吉本ばななのレビュー一覧

  • アムリタ (上)

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    メランコリアを読んで、やや重めだけれどばななさんの世界観に入り込みたくて読み始めた。しかしアムリタ本編に入ってから全く思い感じがしない。平和ではなくても、平凡な日常が流れていく。高知からのサイパン。下巻の展開も楽しみ。

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    2021年05月21日
  • そうだ 魔法使いになろう!望む豊かさを手に入れる

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    ばななさんがまえがきに書いているとおり、「突き抜けた内容」の本だけど、突き抜けているだけに(宇宙人とか過去世とか)こういうものの見方で普段の生活をしてみるとおもしろいし、役立つ、と思った。よくある話だけど、「時間は未来から過去に向かって流れている」とかも、すんなり入ってきた。

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    2021年05月16日
  • 体は全部知っている

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    アロエと話したり不思議な感じとか、
    お母さんとおとなびた小さい子とのやり取りが締め付けられたりとか、
    夢の中のような感じだった。

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    2021年02月23日
  • アムリタ (上)

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    吉本バナナの世界観があって好きな一冊。下巻に行くにつれて面白さが出ている気がする。
    いろんな人との関わりから学ぶことや成長などを感じれる一冊。

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    2021年01月31日
  • アムリタ (上)

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    ネタバレ

     ちょっと心が弱っていたのでこの本の世界に持っていかれそうになった。
     でも一言一言大事に言葉を発したり考えたりする登場人物ばかりでその人たちの紡ぎ出す言葉が私は好きだった。

    『その時は死ぬかと思うくらい退屈なのに、後で思うと狂おしいくらい愛しいものだ。』p86

    『その人がその人であることは、壊れていく自由も含めてこんなにも美しい、ひとにきめてもらえることなんて何一つ本当じゃないんだな、としみじみひかるように生きる彼女を見ていて私はよく思った。』p113

    『何でもかんでも自分で潜って取ってくるのが一番生々しい獲物なのだから。』p208

    「食べ物美味しい?食べ物の味をちゃんと感じてる?朝

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    2021年01月24日
  • アムリタ (下)

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    上に続き、下ももちろん何度も読んだ
    変わっていく弟とか、妹とか妹の彼とか、その関係とか、小説の世界にどっぷり使ってたー


    時を経て、また読もう

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    2020年12月14日
  • アムリタ (上)

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    高校生の時、アホほど読んだ
    繰り返し、何度も読み過ぎて次のページになにが書いてあるか知ってるのに読み続けた本
    吉本ばななの世界観が大好き

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    2020年12月14日
  • ハチ公の最後の恋人

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    何年かぶりに再読
    ほんとにほんとーに大好きな本
    どっかに行っちゃった初版の単行本サイズをコレクションとして探してる!!

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    2020年12月05日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    よしもとばななさんの作品を読むと、いつも、もっと丁寧に人生を送りたいと思う。よしもとばななさんが伝えたいメッセージの中で、私がいちばん受け取りたいと思っていることは、そのことに尽きるのだろう。

    そして、しばらくの間はちょっと丁寧に生活できるのに、また忘れてしまう。忘れてしまった頃に、またよしもとばななさんの本を読む。そうして私は人生をつないでいるのだろうと思う。

    私の人生を丁寧にする、よしもとばななさんの、いつものように丁寧な気持ちを伝えてくれる本。お父様との対談が、また素敵でした。

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    2020年10月28日
  • 日々のこと

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    吉本ばななの著作を読んだことがないのに、いきなりエッセイから入ってみるという暴挙。
    面白かったので、ほかの作品もちゃんと読んでみると思う。

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    2020年10月04日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    多重人格になってしまったマリカと向き合うジュンコ先生。
    重い内容だと思うんだけど、ジュンコ先生とマリカがそれぞれ淡々と語る感じで、絶望的と思える未来さえ少しは明るい事もあるよと期待できるように終わる感じが良かった。

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    2020年09月09日
  • アムリタ (下)

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    ネタバレ

    1995年紫式部文学賞受賞作品。

    「吉本」ばななさん時代の本。
    文庫化して初版平成9年のもの。
    久しぶりに押入れから出した。

    夏になるとよしもとばななさんの本が読みたくなる。しっとりした空気、キラキラ輝く太陽…夏特有のこの雰囲気を的確な言葉で表してくれるのは、ばななさんだけという気がして。

    『アムリタ』を初めて読んだのは大学生のころ。23年も前なんだ…

    この物語を読みながら友達との楽しい遊びや旅行、一日が終わる夕日の物悲しさと最大級の美しさ、二度と訪れない儚さや切ない感覚にキューンと胸が締め付けられたり。
    読みながら忘れていた感覚が蘇った。

    今は夕日が沈む頃バタバタと食事の用意してい

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    2020年07月08日
  • アムリタ (下)

