あらすじ
「今日はなにを食べようか」。季節や家族の体調次第でいい塩梅のご飯をこしらえる。死が迫った十三歳の愛犬のためにふかふかのベッドを買う。一時間で消費されてしまうかもしれない小説を、何年間もかけて書き続ける……。作家のさりげない日常のワンシーンが私たちの心を整えてくれる。力まずに、唯一無二の自分を生きる極意が満載の一冊。
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Posted by ブクログ
眠れない夜、本が読めない夜、もう何もできない、でもまだ布団には入りたくないという夜、この本だけは読める。ひとつひとつの話が短いからというのもあるだろうけど、辛かったときに吉本ばななさんの本がたくさん寄り添ってくれたから、今も吉本ばななさんの文章を読むと救われるような気持ちがするんだろう。
私にも誰かを救うことはできるだろうか。
【読んだ目的・理由】1、2も読んだから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.3
【一番好きな表現】こ〜んなにたくさんの人がいるんだから、それぞれの個性や方法で担当する人数がうまく決まっていて、その人たちに与えるために愛を持って才能を発揮していれば、ちゃんと生きていけるだけのお金が入ってくる、それが理想です。(本文から引用)