【感想・ネタバレ】下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジのレビュー

あらすじ

東京浅草。診療所の医師・真野麟太郎は、大先生と呼ばれ慕われている。看護師の知子が、交際中の元也との結婚を決意。幼い頃 親に捨てられ苦労した知子が幸せになると喜ぶ麟太郎。だが、元也の母親がある理由で結婚に猛反対だと聞いて……。お節介なご近所さんや診療所の面々の力を借り、母親の気持ちを覆そうとする大先生。婚約破棄騒動から虐待まで、患者の心と体に真摯に向き合うお節介医師の切なくも温かい、笑いと涙の人情物語。大人気シリーズ第4弾!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今回は色んな事件が大小様々に出てきて 生々しいものもあるし、と言って不快にならんし、なんだかなぁもあったけど、ラスト60ページを途中でやめられず一気に行く。ラスト山形と知子父が対決するのは絶対だと思っていたが、死なないでよかった。麻世の一言の手作り結婚式も良くて、何より知子の人物像が全面に出ていたのが楽しいって事。これも大先生の人柄だけ

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

えぇぇぇぇぇぇ!?そこで終わる!?
どうしよう、これが今のところ最新刊じゃないの。
ただの人情物語じゃないのは分かって読んでたけど、えーーーーーーー。
この感情の置き場所が見つからないわ。

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2024年11月08日

Posted by ブクログ

今回はやぶさか診療所で看護師として働く知ちゃんの結婚話しをメインに、いつも通りお悩み相談を聞き解決へ導くやぶさか先生(^^)全てがハッピーというわけには行かないけれど、どうにもならない事もやぶさか先生がいれば心強い(*^^*)こりゃ何かしら、病気を作って通いたくなるわ(^o^;)それにしても若先生、顔はイイのに残念な男┐⁠(⁠‘⁠~⁠`⁠;⁠)⁠┌

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2024年06月22日

Posted by ブクログ

池永陽『下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジ』集英社文庫。

シリーズ第4弾となる東京の浅草にある診療所の医師・真野麟太郎を主人公にした人情物語。

いつの頃からか日本は殺伐とした世の中になり、誰もが自分のことに精一杯で他人など構う余裕もゆとりも無くなってしまったかのようだ。『人情』などという言葉は死語になりつつあるのだ。

そんな『人情』の温かさと有り難さが伝わる物語が連作短編形式で展開していく。登場人物に誰一人として悪い人間は居ない。こういう物語のような世の中になって欲しいものだ。


東京の下町、浅草に診療所を構える真野麟太郎は大先生と呼ばれ、下町の住人に慕われていた。

麟太郎の元で看護師を務める湯浅知子は、幼い頃に北海道で親に捨てられた挙げ句に親戚の家を盥回しにされ、逃げ出した東京で同棲していた半グレグループの男に刺された壮絶な過去を持っていた。大学病院で知子の診療にあたったのが麟太郎の息子の潤一で、潤一に頼まれた麟太郎が知子を引き取り、看護学校に通わせたのだ。

その知子がある日、結婚を前提に付き合っているという介護士の下谷元也という男性を連れて来た。知子の幸せに喜ぶ麟太郎だったが、何故か元也の母親が突然、2人の結婚に猛反対する。

果たして……

本体価格900円
★★★★

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みながら最初は苦しかった。貧困、疎外、毒親、性被害、殺人、こんな問題を抱える登場人物の姿が辛くて、読むのが苦しくなった。
 それでも最後はやっぱり家族愛。最後も辛いけど、愛があるからこそ辛くて、どうしてこのままハッピーエンドにしてくれないのかとヤキモキしている。
 大先生のような人の周りには生きづらい人が集まるけど、大先生が守ってくれる。生きづらい人に寄り添う大先生とその周りの人達の愛情が素敵だった。
 

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2024年05月19日

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