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    吉本ばななさんをこれまでもいくつか読んできたが、長編(?)作品はこれが初めて。これまで吉本さんから感じ考へてきたことのすべてがこの中にちりばめられてゐる。
    もう魂はかうでしかないと知つてしまつた時、時間の水平線から垂直に立ち上がつてしまつた時、それでも、生ある限り、再び流れに身を任せるしかできない。忘れては思ひ出し、別れては出会ふ。しかし、ひとは後戻りできない。生まれたからには、死に向かふばかり。
    誰かと共に生きていく。そこに見えない何かがまるであるかのやうだ。記憶、時間、目に見えないものが確かに生まれ、積み重なつていく。
    だからこそ、水を飲み干すやうに生命を飲み干すのだ。アムリタは、一度飲ん

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    2020年05月10日
  • にぎやかだけど、たったひとりで 人生が変わる、大富豪の33の教え

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    名言が多すぎて感想として何を書いたら良いか分からない。
    運は送るもの。自分を薄めて人のことを考えること。友達を沢山作って豊かな人生にすること。従順、一途、裏切らない。日本を応援してもらいたいという高い志。
    でもやっぱり一番は現実を見る力か。
    そして人をまず受け入れる有り方。兄貴の心はとても広い。

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    2020年04月18日
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

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    「その人らしい困難にあたるべき」という考え方。人生に困難があるのは当たり前なのだから、その人らしいことで悩み、壁にぶつかり、乗り越えていく。いや、乗り越えなくても良いのかもしれない。

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    2020年03月05日
  • ハチ公の最後の恋人

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    大好きな本です。
    若い頃に読んだ時は、ヒリヒリした乾いた気持ちになりました。
    ふたりが離れるしかないなんて信じ難く、悲しくてやるせなくて、先が見えなくて。たくさん泣きました。
    多分、その頃好きだった人のことを重ねてたんだと思います。
    一生会えないのは苦しいけど、どこかで生きてくれてるならいいなぁ、とか。
    30も半ばになって読んだら、「若さだなぁ〜」となんだか羨ましく思い、ふたりがとても愛おしかった。。。
    そして、若い頃のわたしはまおちゃんと全然違って、相手に依存したり、自分の思いを優先させたり、身勝手な恋愛してたなぁと恥ずかしく思ったりしたのでした。

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    2020年03月03日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    親からの虐待により、多重人格になってしまったマリカと、10歳年上のジュンコ先生の話。
    バリでの出来事がリアルだなと思ったら、ばななさんが実際に体験されてることが小説に反映されてた。
    後半はばななさんがバリに行った時のエッセイ。
    バリ独特の雰囲気(お寺の神聖さ、湿った暑さ、広がる青空、大自然、ホテルの快適さ、人のしつこさ、優しさ)がよく描かれていて、バリに行ったことある人は懐かしく、行ったことがない人は行きたくなるような文体。

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    2020年02月23日
  • アムリタ (下)

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    「神様が飲む甘い水」 「運命の中を泳ぐような水のようにサラサラ流れるようは生き方を、美しいものを手放して美しいもので満たされる人生の仕組みの美しさ、愛とは存在そのもの、生きるとは切望、混沌・矛盾・不完全さが最高」 と教えてもらった 世界の描写の仕方がほんとうに好きだな思った。
    優しい人しか出てこなくて、善悪のお説教はなく、「感動的なストーリー」ではなくありのままの日常を通して生き方や在り方を教えてくれる本でした。 少し長かったですが、読んだ後は肩の力が抜けてこれからも大丈夫なような、なにかを失うことが怖くなくなるような、本当に「水のような」生き方ができるようにしてくれる本でした。 そうは言っ

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    2019年08月21日
  • アムリタ (上)

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    ある種の異常を抱えた人達の、あくまでも延々と続く日常
    がひたすら描かれている。
    日常というものへの推察がとても面白くそれを描写するための語彙も驚く程に豊富で、読んでいてとにかく気持ちが良かった。
    サイパンの天国的な描写の数々が印象的だったけれど、そこから出てくる必要性を自然に自覚する朔美がまたとても素敵です。

    朔美が由男のことを「おまえ」と呼んで少しはすっぱな口調で話すシーンがある度、本当の親密さを感じてとてもいいなと思いました。
    家族のささやかな日常の記憶がどれも愛おしくて悲しくていっぱいになりました。

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    2019年06月13日
  • ハネムーン

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    ネタバレ

    吉本ばななさんの思いや伝えたいことが表れている一冊なのだろうか。
    イルカの壮大な景色を人間に写しているところがすごいと思った。なんだか心にぐっとくる表現があって、ああやっぱり吉本ばななが好きなんだなと思った。
    彼女にしかない言い回しだったり喩えが本当に好きだ。
    世界を高いところから自分が神様になったかのような視点で見る経験をこの本の終盤にわたし自身、した。
    壮大なスケールで物事を、この世界を見れた気がする。

    こういう気持ちを、こういう本を読んだ時にすごいとしか表現できないのが悔しい。
    自分の、自分だけの言葉で表現できるようになろう、


    涙が流れました。
    終盤のオリーブのところで、。

    「た

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    2019年05月09日