池永陽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ沖縄を舞台にストーリーが進んで行く。
現地の言葉で話す登場人物たちが活き活きとしている中で、ヒロインだけが暗く、ぎらついた印象。
沖縄に似合わない都会の女性を、現地の人達はなかなか受け入れようとしない。
その理由は物語が進めば次第に明らかになってくるのだけど、何と言ってもヒロインに魅力が感じられない。
惚れた男を追いかけてくる気持ちはわかるのだけど、その執着は執念と呼んだほうがしっくりくる。どろどろした気持ちを抱え、沖縄の太陽に照りつけられて、その感情が明るみになってきた時の彼女は、同性として嫌悪を覚える。
あとは、物語の途中で交わされる会話に違和感。
ウチナーグチは良いとして、ヒロインは何かというと「どうなの?」「なんなの?」と聞き返す。そして相手の言葉を反芻して驚くことが多い。
これをキャラクターの個性としてわざと取り入れているのか疑問。
これに気づいてからは、読み進めるのが苦痛になってしまった。
壮大な展開を見せるストーリーだけに、細かい部分が気になり、やや残念な気持ちが残る物語でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ妻と息子を亡くした幹郎が経営する小さなコンビニ「ミユキマート」の短編集です。
コンビニを舞台に、様々な人間模様が繰り広げられています。お客さんたちは様々な人々がいて悩みや悲しみを抱えています。
いろんな生き方の人がいて、世の中の広さや自分とはかけ離れている世界のリアリティを感じました。
・著者紹介
愛知県生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍されます。1998年、『走るジイサン』で第十一回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビューされました。
「BOOK」データベースより
小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生…。彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく―。温かさが心にしみる連作短編集。 -
Posted by ブクログ
プロのカメラマンだった恋人が、死をほのめかすメモと使いきりカメラを残して姿を消した。フリーライターの燿子は、彼の故郷・沖縄へと飛ぶ。青い空と海、太陽と風に包まれて愛した男を追いつづける。出会った人々それぞれの過去や今に触れながら、行方知れずの恋人の秘められた驚愕の真実を知っていく。燿子は失った愛を見つけられるのか。南の島で奏でられた生命の讃歌、濃密で一途な純愛小説。
沖縄を舞台にした話。
洗骨やらセヂやら沖縄らしさは強いけど、やっぱり内地生まれの人が書いたって感じがする。
池上さんほどの色濃い深さは見れない。
悪いわけじゃないけど、少し残虐な感じが好きじゃない。
ラストは一応ハッピーエンドだったけど、あれで終わりでいいの?みたいな。
沖縄作品で言えば、池上さんの方が格上。
池上作品を知らなければ、もっと楽しく読めたかも。