【感想・ネタバレ】TUGUMI 新版のレビュー

あらすじ

病弱で生意気な美少女つぐみ。
彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、
まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの
最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。
少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらない
きらめきを描く、切なく透明な物語。
〈第二回山本周五郎賞受賞作〉

*著者のエッセイを増補した新版。

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Posted by ブクログ

小学生の頃に読んだことは覚えていたものの、肝心の内容はすっかり忘れていた。
それでも読み始めたら海辺の町の夏の空気感を思い出してとても懐かしく感じた。
海辺の町で過ごしたことなんてないのに。
作中から受けた印象と、幼かった私自身が経験したもう戻ることの出来ない親族と過ごした夏の思い出が混ざり合ってできた、捏造された懐かしさ。
かつては私もつぐみだったし、まりあだったし、陽子ちゃんだったのに、今はもう彼女たちの母親と同じくらいの年齢の母親になってしまった。
変わっていくことの、儚さ、寂しさ、悲しさ、そして強さを思った。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

めっちゃキレイな表現が多くて良かった!
あの特別な日とかじゃない突然来るドキドキする夜私も好きだからその気持ちめっちゃ分かるーってなった!!!つぐみに会いたいなーってなった!

電車の時間を間違って1分乗り遅れて特急乗ったんだけどちょーど夕方で空もキレイでめっちゃいい時間で乗り遅れてラッキーーー!

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

はじめて読んだのは中学生の頃。
「病弱ってかっこいい」なんて、まるちゃんみある思考を抱えていた私は、つぐみに対して羨ましい気持ちでいっぱいだった。身体が弱くてみんなからちやほやされて、自分の意思もはっきり言える。

それからうん十年経ち、新版で再読。
つぐみがつぐみたるゆえんって、傍若無人に振る舞えるゆえんって、きっと「全力で生きている」いわゆる刹那的なものに突き動かされているんだなって、新たな発見があった。

でも、今も昔も、つぐみの生き方は素敵だと思う。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

離島の夏休みを擬似体験した。つぐみってパワフルで他人にはない独特な魅力があって強く見えるけど弱くて。普通はこんなに自由奔放で周りに悪態ばかりついてたら遠見されるのだと思うけれど、病気だということは置いておいて人間的な宇宙単位で見る生命として育まれたものが人を寄せ付けるんだろうな。わたしもそんなつぐみみたいな人になりたいって、いや思わないな笑
だってしんどそうだ、自分の中でぐるぐる考えちゃうのに強がっちゃうのってしんどいよな
とにかく周りにいる人があったかくてその温室に守られてるって感覚が自由に弾けられるんだろうな。環境ってだいじ。

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2026年03月12日

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