【感想・ネタバレ】コンビニ・ララバイのレビュー

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『コンビニに集う人たちの、様々な愛のカタチ』

妻子を事故で亡くしたミユキマートのオーナー幹郎。そこには様々な悩みを抱えた人たちが集い、各々の愛のカタチを貫こうと藻掻き苦しみながらも前を向く。そんな人たちの葛藤を温かく描いた連作短編集。いろんな愛のカタチがあり、いろんな幸せのカタチがある。そんなことを気づかせてくれる物語でした。

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2021年10月23日

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この方の本初めて読みました。
ドラマになりそう。
もう少し色んなパターンを
読んでみたいと思いました。

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2023年05月27日

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そんなに期待せずに読み始めたけど、色んな人間模様があって、少ししんみりさせる内容だったりちょっとハードな内容だったりそれなりに読み応えはあった。中でも第七話が良かった。

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2022年04月15日

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ネタバレ

息子と妻を交通事故で失った店長が経営するコンビニに集う人々。幸せいっぱいの者はおらず、何等か問題を抱えているが、この店長が傷を癒してくれる。
6年前に読んでいた。そんな気がした。

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2020年06月29日

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賑わってるけど乾いた場所。コンビニ。
オーナーは珈琲店を開きたかったが、妻の希望でコンビニを始める。しかし、その矢先、子供が轢き逃げに遭い他界。間も無くして、まるで後を追うように妻も交通事故で鬼籍に入る。
生きる意味を見失い、なりやげな経営のコンビニに人々は集う。七篇の物語。
コンビニで働くバツイチのパートに恋に落ちた極道。「ユビ、ゼニ、ケジメ」本気ならまず堅気になりなさいと言われ...
女優を夢見て上京し、舞台監督に体を許すが失声症に...
博打打ちの天性のクズ男に、これじゃいけないと分かっていながらも別れられない水商売の自分。そんな中生真面目な中年に結婚を申し込まれるが、クズ男が刺し殺され...
オヤジ狩り少年と援交娘。ある日、犯行現場を押さえられ、それを見られた誰かに鞄の中に入れられた手紙は中原中也を引用した恋文が...
60代狭窄症の淑女と70代初老の恋。純潔を貫く爺さん、本当は抱かれたい淑女。何故もそんなに爺さんは手を出さぬのか。敬虔なクリスチャン...最期は命を賭して...
読者に余韻を与えるこの筆力、凄いな。
人間模様、悲喜交々だな。久しぶりに良書です。

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2019年10月08日

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ミユキマートというコンビニが舞台の短編集。
第七話のおじいちゃんの最期は無理矢理な感じがあったけどとても読みやすくおもしろかった。
ほかの作品も読んでみよう

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2018年05月30日

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どうも好きですね、こういう優しい話。
無常観から来たような主人公の優しさと、それに癒されて行く客たちの物語です。「賑やかだけど乾いているから・・・」と始めたはずのコンビニのはずが、思いっきり湿度が高い客と店主の交流の場になるわけで、甘ったるいと言う人も多いでしょうけど。。。。

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2017年10月30日

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穏やかな中に静かに存在する死の雰囲気。読者に想像させる終わり方が余韻を残す。主人公の後悔からくる無気力が、他者にとってはある種の癒やしになるという面白さ。

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2015年06月15日

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2013/10/18 22時までのコンビニ、妻子を亡くしたオーナー、様々な人のストーリー、¥交とひも男の話が心にしみた。

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2013年10月18日

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ネタバレ

『コンビニ兄弟』を読んだ後だったからか思ったよりほのぼの感がなく下ネタも多く予想外だった。オーナーの境遇を思えば暗くなるのもわかるけどお人好しすぎてイライラした。温かさが心にしみるというよりは私は登場する人があまり好きになれなかった。終盤はオーナーに少しは明るい未来があることを予感させる感じでホッとした。

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2024年01月08日

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性的描写が多くて少しげんなり。

パントマイム
とても綺麗な恋愛話。
愛する女の人に対して男の人はここまでまっすぐなのか、と感心した一作。
こういう男の人のまっすぐな愛情は読んでて嬉しくなる。世の中捨てたもんじゃないなって思う。

オヤジ狩りの夜
恋愛って難しいなって思った。
愛するが故にいろんなことを許してしまうし、憎んでしまう。愛はただただ綺麗なものというわけではないってことを改めて痛感した話。
ドロドロした恋愛をもっと読みたいと思った。

