【感想・ネタバレ】指を切る女のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年08月31日

池永陽 著「指を切る女」、2003.12刊行、2006.12文庫化。あやしげな世界の中で展開する男と女、女と男の哀しく切ない物語。骨のにおい、真夜中の紙芝居、哀しい食卓、指を切る女の短編4話。哀しみを抱いた女性たちの思いがひしひしと伝わってきます。「指を切る女」では、なぜか、映画「STATION 駅...続きを読む」での北海道増毛駅前の居酒屋での高倉健と倍賞千恵子のシーンが重なりました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

みんな何だかホンキでトチ狂っていて,すげー冷たくて暗いんだけど,そーいうのって誰しも持ち合わせてるよね?ね?って擦り寄ってくる雰囲気が全編とおして迫ってくるかんじ。

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Posted by ブクログ 2016年08月16日

悪くは無いのだけど、何かピンと来ないのです。
池永さんは「走るじいさん」「コンビニララバイ」「ひらひら」「水の恋」に続いて5作目になります。このうち、前の三作は爺さんだったり中年男性だったり若者だったりしますが、いずれもどこかうら悲しい、でも真っ直ぐな男性を主人公にしたものでした。どうも私はそのあた...続きを読むりに惹かれるようです。
この作品でも、そうした匂いが無いわけではないのですが、やや主題が他の所にあるようです。その分、何かピンと来ないという気がするのだと思います。

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