吉本ばななのレビュー一覧

  • ハチ公の最後の恋人

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    ハチの存在が、大きい。穏やかな日常から別れが、来てしまう。エモいお話。
    気になった文章は、
    「嫌いな人がいたら、好きになるまではなれればいいのよ」
    「離れるしかないの。問題は、心の中に入ってきてしまった場合。でもできれば入れないで、距離をとるのがいいの。本当だよ。」

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    2017年12月19日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    ネタバレ

    ちょっとスピリチュアルな「ハードボイルド」と、脳出血を起こした姉が脳死になり亡くなっていくまでの、残された者たちのこころのありようをやさしく、哀しいことばで包み込む「ハードラック」の2編。
    「ハードラック」が特に好き。
    大好きな姉が亡くなることを主人公が受容していくその過程が、簡単だけど深いことばで綴られていく。
    吉本ばななの作品は、言葉の宝庫。なんということもない、エピソードも音もなく降る優しい雨のように、心にしみこんでくる。
    だから、読み終わったあとは、本を閉じてそっとため息をつきたくなるのだ。

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    2017年07月30日
  • ハチ公の最後の恋人

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    吉本ばななさんて本当スピリチュアルな感じお好きですね。
    平凡すぎるくらい平凡に生きてきた者には理解しがたいというか踏み込めない雰囲気というか。

    ただこの人の言葉は本当に美しいと思う。生々しい表現ですら。
    特に大好きな作家さんではないけれど、この人の作品読むとずば抜けた感じというか、私の中では他の作家さんとは違う唯一無二の存在を感じる・・・
    赤線引いときたくなるような言葉がたくさん。

    で、インド育ちのハチと17歳のマオちゃん。
    文学的には「そんな下らない結末にするな」と言われるでしょうが、少女漫画のように戻ってくるハチというのもちょっと期待しちゃった自分がいました。

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    2017年01月08日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    ネタバレ

    バリ旅行のお供にと用意した一冊。結局旅行中はページが開けないままのスケジュールになってしまったけど、体感したからこそ分かるあの空気感が詰まった一冊。自然と人と神々が共存してる神秘的な島でした。バリ旅行計画中の方にお勧めの一冊です。

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    2016年09月17日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    ばななさんの小説はいつも「死」が近くにあります。悲しいのは死んでしまうことじゃなくて、もう会えないことだなと読むたびにいつも感じます。つらい状況でも過去でも先でもなく、「いま」に足をつけて、小さなひかりを見つけるのが、とても好きなところです。

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    2016年09月07日
  • SLY  世界の旅2

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    ネタバレ

    一時、吉本ばななを読まない時期があった。
    これはその頃の本。
    このシリーズはあまり評判が良くなかったが思ったより普通だった。

    この人の話には必ずと言っていいほど死が出てくる。
    サスペンスとかで殺人ばかり書いているのとは違う。
    殺人の場合もあるし事故や老衰などとにかく死だらけ。
    あとはオカルト色が強いのもそうだ。

    この話は死についてはふんだんに漂わせているけれどオカルトは弱い。
    エジプトに旅行に行ってからかいたようだけれど、エジプトに負けている。
    そんなところが不評の理由なのかもしれない。

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    2016年07月27日
  • ハチ公の最後の恋人

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    2016/06/19
    いつかお別れするという確信。
    それは、このハチとマオのようなものではなくても、諦めのように持っている。
    今こんなに楽しいのに、この時間はすぐに終わってしまう。
    こんなにも気が合う私達なのに、いつかは疎遠になってしまう。
    そうやってみんな生きてきている。
    忘れないけど、忘れていく。

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    2016年06月20日
  • ハードボイルド/ハードラック

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    初めて読む作家さん。森博嗣『MORI LOG ACADEMY』シリーズに、たびたび登場していたので試し読み。
    すごく不思議な物語。ホラー?幻想?恋愛?
    ものすごく淡々とした文章が印象的だった。
    もう何冊か読んでみようか。

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    2016年06月07日
  • ハネムーン

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    最近気持ちが沈んでたので、優しく綺麗な文章に癒された。なにも難しいことは書かれてないのに、すごく琴線に触れる言葉があったりして、そういうところがすごいなぁと思う。
    時折挟まれる宗教の話に衝撃を受けた。

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    2018年05月18日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    多重人格のマリカとその近所に住むジュンコ先生が一緒にバリに行く。物語はとてもゆるやかに進行して分かりやすく面白かった。
    天国のような島と、一時の思い出。わたしもこういう旅をしてみたい。

