吉本ばななのレビュー一覧

  • 私と街たち(ほぼ自伝)
    ほぼ自伝。
    愛犬との別れ、思い出の街など、読んでいて切なかった。
    あのときの匂いとか、空の色とか忘れられないものをずっと大事にしたいと思った。
  • 私と街たち(ほぼ自伝)
    吉本ばななさんの自伝。色々な出来事があるなあと思った。恵まれた環境だから、このように生きることもできたのかなという思いもした。
  • ばななブレイク
    雑誌「CUT」で連載されていたものを中心として作られたコラム集。

    ひきつけられる人々の話題がメイン。
    畑正憲さん、村上龍さん、カートコバーン、アイルトンセナ、小沢健二さん、銀色夏生さん、藤子F不二雄さん、坂本龍一さん、などなど。

    藤子F不二雄の章では、周りの男性漫画家が圧倒的にエスパー摩美が1番...続きを読む
  • 私と街たち(ほぼ自伝)
    よしもとばななさんの小説はほとんど読んでいるので
    あぁ、あの小説を書いたころにここで暮らしていたんだなとか
    あぁ、この気持ちの断片みたいなものがあの作品に出ていたなと思いながら読みました。
    ほぼ自伝というよりほぼ創作でしょうからどこまでこの感覚が合っているのかわかりませんが・・・(笑)

    変わりゆく...続きを読む
  • キッチン

    ムーンライト・シャドウ

    個人的には、キッチンよりもその後ろについてる短編ムーンライト・シャドウの方がよかった。
    映画「君の名は」は、多少なりともこの小説に影響を受けているんだろうな。
  • 哀しい予感
    描写が好き、世界観が好き。屋敷に住むピアノを弾く叔母が好き。ただ弥生へ愛着が湧かない。今の自分ではまだ星が4つつかない。
  • 私と街たち(ほぼ自伝)
    ほぼ自伝とあったけど、前書きにあるようにわたしは自伝じゃないなーと思った方です。
    愛犬を亡くしたことがあるので、最初と最後で結構泣いてしまった。
    人付き合いが苦手な印象があまりなく、友達が多いなと思っていたので意外でした。
  • 「違うこと」をしないこと
    ばななさんて、「みえないもの」とともに生きている人だったんだ。いままで、なんで知らなかったんだろう。
    それとも、すっかり抜け落ちていただけなのか・・。

    アルカナシカでじゃない。選択肢に入れるかどうか。

    時折、時間の進み方(過去→現在→未来と過去←現在←未来)と物のとらえ方(表と裏)が逆転する自分...続きを読む
  • 私と街たち(ほぼ自伝)
    吉本ばななさんの文章はなんとなく癒される、そして何気ない毎日を大切に生きようと思わせてくれるので好きです。
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
    読みたいところ、読む気にならないところ両方あった。詩みたいにその時々の状況によって響く言葉とか悩みが違うのだろうって思った。悩みができたら読み返そう。
  • 体は全部知っている
    田所さん
    ばななさん独特の、現実と「あの世(不思議な非現実)」のあいだを行き来するような世界観が垣間見れる
  • 人生の旅をゆく
    短い文章がたくさん入っていて読みやすいので、逆に読むのに時間がかかった。
    小分けにして何日もかけて読んだ。

    内容は旅に出て感じること、日本(特に東京)のこんなところが生きづらい…というようなことが主なんだけど、わかるな〜と思った。

    東京にいるとつい、日々のタスクやノルマに追われてあっという間に一...続きを読む
  • 吹上奇譚 第二話 どんぶり
    『吹上奇譚』はまだここまでしか読んでいないが、なんというか、ご本人もおっしゃってるけど、不思議な場所に到達されたのだなあ。構造とか文体とかそういうものにはもうとらわれず、確かに届く人にだけ届くであろう…物語だ。
    吉本作品で丼といやぁ、『キッチン』シリーズのカツ丼ですが、ここでは「親子丼」が深い主題と...続きを読む
  • とかげ
    「新婚さん」と「キムチの夢」が好き。

    解説にあった言葉が印象的だった。

    『「とかげ」というこの小説集の各編はそれぞれ、生きていくうえで誰にも繰り返しやってくるが、くるたびにクリアするのが大変で、しかもそれをよくクリアすることそのものが自分を成長させてくれるような凝縮した時間帯を映しだしています。...続きを読む
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
    吉本ばななは下町育ちの自分がすごく好きなんだと感じた。
    紹介には「厳しい」とあったが、どちらかというとちょっと偉そうだなと思う回答もちらほら。

    それとは別に、なるほどと思った点。
    ・問題は分ける。複数の問題をひとつであると勘違いしない。やりがちだが、気をつけないと。
    ・恋人から夫婦になるときにはお...続きを読む
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢
    毎日大好きと言ってくれる子どもたちとの時間は永遠ではない。今あるこのかけがえのない時間を噛みしめて大切にしようと思った。(未就学児4人の母)

    時間というものがまるでおいしい漬物や、おなかに優しいヨーグルトみたいに私たちの関係に発酵をもたらして、人と人が家族のようになる。その不思議こそが、恋以上に人...続きを読む
  • 新しい考え どくだみちゃんとふしばな6
    noteを書籍化したもの。
    ブログを読んでいた身にとっては、ばななさんの素に近いところが感じられておもしろい。
  • アムリタ (下)
    ばななさんは表現の仕方が美しいですね。

    妹が自殺して、主人公は頭を打って記憶喪失になり、弟は不思議な能力に目覚め不登校になり、主人公は亡くなった妹の彼と関係を持ってしまう。
    登場人物の皆が、なかなかな背景があるのに重すぎない。

    主人公が前向きと言うか、日々の暮らしの中で幸せを見つけるのが上手い。...続きを読む
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?
    スピリチュアルみの強いところはスルーするとして、こういう本での「どうして嫌なことをやって、無理して、我慢して生きているんだろう」というばななさんの問い掛けが毎度のことながら刺さる刺さる。そうはいってもやりたくないことを何もやらずに生きるなんて無理だよと言いたくなるけど、ばななさんも、100%やりたい...続きを読む
  • ハードボイルド/ハードラック
    同性愛、死といったテーマをハードとは対照的にゆるりとした雰囲気で展開していくのが吉本ばなならしい

    小説の中に入り込むというより、不思議な空間にワープして読んでる気分になる