池永陽のレビュー一覧

  • コンビニ・ララバイ

    Posted by ブクログ

    堀さんコンビニのオーナー。
    子供と妻を亡くしたが、来てくれるお客さんの悩みをコンビニのオーナーが温かく包み込む話。
    この人にもお客様にも不幸なことがこれ以上これから先続きませんようにと願った一冊だった。

    0
    2025年07月31日
  • 珈琲屋の人々

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃいい話でした!
    各話の結末が皆まで書かれてないところがすごく良くて、後味が悪い物もあれば幸せな最後を想像したりと楽しめました。
    余韻を残すが上手い作家さんだなと思いました。

    0
    2025年06月05日
  • 珈琲屋の人々 : 6 遠まわりの純情

    Posted by ブクログ

    池永陽さんのデビュー作走るじいさんが絶版になってて、尚更読みたい今日この頃。もう初めて珈琲屋のカウンターに座る=訳ありの構図が出来上がって 必ず人を殺した顔を見たいと言う 出だしのフリから途中色々な物語挟んで最後にラスボスの小木曽登場の流れだが、わかっているけど充分に共鳴出来るんだがなぜだろう 美沙母の電話に駆け出す2人の場合で終わりとか気になる所だらけで、キョンちゃん危険な場面に出るなよと思うのに出て来るって〜純喫茶トルンカの次に読んでみたけどどちらも美味しい珈琲だろうし、トルンカでは作業の様子も入れてたなぁ。キョンちゃんのアイスを買っている康介もいいね

    0
    2025年02月03日
  • いちまい酒場

    Posted by ブクログ

    池永陽『いちまい酒場』講談社文庫。

    連作短編形式の酒場人情小説。設定や大筋は『珈琲屋の人々』シリーズに似ている。

    最後の最後に驚愕した。これだけ結末に驚愕したのは何年振りだろうか。個人的にはこの結末のまま完結してしまった方が、室井諒三の一本気な性格に適うものだと思うのだが。

    西武新宿駅に近い裏通りに佇む酒場『いっぱい』は、千円札1枚で串揚げ4本または味噌おでん5つと漬物、ビールか焼酎が付く『いちまいセット』を売りにしていた。店主の室井諒三は時に鬼の目で良からぬ輩を追い払い、店の客の相談に乗るなどするが、何かしらの過去を抱えているようだ。

    『味噌の味』。女性に比べると男性の方が幼く、女々

    0
    2024年06月28日
  • 下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジ

    Posted by ブクログ

    今回は色んな事件が大小様々に出てきて 生々しいものもあるし、と言って不快にならんし、なんだかなぁもあったけど、ラスト60ページを途中でやめられず一気に行く。ラスト山形と知子父が対決するのは絶対だと思っていたが、死なないでよかった。麻世の一言の手作り結婚式も良くて、何より知子の人物像が全面に出ていたのが楽しいって事。これも大先生の人柄だけ

    0
    2024年04月11日
  • 珈琲屋の人々 : 3 宝物を探しに

    Posted by ブクログ

    淹れたて珈琲そを〜を出されるたびに心温まるいい話でした。いいですね…こんな店で読書に耽りたいです笑 結婚しても歳をとっても恋愛感情とはなかなか抜けるものではないのだと。逆にいつまでも持ち続けていいのだなと…思わされるのでした。

    0
    2024年03月12日
  • 珈琲屋の人々 : 4 どん底の女神

    Posted by ブクログ

    単に同じ店に集まるマスター、常連さん達の人間関係、人間模様。
    人を思いやる気持ちに共感、感動を覚える本。

    0
    2023年11月10日
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路

    Posted by ブクログ

    やぶさか、珈琲屋に続き、ゴツいゴリゴリの生き様が出ている本でした。殴り込みの場面で、あと数ページからどんな終わり方するんだよとソワソワして、黄昏商店街の事が語られないで終わりって嘘だろと思いながら。面白い風な源ジイに翔太君に不倫する七海に、でも面白いだけでないシリアスな風景が印象的でした。三匹のオッサン的なほんわかするのかな思うたら、珈琲屋に通じる、やぶさかに通じる、ここはどこの街なんだろうかな、埼玉寄りとあるけども、まだ続く様なので楽しみです。ユーロ2000のハンガリーフランス戦のゴールをみてて2倍興奮

