池永陽のレビュー一覧

  • コンビニ・ララバイ

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    息子と妻を失ったおじさんが店長を務めるコンビニを舞台に繰り広げられるヒューマンドラマの数々。

    腑抜けとなったおじさんが徐々に魂を取り戻していくストーリーでもあるように思う。
    そんな、ちょっぴりホッとする、お話集。

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    2015年10月19日
  • 珈琲屋の人々 : 2 ちっぽけな恋

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    ネタバレ

    現実にありそうな事件や物語なんだけど
    行介の人柄と、「人を殺してしまった」過去が
    つらいけど、解決へと導いたり、人を勇気つけたりする
    ドラマで高橋克典さんが行介の役をやっていて
    とてもよかったので、読んでいても格好いい行介さんになってしまった

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    2015年05月24日
  • コンビニ・ララバイ

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    物事や感情の起伏の結果、それをすぐ体の性的な反応や感覚に例える事が多いなと感じたナリ。
    この作家or作家が参考にする身の回りの人達は、性的な行為をしようとするハードルが自分よりも低いのかなと感じたナリ。
    話自体は悪くないし、少しウルっとした所とかもあったナリ。

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    2014年12月27日
  • コンビニ・ララバイ

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    うーむ。なんとなく、元気になれないそんな終わりかた。
    最後のベンチの奇跡はちょこっとほっこりしたけど。。

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    2014年09月06日
  • コンビニ・ララバイ

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    「自分の芸を高めたかったら莫迦になることだ。自分をさらけ出すことだ。人に嗤われることだ…私を見てくれと路上で叫べ。あざといぐらいの自己をアピールをしろ。無視されたら睨み返せ。力ずくでも振り向かせろ。しぶとく図々しくなれ…そこそこ器用に何でもこなす役者などいちばんつまらん」

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    2014年08月25日
  • コンビニ・ララバイ

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    人が生きる上で、性は大事なテーマだと思う。愛し合う意味合いでも子孫を残すという意味でも。多くの作品でみられます。村上春樹が印象的です。刹那的な恋愛とか情熱的な恋愛とかとよくセットになっています。でも、諸刃の剣というか、みだりに用いたらそれはただの官能小説と変わらなくなる。作者の力量、センスにかかっていると思う。これだけの人が不快感を感じるということは今作は駄目ってことなんでしょうね。

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    2014年03月03日
  • コンビニ・ララバイ

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    短編集ではあったが、どれもこれも後味がすっきりしない作品だったように思う。私にとっては、だが。
    ストーリーをあえて言うならまともなケータイ小説。もっと綺麗なところばかりを集めたケータイ小説のような内容だったように思う。浮気や援助交際などを性描写を交え、主人公を『いい人』として絡め、美談にまとめたようなそんな印象を持った。
    主人公の後ろめたい過去を簡素に書き、尚且つ妻子を事故で亡くさせることによって綺麗な部分を無理やり強調させてる感じがした。
    起承転結自体はきちんとあるのかもしれないが、内容的にどうも煮え切らない。

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    2014年02月02日
  • コンビニ・ララバイ

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    登場人物みんな心のどこかに闇を抱えつつもなんとかやってる。その「なんとかやってる感じ」が全編通して伝わってきた。
    心の闇の種類はあれども、どの人にもそれを持っているということは当てはまるだろうし、いつの間にか共感してしまうはず。
    なにがの欲が絡んでしまってどうしようもない登場人物ばっかりだけど、きっと読者もみんなどうしようもない。

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    2014年02月02日
  • コンビニ・ララバイ

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    コンビニを経営する40男、そこの店員とお客。それぞれ心に傷を持つ人々の人間模様を描く短編集。ハードボイルド気味のコンビニ店長など少し過剰な人物設定が気になるところだが、身近にあるようなコンビニではないところがおもしろい。おすすめ。
    収録作)第一話 カンを蹴る/第二話 向こう側/第三話 パントマイム/第四話 パンの記憶/第五話 あわせ鏡/第六話 オヤジ狩りの夜/第七話 ベンチに降りた奇跡

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    2013年10月25日
  • コンビニ・ララバイ

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    コンビニ・ミユキマート。
    悲しくて温かい、この店に関わる人々の短編集。

    妻と息子を失い、あまりやる気のないオーナー・幹郎。
    ベテランスタッフ・治子。この2人が出番多い。

    みんな、ちょっとつまずいていて、
    でも先へ進もうとする。
    切ないし、やり切れないんだけど、ちょっと温かいお話でした。

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    2013年08月18日
  • 珈琲屋の人々

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    主人公、宇田行介が商う珈琲屋を舞台にして、恋人の辻井冬子と島木を加えた三人の幼馴染みが、心に傷を持って訪れてきた人々とで織りなす人間ドラマの物語集である。
    珈琲屋を訪れた人々は傷を癒していくことになるが、、ふとした切っ掛けで殺人を犯した過去を持つ行介だけは、何時までもその傷を引きずっていて、冬子との間がなかなか縮まらない関係が切ない。でも、何時かはと期待して、読み進んでしまった。
    「珈琲屋」があれば、毎日通ってみたい。続編が楽しみ。

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    2026年01月16日
  • コンビニ・ララバイ

