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Posted by ブクログ
とっても心が洗われました。
同時期のエッセイ『幸せへのセンサー』では、ほぼ宗教じみたバナナ流宇宙観が語られますが、まさにその小説版。生まれつきの霊感でこの世の不条理を解き明かしていく謎の女子中学生(feat.ご近所のおじさん)は、きっと著者近影ではないかと思います。
キテレツなストーリーなのに、当てはめられている言葉たちや優しい風刺が心地よく、説教くさくならない。
お金って、男女って、人生の希望って、なんだっけな。
少し戸惑っている誰かの人生を変え得るかもしれない。私は変わりたい!くらい動かされてます。(それは軽いからだね)
最近よく触れるようになった私から見た、これぞ吉本ばななワールドだと再認識できました。
Posted by ブクログ
あらすじ
人には見えない"気"に関するモノがみえるキリカ。感受性豊かで色んなものを過敏に受け取りすぎる年相応ではない少女がこれから生きるためのチカラになるような出来事に触れていく、そんなお話。
感想
ひとつひとつのエピソードに必ずと言っていいほど金言があった。私が日頃から感じている不安や恐怖、どうしようもないことに対して明確な言語化があり、それの対処法というより(というか対処法なんてない)自然に還す。人との触れ合いの中で溶かしていく。という人間が心身ともに健康に生活するための知恵みたいなものが散りばめられていて、心が救われた。
どんな人生を歩んだらこんなお話が書けるんだろう。吉本ばななさんという方をもっと知りたくなった。
読み進めていく中で、少しスピリチュアルな要素もあるのかとドキドキしたのは事実。
あとがきでも語っていたが、この本は出すには少し早かったかもしれない、と。あと10年後くらいに丁度良いものになるのかもしれない、と。
全くその通りだと思ったけど、私の心にはダイレクトに響いた、今読むべき本と出会えてとっても良い気分。ここで読んだお話を忘れたくないなと思いました。
餃子セラピーって言葉大好き!
私が日頃から感じていたよくない場所(陰湿な環境のことを指す)は悪い気でいっぱいなんだろうなと思う。そういう時になにかに頼るんじゃなく、自分自身を掃除して時には離れる決断もして、心の健康を保っていこうと思った。
そしてキリカみたいな子が幸せに暮らしていけているってすごいことだと思う。私は都心より少し離れたところで育ったけど街の良さとか特徴を幼少期の頃から感じていたわけではないし、今も正直わからない。でも新さんの話はなんとなく分かるものがあるなぁと思った。そこにいることが仕事、みたいな。そういう街のシステムみたいなものは私のところにもあった。
死生観のようなものも随所で出ていたと思う。
今死の概念と近いところにいるから、私はこの本を読んで自分がいかに死ぬことにかんしてトラウマを持っていたのか自覚できた。
"「いつか誰かが同じ辛さを経験して、それでも目の前で元気に生きている」それだけが他者を救う。"
人生はこれの繰り返しだな、と思った。
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