吉本ばななのレビュー一覧

  • ミトンとふびん

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    たぶんいまいちばん出会いたい本だったのでありがとうというきもち うっすらとした死、すこし浮いたままつづく人生

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    2024年09月13日
  • とかげ

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    つらくて生きづらいときに吉本ばななさんの小説を読むのが好きです。日常の中にたまにつらいことがあっても淡々と生きようと思えます。「とかげ」が一番印象に残っています。

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    2024年09月12日
  • 体は全部知っている

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    複雑な状況に置かれている時、考えすぎてしまっている時ほど、肉体の正直さに委ねていいのだな。癒される短編集だった

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    2024年09月07日
  • アムリタ (下)

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    全てのことは良くも悪くも流動的であるからこそその一瞬が大事なんだなと感じさせられた。
    あとがきになみだ…

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    2024年08月29日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    ネタバレ

    「人生は一度だけしかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい」
    これをわたしの座右の銘にしたい

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    2024年08月23日
  • 「違うこと」をしないこと

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    身体の反応や直感を大切にする。
    頭のノイズをクリアにする。
    いろいろな人がいろいろな言葉で語っているけど、私はばななさんの言葉が一番心地よいです。
    プリミさんの宇宙マッサージを受けるきっかけにもなりました。感謝。

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    2024年08月16日
  • アムリタ (下)

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    アムリタ(下)
    最後の方の、させ子や純子さん達から届く朔美への手紙が心に痛いほど沁みてくる。すごく良い。
    上巻含め、これまで読んできたことの答えみたいなものが語られてる気がして、何度も胸が詰まった。
    平凡な人生のなかで、今日も命があり、明日も生きていくこと。そのかけがえのなさに、うまく言えないけど、あらためて気づくことができた。
    読んで本当に良かった。

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    2024年08月09日
  • アムリタ (上)

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    言い方は柔らかいのに、強く、眩しく、読んでいるこちらの眼の中にハッキリと訴えかけてくる文章。
    気持ちをえぐられるのと同時に、あたたかく包み込んでくれる表現、世界。
    高知の夕焼けのシーンには本当にくらいました。
    ちょうど1週間前に高知から帰ってきたばかりということもあって。風や波の匂いはもちろん、オレンジ色の光が圧倒的な強さで迫ってくるさまに、タイムスリップしたような気持ちに。

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    2024年08月06日
  • ミトンとふびん

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    読んでたら、心にジンとくる言葉がたくさんで、ふわっと軽くなったり、わかるわかるって刺さってみたり、、生きることに寄り添う本でした。
    人生の深みや愛、何かを感じたい時に。
    お気に入りの本になりました。

    p.32
    あなたは私の人生そのものだったの。…
    …あなたが生きているだけで誇らしくて、あなたはほんとうにお気に入りの人に成長して、今思うとあなたを愛したことが私の人生の全部だった。あなたがいなかったら私は何も知らないで死んでいくところだった。それくらい毎日、毎日嬉しかった。

    p.58
    私は私を信頼できない人に渡してはいけない、母にこんなにだいじにされているのだから、大事にしてくれない人には触ら

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    2024年07月28日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ばななさんが初めて大人になったと思えた瞬間は中学生の時だそう。そうとう遅いと書かれていたけれど私はいまだに自分が大人になったと思えたことは明確にはなくて、この文章でピタリと止まってしまった。自分自身を見つめることや感じることがとても上手い方だったんだなとしみじみ感じました。

    母親との関係性について書かれているところではこれ以上は愛せないラインというものがあるというところはかなり共感できました。自分に出来るのはここまでだなって私にもあったから。
    四十九日の話も興味深かった。

    最後の【インタビュー】は背中を押してもらえるメッセージでした。
    子供の頃は失敗や笑われることがこの世の終わりのように恥

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    2024年07月21日
  • 体は全部知っている

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    何か素敵だと思うけど、言葉にできないもどかしさとか。
    忘れちゃいけない気がしてじっと立ち止まるけど、その瞬間を切り取れない切なさとか。
    大事そうなものに直面した時、コレクションのように集めたくなってしまう人間の性なのだろうが、ほんとは、きっと、目に見える形で残しておかなくても感覚として体が蓄えているのですね。

    だからこそ、色鮮やかな今を必死で生きないといけないし、感覚を蓄える体も大事にしないといけない。
    本能に従っていれば、きっと私たちはより人間らしく、数字だとか利益だとか成果だとかを求めず、曖昧なものを許容できるのでしょう。

