池永陽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ妻と息子を亡くした幹郎が経営する小さなコンビニ「ミユキマート」の短編集です。
コンビニを舞台に、様々な人間模様が繰り広げられています。お客さんたちは様々な人々がいて悩みや悲しみを抱えています。
いろんな生き方の人がいて、世の中の広さや自分とはかけ離れている世界のリアリティを感じました。
・著者紹介
愛知県生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍されます。1998年、『走るジイサン』で第十一回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビューされました。
「BOOK」データベースより
小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかった -
Posted by ブクログ
プロのカメラマンだった恋人が、死をほのめかすメモと使いきりカメラを残して姿を消した。フリーライターの燿子は、彼の故郷・沖縄へと飛ぶ。青い空と海、太陽と風に包まれて愛した男を追いつづける。出会った人々それぞれの過去や今に触れながら、行方知れずの恋人の秘められた驚愕の真実を知っていく。燿子は失った愛を見つけられるのか。南の島で奏でられた生命の讃歌、濃密で一途な純愛小説。
沖縄を舞台にした話。
洗骨やらセヂやら沖縄らしさは強いけど、やっぱり内地生まれの人が書いたって感じがする。
池上さんほどの色濃い深さは見れない。
悪いわけじゃないけど、少し残虐な感じが好きじゃない。
ラストは一応ハッピーエンドだ -
Posted by ブクログ
なかなか面白い作品だった。
1人の男の小学校時代から、50過ぎの壮年になるまで・・その中で出会う様々な女性たち。
いずれも彼の人生において忘れられない存在となる。
特に最初の話(小学生時代)で、田舎にふと現れた都会の匂いを感じさせる女性教師。
このエピソードには、少なからず興味を抱いた。
確かオレも中1の時に、大学を出たばかりの科学の女性教師に、大人の女性を感じたなあ(笑)
いつも白衣を着て、清潔感にあふれていて・・話をするだけで緊張感があった気がする。
結局、その先生は2年くらいで辞めてしまうのだが、辞めるときにノートに何か書いてくれとお願いした。
先生のメッセージは・・「○○くん、男の子