    0
    2023年09月09日
  • 下町やぶさか診療所 沖縄から来た娘

    Posted by ブクログ

    私おじさんを好きになるかもしれない。はずるいよ、思い込ませるよね。麟太郎しか思えないって。でも実は比嘉先生で、もう既に一緒に暮らしてもいるし、生まれた時から馴染んでるし、問題Zero。節子の登場がラストで謎めいて、御嶽が舞台で、沖縄の歴史も見れて、3度の沖縄の舞台に、麻世の新しい出会いが深いです。古武術が確かに存在して、起こりと崩しと短い2人の会話に非常に惹きつける。麻世の強さの物差しにもなってて、単なる格闘技の強さじゃない。本物、アメリカ人に勝った腕相撲の解説も最高だった。麟太郎と麻世はずっと一緒がいい

    0
    2023年09月09日
  • 珈琲屋の人々 : 5 心もよう

    Posted by ブクログ

    あれまあ5作目なのかいて、出る度に嬉しくて弾んでしまうんだ。いつものカウンター席に冬子に島本に、ふと1人になると右手の掌を見つめる行介。誰に対しても同じ思いに接し方に、ブレないね。梶原に放った自分の物差しで物事を測るんじゃない大馬鹿者がとはっきり言う島本に好感度が急に上がってしまい、あー思いがあったんだ決しておちゃらけて生きてる人間じゃないって思いました。でも胸を刺された純平大丈夫だろうか。わざと刺されるって、どう言う事なの、あんなに行介に諌められたけど、前回の冬子もそうだよ無事で何よりだけど

    0
    2023年09月09日
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束

    Posted by ブクログ

    続きをこんな直ぐに読めるとは嬉しいし麻世が診療所に一緒に生活出来てることがまた嬉しい。1番最後にお母さんとのやり取りがあったけど、そのまま次回に続くのかな思うた。あれは前回の刺したとき麻世を殺人犯にさせない看護婦にさせたい為にで、ギリギリまで心が戦っていたから、外道の梅村、他にも色々な人間が出るし、まさか八重子さんに重い過去があったとは、気づかない大先生もいいし、鈍感だけど言ってる筋が通る人も良いな。先に出来事を書いて後から実はと内容を書く池永陽さん好きだ。綺麗事じゃない話も好きだ

    0
    2023年09月09日
  • 下町やぶさか診療所

    Posted by ブクログ

    大先生をおお先生と読むんだね、2の後に読み直す。恋煩いで診療所に来るとか、こんな先生いたら良いだろうなーとしみじみ思う。風鈴屋のお喋りで挑発する江戸っ子、水道屋が本当の癌で驚くとか、看取る大先生の生き様。麻世を住まわせる、住まわせる迄のやり取りが実直で好きだ。

    0
    2023年09月09日
  • でいごの花の下に

    Posted by ブクログ

    ギリっとした心が何度も出ていた、これは好きになれないし、自分の心の傷を代償に、仲の良い恋人に向けて牙を剥くこと、まして相手が中学生で、自分が世の中で1番不幸で何をしても許されると思う傲り、女の嫉妬は、女の武器を使えるものなのか?圭を誘惑してそのオバアに慰められたい願望、本当に気分が悪くなりました。オジイや元奥さんから聞いた話は自分の不幸より辛くて改心したけど、変換して置き換えるとか嫌だわ。沖縄は好きでこの本目に止まり、勉強になるけど、自己満足だけだった。ウチナーの心の広さに救われた事だけが救いでした

