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東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。心に傷を負った人間たちが、『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。連続ドラマ化もされ、ロングセラーを記録した『珈琲屋の人々』の続編。行介と冬子の恋の行方は?
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Posted by ブクログ
『珈琲屋の人々』の続編。連作形式の短編が7編収録されており、そのいずれもが胸に熱く迫る物語であった。 こんな時代だからこそ人々の心に荒んだ風が吹き、時に迷い、悩み、過ちを犯すのかも知れない。過去に過ちを犯した主人公の行介の無骨で、不器用で、極めて真摯な生き方を見ていると、ふとそんな考えが頭をよぎっ...続きを読むた。 『特等席』『左手の夢』『大人の言い分』『ちっぽけな恋』『崩れた豆腐』『はみだし純情』『指定席』のいずれもが素晴らしい短編だった。 最後の『指定席』では…えっ… 続編が7月下旬に単行本で発売されるようだ。果たして文庫化まで待てるだろうか。
このシリーズは面白い、珈琲屋を中心に様々な人達の人間模様が描かれていて、惹き込まれます 次を読むのが楽しみです
非道なことをしたチンピラを殺して服役した過去を持つ喫茶店の主人が主人公の短編集。 多くは語らないものの、彼の優しさと強さにいろいろな事情のある客たちが救われる。 進展を求めない大人同士の恋心も、少しせつないけれど魅力的です。
1作目は違和感なく 珈琲屋の物語のとして、うまく作り方だねと思ったが。 2作目の『ちっぽけな恋』篇は、話によってかなり ムラがあるような 気がした。 行介が 節くれ立った大きな右手を アルコールランプで 焼く描写が 何ともなくせつない。 『人を殺した手』とシンボライズされるが、その手だけが人を...続きを読む殺したわけではないだろう。 と思う。そして、それが贖罪なのか。罪を忘れないようにしているのか? また、おとづれるヒトが、その手を見て、何らかの感慨を抱く。 そのシーンが たびたび、くり返されることが 読んでいて怖いのだね。 ここに出てくる人は、離婚歴があり、何らかのトラウマがあり、 それが、子供にまで及んでいる。 人殺しがマスターの珈琲屋が、駆け込み寺みたいになっている構成だね。 島木のもつキャラクターは、なんともいえず、憎めないオトコ。 しかし、友人でありながら、行介のかたくなな心を融かすことができないのはなぜなのかな? 冬子の想いが理解できるがゆえに、島木は プレーボーイだけでなく、もっと踏み込まなければ。 『特等席』 おでん屋の木綿子。美人でどこか陰があり、凛としている。 そんな木綿子に 島木は 惚れるが、一番の特等席に さえない山下がすわっている。 その山下は、妻子とも分かれ、ひとりぼっちで 生活していた。 木綿子に惚れ、無理心中を企むが、行介の何げない励ましで。 ちょっと、心理的に飛躍があり、ムリがあるなぁ。 『左手の夢』は、すばらしかった。☆は10個くらいあげたい。 なんと言っても、君代だよ。そのセツナイ想い。 そして、なんとしても、心がとどけと 願う。 刑務所からでてきた 夫に対する 寛容でありながら辛辣な言葉。 夫のあいかわらずの行き当たりばったり。 『大人の言い分』 この物語は 果てしなく 奈落に堕ちていくようで つらかった。 理世子の どうしようもない マイナスパラレル。 勇樹が、おもいっきり,かわいそうなのだ。我慢が爆発する。 あぁ。島木が くどいた方が 別の展開があったのでは。 『ちっぽけな恋』 杉原千明。快活で、先走っている勝ち気な女の子。 軟弱な 彼氏 芳樹。必死に守ろうとする。 母子家庭と父子家庭。結構簡単に ハッピーエンドにもっていこうとする。 でも、芳樹。ちょっと 千明はやめた方がいいと想う。 それも、ムリがあるよ。 『崩れた豆腐』 60歳近くになると、たそがれ症候群になってしまうものなのか。 邦子の なんともいえないような 心の隙間に、 オカラコロッケが、花を添える。 勇三が なんともいえず しぶくて、いいなぁ。 『はみ出し純情』 自分の居場所がないというのは、なんとも言えず つらい。 『指定席』 木綿子が 再び登場。 木綿子と冬子が 鞘当て。 でも、なんでそんな風になるのだ。次に続けたいのかな。 しかし、なぜか この珈琲屋の物語 せつなすぎる。 次作 3弾目は ちょっと、読む気が起こらないなぁ。
あらすじ(背表紙より) あることで人を殺した喫茶店『珈琲屋』の主人・行介。行介の幼馴染で、かつて恋人だった冬子。ふたりの、互いを大切に思う気持ちを軸に、東京のちいさな商店街に暮らす人々を描いた連作短編集。連続テレビドラマ化もされ、多くの支持を集めた『珈琲屋の人々』続編。この物語を読み終えると、きっと...続きを読む熱いコーヒーが飲みたくなる…。
1作目よりも命にかかわる話が多くなった。 “人を殺した手”という表現が、繰り返し繰り返し出てくる。 刑期を務め上げる事は法律に対する義務であって、そのことで人を殺したことそのものを償うことはできないということだ。 それはそれとして、後半に行くにつれて冬子さんの執着みたいなものが鬱陶しくなってきた。 ...続きを読むあなたさえついてこなければ上手くいったのに、みたいな。 そして、ついに… 何でここで終わるんですか! もちろん、続きがあるってことなんでしょうが、週刊誌とか月刊誌じゃないんだから、待機時間が長すぎる!!
東京の小さな町の商店街にある喫茶店『珈琲屋』を舞台に、苦悩する人々を描くシリーズ第2作。 人間は間違いを犯す生き物である。大切なのは、その後どう生きていくかだ。『珈琲屋』のマスター・行介に会いに来て、彼の淹れる熱い珈琲を飲みに来る人々の姿はとても痛々しい。しかし、痛みを感じているうちは、まだ救いがあ...続きを読むるということなのだろう。 ラストシーンは、衝撃的だ。果たして行介に「救い」はあるのだろうか。そうでなければ、やりきれないのだが…。
結末が気になる短篇ばかり。迷える街の人々がふと訪れる珈琲屋。そこの主人・行介の温かさと、熱い珈琲を飲んだあとの選択は?あえて選択の行方は示さないが、たぶんハッピーエンドなんだろうなと思わせる。いや、そう思いたくなる話ばかり。小さな幸せがどんなに得難いものかを説く秀作。
前作よりも物騒になっている、、 珈琲屋の話なんだけど、喧嘩とか刃物とか刺すとか刺されたとか、、、多すぎる!! 悲しかったのは「大人の言い分」 最近も15歳の子供がお母さんを殺してしまった事件があったが、虐待の話は本当に心が苦しくなる 冬子さんが無事か心配!
今作品も恋の話がぎゅっと詰まったショートストーリー。タイトルが「特等席」で始まり「指定席」で終わる。前作は「初恋」からの「再恋」この珈琲屋の熱い珈琲を飲んでみたい。今回、先の話がとても気になる形で終わってしまった。主人公と冬子には幸せになってもらいたい。
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珈琲屋の人々
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池永陽
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