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    町のコンビニ「ミユキマート」をめぐる人々の短編集。オーナーの幹郎は、息子と妻を相次いで亡くし、コンビニ経営にまったくやる気がない。ベテランパートの治子はそんなミキオから目が離せないが、常連のヤクザから想いを寄せられ…。

    この人の本は初めて。ある場所を舞台にした短編集って、結構好きだ。これは1話ごとに語り手がちがう。そして、前の章に出てきた人はほとんど出てこない。ハッピーエンドなのかどうなのか、判断は読者に委ねてしまう。別の章で後日談が語られたりすることもあるけれど、そういうのが一切ない。ちょっと不思議なかんじ。でも、現実の人と人との関わり合いなんてそんなものなのかも。後日談なんて知りようがない出来事だってたくさんあるし。そんなことを、思った。

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    2013年07月07日
  • 国境のハーモニカ

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    45歳の鋳物職人を主人公に、彼の中学時代に身近で起きた朝鮮人差別、現在の職場で進行する不法就労のタイ人迫害や在日朝鮮人の問題、そして主人公の家族の抱える軋轢などを描いた作品。
    最近裏切られることの多い池永さんですが、この本は読み応えがありました。ちょっと『三たびの海峡』(帚木蓬生)を思わせる内容です。もっとも盛り沢山過ぎて焦点がぼやけた感じはありますが。
    差別は哀しい話ですが、最後に光が見えたのは救いでした。

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    2016年06月19日
  • でいごの花の下に

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    ネタバレ

    沖縄を舞台にストーリーが進んで行く。
    現地の言葉で話す登場人物たちが活き活きとしている中で、ヒロインだけが暗く、ぎらついた印象。
    沖縄に似合わない都会の女性を、現地の人達はなかなか受け入れようとしない。
    その理由は物語が進めば次第に明らかになってくるのだけど、何と言ってもヒロインに魅力が感じられない。
    惚れた男を追いかけてくる気持ちはわかるのだけど、その執着は執念と呼んだほうがしっくりくる。どろどろした気持ちを抱え、沖縄の太陽に照りつけられて、その感情が明るみになってきた時の彼女は、同性として嫌悪を覚える。

    あとは、物語の途中で交わされる会話に違和感。
    ウチナーグチは良いとして、ヒロインは何かというと「どうなの?」「なんなの?」と聞き返す。そして相手の言葉を反芻して驚くことが多い。
    これをキャラクターの個性としてわざと取り入れているのか疑問。
    これに気づいてからは、読み進めるのが苦痛になってしまった。

    壮大な展開を見せるストーリーだけに、細かい部分が気になり、やや残念な気持ちが残る物語でした。

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    2012年09月24日
  • 水の恋

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    あらすじには恋愛ロマンとありますが…もっといろんなものが含まれていて、複雑に絡み合っている、、そんな感じがしました。

    一度で理解するのは難しいかもしれない。

    深い…話だと思いました。


    親友との三角関係。

    親友の謎の死。

    心の病を持つ子ども。

    元暴力団との縁。

    初めての浮気。

    夫婦の溝。


    一つの話なのに、考えさせられるテーマというか部分が多すぎ。。

    一つ一つがものすごい重くて…読んでて苦しくなりました。

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    2012年09月22日
  • 花淫れ

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    桜、向日葵、秋桜、牡丹と日本の四季に咲く花をモチーフにしたフェチズムな官能小説。
    食虫植物のように、一度入り込んだら抜けられない甘美な世界。日常から非日常世界に堕ちた男と女のさまが美しい文章で描かれている。
    個人的には池永さんは、「コンビニ・ララバイ」のような作品をもっと書いてほしいのだが。

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    2012年09月20日
  • 水のなかの蛍

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    登場人物全員が暗い過去を引きずりながら、生と死の境界線をさ迷う物語。堕胎が各人に関わっている。
    簡単に結論を出せない。著者も安易なメッセージめいたことは何も表現していない。
    ただ、「死にたい気持ちに襲われたら人の肌を抱きしめなさい」という言葉は深く心にしみた。

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    2012年06月28日
  • 国境のハーモニカ

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    自分よりも弱い人間を見つけ出して見下げて、ほんの一時の「優越」を感じて安心しようとする悲しい生き方。
    見下げた人は「見下げたこと」をすぐに忘れてしまうでしょうが、見下げられた人は「見下げられたこと」をいつまでも忘れられないでしょう。

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    2012年01月17日
  • 走るジイサン

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    ネタバレ

    率直にいえば、少し物足りない終わり方でした。特に明ちゃんが恋人とどうなって絵がまるっきり変わったのかということを知りたかった。あとはラストシーンの実際に走っているところは作次の夢なのかそれとも死んでしまうところだったのかというのも不明瞭…。なので不完全燃焼感が残りますね!ただ、主人公とその周りがしっかりキャラ立ちしていて面白かった。お年寄りの意外な考えがわかって新鮮だった。

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    2011年06月19日
  • ゆらゆら橋から

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    女性に幻想を抱きすぎるのはよくないですよね。そう思います。筆者も強くそう思っているようです。でもやっぱり夢みているんだと思います。そう読めます。

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    2010年08月16日