    0
    2023年09月09日
  • 珈琲屋の人々 : 4 どん底の女神

    Posted by ブクログ

    2年間なんだね、しかも4冊って、どれだけ人殺しの行介に会いに人が来たのか。みんな心に闇を持ってどうしてら良いのか解決策がなくて、常に同じ態度で接する行介は浩然の気を養うだよ。悩みが無くなると珈琲の熱さと美味しいものと身に染みる。なんだか行介の自分なんだよという気持ちが珈琲に伝わったのかな。話の途中で鬱が深くなり罪は嫌いだと言った回は終わり方が切ないです、もっと続く思うたら終わりって。最後に米倉さんの犬のリクが戻ってくるのが最高だった。大岡さばきの様にみんな丸くなった。まだまだ続く珈琲屋の人々は待ち遠しい

    0
    2023年09月09日
  • おっさんたちの黄昏商店街

    Posted by ブクログ

    源じいの忍者 登場人物みんなハテナの飲み込めないが、とてもいい選択です。眉唾物と思う人も必ずいるけど、逆もまた然りって事、何よりワクワクする。対決する相手がいてこその忍術だけど、黄昏商店街に道場が出来るとかワクワクしかないから。豆腐店に銭湯にスポットライトにと着地と街づくりをしながらの物語が進んで行くの好きだな。推進委員会メンバーも渋いし、翔太もいないとダメだしすっかりスポットライト当たってる。これを再読するのは講演会とサイン会に行けたからで、池永陽さんに珈琲にやぶさかに黄昏は住んだ事があるのか聞けた〜

    0
    2023年09月09日
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束

    Posted by ブクログ

    今回もやりきれなさや切なさを感じる話がたくさん(T-T)全てが幸せな終わりになるわけでは無いけれど、なぜだか心が温まる(^^)辛い経験をしてきた麻世ちゃんも、これからは心を癒しつつ素敵な女性に成長していくんだろうなぁ(*´-`*)潤一には悪いけれど、私は米倉さん推し(^^;)最後に、かかりつけ医はやぶさか診療所で!(^-^)/

    0
    2023年05月14日
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     池永陽さん、「おっさんたちの黄昏商店街」の続編「おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路」、2021.6発行。面白くて読み応えがありました。純粋で純情な65歳の男たち、高2の天才少年、そしてそのまわりの魅力的な女性たちの物語。続編を希望します! ①人は理屈では動かない。人が動くのは、何らかの行動を見て、心が揺さぶられたときしかない。②女の子が本物の笑顔を浮かべれば、男はみんな可愛いと心を打たれる。世の中の女性の顔は、すべてそのようにできている。(^-^)

    0
    2022年06月07日
  • コンビニ・ララバイ

    Posted by ブクログ

    『コンビニに集う人たちの、様々な愛のカタチ』

    妻子を事故で亡くしたミユキマートのオーナー幹郎。そこには様々な悩みを抱えた人たちが集い、各々の愛のカタチを貫こうと藻掻き苦しみながらも前を向く。そんな人たちの葛藤を温かく描いた連作短編集。いろんな愛のカタチがあり、いろんな幸せのカタチがある。そんなことを気づかせてくれる物語でした。

    0
    2021年10月23日
  • 下町やぶさか診療所

    Posted by ブクログ

    医療現場ではあるあるの老老介護などのテーマだけでなく、毒親問題も出てくるこの小説。麻世にはもう毒親と縁を切り麟太郎先生の元で自分の過去を癒しながら新しく看護師としてやり直してもらいたい。性的虐待は最も踏み込みにくい問題だけに、そこに手を差し伸べられる麟太郎先生の素晴らしい生き方に共感する。麟太郎医師は病気を治すだけでなく人の人生も立て直すすごい医師で、こういう人が里親とかになって、虐待で苦しんでる子どもの味方になってほしい。

    0
    2021年07月10日
  • 珈琲屋の人々

    Posted by ブクログ

    「あぁ、これは、池永さんが淹れてくれた、熱々の珈琲だ(吉田伸子さん解説より)」ホントそんな感じです…珈琲はいつもインスタントなんですが、ドリップして飲みました♬ シリーズ物なのでまた飲み(読み)たいと思います。オススメの小説です

    0
    2021年05月03日