    吉本ばななさんの作品、恥ずかしながら初めて読みましたがもっとこ

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    2024年07月13日
  • ひな菊の人生

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    再読。年に数回、吉本ばななに戻ってきたくなる病を発症し、今回は『ひな菊の人生』に戻ってきました。フランス製のいちじくの香水は他の作品にも出てくるモチーフで、気になってるけど買ったりせず頭の中で良い匂いを反芻しています。ひな菊がお店の鉄板で作るソース焼きそばがすごく美味しそうで、小さい頃からの親友ダリアとの距離感が最高で、大人になってからの不便そうでありながらも良く考えて生きている感じがとても安心します。
    ひな菊の生き方に倣って、淡々と、でもしっかりと生きていきたいと、読み終わるといつも思う。
    奈良美智さんの挿画もとても素敵です。

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    2024年07月02日
  • おとなになるってどんなこと?

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    【気づき】
    さらっと読めるエッセイ集。
    だけど、ものすごく深い。

    対象は子どもの皆さんあるいは、もう大人になってるけど、自分の中の子どもを大切に抱いてる皆さん向けと書かれている。

    だからこそわかりやすい言葉で書かれている。
    でも、先に生きている先輩として、しかし決して上から目線ではなく、ご自身が考えてらっしゃることを丁寧に言葉を紡いでいる印象の本。

    読み返すたびに発見がありそう。

    【要点】
    ・辛いことはあとで必ずなにかの土台になる

    ・大事なことは自分の中に泣き叫んでいる子どもを認めてあげること。
    大人になると言う事は、つまり子どもの自分をちゃんと考えながら、大人を生きるということ

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    2024年05月22日
  • 「違うこと」をしないこと

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    人生のバイブルにしたい本。
    原点に帰って、自分を取り戻せる本。

    流れに身を乗せて、人生を生きていきたいなと思いました。

    頭で考えて行動に移すことはやめたい。

    なんか嫌だな、なんかいいなていう感覚を大切に生きていきたい。

    一回読んだだけでは落とし込めていないので、道に迷った時には何度も読みたいと思います。

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    2024年05月09日
  • 哀しい予感

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    あの人は、そういったなつかしいものや、胸の痛むことや、どうしようもなく歯ぎしりするようなことのすべてだった。
    あの人がかさをさして雨の校庭を横切ってやってくるのを見ているだけで、僕は何かを思い出しそうになって気が狂いそうになったものです。

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    2024年05月08日
  • ハチ公の最後の恋人

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    人と人が出会う時、後から思えば、ほとんどが期限付き。別れは付きものだけど、だからこそ別れの悲しみにどっぷり浸るだけに終わらないで、それをエネルギーにして前に進む、どこまでも現実を生きていこうという力を与えてくれる。スペリチュアルな雰囲気や宗教観の中に、あくまで厳しい現実を受け入れて、抱きしめて、自分の足で力強く生きていこうとが感じられる。

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    2024年04月30日
  • おとなになるってどんなこと?

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    ネタバレ

    「大人になるということは、つまり、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということです。」というのが心に残った。
    子どもの自分を否定せずに、受け入れることが大切。
    今の自分が求めている内容だった。
    大学生や20代におすすめですが、30代以降の方でも共感することもあるように思います。

    大人になるとは?、友達って何?、死ぬとは?などを、よしもとばななさんなりの考えを教えてくれる。
    この本を読みながら、私も大人になるってどんなことか考えてみた。
    1人の人間として自分で判断して、自分の人生を生きることだと思った。

    生きるのに悩んだときに、この道でいいのかなと悩んだときに、読み返したいと思っ

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    2024年04月21日
  • 夢について

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    読みやすい短編集
    よしもとばななさんの世界観に至る吉本さんの性格や考え方が垣間見える。
    人間味あふれる話も多く、読み終わりはほっこりと寂しさを感じた。
    面白い夢や心残る夢を見たら、私はこの本をまた読みたくなるはず。

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    2024年03月26日
  • 哀しい予感

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    見た目や形に囚われずに生きると、また人生の見方、そして出会いも変わるのでしょう。キャラクターと親しくなれた頃に本が終わったしまいましたが、言葉の表現がとても素敵で、楽しく読みました。

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    2024年02月25日
  • 人生の旅をゆく 4

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    吉本ばなな
    1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『ミト

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    2024年02月16日