    第二部は吉本ばななのバリ旅行記。
    まるで青春のような友達(?)との旅行記は、とても楽しそう。

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    2016年12月05日
  • ジョンとばななの幸せって何ですか

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    吉本ばななさんとジョン・キムさんの対談本ですね。


    あまり自己主張しない日本人に対して
    ジョン・キムさんが好意的に感じているという所が興味深い。
    「ときには液体のように柔軟になって、自分と他者を区別せず、融和的にやっていける姿勢。それもまたある種の強さ。」
    これも上記のレジリエンス的な考え方ですね。
    そうすると日本人のあいまいな態度というのも
    レジリエンス的な生き方ともいえるのかも。


    話は変わってばななさんの言葉。
    「これまでは、何でもしてあげる事が優しさだと思っていました。でもできないことを「出来ない」と心から思えるという愛情のカタチもあるということを学びました。」
    同時期に家族を相次

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    2016年02月23日
  • ハチ公の最後の恋人

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    今ある日常を大切に。
    終わりがあるからこそ気づくことができる。
    終わりがみえないから、その当たり前さにスポイルされて気づけない。
    同じような、違う毎日に感謝を。

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    2015年06月23日
  • ひな菊の人生

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    よしもとばなな氏が好きかと問われたら、はいと言えない気がする。それなのに、作品中そこここに言葉のきらめきを感じる。それが私がよしもと作品を読む理由になっている。この作品は驚くほど何も起こらない。ただ、個人的に今現在生と死についての考え方が変化してきているので、この作品のラスト数行は気になるものだった。

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    2015年04月18日
  • ひな菊の人生

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    どこかの学長がスマホをやめて読書をしろという演説をしたらしいから今日は小説を読んでいた。よしもとばななの、死と焼きそばとお好み焼きとダリアと首と夢というとっ散らかったキーワードの小説だった。でもこれを読んでいる間あらゆる思い出が蘇っては消えていった。

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    2015年04月06日
  • SLY  世界の旅2

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    最初にこの本を読んだとき、エジプトはただただ遠い国だなぁと思っていました。それから数年って、まったく興味のなかったエジプトに旅行に行くことになったときには、ガイドブックの代わりのように読み直しました。現地ガイドさんも知らなかったエジプシャンパンケーキ、食べることができなくて心残りだったな。今は読み返すとそんなことを思い出します。遠くなったエジプトの記憶を呼び起こす1冊。前半部分もターミナルケアをするようになった今はなんだか共感できます。

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    2015年03月15日
  • 日々のこと

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    ネタバレ

    小説かと思って手にとったのだが、短編エッセイ集。
    ほぼ日記のような感じで、割と浅めのさらっと読める内容だった。

    2014.12.30

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    2015年02月27日
  • SLY  世界の旅2

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    前作のバリの話より、胸に響くものが弱かったように感じました。エジプトの神秘性とHIV陽性と、どとらに焦点を当てているのか判りにくく、どちらもぼやけたような…。
    そして、文庫本あとがきの部分を読んでビックリ。
    ばななさん、正直過ぎます。

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    2014年09月13日
  • ばななブレイク

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    日本映画の意味とは、日本の町並みや光と影や雲や水や山々を撮り、私たちが味わってきたような日本のすばらしさを表すことだけなのではないかとさえ思った。




    *・*・*・*・
    若い。とにかく若い。
    若さゆえの傲慢やつっかかりが少し読みにくかったけれど(なにえらそうに言っちゃってるんだろうね)、でも、よかった。特に最後の方。日々の儚さと大切さを、とてもよく、身を持って知っているひと。

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    2014年05月25日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    マリカという人格が2つある女性とジュンコ先生とのバリ旅行を通じて、もう一つの人格「オレンジ」との関係をかきあげたもの。おもしろいかはどうか別としてこれも何度も読んだ本。異国の地で解き放たれる精神。異国の地だからこそ、色鮮やかに描かれるディテイルがおもしろかった。

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    2014年05月11日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    ネタバレ

    さすが吉本ばなな。バリの神々しさの表現が好き。

    他人はあまり親しくなってはいけないとか、夫と私は夫と私の子供だけを育てるべきだとか、そんなことどうでもよくて、成り行きやめぐり合いだけがあるように思えた。もちろん普段はそんなふうにすんなりとは思えないから、この世界、この森の匂いの中でだけ、その夢は突然現実になるのだろう。P45

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    2014年02月26日