いろんな愛の形を読めた。

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2022年01月11日

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決して清らかでは無い、人間らしさを感じるドロッとした内容の短編集。

おそらく、物語の内容を実際に体験したことがある人は少ないだろうけど、こんな世界もあるのかと活字から画の浮かぶ作品でした。

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2020年09月06日

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最後救われたみたいだけど、なんとなく救われない感じ。
なんか幸せが少ないというか…なんとうか
優しい話なんだけど、ちょっと心が重くなった。

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2017年12月12日

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短編集。
「向こう側」感想
人には簡単に諦めちゃいけないことが絶対にある。
本当に大切で、自分にとって何よりも大事なことはけっして諦めちゃダメなんだと思う。
八坂はどうしてあんなに性急に答えを出してしまったんだろう。
もっとちゃんと言葉で伝え合うことが出来ていればと残念でならない。
ホームレスのおじいさんとマル。治子と八坂。
たとえ言葉は通じなくても、おじいさんとマルの間には強い絆があった。
大切なことは急いじゃダメなんだ。
ゆっくりと時間をかけなければ育たないものだってあるのだから。
切なくて哀しすぎる結末に胸が痛くてたまらない。

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2017年03月04日

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小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。
オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。
店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。
堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生…。
彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく―。
温かさが心にしみる連作短編集。

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2016年10月26日

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妻と子供を事故で失った男が経営する個人経営のコンビニに、色々な過去を負った人々が訪れる。借金で首の回らないホステス。店員に惚れるやくざ。万引き常習の女子高性。皆このコンビニの薄暗い優しさに惹かれて足を向けるのだった。

珈琲屋の人々でも感じた人生のレールを外れてしまった、心弱い人々への優しさを感じます。でもどの登場人物も心の奥底に消しきれないドロドロとした情念が燃えているのを描いています。そう、何歳になっても欲望も恋情も有るはずですよね、諦めてしまうだけで。
点数に反映できない魅力のある本でした。

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2016年02月11日

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優しすぎるコンビニオーナーと、その周りの人たちの話。

最後に亡くなった息子と妻が出てくるところはほっこり。

コンビニオーナーは、若い頃は浮気もたくさんして、息子が死んで変わったようだが、人間はそう簡単に変わらないと思うし、いまはいい人だけど奥さんかわいそうだなと思った

その分、いろんなひとを救っているのかな

性的表現や男女の愛情表現が全話共通で何かを表現してるみたいだけど、よくわからん。

2016.1.23

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2016年01月23日

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小さなコンビニで起こる、事件(とまではいかない、日常の一コマ)を連作で書かれた本。
大事件は起きないけど、だからこそ小さなよくある風景が短に感じておもしろいなと思う。妻と子供を失った店長が淡々とこなす毎日。
好きなのは、最後の「ベンチに降りた奇跡」「パンの記憶」かな。
ベンチの方は、結婚はしていない老夫婦の奇跡を描いたもの。こんなことはないけど、素敵だなと思う。
パンも記憶はまったく違う話だけど、自分を変えて再生させるという意味では、なにも言わずにそばにいてくれた店長の存在がありがたいなーって思う。

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2015年12月29日

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息子と妻を失ったおじさんが店長を務めるコンビニを舞台に繰り広げられるヒューマンドラマの数々。

腑抜けとなったおじさんが徐々に魂を取り戻していくストーリーでもあるように思う。
そんな、ちょっぴりホッとする、お話集。

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2015年10月19日

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物事や感情の起伏の結果、それをすぐ体の性的な反応や感覚に例える事が多いなと感じたナリ。
この作家or作家が参考にする身の回りの人達は、性的な行為をしようとするハードルが自分よりも低いのかなと感じたナリ。
話自体は悪くないし、少しウルっとした所とかもあったナリ。

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2014年12月27日

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うーむ。なんとなく、元気になれないそんな終わりかた。
最後のベンチの奇跡はちょこっとほっこりしたけど。。

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2014年09月06日

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「自分の芸を高めたかったら莫迦になることだ。自分をさらけ出すことだ。人に嗤われることだ…私を見てくれと路上で叫べ。あざといぐらいの自己をアピールをしろ。無視されたら睨み返せ。力ずくでも振り向かせろ。しぶとく図々しくなれ…そこそこ器用に何でもこなす役者などいちばんつまらん」

