • はーばーらいと

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    まず装丁がめっちゃくちゃ素敵
    ばななさんのお姉さんの絵だそうで、この絵がなんとも良い、、
    内容は結構ハードなのに、ばななさんの過剰な表現をしないところとか、変に起承転結をはっきりしない感じがまたリアルでもあり読みやすく、2日で読み切ってしまった。すごく良い本、、あとがきもよかった

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    2025年07月03日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    心がじんわり温かくなってイラストも素敵だった1冊。

    ・「人生は一度だけしかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい」

    何気ない日常を大切に、そして家族を大切にしようと改めて思った。

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    2025年07月03日
  • 幸せへのセンサー

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    吉本ばななさんの本ははじめて読んだけど
    深い哲学がとてもわかりやすい言葉で語られていてよかった。
    自然に、楽に、体の直感やセンサーを大事にして暮らした方が幸せになる。それも徐々に小さな変化を積み重ねて。という話は、自分が病気になってから考えてきていたことを改めて言語化してもらったような気分だった。
    「自分から行くのと向こうからくるの50%ずつくらいがちょうどいい」など覚えておきたい言葉もたくさん。手元に置いてたまに開きたい一冊

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    2025年06月29日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    昨今のテレビや本含め、悩み相談は、ある程度"甘え"みたいなものが多い印象。マツコ・デラックス、有吉弘行、高比良くるま、永野しかり。よく相談者に対して叱っているような印象。この本もそんな感じ。たしかに厳しいな(笑)となるところは何個もありましたが、そもそもの悩み相談者に対する"甘え"の部分を的確に見抜いているがゆえと思われる。たしかに悩みを勝手に自分で複雑化して整理できていないことも、友だちの前にまず自分を見つめきれてない"甘え"かもしれない。

    でも友だちの言葉って人生の分岐に意外とどでかいきっかけを与えてくれるよね。

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    2025年06月29日
  • にぎやかだけど、たったひとりで 人生が変わる、大富豪の33の教え

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    私はばななさんが好きなので、この本のおかげでアニキの良さがスムーズに入ってきました。ばななさんが好きかどうかで評価が大きく変わってくる気がします。

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    2025年06月28日
  • とかげ

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    新婚さんとらせん以外はめっちゃ私の身体に入り込んだ大好きな作品となりました。
    とくに好きなの⇩

    キムチの夢
    嫉妬とか絶望感って自分次第。生理前と生理後みたいな感じw

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    2025年06月25日
  • はーばーらいと

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    社会の歪みとか不条理さを実感していなかった
    学生時代に、この本を読んでいたら、
    「へぇ〜」で終わっていたような気がする。

    でも今読むと、
    自分が“正しい”と思っている価値観が
    大切な人とずれてしまうことの切なさが
    痛いくらいに分かる。

    “悪い人じゃない、でも自分にとっては悪だ”
    そんなことばっかりだよ。世の中。

    だからこそ、この物語の主人公の
    ひばりちゃんとつばさくんの
    不器用で誠実で温かい人柄が
    愛おしくて愛おしくて。

    絶滅危惧種かもしれないけれど
    腐らないで生きてほしいし、
    私もそういう人間でありたいと思う。
    なんかもう本ごと
    ぎゅって抱きしめたいくらい
    2人が大好きになった。

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    2025年06月21日
  • はーばーらいと

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    美しいはずなのに苦さのあるお話でした。

    宗教=洗脳 というイメージ(事実だけれども)から
    教徒以外は良い印象がないけれど、教徒からすると
    そのコミュニティがファミリーで、帰る場所で、守られる空間。宗教の非常に難しいところを親子関係というこれまたセンシティブな内容でしたが上手くまとめられていました。

    また、女性側の宗教のコミュニティと男性の家族コミュニティの絆がある意味対になっているのかなとおもいます。

    大切にしたい、傷つけたくない。だからこそ手放さない。関係が難しいなと思いました。主人公の未来はきっと苦労が多いと思いますが、良いものになりますようにと願いたいです☆⋆*

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    2025年06月15日
  • TUGUMI

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    私がよしもとばななを読み始めるきっかけになった作品。初読時からずっと好きです。2.3年ほど前に読んでから、いまでもこの作者の本の世界で冒険しています。✈️

    吉本ばななと言えば、儚く脆い人物像とそれに抗う強い生命力のコントラストが心地よく調和されていて、せまい一本橋を渡っている不安定な不安さを持ちながらもあたたかい人物と優しい文体からくる安心感があるように感じます。

    難しい言葉をやさしく言い換えたような表現が多くて非常に読みやすいです。


    TUGUMIを最初に読んでから他作品を読むと

    「こんなにもじんわりと人間の底にある生きるみなもとを身近に感じるように書くことが出来るのか」

    と思い

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    2025年06月15日