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東京浅草。診療所の医師・真野麟太郎は、大先生と呼ばれ近所の人々に慕われている。ある日、手首を切った女子高生・麻世が治療にやってくる。麻世の心の傷を知った麟太郎は、一緒に暮らすことを提案。麻世は、家事をすることを条件に同居人になるが…。虐待、認知症、癌など、診療所に持ち込まれる病気や患者の問題に、真摯に向き合う医師と型破りな女子高生が織りなす切なくて温かい下町物語。
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Posted by ブクログ
書店の新刊コーナーにあったので手に取ったら新刊ではなく7年くらい前の作品だった。しかも、シリーズもので5巻くらいまであるのに思わず「うわぁ、めっちゃあるじゃん」……。
3月30日からラジオドラマ化を機に平台に並べられていたようだ。
タイトルから「ほっこりする人情もの」かと思いきや現代の闇(毒親、性被害、老々介護、癌)で、どの話も切なく深刻な内容でどっぷりと引き込まれていた。
特に面白かったのは、浅草の赤ひげ先生こと麟太郎と訳ありヤンキーjk麻世との武骨で遠慮のない言い合いと落語のような皮肉混じりのやり取りにクスッとしてしまう。
麟太郎の施す治療は仁術とお節介の処方箋。病気だけでなく、心や人生にも深く踏み込んでくる麟太郎の姿は「現代の赤ひげ先生」そのもの。
麻世自身も深刻な問題を抱えながらも少しずつ心を開き患者たちの痛みに共鳴し成長していく姿にハラハラしながらも見守り応援したくなる。
危なっかしい彼女が今後どのように成長していくのか楽しみである。
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