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2014年08月25日

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人が生きる上で、性は大事なテーマだと思う。愛し合う意味合いでも子孫を残すという意味でも。多くの作品でみられます。村上春樹が印象的です。刹那的な恋愛とか情熱的な恋愛とかとよくセットになっています。でも、諸刃の剣というか、みだりに用いたらそれはただの官能小説と変わらなくなる。作者の力量、センスにかかっていると思う。これだけの人が不快感を感じるということは今作は駄目ってことなんでしょうね。

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2014年03月03日

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短編集ではあったが、どれもこれも後味がすっきりしない作品だったように思う。私にとっては、だが。
ストーリーをあえて言うならまともなケータイ小説。もっと綺麗なところばかりを集めたケータイ小説のような内容だったように思う。浮気や援助交際などを性描写を交え、主人公を『いい人』として絡め、美談にまとめたようなそんな印象を持った。
主人公の後ろめたい過去を簡素に書き、尚且つ妻子を事故で亡くさせることによって綺麗な部分を無理やり強調させてる感じがした。
起承転結自体はきちんとあるのかもしれないが、内容的にどうも煮え切らない。

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2014年02月02日

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登場人物みんな心のどこかに闇を抱えつつもなんとかやってる。その「なんとかやってる感じ」が全編通して伝わってきた。
心の闇の種類はあれども、どの人にもそれを持っているということは当てはまるだろうし、いつの間にか共感してしまうはず。
なにがの欲が絡んでしまってどうしようもない登場人物ばっかりだけど、きっと読者もみんなどうしようもない。

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2014年02月02日

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コンビニを経営する40男、そこの店員とお客。それぞれ心に傷を持つ人々の人間模様を描く短編集。ハードボイルド気味のコンビニ店長など少し過剰な人物設定が気になるところだが、身近にあるようなコンビニではないところがおもしろい。おすすめ。
収録作)第一話 カンを蹴る/第二話 向こう側/第三話 パントマイム/第四話 パンの記憶/第五話 あわせ鏡/第六話 オヤジ狩りの夜/第七話 ベンチに降りた奇跡

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2013年10月25日

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コンビニ・ミユキマート。
悲しくて温かい、この店に関わる人々の短編集。

妻と息子を失い、あまりやる気のないオーナー・幹郎。
ベテランスタッフ・治子。この2人が出番多い。

みんな、ちょっとつまずいていて、
でも先へ進もうとする。
切ないし、やり切れないんだけど、ちょっと温かいお話でした。

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2013年08月18日

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町のコンビニ「ミユキマート」をめぐる人々の短編集。オーナーの幹郎は、息子と妻を相次いで亡くし、コンビニ経営にまったくやる気がない。ベテランパートの治子はそんなミキオから目が離せないが、常連のヤクザから想いを寄せられ…。

この人の本は初めて。ある場所を舞台にした短編集って、結構好きだ。これは1話ごとに語り手がちがう。そして、前の章に出てきた人はほとんど出てこない。ハッピーエンドなのかどうなのか、判断は読者に委ねてしまう。別の章で後日談が語られたりすることもあるけれど、そういうのが一切ない。ちょっと不思議なかんじ。でも、現実の人と人との関わり合いなんてそんなものなのかも。後日談なんて知りようがない出来事だってたくさんあるし。そんなことを、思った。

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2013年07月07日

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思ってた感じとちょっと違ったけど面白かった。
どの話も個人的にすっきりしなかったけど。
池永 陽さんの小説は初めて読んだけど、作品の雰囲気は好きだなぁと感じました。別の作品も読んでみようと思いました。

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2013年07月06日

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ネタバレ

妻と息子を亡くした幹郎が経営する小さなコンビニ「ミユキマート」の短編集です。
コンビニを舞台に、様々な人間模様が繰り広げられています。お客さんたちは様々な人々がいて悩みや悲しみを抱えています。
いろんな生き方の人がいて、世の中の広さや自分とはかけ離れている世界のリアリティを感じました。

・著者紹
愛知県生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍されます。1998年、『走るジイサン』で第十一回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビューされました。

「BOOK」データベースより

小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生…。彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく―。温かさが心にしみる連作短編集。

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2018年08月04日

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